あけましたおめでとう - コーヒーブレイク

2005年01月01日 築地

ジャンボクジ、当たった人はおめでとう、外れた人もおめでとう、買わない人もおめでとう、そして、みなさん、明けましておめでとうございます。

今年から、新規にUFJ銀行の自由が丘支店に新規口座を開設しましたので、さらに皆さんのご便宜に供したいと思います・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんて瀟洒な寝言を言っていますが、感の良い当コラムの読者の皆さんですから「あ、今度はUFJから借り入れしたな」なんて簡単においらの馬脚を見抜いてしまわれましたね。
そのとおり、大当たりです、でもね、別段UFJから新規融資を仰がなくても、現在でも色々な色々な銀行からジャブジャブ借り入れをしていますから資金は潤沢にあるのです。
現在の借入先は、三井住友銀行、ミズホ銀行、そして今度のUFJ銀行です。

但し、私の名誉のために言いますが、私からお金を貸してくれと銀行宛に懇願したことは只の一度も有りません。全部、相手先の銀行から「借りませんか?」と言って来た事例ばかりです。一体、何処から調べて来るのでしょうかね? 不思議です!

でも、すべての借り入れについて「担保も差し出しませんし、連帯保証もしません、それでも良いですか?」と聞いたらそれで良いです、と言われたので借り入れしているのです。その借入金を利用したおかげで現在の在庫総額は2億円を超えました。
まだUFJの資金は手つかずの状態なのですから、そう遠くないうちに在庫は3億円くらいになるかも知れません。

私はガンビジネスのプロを自称していますから、銀行がお金を貸してくれるというのであれば幾らでも借ります、そもそも年に数パーセントの銀行金利をガンビジネスで稼げないくらいなら、とっての昔にこのビジネスから退却しています。
現在の銀行金利は私の矯正視力と同じくらいの低さです。これを利用しない手はありません。この金利で借り入れをしないで何時借り入れをしようと言うのでしょうかね?
私は銀行から融資して貰った資金は全部銃の仕入れに回しています、では仕入れた分に応じて銃が売れるかと言うと必ずしもそういうことではありません。
残念ながら世間はそれ程甘くはありません。1億円分の銃在庫が2億円になったからと言って倍売れる訳ではありません、3億円になったからと言って、3倍売れる訳ではありません。それは言われるまでもない常識以前の常識ですね。
でも、それ以外の条件が全く同じなら在庫の多い方が絶対に有利な販売が出来ると私は思います。
値段も、サポートも、同じ条件なら在庫の多い方が絶対に有利だと言うのが私のビジネス判断です。
現状では銃の値段に関しては当社より安い価格を提示されているところはほとんどありませんので値段で負ける事はあり得ませんが、仮に当社と同じ値段を提示された会社がおありだとしても、在庫数が多い方が販売する上では明らかに有利ですね、勿論、五分の勝負なら絶対在庫量で勝負に勝てると確信しています。
ところが、顧問の公認会計士も、銀行の融資窓口も、在庫が多いのを好みません、当社の場合、売り上げに比例して在庫が多いと言うのです、せいぜい適正在庫は売り上げの3ヶ月分と言うのが彼らの常識のようです。
でもその彼らの常識が現在の不良債権企業を産み、膨大な赤字企業を産んでいるのですから、その会計システムにも何処か問題が有ることも間違いありません。
公認会計士の経理システムも、銀行の経理システム、そしてその分析判断方法も同じですから同じ評価に成るのでしょうね。
しかし、バブルの頃のような時代なら兎も角、現在のように不況の状態では何処の会社も在庫を持たないのが常識ですから、逆にその常識の裏を行く「たっぷり在庫」で勝負をかけるしかないのです。
つまりビジネスに勝には常識の裏をかくと言うのも一つの戦法なのです。
今の様な在庫は売り上げの3ヶ月分なんて合理的に資金管理している時代ですから勝負に勝つには逆に潤沢な在庫が必要なのです。

当社のロッカーには沢山の銃が在庫されていますが、これは全て現金と同じです。
銀行が現金を積み上げているのと同じです。銀行は現金がないと勝負に成らないではないですか、鉄砲屋に鉄砲がないとこれも同じように勝負に成りません。
しかも売れ筋の銃は毎年必ず値上がりします、為替の変動以外では在庫銃が値下がり要素は有りません。
但し、売れない銃だと駄目ですね!注文したら即納されるような銃では何時金銭的な価値が崩壊するか解りません、注文して1年待ちくらいの中でないと、銀行からの融資を受けて購入する意味はありません。当社の売れ筋商品はすでに1年前から注文してある商品ばかりです。その辺りを勘違いするととんでもない事になります。
売れない銃は、自らセールストークで売らないといけませんが、こんな銃を取り扱うと大変です。私は黙っていても売れる銃、これを出来るだけ安い値段で、そうして常時即納できる在庫体制で販売しています。
上下2連銃に関しては、オリンピックで使われた銃、あるいはそれを製造しているメーカーの銃しか基本的には取り扱いしません。
つまりペラッチとベレッタですね、それ以外のメーカーの銃を、口八丁手八丁で売るのは非常に大変です、オリンピックで使われない銃を、何らかかのコマーシャルトークで売るのには大げさな脚色や虚偽を作り上げることにもつながりかねません。
しかもそれらの銃をベレッタやペラッチよりもさらに高い値段で売るとなると、当然不合理な、あるいは非合理な価格体系が存在すると勘ぐってしまいます。私はそういうビジネスはしません、選択肢は常にお客様にあります。
お客様自身が選択された物を出来るだけ安く提供するのが私のビジネススタイルです。

当社の在庫リストは、私がガンビジネスを展開する上で練り上げて練り上げて完成させた緻密なエクセル計算表ですから、どの銃が何時、幾らの為替の時に幾らで入荷して、利益率が何%で、何日間在庫されていたか瞬時に解ります。
別に何処かにマクロを埋め込んで有るわけでもありません、ただひたすら今までの経験から知り得た通関費用を含めた諸経費を厳密にに計上して有るにすぎません。
その原価に対して、30%以上の利益があれば、利益が多いので他業者の参入を呼び起こしますから警戒します、逆に20%を切った場合は会社が倒産しますので躊躇無く値上げします。20%以上30%以下、これが当社の適正な利益です。
通常直輸入の場合は40%の利益を確保するのが常識です、輸入した製品が全部完璧だと言うことではないからです、不良品が有る場合もあります、銃床が割れてる場合もあります、荷扱いが悪く、傷がある場合もあります。それを加味して輸入業者の場合は利益率は40%とするのが常識なのです。でもその常識でビジネス展開していたら勝てませんね。
何%の利益率でよしとするかはそれぞれのビジネスの考え方で自ずと違いがあるでしょう。私は私の考えた利益率で勝負して行きます。

さて、それらの原価計算したデーターは全てサーバーに有りますので、サーバーにLAN接続したコンピューターなら社員の誰でも閲覧できます。
ですから、社内の誰に電話されても在庫の状況、入荷予定状況は瞬時に回答できるのです。
勿論、それらの在庫総額も簡単に演算できていますので、今日現在の在庫がいくらか、それも瞬時に解ります。
在庫は入荷したたびに記録され、出荷したたびに記録されます、言うまでもありませんがその金額は常に自動計算されますので今日、今現在の在庫金額は常に把握できます。
つまり、在庫分の金額を銀行から借り入れても全然怖くないですね。
新規に借りても、その分は在庫金額に算入されるのでこれも怖くないのです。
それに必ず売れる物しか私は買いませんからね。
翌年は必ず数%の工場出荷価格は値上げになりますから、銀行金利はこれでチャラですね。

お客様の情報も全て記録されています、何時、何を幾らでお買いあげ頂き、何時ご入金頂いたかは、これらの記録は商人の命ですから常に完璧に把握しています。
この記録の中には個々のクレームの記録、そしてそれをどのように対応して解決したかも記録されていますので大福帳と言うよりは、病院のカルテに近いですね。
多くのお客様はすでにご存じだと思いますが、当社は電話が有ったその時点で、何方からの電話かはすぐにモニターに表示されます、これはよっぽど警察のシステムより優れていますね。
モニターに表示されたデーターも常時更新されています、お電話のあった日時、何をご注文頂いたから、これも全部記録されています。

従って、ご注文があれば、原則即日発送しています。勿論代金は後払いと言う事になります。後払いで踏み倒しが無いのか、皆さんには御懸念が有るかも知れませんが、その懸念はほとんど杞憂に終わるほどお客様とは密接な信頼関係で成り立っています。
過去の記録を全てコンピューターで演算して、後払い支払い方法でもリスクは限りなく0に近いことが確認できています。

ここまで書くと「なんだよ、自慢話かよ」と言われそうですが、そうではないのです。
実は、こういうシステムは何処の中小企業でも当たり前にやっている事と思っていたのです。ですから銀行さんが見えても、単なる会社の説明としてそのシステムを説明していたのですが、どうやら、そういうシステムを構築しているのは非常に珍しいビジネスモデルだと言うことが解りました。
細かい説明をするたびに銀行の担当さんが驚嘆の声を上げておられたので必ずしも演技ではないと思っています。

当社は年間1200丁の銃を販売しています、毎月100丁ですね、でも在日米軍向けが年間200丁以上有りますから、国内に販売している新銃は1000丁弱でしょう。
それが多いか少ないか、私は体感的には解りません。
銀行も私の様な人間に融資するのも、さすがに心配だったと見えて、銀行さんが自ら1年間に日本に輸入される猟銃の数量を調べられてきました、最初は経済産業省に聞いたらしいのですが、どうやらお門違いと言うことで門前払いを食ったようです、それでもしつこく食い下がり、銀行の主務官庁、財務省を経由して税関での通関総数を調べ上げて来ました。税関の資料なら厳密に通関された記録なのでこれは一番正確です。
その資料によると、年間に輸入される猟銃は1700丁と言うことだそうです。これには私自身が仰天しました! なんと、たった3人でやってる私の会社が、何と市場占有率60%を押さえています。
日商岩井さんや、ミロクさん、JGTさんの数字は何処に行ったのでしょう?
この数字、今でも私自身、今でも半信半疑なんです。

皆さんどう思います?????

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