米軍での中古銃販売 - コーヒーブレイク

2001年 6月14日 築地

アフターバーナーの暴力的なサウンドを地上に叩き付け、急速に加速したF-15は垂直に上昇していく、我々部外者からみるとアドレナリンが体内を駆けめぐるようなサウンドだが、地元、沖縄の人たちから見ると苦々しいサウンドにしか聞こえないだろう。
その暴力的なサウンドの発生源、嘉手納空軍基地で年に数回開催される恒例の中古銃セールを開催した、このセールたった1日で100~200丁の銃を販売する、正確に言うならばほぼ午前中で完売する、それくらい兵隊さんたちには人気の高いイベントなのである。
兵隊に銃を販売すると言っても日本国内と違い、いちいち譲渡承諾書などの書類を作成する必要がないので兵隊さんはお金を払えばそれでおしまいである。

米軍
米軍

兵隊さんに銃を販売すると言っても、当社が兵隊さんに直接売るわけではない、名目上、当社はこれらの中古銃を嘉手納基地のガンクラブに一括販売する、連中はガンクラブから購入すると言うことになる、ガンクラブは当社からの仕入れ価格に手数料を加算して販売する、その手数料がガンクラブの運営費となるわけである。中古銃販売の主催者は嘉手納ガンクラブなので販売も兵隊さんたちがお手伝いしてくれることになる。

米軍
米軍

当社が在日米軍に銃を販売できるのは日米地位協定に基づいた法律によるものである。
アメリカのガンショーをご存じの方ならおわかり頂けると思うが、銃の展示の方法は全くアメリカのガンショーと同じである、そのためガンショーと同じものが沖縄で開催されると言うことで連中にはすこぶる評判がいい、銃の仕入れは銃砲店の不良在庫を当社で一括購入して集荷している、不良在庫だからとうてい国内では販売できないような古い、そして値段の安い銃ばかりである、例えばSKBの中古の古い自動銃などは当社の購入価格は¥3000位である、それを米軍基地では¥5000位で販売しているのである。
安い!と思われるかも知れないが、残念ながら幾ら安くても国内では誰も買わない銃である。

米軍

そしてこんな銃がまだまだ銃砲店にはごろごろ転がっているのである、このコラムをお読みの銃砲店オーナーの方に提案いたします。売りようのない中古銃が大量にありましたら当社で一括購入しますのでご連絡下さい。
まとめて一括購入しますので数がまとまれば相応の金額になります。

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