暗視スコープ - パーツ&アクセサリー

2003年 2月10日 築地

今回は暗視スコープの事について書きます。
普通の銃砲店でこうした商品を取り扱ったり、解説を書いたりするところは皆無だと思います、しかしながら、ガンビジネスの頂点を極めようと言う私にとって、暗視スコープに熟知するのも私の中では大切なアイテムとして位置付けられているのです。
私が暗視スコープに付いて、妙に詳しいと、"築地は夜撃ちをやっている"なんて勘ぐられるかもしれませんが、夜撃ちは論外な話で、この世にある一切の違法行為は私の周辺から完璧に排除しています。今や完全に順法精神の化身と化している私にとって、車のわずかなスピード違反、そして些細な賭け事も一切ないのです。
嘘だと言うなら賭けてもいい!

暗視スコープの最初は朝鮮戦争当時、夜間戦闘用に米軍が赤外線照射のスコープを使ったのが最初です。
5万カンデラ以上もある、強力な投光装置に赤外線のフイルターを付けて照射すると、人間の目には見えなくても赤外線フイルターを通して見ると、チャンと視認できるのです。
これを使って夜撃ちを試みた人が居るのですが、虫が大量に寄ってきて撃つどころの話では無かったという事です、また獲物も赤外線を当てると、普通の光を当てたのと同じように瞬時に逃げ出すそうで、赤外線が見えないのはどうやら人間だけみたいです。
自衛隊でも74式戦車などには大型の赤外線照射装置が長い間取り付けられていましたが、赤外線を照射すると、相手が赤外線スコープを持っていれば簡単に視認できる訳で、長年これを使っていた訳ですから、いささかお粗末な軍事知識ですよね。物のついでに申し上げますが、現在自衛隊で今でも製造、そして配備され続けていますが、対空レーダー、対空機関砲エリコンを搭載した陸上自衛隊自慢の対空戦車があります。10億円もするような馬鹿高い装備ですが、エリコンの対空機関砲の射程はせいぜい4キロでしょう、現在の航空機の装備から言っても、戦闘ヘリコプターですら、射程10キロ程度のミサイルを装備しているのが常識ですから、誰が考えても対空戦車の射程内に航空機が到達する前に、対空戦車は全部ミサイルの餌食です! ましてや、対空戦車はジープなどと比べて4倍以上のレーダー反射をしますから、一番最初の攻撃目標にされます。
航空機が地上に攻撃をかける場合、脅威となる目標を最初に攻撃するのは常識以前の常識ですから、一番最初に破砕されると言うのは100%断言できますね、第一、対空戦車の射程にのこのこ入る航空機が有るわけありません。
対空戦車の機関砲の初速はマッハ3以下でしょう、米軍のミサイル"ハーム"なら初速はマッハ4です、機関砲の弾よりもミサイルの方が早いのが昨今の軍事技術です。使い道が無い対空戦車に無駄金を使う位なら暗視スコープを陸上自衛隊員に大量に装備した方が隊員にはよほど励みになると思うのですが石破茂防衛庁長官、如何でしょうかね。

おっと、我々の仮想敵国、北朝鮮には姿勢制御技術が未熟なため何処に飛んでいくか解らないフラフラミサイル、ノドンは在っても、命中精度の良いハームなんて最先端のミサイルは在りませんでしたね、どうしても軍事技術は最先端の西側を見てしまうので大間違いをしてしまいます。アメリカと戦争しない限りこうした心配は無用でしたね。
いずれにしても米支援さえ停止すれば自然崩壊する国家の軍事技術なんて現在は脅威でも何でもないので考える必要は在りませんでした。
北朝鮮と言えば、シークレットヒール野郎の馬鹿息子、金正男氏が頻繁に赤坂の韓国バーに出没していたのを公安当局の方はご存じでしたでしょうか? 当然ご存じですよね!
私ですら知っているありきたりの情報ですからね。(言うまでもありませんが、奴をファーストクラス貸し切りで国賓待遇で田中真紀子の馬鹿が中国にお送り返す前の話ですよ。)
遊ぶ事を知らない私にとっては、こうした水商売の仕来りはよく知らないのですが、バーの同伴と言うのは一般的には8時くらいに入るのが普通らしいですね、その馬鹿は暇なのか、早起きなのか、熱心なのか、スケベなのか解りませんが、馬鹿が同伴で店に入るのは何時も5時です、酒はオヤジに似て強いですよ!。5時に来て看板まで飲みます。当然、ふんだんに金を使います、通常の財布では札が入りきれないのでルイビトンに特注で作らせた財布にはち切れんばかりに万札を入れて連日くるのですから、並の日本人は全て全滅です、間違いなく200万円以上は入っていますね。試したかどうかについてはコメント出来ないのですが、大判の財布ならぎちぎちで200万円は入ります、特注と言うことはこれ以上ですから300万円?それとも、もっとでしょうか?その財布の中身をガンガン使われたら全ての日本人は降参です!
戦争になれば北朝鮮には簡単に勝てそうですが赤坂のバーでは完全に北朝鮮に負けましたね。
しかし、奴がまともに金を稼げる訳もなく、その原資たる軍資金は日本の援助金でしょう!それを考えますと、はらわたが煮えくりかえりますよね。
店内では、なんだらかんだらハムニダ! どうのこうのスムニダ! なんて朝鮮語でお店のホステスを口説いていましたね、で、毎回お店のホステスを自分のホテルに連れ込んでいました。で、奴のお気に入り、そこのナンバーワンの韓国ホステスがある日、忽然と消えました。これも拉致でしょうかね? 
奴が、母国ではなくて世界中を放浪してこの間はフランスで入国拒否されましたね、将軍様の後継者たる馬鹿が、母国に居ないという事は、何時国が崩壊してもおかしくないと、当の将軍様とその馬鹿が感じているからでしょう、奴の盟友だったルーマニアのチャウチェスクの例は絶対に脳裏から消えないのでしょうね、あれほどの独裁者が、権力の座から落ちた瞬間、自国から脱出することも出来ず、夫婦そろって殺されたんですからね。チャウチェスクもそうですが金親子はあまりにも人を殺しすぎました。総軍様が軍を視察に行くとき、視察を受ける部隊の全ての兵隊の銃からは、装弾は勿論、撃針まで取り外しさせています、奴はすでに北朝鮮人民軍ですら信じられないのですから、こんな状態では国の崩壊は近いですよ。こんな国に支援をしてきた政治家は国賊です、ましてや援助の見返りに金を受け取った政治家は売国奴ですね。おっと、あまり余計な事を喋りすぎると朝鮮総連から刺客が飛んで来そうですから、この辺で話を止めます。

本体
本体

さて、これからが本題です。暗視スコープ、英語ではナイトビジョンと言いますが、この製品、現在ではアメリカからの輸出は禁止されていますが、しかし、ごく少ない数ですが何らかの方法で日本に輸入されています、アメリカが輸出禁止しているのは、これが北朝鮮やイラクに流れるのを問題視しているからです、しかしながら戦闘中や、あるいはスパイなどを使って入手する場合を想定してでしょうか、これに使われる電池も極めて特殊な電池を使います。秋葉原で探そうが、何処を探そうが絶対に入手できません。
電池の名称はBA5567/Uと言う電池です。
しかし、そうは言っても通常では入手できないナイトビジョンがこうして存在するのですから、蛇の道は蛇、電池も何とか入手出来ない事もありません。しかしながら実際の戦闘状態でこの電池が切れたら戦場では補給が無い限り入手できないこともあると見えて、現在では単3電池を使用できるバッテリーパックと言うのも後で作られるようになりました。しかし、北朝鮮にバッテリーパックが流れたら同じ事なので、やはりバッテリーパック自体も暗視スコープと同じように極めて入手困難な部品なのです。バッテリーパックで単3電池が使えるなら、最初から単3電池を使えるようにすれば良かったのでは無いかと思ってしまいますが、アメリカ軍もよほど心配なんでしょうね。

軍用バッテリーパック
軍用バッテリーパック
単3電池バッテリーパック
単3電池バッテリーパック
パックを閉じる
パックを閉じる
パックを乗せる
パックを乗せる

この暗視スコープANP/PVS-4は正式の軍用モデルで、10年前は某商社で350万円で売られていた物です、当時は高価すぎて、いくらマニアでも買いようが無かったのですが、現在は中古品だったらその値段は1/10程度まで価格は落ちています、ですから今ここにこうして在るのですけどね。
現在では最先端の暗視スコープは大きさもこれの10分の1程度まで小さくなっていますが、しかしながらこの様なコンパクトな暗視スコープの様にリチクルは内蔵されていません、何故なら暗視スコープはライフル銃の照準装置として使うだけでなく、ヘリコプターや車両のパイロット用、または単なる前線の監視用等、色々多用途の目的のために使われるので最初からリチクルは内蔵していないのです。こうした暗視スコープは通常のライフルスコープの前、あるいは後ろにつけて、ライフルスコープを通して使うように作られています。
暗視スコープは通常の明かりを4万倍まで拡大して見られます、構造を簡単に説明しますと、一種のテレビカメラ装置と考えてください。対物レンズから入光したわずかな光を電気的に増幅して画像として表示しているのです。ですからスコープを覗いた映像は質の悪いビデオカメラを覗いて居るような画像なのです。当然ですがカラーではありません、軍用品ですからカラーにする必要はないのです。
暗視スコープは別名スターライトスコープと呼ばれており、わずかな星明かりで見ることが出来ます、星明かりで見るのですから、東京都内みたいに、何処かしらに明かりのあるところでは逆に明るすぎて使えません。
車の明かりも、街の明かりも、家庭の明かりも一切の光が存在しない、北朝鮮みたいな国で使うには最適なのです、日本で使うなら山の中か何処かでないと何かしらの光がありますから逆に使い道がありません。
しかしながらマニアと言うのは使い道が無くてもほしがる物なのです、子供と同じですね。
暗視スコープは光の無いところで使うように出来ていますので、昼間に使うことは出来ません、用途は夜間射撃です、夜間射撃と言っても東京都内みたいに常時何らかの光源があるところでは、対物レンズから入光する光を制御する必要があります、光の量が大きすぎると暗視スコープの中の撮像管が壊れるか、極端に寿命が短くなります。
最初に作られた頃の暗視スコープは、漆黒の中で兵士を狙っていたときに、兵士がたばこを吸うためにライターに火を付けた瞬間、撮像管が壊れたなんて話もあるくらいです。
その瞬間350万円の暗視スコープは不燃物ゴミになります。

絞り
絞り

これもそうですが、現在の暗視スコープはフューズが内蔵されていますのでさすがにそういうことはありませんが、フューズ事態も入手困難な貴重品です。東京都内みたいに光の量が多いところで使うには対物レンズにはデイライトカバーと言う部品が装着されており、ここから入光するわずかな光量で使うようになっています、デイライトカバーには3個の穴があいておりカバーのレバーを回転させることにより、穴の大きさを選択できます。つまり光の量を調整すると言うことです。

開放時
開放時

人間の目で視認できないような漆黒の闇では、このカバーを取り外して使います。
カバーを取り外した状態が、本当の暗視スコープの姿です。
私はこの状態の暗視スコープが一番格好が良いと思います。
暗視スコープに使われる撮像管は極めてデリケートな製品で、使用時間4000時間で完全に壊れます、また50度以上の中に放置しますとこれこそ保証付きで完全に壊れます、夏の車の中に放置したら完璧にアウトですね。しかし軍用品だからこれで良いのです。
言うまでもありませんが、壊れた場合、修理の方法は全くありません。
それを前提に購入していると言うことです、高いオモチャですね。

接眼部には、ラバーアイシェードと呼ばれる部分があります、これに目の周りと言うか、顔を押しつけると、ラバーの中心が"パカッ"と開き、レンズを見ることが出来ます。
つまりラバーアイシェードに顔を押しつけない限り、接眼レンズは解放されないのです。
これは何のためかと言いますと、漆黒の世界で唯一光を放っているのが暗視スコープの撮像管なのです、もしラバーアイシェードが無い状態で暗視スコープを使うと、撮像管の緑色の光が瞳に当たっているのが見えます。これは戦場の場合、敵からも見えると言うことで、自らの居場所を察知されることになります、極めて危険ですよね。
ですから撮像管の光が外に漏れないように、顔を押しつけないとラバーアイシェードが開かないように出来ているのです。

接眼部
接眼部

この暗視スコープは、正規軍用モデルなので、リチクルも軍用物が使われています。
このリチクルを使うと、目標までの距離を簡単に補足することが出来ます。
参考までにリチクルを使った距離の補足方法を取扱説明書から開示しますので内容を読みとってください。この内容を逐一素人さんに説明するのは好みません、その筋のマニアなら簡単に解りますよね。レチクルの図を見ただけで簡単に解りますよね。

リチクル取り扱い説明書
リチクル取り扱い説明書
スイッチ詳細
スイッチ詳細

リチクル内蔵の暗視スコープは、リチクル自体も明るくなります。
しかし、何時も明るいままで馬鹿みたいに使っていると、撮像管の中でこれが白焼けして、明るさを絞っても撮像管に残ることになります。ですから暗視スコープの使い方はこまめにスイッチを切り、出来るだけ光量を上げないで使うことが賢い使い方なのです。
軍隊では撮像管は消耗品として位置付けしているようで、壊れたら単に取り替えるという考え方です。暗視スコープの撮像管は、いわばノートパソコンのデスプレイみたいな物で、ドット抜けというか、一部に黒点が残る場合がありますが、これは不良品ではなく、避けられない問題なのです、しかし実用上の問題は全くありません、なんせ用途が軍用目的なのですから。画像を楽しんで貰う目的ではないのです、あくまでも照準装置ですから。

照準調整は、上下左右のリチクル調整ノブを使い通常のライフルスコープと同じ照準調整方法です。現在のライフルスコープは、イメージムーブと言って、リチクルの調整をしてもリチクルは常に中心にありますよね、これはライフルスコープは二重の筒の構造になっており、内部の筒の中心にリチクルがあり、照準調整はその筒を動かして調整します、従って"見た目"リチクルは常に中心に見えるのです、30年位前はイメージムーブと言う考え方はなく、ライフルスコープのリチクルは、常にどちらかに寄っていたものです。
当然と言えば当然ですが、この暗視スコープもイメージムーブではありません、ですからリチクルは使用する銃により、真ん中には無く、常にどちらかに変位しています、しかし、イメージムーブでないこの方がリチクルの移動量が大きいのです。
この暗視スコープはマウントシステムを変えることにより、どんな銃にも付けられます。
現在、この暗視スコープに付いているのはウエーバータイプのマウントです、ウエーバータイプならマウントベースを銃に取り付ければ、どんな銃にでも取り付きます。

マウントベース
マウントベース
マウントレバー
マウントレバー
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