ターク高野 射撃技術講習会記録 - ターク髙野射撃技術講習会 築地メモ

1999年12月25日 築地

  • 日時:1999年10月31日(日曜日)
  • 場所:日本教育会館 一ツ橋ホール

10月31日に開催されたターク高野氏の講習会の内容を書き出しました。
私の解説も加筆したのでご覧下さい。
この講習会、多くの方がメモを取っておられましたが私はメモを取っておりません、従って単に記憶だけで書き上げましたので書き漏らしが有るかもしれませんがご容赦下さい。

なお詳細の数字についてはカッチリメモを取られた浅野さんの書き込みを参照させていただきました、これが無ければこの原稿は未完成のままでした、ベンチレスト射撃協会の会員、浅野さんに感謝の意を表しさせていただきます。

タークが日本にボランテアでやってきて講習会を開催したのは、私、築地に依頼されたことアメリカのベンチレスト射撃協会会長から、ワールドカップの時に、日本選手が"ルガー"を持って参加した、一度日本に行ってベンチレスト射撃の事に付いて説明してきてくれとの要請があったからだとの事でした。

(築地解説)
この時ルガーを使ったのは坂上さんですが、坂上さんの名誉の為に言いますが、かれはその大会会場でストールパンダを直ちに購入しております。勿論前回の我々のベンチレスト射撃大会でも上位に食い込んでいることはおわかり頂けると思います。

ベンチレスト射撃の始まりは、牧場での害獣、プレリードック等の狩猟から始まったそうです、プレリードックは300~400メートルで射撃しますが、リスより少し大きい程度の獲物なので非常に狙うのが難しいハンテングです。
昔、ベンチレスト射撃が始まった頃、4発しか撃たないのに5発撃ったと主張して上位に入ろうとしたシューターが居たため、その対策としてバックターゲットが設置されるようになった。

(築地解説)
その後、バックターゲットの電源を意図的に切断して、その大会で驚異的な世界記録が出たことがあります、そのグルーピングはなんと0.0ミリでしたが後にも先にそのその射手は最初で最後のレコードだったため、バックターゲットの電源を切ったのは"奴だ" と言うことになり、自然と射撃界から姿を消しました。

ベンチレスト射撃には以下、4種目があります。
アンリミテッドクラス 無制限
スポーターライフル 重量4.8キロ以下、口径6ミリ以上
ライトバーミント  重量4.8キロ以下、口径、制限無し
ヘビーバーミント  重量6.2キロ以下。口径、制限無し

アンリミテッドクラスは10発撃ち、それ以外は5発撃ちで競います。
上位に食い込める目安は1/11インチ以内、つまり2.3ミリ以下と言うことになります。 タークの射撃方法は、とにかく早く撃つ事だそうです、10発を、20秒から30秒で撃つそうです、早く撃つために左から装填して右から排莢するアクションを特別に作ったそうです。

(築地解説)
これはあくまでも気象条件、とりわけ風の変化が起きる屋外の射撃場の場合であり、室内射撃では早く撃つ必要はありません。

バレルメーカーとしては、ハート、シーレン、リルジャ、クレエーガーなどがあります。
ダグラスは生産量が多いのでカスタムバレルメーカーとは見なされていないようです。

ガンスミスがこれらの銃身を使うのは、何よりも、"無難" な事が第一だからです、これらのメーカーならまず命中精度に間違いがないからそれらのメジャーカスタムバレルを使うのです。
同じハート、シーレンでも国内の射撃選手には特別に選ばれた銃身を使うことが有りますかと良く聞かれますが、そのような事はないと言うのが正確な回答です。
銃身は射撃する前にエアーゲージなどで計測して有る程度のレベルは判断できますが最終的な判断は、実際に撃たなければ解らないのです。

以下、タークとの懇親会での話
おもしろい話としてベンチレスト射撃界で殿堂入りしたトニー、ボイヤーは何回も優勝した名射手ですが、彼は年間12本のバレルを購入して、色々テストを繰り返し、一番よかった銃身を使っています、要らない銃身は他の射手に払い下げています、そのトニー、ボイヤーが要らないと言って貰った銃身でチャンピオンになった射手も居るそうで、銃身の命中精度と言うのはこれくらい解らないそうです。

銃身の命中精度を引き出すためには、使用する火薬、使用する弾頭により変化します。
また弾頭のシーテング量によっても変化します、アメリカでは弾を作るのに100%ウイルソンのダイスを使いアーバープレスで作りますがその時の弾頭シーテング量を変えるために隙間ゲージを使うそうです、隙間ゲージを弾頭の深さを決めるシーテングダイスの間に入れて千分の数ミリ台でシーテング量を変化させて命中精度の変化を調べています。
これらの変化のバリエーションを考えると10000通り以上に成るでしょう、これを全部テストしたら、その前に銃身寿命がつきてしまいます。

命中精度が良くなるのは一般論としてその弾の最高初速の辺りが一番良いとされています。
当然、ローデングブックのマキシマムを完全に越えています、ベンチレストシューターでローデングブックを見てローデングする射手は皆無だそうです、ローデングブックは実際のマキシマムより低めに設定してあるそうです。
その理由は訴訟を起こされないためだそうです。

カートリッジで一番良いのは6ミリPPCと言うのが定着しています。
6ミリPPCは220ラッシアンと言う薬きょうがベースです、220ラッシンのショルダー角度を30度に変化させることにより劇的に性能が良くなりました。
タークはこれを35度にしたり、色々テストしたそうですが30度以外では効果が無かったそうです、30度にすると何故効果があるかと言いますと、火薬はプライマアーで点火された後、周囲から前に燃焼が進んだ後一旦ショルダーで火炎が吹き戻し燃えていない火薬に点火すると言うプロセスを起こします、そのためショルダー角度を変化させると燃焼特性が変わるのです。

(築地解説)
30-06に薬莢のショルダーは26度ですが、この角度を30度にするだけでマグナム並の初速が出せます)
PPCの良さは、弾作りがシビアーでないことが特徴です、割合ラフに火薬を詰めても非常に優れた命中精度をしめします。
同じようなカートリッジで6ミリBRがあります、6ミリBRは重たい弾頭を使えると言うメリットがあります。

風の読み方
弾の飛行が風に影響されるのは誰でも理解できることであるが、真横から吹く風に真横に流されるのでは無く弾頭は高速回転しているのでそこに微妙な変化が生じます。
多くのライフル銃身は右回転なのでそれを対照に話を進めます。
3時方向から吹く風によって弾頭は流されますが、その流される方向は真反対の9時方向では無く、少し上の10時方向に流されます、これは弾の回転する方向により弾の下にある空気の圧力が強く、上にかかる空気圧が小さいので上に変位するのです。
逆に9時方向から吹く風には3時方向では無く、少し下の4時方向に流されます、これは弾頭の上にかかる空気の圧力が大きいので少し下に流されるのです。
前から吹く風には上に上がります、後ろから吹く風には下に流されます、右斜め前、4~5時から吹く風の場合は、着弾は左斜め、10~11時方向に流されます、左斜めの7~8時方向から吹く風の場合、1~2時方向に流されます。

銃の構え方
激発前の狙い込みの時、隣の射手が激発した衝撃により、思わず引き込まれ自分も引き金を引いてしまうことがあります、これを我々はダブルと呼んでいます、ベンチレスト射撃の場合引き金が軽いのでダブルを犯す事がありますので隣の射手とのタイミングも計算しながら撃つ方が無難です、また射座の前にバッフルがある場合、その衝撃波が来るのでダブルが顕著に現れる事があります。
銃の構え方ですが、銃をレストの上に載せて頬付け肩付けをほとんどしなくて引き金だけを引いて銃を自由にリコイルさせるやり方をフリーリコイルと言います、この射撃方法は時折、もの凄いグルーピングが出る可能性が有るのですがどうかすると大きく外れる時もあります、これと対照的なの頬付け、肩付けををしっかりして射撃するのをホールデングといいます、この射撃方法ではポカは出ないのですが狂ったようなグルーピングと言うのも滅多にありません。私自身はホールデングで撃っています。
アメリカでは100%の人がパウダーメジャーを使って計測しています、間違ってもパウダートリックラーなどを使っている人は居ません、実際のベンチレスト射撃では火薬量の0.5グレイン程度は無視して良いレベルです、従ってこれ以下の計測はあまり意味がないのです。私はアンリミテッドクラスの銃で何度も実験しているの間違い有りません。
日本ではエレクトリックパウダースケールを使っている人は多いと思いますが、アメリカではほとんど使う人は居ません、その理由としては電圧が一定でないと駄目、あるいは標高によって狂いがで出ると言うことがその理由です。

(築地解説)
日本での電力事情では電圧の変化と言うのはほとんどありません、また標高による変化と言うのはアメリカみたいに試合を変遷する事の無い日本では全く問題にする必要は無いでしょう。

バレルの製造方法
銃身製造方法としてはボタン加工とカッタード加工があります、シーレンもハートもボタン加工ですが、クリエーガーはカッタード加工です。
昔シーレンに居た頃エド、シーレンンにカッタードで作らないのかと聞いたら、あんな歩留まりの悪いのじゃ商売に成らないと言われました、そのことをクレエーガーに言ったら色々ノウハウがあってクリエーガーでは歩留まりが良いと言っていました。

(築地解説)
ボタンもカッタードも命中精度に優劣はありません、ボタンは難削材の加工は難しいのですがカッタードなら可能です、カッタードでは1回の往復で削り取る寸法は千分の数ミリです、ライフリングの山は5/100あります、これを6本加工するのですから作業工程がかなりかかります、ボタン加工の場合超硬で出来たボタンを油圧で押し出すだけです。

以下タークの説明に戻ります
銃身材料としてはクロームモリブデンとステンレスがあります、ステンレスの場合ボタンを通すと"めくれ"が起きます。そのためボタンを通す前に内径に銅メッキを施します、それにより"めくれ"が無くなります。
この銅メッキをはがすのと、ボタンを通した後の成形のためホーニングをします、ホーニングは溶かした鉛を銃口に流し込み、それを型にして研磨材を塗って研磨します。
同じ行程で作られた銃身でもスタンダード、マッチグレード、セレクテッドマッチグレード、により分けられます。

以下タークとの懇親会での話
ハートなんかの銃身はまず一番良い物は国内の射撃選手に使わせると言う事実はないのですかと言う質問に対して。
それは考えられないですね、まずメーカーでどの銃身が当たるかと言うことが解る訳有りません、ですから撃つ前に銃をセレクトすると言うことはあり得ません。
超一流の選手から注文が来たとして、最高に便宜を図ったとしても納期が早いと言うことだけでは無いですか。

以下タークの講習会の講義
ボタン加工で処理された銃口内の仕上げは220番程度の仕上げです、鏡面仕上げとはほど遠い状態です(注:鏡面仕上げは1200番)実はこの荒さは意図的に荒く仕上げられているのです、これが一番カパーファウリング(銅の付着)が少ないのです、鏡面仕上げにするとファウリングが起きやすいのです。
このファウリングを除去するのにJBクリーナーを使う射手がいますが、これはコンパウンドなので銅は除去出来るのですが同時に内径を鏡面に仕上げてしまします、つまりさらにファウリングが起こりやすくなるのです。
最近Cryo(クリオ)処理をすると銃身のストレスが無くなると言うことで色々宣伝していますが、銃身の場合、低温処理した銃身としない銃身とを比べましたが違いは無いと言うのが結論です。
しかし、カスタム銃身メーカーは念のためと言う感じで全部処理をしています。

(築地解説)
クリオ処理は金属を超低温の状態にする事により金属のストレスを除去し、なおかつ分子配列を直すので硬度が増すと言うのがうたい文句ですが、刃物に関してはカイ刃物の実験でも効果のないことが確認されています。しかしトランペットなどの金管楽器を処理すると低温の音域が広がることは確認されています。
ここの社長、ケテー、フィッシャーは現役のベンチレストシューターでこの間のスーパーシュートにも来て居ました。

以下タークの講習会の講義
チャンバリングの事について話します、チャンバリングの作業自体はあまり難しい作業ではありません、チャンバリングで大切なのがバレルの内径にあわせたブッシングを付けているかどうかです、銃身の内径は微妙に違うので内径にあわせたブッシングの交換が必要です。

フラッシュホールを大きくすると言うことが言われていますが、大きくするのは駄目です、せいぜい成形と言う加工にとどめています、私のは65/1000です。
薬莢のフラッシュホールはパンチで抜いていますのでバリがありますからそれを除去しています。
薬莢はほとんどがラプアを使っています、それ以外の薬莢は強度が弱くて誰も使いません。

ファクトリーカートリッジが何故当たらないかと言う事に付いて説明します。
多くの方がファクトリーカートリッジは火薬量がバラバラだから当たらないと思われていると思いますがそうではありません、以外と火薬量は正確に装填されています。

(築地解説)
工場装弾の火薬量はきわめて正確に計測できます、たとえば22口径競技用弾頭を作るのにその誤差は0.2グレインです、皆さんがハンドロードするよりも遙かに正確です。

以下タークの講義
ファクトリーカートリッジは色々な銃に間違いなく使えるように元々少し小さめに作られています、そうすると薬室に装填したときに銃身軸線から下にセットされる事になりますね、その状態で弾頭を発射すると、弾頭は銃身の中を斜めに"みそすり現象"を起こしながら弾頭が進みます。そのため命中精度が悪くなるのです。
皆さんの中には、弾頭が銃口内を通過するときにはまっすぐ矯正されるだろうと思われるでしょうが、実験の結果そうでは無いことが確認されています。
300メートル先におがくずを詰めた箱をおいてそこに弾頭を撃ち込み、完全無傷な弾頭を回収しました、それを顕微鏡で回しながら見るとライフルマークが偏芯して付いていることが解りました、つまり弾頭は偏芯して飛んだと言うことです。

引き金はジュエルが一番優れています、基本的にジュエルは油を使わないで作動するように作られています。問題は洗い矢を通すときにソルベントを機関部に垂らし、それが引き金に流れ込みゴミを巻き込む事があるのでオーバーホールの時は中をきれいにクリーニングする必要があります。

アクションとしてはストールパンダ、ホール、ネシカベイなどがありますが圧倒的に売れているのはケルビー社で作られているストールパンダです。
機関部がアルミで出来ているというのが一番の利点かも知れません、軽く作れるというのは勿論ですが、アルニは一番振動が少ないんですよね。それからグーイン(接着取り付け)した場合食いつきが良いんですね、私の機関部はスチールなんですが試合で当たりが悪いので色々チェックしていたら"パカッ"と機関部が銃床から外れたことがあります、こんな具合にスチールは食いつきが悪いのです、しかも接着が剥離しているかどうかが解らないので非常に困ります。

次に弾頭について説明しますが、弾頭のジャケットはJ-4が独占で製造しています、ジャケットはプレスの絞り加工で製造するので肉厚が必ずしも均一には上がりません。
ジャケットの厚みは20/1000ですが、公差は3/1000です、マッチブレットの場合公差は2/1000以内になります。
射撃仲間で色々シュミレーションしている奴が居て、1/1000の偏芯で、弾頭は85/1000影響すると言っていました。
弾頭の形状でテーパー部分の事をオージャイと言います、通常の弾頭は7度くらい、最近のVLD等の弾頭は8.5度になっています。弾頭のストレートの部分、つまりライフリングが食い込む部分をベアリングサーフェスと言いますが、こうした新しい弾頭はベアリングサーフェスがだんだん短くなっています。従って弾頭の偏芯は命中精度不良に顕著な影響を与えます。
弾頭を作るとき、中に鉛のコアを入れますが、弾頭の先端を絞る行程でこのコアが偏芯して成形されることがあります、こうした弾頭は命中精度が劣化します。
昔コックと言う弾頭がありましたが、オーナーが死んで二代目が後を次いだとき命中不良の問題が起き色々アドヴァイスして解決したことがあります。
弾を作るときは火薬を目一杯入れるのが原則です、エアースペースがあると異常高圧になる事があります、通常パウダーメジャーから火薬を入れると、マウスから溢れますが、ドロップチューヴを使うと、火薬が落ちている途中でタンブリングして入るのでより多くの火薬を装填できるようになります。
ベンチレスト射撃では、弾頭はウイリアムスのダイスを使い、アーバープレスで作ります、何故そうするかと言いますと、弾頭のセッテングが精密に出来るからです。
ベンチレストシューターは全員隙間ゲージを持っています、これをどう使うかと言いますと弾頭のシーターの間に入れてシーテングすると、その分弾頭を浅くシーテング出来るわけです、つまりランドタッチの条件を色々微妙に変えることが出来るのです、そしてそのデーターを子細に記録することが必要なのです。
射撃の度にエロージョンが進行するため10発撃つとスロートは1/10000長くなります、従って500発撃ったら弾頭のセッテングを再度調整する必要があるのです。

銃口内の掃除にはブッチボアーシャインが最高です、一番良くとれます。
名前はダサイけど効果は抜群です!


質疑応答
:スコープマウントのラッピングがシンクレアー等のカタログに掲載されていますがそれの使用方法を教えてください。

:スコープマウントはスコープのボデーと同じに出来ていますがそのままネジを閉め込むとスコープをつぶすことになるので、マウントリングの下端を少し研磨してマウントリングの下端ではなくサイドからもホールドしようと言う発想で作られています。


:SBのバレルで、ロングバレルとショートバレルがありますが、タークさんはどちらが優れていると思いますか?

:アメリカのBR50では20インチ、あるいは18インチ銃身もあります、命中精度的に言えばそれでも充分ですが、ポジションシューテングの場合、バランスの問題が有るので長めに出来ています。


:  1,アンシュッツは銃口を絞ってありますが、絞った方が良いのですか?
2,絞った銃身を注文するときには何と言えば良いのですか?
3,アンシュッツの銃身はどこで作っているのですか
4,SBの場合でもバレルクリーニングは10発度とか、20発度とか頻繁にやった方が良いのでしょうか?
5,SBのベデングはやった方が良いのですか?

: 1,22口径の鉛弾は銃身内を通過すると摩耗するので銃口は絞った方が良いでしょう。
2,絞った銃身はスクイーズバレルと言えば解ります。
3,よく分かりません。
4,その必要はありません、クリーニングした後コンデションを整えるまで10~20発くらい撃たなければなりません。


:チャンバリングするときに触れ止めを使われると思いますが、銃身と触れ止めの間は当然隙間を作られていますか?

:普通は隙間を取りますが、私は特殊なジグを作っていますので隙間は取りません。
(以下、築地注
銃身の薬室切る作業をチャンバリングと言います、ガンスミススクールで教える場合銃身の先端をを旋盤のチャックに止め、銃身の薬室の当たりを触れ止めと言う3方向から止める工具で銃身が触れないようにしますが、強制的に中心に保持するのでは無く、隙間を設けます、これはチャンバリングリーマが銃身の中心に自ずから切り込んで行く性質を利用した切削方法です。
しかしながらこれは旋盤の精度が良くない場合にはこういう工作方法しか取れませんが、工作精度の優れた旋盤で加工する場合、薬室の所をチャックにくわえて加工します。
工場で銃身を作る場合当然この方法で作られます、工場で作る場合ターレット旋盤を使い、薬室下穴加工、ラフリーマ加工 フィニッシュリーマ加工、ねじ切りと、ここまで銃身をチャックに付けたまま仕上げます。

ブランド
カテゴリー
ページの先頭へ