ジビエ料理晩餐会に潜入しました。from花巻温泉


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ジビエ料理晩餐会に潜入しました。from花巻温泉

2012年3月21日 FEGS


 

花巻猟友会主催の「ジビエ料理の会」にお呼ばれしたので、行って来ました。

会長さんには当社をご愛顧頂いておりまして、常日頃からお付き合いさせて頂いています。

今回「ジビエ料理の会を催すから食べにおいで」と連絡を頂いたので今回、おじゃまさせて貰いました。

藤沼会長は岩手県の大手工業会社の社長さんで同県の工業会でも力を発揮されている方であり

花巻市からの依頼で花巻射撃場の管理も任されている方でもあります。

政財界にも交友が広く、たくさんの方々がお見えでした。

正直、温泉ホテルの料理の会と思い、10〜20人くらいとタカをくくっていたところがあったので

ホント、びっくりしました(笑)。合計100人に及ぶ地元の名士の方々の食事会でしたから(笑)。

花巻猟友会は100人強の大所帯でしたが、今回は、野生料理を食べた事の無い人に食べさせる事が

メインなので、猟友会の人達には遠慮して頂いたそうです。

料理を拵えて、用意されたのは、花巻猟友会の熊撃ち名人やその仲間たちで味付けも間違えの無い

ものでした。クマ1頭、シカ4頭、カモ50羽がこの日の為に用意されて鍋料理や煮込み料理に

生かされて、舌鼓を打ちました。

フランス料理など、高級料理に使われるのが一般的なジビエですが、今回は大衆料理においても

充分美味だったようで、一般の方々からも絶賛されておりました。

ちなみに写真も掲載しましたが東京から、大日本猟友会の会長の佐々木洋平氏もおいでになり

大盛況の催しになりましたが、今回の催しは、有害鳥獣を貴重な食材と位置づけて地域おこし

町おこし、ひいては全国的規模に拡大していければという事で行われました。


会場の様子



円卓に乗って供された料理の数々



今回の会の首謀者(笑)で花巻猟友会の藤沼会長



壇上でお話中の大日本猟友会会長 佐々木洋平氏



今回の催しについて藤沼会長から話を聞きましたが

「猟友会としては、全国で初めての取り組みだと思う。ハンターは高齢化及び銃規制等で

所持許可も煩雑になった為、ハンター人口は減る一方だし、貴重な食材を廃棄している現状を

打開しないといけないね。一般の方々が野生料理を食べる機会は少ないので

ぜひ食べて認識を新たにして貰いたかったからね」続けて「地域おこしの起爆剤になれば

いいし、料理店や宿泊施設でも取り扱っていければいいと思う。衛生上の問題や食材の確保

等の問題もあるけど全国的に普及していければ野生鳥獣の重要さが認識されると思いますよ。」

確かにその通りですね。

銃砲所持の現状に関しても藤沼会長、大日本猟友会の佐々木会長共々

「危機的状況が続いていますね。今の現状が続くと、本当にハンターがいなくなってしまう。

3年ごとの技能講習もネックになっていて、獲物には百発百中のハンターも慣れない射撃では

緊張して当たらず、試験に落ちてしまう人もいる。百戦錬磨のハンターがたった1度の試験に

落ちて、やる気を失ってしまう現状は残念でなりませんね。なんとかハンターを増やして行く

方向であっちこっちに働きかけています。すぐに銃を手放さず、踏みとどまってもらいたいものですね。」

同感です。当社でも銃の所持を返納される方が多く、歯止めが掛かりません。

こちらもビジネスですから、当然、買い取りする事になるのですが痛し痒しでも踏みとどまって欲しい

気持ちが強くなっている、今日、このごろです。



この記事を書いている最中に、朗報が入って来ました。

大日本猟友会の改革の第一歩とも言える事柄でもあるようですが、今年の12月4日より施行される

法律として「有害鳥獣駆除に参加されているハンターに関しては3年ごとに行われる技能講習を免除する」

法案が国会で通ったそうです。

有害鳥獣駆除に参加していれば新規申請についても今年の12月4日以降に申請する場合技能講習は

免除されるとの事です。有害鳥獣駆除は一部ベテランハンターのみに私物化されている感がありましたが

このたびの改正でハンター全体に有害鳥獣駆除の門戸が開かれていくはずです。

法案の要綱に関しては、次回、記事として取り上げる予定です。

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