ガンショーへ行こう! - コーヒーブレイク

2001年12月26日 築地
更新 2002年 1月 3日 築地
更新 2002年 1月 6日 築地
更新 2002年 1月 8日 築地
訂正 2002年 1月 9日 築地

今日、ユナイテッド航空からダイレクトメールが来ていたので開封して驚いた!
毎年ガンショーに行っている私だが、今年は航空運賃が激安である。
例年ならば10万円程度の航空運賃なのにロスアンジェルスでも、シカゴでも、ニューヨークでも、6万円程度の格安運賃を提示している。これだけでも充分驚きだが、なんと、この航空運賃、一人買えば一人が只だと言うではないか。つまり実質一人の航空運賃は6万円の半額、つまり3万円と言うことになる。誰がどう考えてもこれでは航空会社に取っては間違いなく赤字であろう、しかしながら赤字を承知で集客しなければならいなほど航空業界は深刻な問題に取り憑かれていると言うことになる。

念のために言うが、これは往復運賃の話である!

こんなに安いのなら皆さん方にも是非とも一度ガンショーを見学して貰いたいと思う。
2002年度のガンショーはラスベガスで開催される、ラスベガスはホテルも安い、一般的なホテルなら1万円も出せば泊まれるし、もっと安いホテルも幾らでもある。
日本の旅館では一人幾らという料金体系であるが、アメリカの場合は部屋貸しであるので、一泊幾らという料金体系は一人で泊まっても3人で泊まっても基本的には同じ料金である。
それにラスベガスの多くのホテルはカジノとの併設であので、バクチのカスリを稼ぐために意図的にホテル代を安く設定してある、その上、他のホテルに宿泊している客まで集客しようと、食べ放題の豪華料理が1000~2000円程度で食べられる。
ラスベガスではバクチさえしなければホテル代も食事代もうんと安く上がる都市である。

ガンショーには世界中から主だった銃器メーカーが出展している、展示会なので会場での銃器の販売は無いが、色々な新製品の銃が一同に閲覧できる最大の展示会である。
展示会の会場はラスベガス、コンベンションセンターと言う所で開催される、有名なホテルからは送迎バスが出ているが、タクシーで行ってもせいぜい$10~$15程度で行けるはずである。別に英語が出来る必要はない、会場で色々な展示品を見るだけなら何ら英語力は必要ではないからである。
会場をキッチリ回ると到底1日では回りきれない、最低2日あるいは3日かかるほどの大きなスペースである、見ておいて損はない!
最近ではインターネットの普及で、簡単にラスベガスのホテル料金や空き部屋状況などが調べられる、英語で予約を入れるのに抵抗がある向きは、日本の旅行会社にアクセスして予約を入れると言う方法もある、勿論航空チケットの予約をすることも可能であるが、ラスベガスまでユナイテッド航空の場合二人で6万円と言うことを頭に入れて交渉される方がいい、ちなみにユナイテッド航空の料金は比較的高い航空会社である、当然、大韓航空等の場合さらに安い料金であろうことは容易に想像できる。

ガンショーではアメリカ人に混じって中国人の姿を多く見かける、これらの中国人は商売をしようとして来場していうと言うより、何か模倣して中国で作れる物が無いか、虎視眈々と狙っていると言う印象を抱く、日本からも多くの人が来ているが、銃砲関係者、商社、そういう人たちが主流では無かろうか。

銃砲店でお客のためにガンショー見学ツアーを企画したと言う話はあまり聞かない、それは顧客をガンショーに連れて行くことは、銃の原価を開示するような物で、銃砲店とすればビジネス的には逆効果だからかもしれない。
私自身はツアーコンダクターでもないし、旅行社でもないので今までお客を引率したことは無いが、多くの人がガンショーに行かれる事は大歓迎である。
私の場合、逆にアメリカでの原価を見て貰う事は大歓迎である。
たとえばペラッチのコーナーで、アメリカで販売されているMX8の値段を見て貰うと、この銃がアメリカでは$8,500で売られている事が誰でも解る、$8,500×今日の為替\130をかけると、\1,105,000となる。これがアメリカで購入した場合の金額である。
これから比較しても当社の販売価格\699,000がリーズナブルな価格であることが一目でお解りいただけるからである。

ガンショーの開催日は、2002年、2月1日~2月5日、展示会場はラスベガスコンベンションセンター。入場料は5日間通しで、$50.00


更新 2002年 1月 3日

ガンショーに付いて多数の方からご照会を頂きましたが、今回はツアーと言う形では企画しておりません。

時間的に余裕が有れば旅行社に企画させてツアーを組むことも可能だったのですが、現在では時間的にプランニングする事が出来ませんのでそれぞれ個人で旅行社にお申し出下さい。

ユナイテッド航空の特別キャンペーンをご利用されます場合は、ユナイテッド航空予約センター 0120-114466 又は03-3817-4411にお電話され、キャンペーンコード MP1002 とお伝え下さい。

特別価格で航空券が購入でき、さらにその航空券と同じクラス、同じ旅程で同行者の無料航空券が取得できます。(つまりそれぞれが半額ということになります)
ガンショーの開催期間、成田~ニューローク間が\65,000となっております。

ホテルは直接ご予約下さい、最近はインターネットの普及で割合簡単に予約できるはずです。
しかしながらいずれも面倒だと言う方は、直接旅行社にご相談になり、ホテルもセットされたラスベガスの旅行ツアーを申し込まれるとお手軽だと思います。


更新 2002年 1月 6日

ショートショーの視点
ショットショーを別の視点から眺めると、色々と面白い側面が見えてきます。
今回のショットショーはラスベガスコンベンションセンターで開催されます。
今回はどうせ見るなら面白く見た方が楽しいので、色々な見方をアドバイスしてみましょう。

ラスベガスで「まっとうな」ホテルに宿泊したお客にはガンショーの開催期間中送迎バスが運行されます、これはホテル側がバスを出すのではなく、ガンショーの主催者側がバスを用意して、5~10通りのコースでバスを運行しているのです、バス運行のスケジュールはホテルの玄関近くに掲示されている場合が多いのですが解らなければフロントに聞く方法もあります。
開場は午前9時の予定ですが、バスの運行は1時間くらい前から始まるのが普通です。
バスに乗るのが面倒だと言う人はタクシーで行けばいいでしょう、ラスベガス市内なら大体$15あれば行ける距離です。開場1時間くらい前の8時頃から人が集まり始め、開場直前には長い長い行列が出来ます。銃器の展示会にこんなに多くの人が集まると言うこと自体、アメリカにおけるガンビジネスが相当深くまで浸透していることが想像できます。

私自身は多くの人がこうしてショットショーに集まってくる事自体に、この業界の先行きに安心感を覚えます、入場するまでの1時間くらいの間は足も疲れてしんどいのですが、腹も立てずにじっと辛抱できます、ここに来ている全員が銃器に関心があるかと思うと我々ガンビジネスをする人間には心強い限りです。
入場すると全員にガイドブックが渡されます、このガイドブックにはこの展示会に参加した業者全員が掲載されていますので後々、業者と連絡を取る場合には便利だと思います。
また開場の入り口でビジネスバックと称したアタッシュケースサイズの段ボールが無料で配られていますのでこれを利用するとカタログを収集するのに重宝します。

会場入り口の正面は、メジャーなメーカーのブースがあります、レミントン、ブローニング、等々です。
いずれのブースもその設備に相当なお金を使っているのが解ります。
日本でも幕張メッセ等で、コンピュータ関係や、自動車ショー等、色々な展示会が開催されています、しかしながら日本では展示会場に設置した設備はその場だけの設備で、開催期間が終了すれば全部取り壊し、全てゴミとして廃棄されるのです、どんな大がかりな設備でも例外なく壊されて破棄されます。
アメリカの場合、展示会場で設置した設備は解体され大型トレーラーに収納されて、また次回の展示会まで倉庫で保管されるのです。初めてショットショーをご覧になる方は、日本と比べて展示施設に相当なお金をつぎ込んでいるのが一目でわかると思いますが、実は毎回同じ展示施設を使い回しているので、案外こちらの方が経済的だと言うことが出来るのです。その分毎回見ている私からすると毎回全然代わり映えしませんが。
展示会は世界中から色々な人たちが来場します、日本からの来場者の場合、ガンマニア、モデルガン業界関係者、輸出入の商社、そうした人たちも少なくありません、勿論私みたいに純粋に銃器のトレードを目的に来ている業者もありますが案外数としては少ないかもしれません。

中国、台湾からも多くの人たちが来ていますが、これらの国にガンビジネスの需要がそれ程あるとは思えませんから、多くの人が何か模倣して安く作れる物はないか虎視眈々と狙いに来ていると思います。
彼らがカタログを収集する目的は、購入するためと言うよりは模倣するための参考資料になるのかも知れません、とにかくここ2,3,年は異常な増加傾向になります。
逆にほとんど見かけられないのが黒人です、アメリカ国内でも相当数の黒人がいますが、ガンビジネスに従事している黒人は極めて少ないと思われます、何故そうなのか、私はアメリカ人ではないので詳細についてはコメント出来ませんが、2002年の現在でも、銃器の世界は未だにアングロサクソン系のビジネスなのです。
随分昔になりますが、1970年私はアメリカでガンビジネスを始めるために渡米しましたが、ガンビジネスはアングロサクソン系のビジネスだと直ぐにそうした雰囲気を感じました、そのため1971年にはアメリカから引き揚げ、日本でガンビジネスを目指すようになったのもそれが最大の理由です。
アメリカのガンショップでは拳銃を買いに来る黒人は多数いますが、ライフル銃を買いに来る黒人はほとんど居ません。ハンテングをやる黒人も、ライフル射撃をやる黒人もほとんど居ません、勿論このショットショーに来る黒人もほとんど居ません、別に黒人に入場制限している訳ではないのですが何故かその理由は解りません。(会場に行ったらその現実をよくご覧下さい)

我々日本人はアメリカとビジネスパートナーとしてビジネス展開している事に関しては少なくとも認知されています、しかしながら日本人がレミントン、スミス&ウエッソン、コルト、等の会社のオーナーになることに付いてはアメリカ人にすれば複雑な国民感情があると思います。
今の私はアメリカ人と付き合って不愉快な想いをすることはありません。私の場合、日本、アメリカにかかわらず、親しい業者とはホテルで一緒に酒を飲んだりして情報交換をします、この情報交換こそが私に取ってはショットショーに来る一番大切な目的かも知れません。
銃砲業界と言うのは思いの外狭い業界で、世界中の動きを私の様な末端の販売業者でも知り得る事が出来ます、ショットショーは情報交換の場として最大限私は利用しています。
私にはこの会場でビジネスの話をしたいと言う取引先からの要望もありますが、私自身は一切交渉をしないことにしています、それは業者間の話というのは、ほとんど、「もっと買え」と言うテーマに終始しているので話し合ってもほとんど意味がないからです。
下手すると、外人におだてられてとんでもない注文を出す羽目にならないとは限らないからです。

**社代理店等と言う看板を上げるようになると、案外そういう術中に填り込んだ結果かも知れません。
私が特定の会社の代理店をしていない間は、外人に乗せられて日本のお客様にとって不本意な製品の販売を押しつけていないと言う何よりの証です。


更新 2002年 1月 8日

http://www.shotshow.org/
ショットショーの詳細は上記ショットショー公式HPでご覧下さい。


訂正 2002年 1月 9日

当社のお客様から以下のとおり指摘がありました。
私が見た¥65,000の運賃は、あくまでも一人の運賃で、割引チケットが利用できる物とは価格帯が違うそうです。
早とちりして誠に申し訳ございません、ご指摘の文章を掲載して訂正させて頂きます。

いつも、築地様のホームページを楽しく拝見させていただいています。
さて、ガンショーの記事は大変興味深く拝見し、私も行ってみたいと思っております。ところで、築地様の記事に水をさす訳ではありませんがUAの一人分がただのこの時期のベガス行き航空券は、予約クラスがB以上のものつまり、一番安いもので「GO USA GO」が対象になります。従って、平日で142,000円、週末で152,000円になります。65,000円の航空券は、「GO USA 7」で予約クラスMですので、ひとり分がただにはなりません。

その他無料航空券は、マイル加算されない等の制約があるようです。

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