Q&A 散弾銃関連 - Q&Aコーナー

築地

Q74 1.貴社様より、サボット銃。買いたいのですが、猪猟に使います。そこで12番がいいのか、20番がいいのか、迷っています。
2.また、ドクターサイトか、スコープがいいのか
3.またサボットの弾頭詰め替えは、どのようにしますか、射撃場で使うには高すぎます。
4.ブローニンゲデアハンターの、銃床は替えられますか。いいものにしたいのですが  04-04/11

1.猪猟には20番の威力でも充分です、20番の方が軽いので良さそうですが、弾の入手は難しいかも知れません。
事前に弾の入手先を確認してから銃を決めた方が良さそうです。
また20番の1/2ライフルは、レミントンしか製造していません。
私の個人的意見ではブローニングの12番を推奨します。

2.猪猟ならドクターサイトが良いでしょう。

3.当社HPのリンク先にハンドロードしている人たちが居ますのでよく読んで研究して下さい。
メールを出すと、返事を貰えるかも知れません。

4.ブローニングは予備の銃床の在庫はありません。


Q73 送っていただいたハスティングのスキートチョークは、射出部の肉厚が、ベレッタ純正品に比べて厚く見えたので、ノギスで測ってみました。射出口から12mm奥の内径でハスティグSK18.3mm、純正SK18.5mmで0.2mmの差。
ちなみに、同様に測って純正のCyは18.4mm。ImpCy18.0。Mod17.9・・・Full17.5mmと、絞りに比例していることが分かりました。当然のことですが。
ここで「はてな? 」と感じたことは、ハスティグSKの口径は、なぜ純正のSKより0.2mm絞られているか? さらに、純正のCyより絞りが強いのか? ということです。'03-09/14

銃身の絞りは散弾の広がり、つまりパターンをコントロールするためのものであることは言うまでもありません。
しかしながら、散弾のパターンは弾の初速によって変化します、通常の猟用装弾の初速は1300フィートですが、この初速で希望するパターンを得るためには、通常の絞りより強くなければなりません。

しかしながら射撃用の24グラム装弾の場合、1400フィート出ます、その場合、通常の絞りより少し大きめでないとスキートチョークのパターンを再現できません。つまり初速が早くなれば成る程、絞りが強くなるのです。

銃器メーカーによってチョークの内径は全部微妙に違いがあります、また製造された時期によっても違いがあります、それは散弾の装弾の初速が昔より早くなっていることに起因します。
それが証拠に、昔のベレッタの方が同じチョークでも今の銃よりも少し絞りがきついですよ、それは昔のイタリアの装弾は火薬がシングルベース火薬が主で、あまり初速が出なかったのがその理由です。


Q72 散弾銃のフルライフリングは 1/2ライフリングに対して相当に命中精度が良いのでしょうか。'03-02/20

同じです。


Q71 昨年まで"コンポジット銃身"がレミントン社のカタログに目立ちましたが、急に寂しくなったように見えます。やはりあれは不良品?だったのでしょうか?'03-02/20

不良品とは思いませんが、銃身を軽量化するには細くするか短くすれば事足ります。
銃身を太くするにはバイブレーションの軽減が目的のはず、そのどちらにも目的が認められません、少なくとも私は1丁も輸入しませんでしたがね。


Q70 近年、レミントン社は12番口径の 31/2インチ対応薬室銃を販売していますが、31/2対応のサボット装弾綬を銃を販売してはいません、ドウシテ?
銃の強度に関しの事、それともアメリカ国内の規定?'03-02/20

通常のレミントン銃に、レミントンのサボット装弾を使用するとチョットした火薬ガスが高い場合簡単に銃身が裂けます。その対策でしょう。


Q69 1100用3インチ装弾交換銃身がありますか?この銃に11-87などの3インチ装弾用銃身を取付けて3インチ装弾を撃つことができますか?'02-12/06

使えます、但し、3インチ装弾は長さが長いので今までのガス圧力と、レコイルスプリングのバランスでは、ちゃんとスライドが下がりきれない可能性があります、そのために、レコイルスプリングを1~2cm切りつめる必要があります。


Q68 スチール装弾、3インチ装弾用銃身への交換等、この銃でこのままスチール装弾を撃つことができますか?スチール装弾用銃身に、あるいはスチール装弾用交換チョークに替えなければいけませんか?'02-12/06

スチール用装弾を使う場合、より絞りの強い物にしないと適正なパターンが得られません。

パターンの成形を無視して、今までのチョークが単純に使えるかどうかだけで判断すれば""使えます" 世間では今までの銃でスチール装弾は使えないとしていますが、それは上下2連銃の場合です、上下2連銃の絞りは、銃身と同じ硬さですからスチール装弾を撃つとその部分が膨らみます、しかしながら交換チョーク式の交換チョークはそれよりも硬度を硬く取っていますので、通常の使用でも問題なく使えます。

但し、通常のチョークでスチールショットを使うと以下のようになります。

鉛弾を使用した場合           スチール装弾を使用した場合は
モデチョークを使用しても     →    インプシリンダーのパターンになります
フルチョークを使用しても     →    モデチョークの効果しかありません
エキストラフルとかスーパーフル →   やっと普通のフルチョークの効果があります。

この様にスチールショットの場合鉛より比重の低い鉄を使いますので、絞りはさらに絞った物にしないといけません、そのためスチール装弾を使うためにはさらに絞り込まないと適正なパターンが得られないのです。

念のため申し上げておきますが、エキストラフルや、スーパーフルはスチール装弾用のチョークではありません、さらに硬度を上げたスチール装弾用の正規のチョークをお使い下さい。


Q67 24g装弾の回転不良について御社のホームページではレミントン製自動銃のガスシールの使い分けについての説明がありますが、スポーティング12では24g装弾とそれ以上(32g装弾など)の装弾の作動性を両立させるにはどのような方法が考えられますか?
追加工ではなく、ガスシールの脱着など部品交換レベルで対処したいのですが可能でしょうか?'02-12/06

スポーティング銃だけでなく、トラップ専用銃(アメリカントラップ用なので当社では輸入しておりませんが)スキート専用銃は、それぞれが射撃専用ですので24グラム装弾、28グラム装弾で回転するように作られています。

昔の公式装弾32グラムでも回転します、しかしながらこれ以上の強い装弾を使われることはお奨め出来ません、これ以上強い装弾を使うと、レコイルバッファーに衝撃が加わるため銃に悪い影響を与えます。


Q66 私は主にスラッグ射撃を楽しんでいるのですが、少し疑問に思うことがあります。それは「反動」です。
一度海外でライフル弾を撃ったことがあるのですが、スラッグ弾とほぼ同じパワーなのに、反動はあまり強く感じませんでした。
一方、日本ではリロードのスラッグ弾(速燃性火薬で)を使っていますが、反動がかなり強く感じます。この違いはなぜですか?'02-3/15

銃の反動は、弾頭の重さが同じ、初速が同じ場合は、弾頭の断面積の大きい方が反動が強くなります。
つまり、同じエネルギーでも口径が大きい方が反動が大きいのです。


Q65 チョークとスラッグについてお聞きしたいのですが、チョーク付の銃でスラッグを撃った場合、チョークや銃身は破損するのでしょうか(チョークの端の段差) また段差が大きな問題の場合、チョークの薬室側の内側の端を削り内径のみラッパ状にするといった方法はいかがなものでしょうか?'01-9/8

チョークと銃身が接触する部分はチョークラッパ状に成っていて、銃口からの弾は段差が生じないように出来ています。
逆にチョークの方から覗くと接触部分に段差が見えるはずです、つまりチョークの先端は銃口より広く出来ていると言うことです。従ってここに引っかかって銃身が破損すると言うことはありません、しかしながらチョークを完璧に閉めていない場合、隙間からカーボンが浸食し、それが散弾が通過する際の抵抗に成ることがあります、そうした場合銃口付近に脹らみが生じることがあります。


Q64 今回購入したS686シルバービジョンは、空撃ちで、上下とも引き金が落ちますが、これは、いわゆる、振り子式ではなく、メカ仕様のトリガーシステムなのですか?'01-8/24

S686シルバービジョンは間違いなく振り子式です、実を言うと最近のベレッタ引き金を少し設計変更したようで、新銃の内は振り子式でも引き金を引くだけで上下とも引き金が落ちてしまいます、何度かテストを繰り返す内にちゃんと振り子で作動するようになります。
摺り合わせが改善される、あるいはグリースが除去される、そうしたことが原因で改善されると思いますが、ベレッタの場合新銃の内は良くある現象です。


Q63 ペラッチのトラップ射撃用で銃身長を従来と同じ75cmの寸法で、特別注文でもう少し軽い銃身を依頼することは出来ますか。'01-8/22

ペラッチの銃身の肉厚は普通の銃でも0.8ミリしかありません、この肉厚はすでに限界に近い薄さなのです、念のためにペラッチに聞いたらこれ以上肉厚の薄い銃身は安全性の問題でペラッチでは"絶対に作らない"そうです。
確かに銃身の肉厚0.8ミリではすでに限界だと思います、銃身を作るとき丸棒の素材にガンドリルで穴を空けますが、ガンドリルで加工するときに厳密に言うとわずかに芯ぶれがあります、散弾銃の場合ドリルの直径が大きいので通常の加工では芯ぶれは0.1以内だと思いますが、しかしながら機械や刃物、あるいは工作技術の問題でそれ以上ぶれている可能性も否定は出来ません。熱間鍛造や冷間鍛造で銃身を作ったとしても0.1ミリ程度の公差は無くせません、技術レベルが低いとそれ以上の公差が出来たとしてもおかしくありません、わずか0.1ミリのぶれでも銃身の肉厚は片方が0.9ミリになるのに対して、もう片方は0.7ミリです、0.3ミリ芯がぶれたら最早火薬の圧力に耐える限界の領域になります。
したがってこれ以上銃身の肉厚を削ると言うことは極めて危険だと言うことです。
もし限界を超えて薄くした場合、事故にならなくても銃身が膨らみその銃が廃銃に成ってしまう可能性があると言うことです。
しかしながら、クレー射撃ではバランスと言うことに対して多くの人か関心を持っています、銃身を軽くしないで銃床に重りを入れてバランスを変化させると言うのも一つの方法です。私が確認した訳ではないのですが、ペラッチの関係者の話では、シドニーオリンピックのゴールドメダリスト、ダイアモンド選手は銃床をかなり重たくして先を軽く感じるようにバランスを調整していると言う話でした。


Q62 ベレッタDT10について質問させてください。DT10の正規代理店物と並行品の違いについてどの程度違うのでしょうか?
正規代理店物を扱う銃砲店での話しとして、並行品はグリップ部が長く、正規品はJGTが特注している為国内流通物ミロク銃とほぼ同じくらいのグリップ寸法で仕上げられている。(日本人向けとは言ってませんでしたが・・)並行輸入のヨーロッパ向けはグリップ部が長いと言っています。(だから使いにくいとも言ってませんでした)この「長い」はグリップの長さなのかトリガーからの距離なのかは確認忘れました。
現在ミロク銃を使用していますが、近々購入を計画しております。
当地では現物を比較し見ることは不可能ですので、詳細についてご説明頂けると助かります。
私にとっては、非常に高価な買い物ですから大変慎重に検討しています。トリガーがスライドするので影響無いとも思いますし、現在ミロクを使用しているのでこれよりグリップが長いとなると少々の不安もあります。
いろいろ情報があるのですが、自分の目で確認できないので、どちらを購入するべきか判断に迷っています。
その他正規品と、並行品の違いについて教えて頂ければありがたいのですが・・・?'01-4/22

ミロクは95%の銃をブローニングに輸出している会社です、つまり輸出専門の会社です当然にして作っているのは外人向けです。
貴方はひょっとして輸出物はサイズが大きいと思って居るのではありませんか?
残念ながら国内用に販売している物と、輸出している物とは全く同じものです。その外人用の物を使っているのに何の違和感も感じていないのは単なる先入観だけなのです。
逆に言うと、外国の物はすべからく大きくできていると言う偏見に満ちていませんか? 残念ながらミロクのサイズは外人向けなのですが、日本人の貴方が使う場合は、本来それを大きいと感じなければ間違いなのですが、サイズを小さくしたとして決して当たるようにはならないから問題なのです、ベレッタやペラッチは、逆に大きい物も作っています、大きい物は主にアメリカ向けに輸出されていますが、ヨーロッパ圏内ではサイズは小さい物が使われています、当社が輸入している物はサイズの小さいものです、ペラッチに関しては私が指示してプルレングスやベンドの寸法を決めています、未だに当社扱いの銃は外人向けでサイズが大きいとデマを飛ばしているショップが多くて困りますが、結果的にお客様に嘘の情報を与え、お客様に損害を与えていることになります。


Q61 以前アラスカでレッドショットが禁止になって以後3,5インチ薬室のショットガンをよく見かけるようになりましたが、同じ物が日本国内でも販売される可能性はあるのでしょうか?'01-3/16

当社でも注文があれば輸入します。特段問題はありません。


Q60 私が渡米時購入した、SHOOTING TIMES / GUN GUIDE `99では、BERETTA 686 ONYXが$1470、BERETTA 686, 687 SILVER PIGEON MODELSが$1740-$2410となっており、686 ONYXの方がかなり安くなっています。しかし日本の世紀代理店の販売価格はS686 SILVER PIGEONが\360,000- ~\460,000-で、S686 Onyxが\390,000-となっており、S686 Onyxの方が若干高く設定してあります。これは何故でしょうか?(もちろん日本でも、S687 SILVER PIGEON IIはS686 Onyxよりも高く設定してあります。)00-11/28

正規代理店に聞かないと胸の内は解りませんね。


Q59 FEGSのカタログにはS686onyx3-1/2"(89mm)が記載されていません。現在取り扱っていないモデルだと思うのですが、ホームページには、「記載のない物も取り寄せします。」と書かれています。取り寄せは可能でしょうか?またその金額はいくらぐらいになるでしょうか?やっぱりカタログに記載無い製品をオーダーする場合は大量に輸入するモデルよりも高くなったりするのでしょうか?(あまりお金に余裕が無いもんで、すみません...。)00-11/28

単品で輸入する場合シルバーピジョンより高くなります。


Q58 トラップ用やスキート用と言うのは分かるのですが、スポーティングやフィールドとは何を意味しているのでしょうか?
フィールドとはトラップ用やスキート用と同様の射撃競技の名称で、スポーティングとは狩猟用の事を意味しているのでしょうか?00-11/28

スポーテング射撃と言う競技があります。競技の説明はあえて致しませんが。


Q57 ベレッタのS686onyxに興味があります。特に3-1/2"(89mm)の薬室を持っているからです。私が目にする多くの散弾銃は、3"(76mm)もしくは2-3/4"(70mm)がほとんどです。3-1/2"(89mm)の弾はあまりポピュラーではないのでしょうか?
ちなみに私は将来狩猟をやりたいと考えており、是非3-1/2"(89mm)の薬室が欲しいと考えています、たとえそれが狩猟するのに必要なくとも、どうしても使ってみたいと望んでいるのです...。00-11/28

狩猟用の銃なら全て3-1/2"(89mm)の薬室です、当社ではオニックスは出来が悪いので取り扱いません、一番安い物でもシルバーピジョン止まりです、価格は¥199000ですから無茶高い訳ではありませんから。


Q56 モズバーグ695のボルト部にエンジンターン磨きを施せるのでしょうか?00-11/22

理屈の上では出来ますが、エンジンターンをやるには専用のジグが必要です、そのジグまで作っていたら加工代金は銃より高くなります。


Q55 M870ポリス仕様を買いました。パーカーライジング処理されているため、表面がザラッとしてます。使用してるうちに白い跡が目立つようになり、きれいにしようと布でぬぐったところ、もっと白く(広く)なってしまいました。どうすればよいでしょうか。00-11/14

あまり触らない方が無難ですが、再着色は出来ます、部分的に着色するのはムラになりますので全仕上げが原則です。


Q54 それともう一つ聞きたいのですが、申請の時に薬室等も入れた銃身長を申請して1/2以上のライフリング銃身を所持している友人が居るのですが、バレた場合その銃の許可だけ取り消されるのでしょうか?それとも全ての銃許可が取り消されるのですか?00-10/6

犯意があったかどうかで異なります、犯意があったのなら銃刀法違反です、犯意がなかったのなら過失です。


Q53 続き それから、今後1/2ライフリングのサボット銃身も規制されるのでしょうか?00-10/6

いいえ、あれは散弾銃実包を使うので対象外です。


Q52 「えっ こんなのありなの? 続編」を読んで驚くと共に質問があります。すでに1/2ライフリングを持っている者は所持許可の取り消しと書いてありますが、ほかに普通の散弾銃を所持していても、すべて取り消しでしょうか?00-10/6

いいえ、偽ライフル銃だけの取り消しです。


Q51 今年「ベレッタ682ゴールドEスポーティング28インチ」の銃を購入し、現在スキート射撃を練習してます。つい先日、先輩より「チョークをはずしたほうがいいんじゃないか?」と言われましたが、銃砲店に相談してみたところ「チョークをはずすと、マズイ」と言われました。先輩は「大丈夫!」と言いますが、私も銃砲店店主も銃身内のねじやまが壊れるんじゃないかと思っていますが実際のところどうでしょうか?ご指導のほど、よろしくお願いします!00-10/6

チョークを外すのは論外です! チョーク外してもねじ山は壊れませんが、長期間そのままで使用した場合はねじの溝にカーボンが付着し、2度とチョークが付けられなくなります、それとチョークを外して何の意味があるのかな?


Q50 ウィンチェスターのM12とゆーチョット古いフルチョーク銃身付きの(2-3/4インチ)を譲り受ける事になったのですが、これはスチール散弾は対応しているのでしょうか?持ち主に聞いても判然としません。00-9/9

スチール弾を撃つためには通常のフルチョークより、もう一段絞りのきついチョークを使わないと希望するパターンが得られません、そのため今までのフルチョークではインプモデ程度のパターンになると思います。
さて肝心なこの銃にスチール装弾が使えるかどうかと言うことですが "使えます" 案外昔の銃は大丈夫なのです、最近の銃は新開発された抗張力のクロームモリブデン鋼を使っているので今までの銃身より少し細くできます、それが銃の軽量化に拍車をかけているのですが、M-12の様に昔ながらのモリブデン鋼を使って作られた銃は重たい反面、十分な強度がありますのでスチール弾を撃っても大丈夫です。
でも同じ昔の銃でも上下2連は使わない方が無難でしょう。


Q49 1/2ライフリングについて
全ライフリング銃身だと散弾銃でも「ライフル」との解釈はいつごろからですか?それまでに許可された銃があるとすればそれは「散弾銃」として許可されているのでは?
もっとも、ショットガンは散弾銃でライフルはライフルでいいんじゃないの?00-7/11

これはレミントン社でサボット弾を開発してからの話ですから最近の話です。
当時はフルライフルでも適合実包が12番紙薬莢だったので散弾銃で登録されたと思いますが、すぐに全ライフルはいけないと成ったのです。これがいつ頃かは勉強不足で知りませんが、こんな事をするからライフル銃でも1/2ライフルを除去すれば散弾銃と言う解釈せざるをえなくなってくるのです、本来は適合実包で判断するのが常識ですが、警察庁は銃砲に対して無知ですからこうした訳の分からないことが起こるのです。


Q48 ペラッチは、冬のセールでも同等の価格(セール価格±5%)になる?00-7/8

工場出し値が変わらなければ同じです。


Q47 ベレッタのスポーティングとウルトラライトの違いは、重量だけ?00-7/8

スポーテング銃は基本的には射撃専用銃です、そのため適度な重さがありますが、ウルトラライトは狩猟が目的の銃ですから極めて軽く作られています、山歩きするときは軽くて使いやすいのですが、射撃をする場合は軽い分だけ反動を強く感じるでしょう、また射撃みたいに相当数の弾を撃つ目的で作られているわけではありませんので、耐久性は劣ります。
銃を軽く作れているのは機関部の材質の違いです、銃身はどちらもスチールですがウルトラライトの機関部は軽合金で作られています、しかし弾の圧力をもろに受けるブリーチ部分はチタンを使っています、チタンは熱処理をすると鉄と同じ強度を出せますが、比重は鉄の60%です、欠点は材料費が鉄の10倍する事と加工が難しいのでブリーチ部分の一部として使われています。


Q46 ベレッタのトラップ/スキートとスポーティングの違いについて?00-7/8

トラップ射撃の銃は、最初から銃を構えて撃つので銃床の頬付けの部分は高めに出来ています。
また銃身を少し上から見るような構造になっています、これは狙った所より上に着弾するように作られているのです。
これはトラップ射撃ではクレーが手前から遠ざかる方向に飛翔しますので真正面に出るクレーは追い越しざまに撃つと丁度命中するように作られているからなのです、従って左右に飛翔するクレーは少し下を撃つのがコツです。
スキート射撃は基本的には狙った所に着弾するようにできています、そのため銃をスイングさせながらクレーの飛翔する先を狙います、実際の射撃ではクレーを見ながら撃ちますので狙った所より少し上に着弾しますが、トラップ用の銃ほどではありません。
スポーテング銃はこれらの銃の中間に位置する銃です、この銃ではトラップ射撃もスキート射撃も出来ますが、逆に言うと専門銃ではないと言う欠点もあります。


Q45 M870遅発についてM870を所持して13年になります、前々から気になっていたのですがもし遅発が発生した場合M870の場合どうなるのでしょうか、トリガーを引くと発射に関係なくロッキングがはずれてしまう銃だと思うので仮に1秒位の遅発が発生した場合はロッキング解除状態で爆発する事になるので危ないのではないのでしょうか、今まで不発・遅発に遭遇したことがありませんがどうなるのでしょうか以前、M870のロッキング部品を組み忘れ機関部が膨れてしまったと言う事を聞いたような記憶があります。00-7/8

散弾銃の場合、まずまず遅発は起こりません、遅発が起こるのはライフル用の燃焼速度の遅い火薬です。
勿論絶対と言うことはありませんので注意をする事に越したことはありません。


Q44 クレー射撃の場合、自動式とポンプ式とでは、どちらの方が良いのでしょうか?(上下2連式を買うほど予算がないもので。)00-7/5

トラップ射撃の場合、自動銃だと隣の人に薬莢が当たるのでひんしゅくを買いそうです、870ならその心配はありません、また安全面でも自動銃は弾を2発入れると排莢が大変ですし、隣の人は "大丈夫かこいつ" てな感じで見られると思います、870なら排莢が楽ですからお勧めは870ですね。


Q43 クレー射撃主体で、たまに狩猟に使ういう場合、銃身長は何インチのものがよいのでしょうか?00-7/5

28インチで大丈夫ですが、出来れば30インチの方が振り回しが楽です。


Q42 M16(AR10系)410番なんてリクエストできますか?ご回答いただければ有難いです。00-7/5

残念ながらこの手の加工はやっておりません。


Q41 続き 私は、身長170cm、体重84kgですが、銃のサイズは何インチのものを選べばよいのでしょうか?00-6/29

銃身長はどういう用途かにより変わります、体格の問題ではありません。


Q40 現在、セールスカタログをみながら、自動散弾銃をブローニングにしようか、ベレッタA-390にしようかと考えています。そこで、質問ですが、双方で顕著な違いというものがあるのでしょうか?00-6/29

いいけ、顕著な違いはありません。


Q39 モズバーグボルト式散弾銃で鹿猟と標的射撃を楽しみたいと思っているんです。
モズと比べて870の強度(安全性)はどうなのでしょう あわせて教えてください。 00-6/11

いずれの銃も安全性については一切の懸念は必要ありません。


Q38 一番心配なのは異常高圧などのトラブルにより、ボルトの固定が破壊され後方突出しのための顔面損傷なのですが? 00-6/11

これはライフルの火薬を使ってライフル銃で撃った場合です、散弾銃の場合は元々速燃性の火薬を使っているので、火薬の量が非常に少なく異常燃焼、異常高圧を起こす可能性は皆無です、安心してお使い下さい。


Q37 どこかで「12番のボルト式散弾銃は強度的に心配」というような 記載がありますが?やはりそうなんですか?
射撃銃のように何万発も撃てるような耐久性はないのでしょうか? 00-6/11

10万発は問題なく撃てます、記述で言い足りないところがあったようです。


Q36 続き さらに薬室の大きさは2・3/4もしくは3インチのどちらが良いと思われますか?また購入後の部品交換による変更は可能なのでしょうか?

3インチにしておいた方が無難です、部品交換による薬室の変更と言うよりは、銃身交換による変更は可能です。


Q35 続き あと、二分の一ライフルの入った銃身での散弾の射撃は可能なのでしょうか?

可能ですが、散弾を回すわけですから散弾のパターンがドーナツ状になりますよ。


Q34 続き またいろいろな用途に使用したいので、替え銃身の購入も検討しておりますが、築地様が某HPで記入されていた、薬室と銃身が一体となった「ターハントの新製品」(これは二分の一ライフリングの物だと思いますが)は日本で購入が可能なのでしょうか?

可能ですが、納期と値段を考えると貴方の場合は避けた方が良いでしょう。


Q33 続き 購入する銃はレミントンの870を考えておりますが、ウイングマスターとエキスプレスの違いとは何なのでしょうか?

銃床の素材です。機関部と銃身の仕上げも違います、ウイングマスターは艶ありの仕上げですが、エキスプレスはつや消しです、製造上はつや消しの方が多少コストダウン出来ます。


Q32 続き またサイトインについて今まで我流で行ってきましたので、世界標準のような方法がありましたらお教えください。

自動銃、スライド式の銃に関しては実際に撃つ方が手っ取り早いです。
一応、薬室にレーザー照射照準調整器を入れるとか、鏡を使ってボアーサイテングするとか、一応方法はありますが私は採用していません。


Q31 続き 他の銃砲店で同じ質問をすると、いろいろ試してみて一番集弾するものにせよと当たり前のことを言われますが、そんなもんなんでしょうか?銃と装弾の最適合の探し方についてお教えください。

まず、装弾の弾頭だけを取り外します、弾頭が銃口内で隙間無くフィットしていれば問題ありませんが、隙間があったら駄目です。


Q30 先日購入させていただいたRem M870ハーフライフリングにはやはりレミントンの純正サボット弾がベストマッチングするのでしょうか?

そうです!


Q29 スムーズボアのバレルでサボット装弾を発射すると具体的にどのような危険がどの程度あるのでしょうか?

某銃砲店で聞いた話では、過去レミントンのサボット弾で事故があり、しばらく輸入を中止していたと聞いています。その銃砲店でサボット弾を購入すると、箱の裏に、「このサボット装弾はパラドック銃身以外には絶対に使用しないでください。 普通の銃身で使用すると銃身が破損します」と注意文が貼りつけられています。
通常のスラッグ弾は弾の内側が空洞になっていたり、弾自体が鉛で出来ているのでフルチョークの銃身で撃っても弾自体が変形して飛翔しますので何の問題もありませんが、サボット弾の場合、弾自体は銅製のムクですからチョークがあると停弾し、従って銃身が裂けます。
以前、どこかの馬鹿がサボット弾を通常のチョーク付きの銃身で発射して銃身が裂けたことがあります。
問題はこれに対する対応の仕方が間違っていました、顧客はえらい勢いで輸入元にクレームを出したみたいなのですが、対応した社員が銃のことに無知だったため、スミマセンと謝ってしまったのです、これが大きな誤りでした。
おかげでお客は間違いに気づかず、弾が悪い、危険だ、輸入を止めるとおかしな事になったのです。
最近その間違いに気づいて輸入が再開されましたが、モノを知らないと言うことは恐ろしい事です。
皆さんはこのQ&Aを読んで賢いユーザーになって下さい。


Q28 20番のライフルドスラグで3インチマグナム装弾(サボット装弾ではありません)は販売されているのでしょうか?(国内、海外を問わず)

一度銃砲店で探してもらいましたが販売されていないとの事で入手できませんでした。販売されていましたら、ぜひ入手したいと考えてますので、情報をいただきたいと思います。確か、フェデラルではサボット装弾で3インチを販売していたと記憶しています。
フェデラルの発売元、京都の国友銃砲店に問い合わせて見てください。
ここの社長は同志社大学の射撃部のOBで、年齢も私と同じで、飲み友達です。


Q27 現在,私はレミントン M870マリンマグナム20inを狩猟・射撃・有害鳥獣駆除用途として所有しております。この銃,近距離の山野猟ではそこそこの猟果をあげておりますが、いかんせんバレルが短いために中長距離での命中率が今ひとつです。また、射撃でもスキートはともかくトラップは絶望的です。そこで,この銃に合う換え銃身(26-30in)は有るでしょうか?色々調べましたが(御社とRem.のHPも含めて)よくわかりませんでした。
近所の銃砲店(この銃を購入した店)でも「多分870用なら合うんじゃない?」と適当な返事しか返って来ません。もちろん,この銃はNiめっき銃身のため通常の黒染めではカラー的に合わないのは承知しており,無電解Niめっき加工する事も考えています。
本来なら,用途別に銃を所有すべきと思いますが,愛着のあるこの銃を出来るだけ使いつづけたいと思いこの様なことを考えてます。

870の換銃身なら全て使えます、安心してお使い下さい。


Q26 ライフリング除去の件了解しました。除去するとして1/2除去なのか2/3・3/4除去なのかチェックできるんですか?

警察では難しいかもしれません、私はボアースコープを使って検査しますので正確です。


Q25 ひょっとして、当局が気がつかずに許可してしまえば・・・・・

当局が気ずかなければ許可になりますが、それはあくまでも虚偽の方法で取得した許可ですから何の意味もありません。銃身を廃棄していればさかのぼって調べるのは難しいかもしれませんが、現実に所持している場合は何時でも逮捕されます。


Q24 もし、ライフリング落し忘れた銃身を申請すると、罪状はなに?

銃刀法違反です、虚偽の方法を用いて所持している銃は何時でも取り消し出来ます。


Q23 1/2ライフリングについて
教授のところについてから、当然前(銃口)からグリグリですよね?だって薬室側を残さないと命中精度が出ないんでしたね。でも、後ろ(薬室側)からグリグリもあるの?

私事ですが、以前つきあっていたガールフレンドが、セックスの事をグリグリと隠語で言っていたので前からグリグリとか、後ろからグリグリとか言われると全く淫乱なイメージが浮いてきますが、気を取り直して銃器の話に戻ります。
私の理論は、薬室側にライフルを残さないと火薬の圧力がうまく上がらないと言うのがその根拠ですが、銃口のライフルを除去するとき、内径を削りすぎると命中精度が劣化する危険性があります。それと比べると薬室側を除去するのは、加工が悪くてもある程度の命中精度を確保できる利点もあります。
ターク高野は銃口側を残すと言う方が有利だと言っていましたが、未だ実験した訳ではありません。

訂正
私は薬室側にライフルを残すべきであると言う考えですか、ターク高野は銃口側に残すべきだと書きましたが、ターク高野から連絡が入り、その様な事を言ったことはないと訂正要求の連絡が入りました。

書いたことは私の勘違いです、私の書き間違いでタークの意見が間違って掲載されましたので訂正してお詫びします、タークは安全性を考えて薬室側にライフルを残すべきだとの考えです、今でもこれが正しい方法だと考えているとの事ですので、彼の名誉のためにも私の書き間違いの部分をあえて残して(私の恥にはなりますが)タークの主張を掲載させていただきます。
ターク高野からの連絡(アメリカ時間、5月28日、23時35分連絡)


Q22 1/2ライフリングについて
さて、輸入した銃身(スラッグ)にはフルライフリングが切ってあるのでは?(ライフリング落とすアホな国は日本だけ)そうすると、通関はできるとすると何時ライフリング落とすの?

輸入したライフルドバレルは当然、フルライフルですから通関は出来ないのですが税関は銃刀法に熟知している訳ではありませんので "合法" だと勘違いして通関下だけです、通関した人間は、"合法的に所持できる" と虚偽の申告をして通関した訳ですから、明らかに密輸だし、明らかに銃刀法違反になるのです。
この手の銃刀法違反は発見されれば全ての銃砲が没収されますし、今後銃は所持できなくなります、ですから海外からフルライフルドバレルを購入するのは銃砲所持者にとっいてはすこしリスクが大きすぎると私は思います。
通関後、1/2ライフル除去作業を "喜んでやる" 銃砲店は無いと思います。


Q21 ハーフライフリング銃身の散弾銃は通常サボット弾を撃つ為ですが、価格の高いサボット弾は射撃場でパカスカ撃てません。通常の鉛スラッグをこの銃身で使用することについての見解をお聞かせください。 (射撃場での遊びで精密射撃をしようなどと考えていませんが、猟期前にはサボット弾でサイトインするつもりです)か。

遊ぶには何の問題もありません、しかし、サボット弾の弾頭だけを購入して差し替えると言う遊び方もあります。
弾頭はバーンズ弾頭(銅弾)を1発¥170(ワッズ付き)で、当社で取り扱っています。


Q20 サボット弾は通常の鉛のスラッグ(ロケット)に比べて飛距離が長いとされていますが、どうしてでしょうか?

命中精度はライフリングのおかげで良いのは分かりますが、その結果飛距離も伸びるとはどうにも理解できません。火薬、ワッヅに何か仕掛けがあるのでしょうか。
単純に弾の重量と空気抵抗の関係です、市販されているロケット弾は12番にあわせて作られているので、弾の中を中空にしないと弾の重量が重く成りすぎます、ブリネッキでも後ろによけいな物を取り付けて弾頭のバランスを取っています。
しかしながらライフル弾頭はあんな形状はしていませんよね、弾頭重量に対して空気抵抗が大きいと射程距離は伸びません、しかし空気抵抗が少ないと射程距離が伸びます、しかしライフルみたいに伸びるわけではありません、それは散弾銃の初速がライフル銃の半分しかないからなのです。


Q19 近々鉛弾の使用が禁止されると思いますが870用の換銃身はスチールその他鉛以外の弾も撃てるのでしょうか?

スチール弾対応のチョークを使えば使えます。銃を交換する必要はありません。


Q18 カタログの最終ページ換銃身でレミチョークとレミンチョークと有りますがこれは違う物でしょうか?

そういう質問をすると私のアホさが判明するので今後は質問しないようにお願いします。


Q17 レミントンMー870についてお尋ねしますが 私の870の銃身には2-3/4in shellと刻印が有ります。貴店から換銃身を購入した場合 ほとんどが3インチ用だと思いますが私の銃に合うでしょうか また3インチの弾も撃てるのでしょうか?

3インチが撃てるかどうかは銃身で決まります、870の場合、3インチを使える機関部にはマグナムと刻印がありますが、これは排莢とか、装填の問題の場合のみのを想定した場合の話ですから、マグナム用と刻印が無くても少なくとも強度の問題は大丈夫です。
但し、銃身は必ず3インチ対応になっていることを確認して使ってください、銃身が3インチ用なら機関部は3インチ対応になっていなくても機関部の強度は大丈夫です、只単に排莢の時引っかかる事があるという懸念はありますのでそこだけ注意してください。


Q16 某紙の記事から
 1.銅製サボット弾は遠射がきく。
 2.エゾ鹿に対して命中するとほとんど走ることなく回収できる?

これは410番に限定した事では無く、20番も、12番もサボット弾は遠射がきくと解釈すべきだと思いますが。


Q15 某紙の記事には良く410番が取り上げられ「絶賛」されていますがほんとうなのでしょうか?

たんなるライフル銃を改造して所持するための口径ではないの?
410番はガラクタですが、410番と称してライフル銃のライフッリングを1/2除去して*******のマーリンのライフル実包を使用する銃は、元々がライフルなのですから命中精度も、そして威力もライフル並にあります。
こんな事を書くとそのライフルが売れそうですが、銃刀法の趣旨から考えると私は疑問に思っています。


Q14 1/2ライフリングについて全ライフリング銃身だと散弾銃でも「ライフル」との解釈はいつごろからですか?それまでに許可された銃があるとすればそれは「散弾銃」として許可されているのでは?
もっとも、ショットガンは散弾銃でライフルはライフルでいいんじゃないの?

ライフルか散弾銃かの解釈は明治年間に確定されています、当時軍隊で使用していた村田銃を民間に払い下げる際、ライフルを半分除去して散弾銃として只みたいな値段で猟師に払い下げた事例があります。
従って1/2ライフルは散弾銃という解釈が生まれたのです、逆に言うとライフルの定義はライフリングのある銃と言うことになっていますので、サボット弾を撃つ散弾銃が出現したときライフルになってしまった訳です。
ご質問にありますとおり、ライフルはライフル、散弾銃は散弾銃というふうにしないと、現用のライフルのライフリングを半分除去して410番散弾銃と言ってまかり通っています現状を考えると、ふと考えてしまう事があります。


Q13 1/2ライフリングのボルト式の散弾銃の購入を考えています。用途は射撃専用ですが、引き金の重さはどれくらいなのでしょうか?また、軽くする事はできますか。

通常のライフル銃と同じ引き金ですから軽くすることは可能です。しかしあまり軽くするのでは無く1キロくらいが安全面から言うと無難です。


Q12 マガジンキャップをロックするのにバレルの基部に小さいボールがスプリングと共に埋め込まれている物と、今回の870エキスプレスのようにボールを使用せずに、マガジンスプリングリテーナーの表面に山を作りその凸凹でマガジンキャップをロックしているものがあるようですが、このボールを埋め込む加工をお願いするとしたらいかほど費用が掛かりますでしょうか?
・・・と言いますのも、マイケル社のQD用マガジンキャップを使用しようと考え準備していましたが、まさかボールが付いていないとは思わなかったので少々気落ちしています。

ボールの取り付け加工は致しません。何故ならレミントンが部品を供給しないからです、レミントンではここのボールは不要だと考えているようです。


Q11 樹脂製のトリガーアッセンブリーでハンマーをコックしたままの保管についてもこのトリガーアッセンブリーが割れないか心配しています。基本的にこの種の銃は保管時にハンマーはどのような状態が良いのでしょうか?この割れるに至る期間については長期的な使用、保管(3年~5年スパン)での話で考えています。

ハンマーはリリースしておく方が理想的ですが、コッキングしていても特段問題はありません。
間違っても3~5年で壊れると言う事にはならないはずです。安心してお使い下さい。


Q10 私の870エキスプレスは、トリガーアッセンブリーが樹脂で出来ていますが射撃後の手入れでWD-40を吹き付けておいても割れてくることはないのでしょうか? 今までの経験より樹脂に対して防錆油が付着したまま長時間放置しておくと、割れの原因となっていたことを記憶しています。

これは大丈夫だと思います、私自身が実験をしたことはありませんがこの素材は対衝撃性プラスチックでこれが割れたため部品交換をした事例は今まで有りません。銃床素材も同じですが、これも今まで油がしみこんで割れたと言う事例はありません。


Q9 ショットガンのパターンについてショットガンの有効射程?については、狩猟読本etcに出ていますが、m単位のパターンはないものでしょうか?メーカーにはあるんでしょうね。

初速はフィート、射撃の距離はヤードで表示しています、日本式にメートルで表示したら比較が煩雑なのでこうしたデーターは世界的に統一するのが一般的です。


Q8 12番紙薬莢ってなんでしょう普通の散弾つかえない特殊な銃なんですか?

12番の寸法は12番紙薬莢と12番真鍮薬莢とがあります、通常使用しているのは12番紙薬莢の寸法ですが、昔みたいに村田式みたいなハンドロードを作る場合は12番真鍮薬莢を使います。
12番紙薬莢と言う名称は薬室の寸法名称であって、紙の薬莢を使うわけではありません。
プラスチックの薬莢を使用している現在の弾の薬室名称が "12番紙薬莢薬室" なのです。
では何故紙薬莢と言うのかと言いますと、昔は散弾の薬莢が紙で出来ていたのです、多くの場合ボトムには真鍮(実は鉄に真鍮メッキしたもの)がはめ込まれていましたが、ホシノ紙工と言う会社から売られていたモノは全部紙で出来ていました。


Q7 T銃砲店が扱っている「AR改造バージョン」なんて、なんの価値もないんですね。たしか410番に銃身が改造されて、変な銃床がついてましたっけ?なんにも知らない私は憧れていたことを恥ずかしくおもいます。あの銃当たりそうですか?失礼当たるわけないし、ARを冒涜している。ですね。
 ☆ミリタリーライフルには歴史的価値があるが、ショットガンには歴史的価値のあるものはあるの?
 ☆軍用といかないまでも、警察使用やミリタリー仕様とされるショツトガンの評価はいかが、某銃砲店で聞くと教授がおっしゃる軍用ライフルの評価(確実に出る、故障しない・・・)でした。

Q1.T銃砲店が扱っている「AR改造バージョン」なんて、なんの価値もないんですね。たしか410番に銃身が改造されて、変な銃床がついてましたっけ?なんにも知らない私は憧れていたことを恥ずかしくおもいます。あの銃当たりそうですか?失礼当たるわけないし、ARを冒涜している。ですね。
A1.ただ単に銃を持ちたいと言う人たちを利用しての金儲けでしょうね、銃を愛していたらとても出てこない発想です。

Q2.ミリタリーライフルには歴史的価値があるが、ショットガンには歴史的価値のあるものはあるの?
A2.当然ありますが、ショットガンの場合、ミリタリーガンとして採用された事例が少ないので歴史的な意味から言うと少ないですが数種類有りますね、但し私の個人的な感じではあまり評
価は高くありません。

Q3.軍用といかないまでも、警察使用やミリタリー仕様とされるショツトガンの評価はいかが、某銃砲店で聞くと教授がおっしゃる軍用ライフルの評価(確実に出る、故障しない・・・)でした。
A3.軍用のショットガンは民間用の銃を転用して利用しているだけで、純粋に開発して採用したわけではありません、それに利用目的が警備ですから歩兵用の小銃とは開発要求が違うと思います。


Q6 サイドロック銃の特徴について教えてください。

サイドロック式の銃は値段が高いのが特徴です。
簡単に言うとこれが特徴ですが、もう少し詳細について説明してみます、通常の銃はボックスロックと言って機関部の後ろに激発機構が組み込まれています、サイドロックの場合左右のプレートに激発機構が組み込まれているのです。
構造学的に言えば、ボックスロック機構の方が遙かに優れています、ハンマーを支えるピンを例に取って説明してみましょう、ボックスロックのハンマーピンはハンマーのピン穴を貫通して左右の機関部のブロックで保持されています、しかしサイドロックの場合はプレートに止めているので、左側の激発機構は左側のプレートだけで保持しており、右側には何の支えも無いのです、勿論、相応に強度を持たせて作られていますが、構造的に考えれば決して丈夫な機構では無いのです、またこの小さなスペースの中に同発防止装置も組み込まなくては成りません。当然振り子を使うようなスペースはありませんから、ハンマーをロックするシェアーを2個組み込んだような複雑な構造になります、しかしこうした機構を組み込んでもサイドロックの銃には同発が多いのです。

私はメルケルの303ETのトラップ銃を使っていました、メルケルの中では最高級の銃です。引き金は、何の調整もしないでオリジナルのまま使っていましたが何度も同発を体験しています、では何故そんなサイドロックを使うのかと言いますと、他人のことは解りませんが、私みたいにキリキリのガンマニアの場合は、その加工技術にうなってしまうからです。メルケルの内部のパーツには機械加工した後はありません、と言うことは機械加工した後はすべてヤスリと研磨で仕上げられているからです、サイドロックの場合、部品をはめ込めばそれで完成と言うわけにはいきません、それぞれの部品を微調整しながら組み立てなければ成らないため、必然的に全ての部品を研磨する事になるのです、本来は引き金の懸かりの部分だけをヤスリや研磨で調整すれば事足りるのですが、それでは見た目が貧弱なので部品を全面的に研磨仕上げしているのです、ねじも既成のねじは使っていません、全部メルケルの工場で作られたねじです、ですから小さなねじを紛失するとそれに変わるねじを市販のねじで補修する事は出来ません、メルケルの部品は全部こんな調子で作られています、サドロックの激発機構は非常に複雑な形をしております、銃床の中ぐりもそれに合わせて微妙な形状に削られています、大雑把に銃床を削ると、銃床の中がスカスカになり強度を保てません、そのため削る面積を最小にしているのです、ですから機械加工で銃床の中を削ることが出来ないのです、メルケルの銃床の中は全部ノミで仕上げられています、これは目で見れば誰でも解ります。歴然とノミ後が残っているからです。
こうした加工を見せられると機構的な合理性より、加工の難易度に心を奪われてしまうのです、サイドロック銃の存在理由、存在価値、それは正しく加工の難易度にあります。
従ってどこのメーカーでもサイドロックが一番高い銃になっているのです。


Q5 ベレッタの上下2連を使ってトラップ射撃をやっています、初矢は引き金を引くだけで落ちるのですが、二の矢はバットプレートを下にして床に軽く叩きつけないと落ちません、先輩に聞くと中に振り子が入っているのでそうなると言われました、友人の使っている銃は引き金を引くだけで初矢も二の矢も落ちますが、振り子は何の為にあるのでしょうか?

これは同発防止機構です、振り子が無いと初矢を撃ったその衝撃で二の矢のロックが外れて上下の銃身が同発してしまうことがあります、それを防止するために初矢の反動を受けて銃が後退しその慣性を受けて中の振り子が後ろに下がり、初めて二の矢の引き金ロックが解除されます、後は引き金を戻して引けば二の矢が発射されます。
しかし、この方式の場合、初矢が不発の場合銃に反動が発生しないので振り子も作動せず、従って上の銃身も撃てないと言うことになります、この場合は引き金を引くだけで上下の銃身が順次激発できる振り子の無いタイプの方が有利です、外見はほとんど同じですがミロクは振り子タイプ、ブローニングは振り子なしの機構です。

振り子は同発防止と言いましたが、それでは振り子が無いと同発するかと言いますとほとんどその懸念はありません、事実、私はトラップ射撃にはブローニングのD-4を長年使っていますが今まで同発したことは一度もありません、ではブローニングは同発が起きないのに何故ミロクは振り子機構を採用しているのでしょうか? 私のブローニングは絶対同発しないかと言うと、引き金を不必要にいじくり回すと起こる可能性があります、散弾銃の引き金は射撃用のライフル銃の引き金と比べると比較にならないくらい粗雑な引き味です、なんと言ってもストロークが長すぎます、では何故私が引き金調整をしないかと言いますとその必要性を感じないからです、スキートもそうですが、トラップ射撃も引き金を引くのは一瞬です、クレーを追いながら引き金を絞り込むと言うことは絶対にありません、クレー射撃は最初から"ガク引き"射法なのです、従って引き金調整する意味は全くありません。しかし引き金調整を繰り返し、ハンマーの懸かりを限界まで調整すると同発が発生しやすいのです。その時には振り子の存在意味が出てきます。

振り子式引き金の最大の利点と言うべきは、初矢を撃った後、引き金を戻して、また再度引き金を引いて二の矢を撃ちます。この引き金を戻すストロークが決定的に違います。
私はトラップ射撃にブローニングのD-4と、ペラッチのSCOサイドプレートを使っていますが、ブローニングに関しては長年使っているのに初矢を撃った後、引き金の戻しが足らなくて、二の矢を撃てなかったことが年に何回かあります。これを限界まで調整すると引き金の戻しは少なくなりますが、非常にデリケートな引き金に成るので同発がでる可能性が高くなります、しかしペラッチの場合は二の矢を撃つのには引き金の戻しは非常に短いのです、引き金を戻すと言うよりは、引き金の力を緩めると言う感じだけで二の矢を撃てます、このフィーリングはクレー射撃には非常に大切だと痛感しています。


Q4 AR-15を購入して、410番に改造したいのですがお願いできますか?

この手の改造はお受けしません、その理由の一つは、私のポリシーとして折角作られたライフルを除去すると言う仕事はガンスミスとして耐えられませんのでお受けしません。

もう一つの理由は、AR-15の場合は、アッパーレシーバーを交換すれば簡単にライフルに改造できます、警察は専門家では無いので銃器の事は解らないでしょうがガンスミスとしては法の趣旨に反するので作業致しません、悪しからずご了承下さい。


Q3 レミントンの自動銃を使っています、ピストンの所にゴム製Oリングがあります、部品の名称で言うと"ガスシール"となっています、ガスをシールする物だと思っていたのですがこれが切れても使用上何の支障もありませんが、あれは何の為の部品なのでしょうか?

それはガスシールの為の物です、貴方の使っておられるのは猟用装弾だと思いますが、その場合にはそのガスシールが無くても問題なく回転します、しかし射撃用の24グラム装弾を使ったときは弾が軽すぎるため回転不良がおきます、その回転不良を防止するためにガスシールを使い、ガスが漏れないようにしているのです。
しかしながら、28グラム以上の弾を使うときにこのガスシールを付けたままだとガスシールが簡単に切れてしまいます、ですから24グラムの射撃用装弾を使うとき以外は取り外しておく方が良いのです。
このガスシールは24グラム装弾専用の物だと言うことを覚えておいてください。
もしその銃を射撃しか使わないと言うのであれば、最初から24グラム装弾対応の銃に調整する事も出来ます、その方法はリコイルスプリングを1~2センチメートル切りつめる方法と、あまりやりませんがガス穴を0.5ミリ程度大きくすることです。


Q2 新品の上下2連を購入しましたが、銃を収納するときに引き金を引いてハンマースプリングを落としておかなければ成らないのでしょうか?(実は昨日射撃場で銃を使ったときに不発が出て、その不発弾の雷管を見たら打跡がすごく小さいのでバネが弱っていると考えられます。)

銃を収納する時にハンマーを落としておく必要はありません、ハンマーをかけたままに放置しておいてもバネが弱る事はありません、たとえば貴方の使っている車、ジャッキアップしておかなかったからと言ってバネがへたり段々車高が低くなったなんて事は無いでしょう、それと同じです。貴方の上下2連に不発が起きたのは多分、弾の問題です、ひょっとしてイタリア製の弾を使ったのではありませんか?

共産圏の弾は最悪ですがイタリア製の弾は自由主義諸国の中ではあまり出来が良くありません、特に雷管に使用する爆粉がよくありません、そのため不発が出るのです。
"でも撃針の打跡が小さい" と言われると思いますが、打跡が小さいのはハンマースプリングが弱いのではなく、逆に雷管が強いからなのです、雷管の素材が肉厚が厚いか、材質がほんの僅か硬いかのどちらかです、ですからその雷管が完全に潰れる様に叩かないと中の爆粉が点火しないのです、ですからあえて雷管を強くして強い撃針で叩くように意図的に設計しているのです。
話は少しそれますが、ライフル銃に使う雷管とピストル用に使う雷管は外見も中身も全く同じです、では何処が違うかと言いますと、ピストル用の雷管の方がほんの僅か材料の肉厚が薄いのです、ピストルのハンマーはライフルと比べると弱いので雷管も薄く出来ているのです、一方ライフル用は火薬の圧力がピストル用よりも強いので雷管が厚く出来ているのです、ですからメーカーにより雷管の材質に厚みや堅さの違いがあるのは当然の事です。

さて話を戻しますが、雷管を叩いた打跡が小さいのは撃針が雷管を叩いた後、撃針はリバウンドと言って少し叩いた位置から戻るように出来ているからです、雷管の材料が硬いと撃針が戻されるのです、それは撃針のリバウンド機構とも大きな関連があります。
上下2連銃の場合はリバウンド機構を確認しやすいので確かめてください、ハンマーがロックされている状態ですと機関部の撃針の周りを触ると撃針が引っ込んでいるのが解りますね、(当然ですが)では引き金を引いてハンマーを落としてください。瞬間的に撃針は出ているはずですがなかなか目には見えません、その状態でまた機関部の撃針の周りを触って見てください、ハンマーは落ちているのに撃針は引っ込んでいるでしょう。これがリバウンド機構です、なぜこうなっているかと言いますと、もしハンマーを落とした状態で撃針が出っぱなしだと、弾を入れて折った機関部を戻した時に撃針が雷管に当たりますね、そうすると弾が出てしまうではないですか、極めて危険ですよね。その為に撃針は雷管を叩いた後はすぐに引っ込むのです、これは自動銃の場合も同じです、もし撃針が出放しだと弾倉から出てキャリアーで運ばれた弾を薬室に送り込むとき、雷管を叩いてしまいますね、そのためリバウンド機構が働いて撃針は前に出ない様に成っているのです。

ピストルの場合も同じです、リボーレバーを例に取って説明すると、ハンマーを起こして引き金を引くとハンマーが落ちて撃針が雷管を叩きます、で、引き金を戻すとハンマーは数ミリ強制的に戻されるのです、これもリバウンド機構です。
このように撃針は雷管を瞬間的にしか叩かないので、雷管の材質が硬いときには撃針がはね返され、弱い打跡しか付かないのです。
つまり撃針はビリヤードで言えばボールみたいな物で、ステックで叩かれたボールが慣性で前に出るのと同じ事なのです、ですから撃針は常にカタカタしていると考えてください。
それを確認する良い方法をお教えしましょう。
上下2連銃に弾を込めてください、念のためどちらの弾にも撃針跡が無いことを確認しておいてくださいね、初矢を撃った後、機関部を開いて上の銃身に装填している装弾を確認してください、雷管の中心に極めて小さい跡がありませんか? これは初矢を撃った反動で銃が後退したとき、その慣性で上の銃身の撃針が雷管を叩いた跡なのです、勿論撃発する様な衝撃では無いので問題は無いのですが、これは撃針がカタカタしているなによりの証拠です。


Q1 散弾銃の自動銃を使っています、自動銃は火薬のエネルギーを、自動銃を回転させるために使っているため、ポンプ銃と比べて威力が少し小さいと先輩から聞きましたが本当でしょうか?

それは嘘です、確かに常識的に考えれば相当なエネルギーを自動銃の回転の為に使っています。そのエネルギーを使った分はどこかから減算しないと物理の法則に背きますが、以下の理屈を読んでいただけるとお解りいただけると思います。

簡単に言うと、弾を撃ちだした後、銃口から火薬ガスが出ますよね、銃口から散弾が出た後はあのガスは全く無駄な存在なのです、仮に弾頭が出た後、余分なガスが全く無いのなら自動銃を回転させる為に使った火薬のエネルギーは減少しますが、元々有り余るガス圧がありますので自動銃を回転させる為に使用したガスなどは弾の威力には何の影響も与えないのです、もっと解り易くいうなら、銃口からガスだ吹き出している限りにおいては、弾の威力は全く減少していないと言うことです。

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