[コンドル(空気銃)の掃除]


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コンドル(空気銃)の掃除

2005年 12月24日 とも


 

お客様のお話を聞いていますと銃身内のお掃除をしない人が多いように見受けられます。でも、本当は空気銃のように火薬を使わない銃でも銃身内のお掃除はやった方が良いのです。命中精度にかかわることですから、弾を撃ったら必ず掃除する習慣を心がけていただきたいのです。

だから皆さん、マメにお掃除をするようにしましょう!

コンドルの取扱説明書10ページに《正しいサイズの新品の銅ブラシを使って掃除しなさいよ》と銃身内の掃除方法が記載されております。かといって「毎回こんなの面倒でやってられない!」という人が多いでしょう。私もそうです。でも取扱説明書を読み進んでいくと《フェルトのクリーニングペレットを使うのもいい》と書いてありました。ということでドイツVFG社クリーニングフェルトペレットをお薦めします。


4.5mm 100発入り ¥670
5.5mm  80発入り ¥670
※写真は5.5mm用

撃ち終わった後に数発、弾と同じように装填して撃つだけです。とりあえず、それだけでもライフリングの間に溜まった鉛を(ある程度は)取り除くことができます。コンドルの取扱説明書には《ペレットの汚れがなくなるまで繰り返しなさい》と書いてありますが、何十発も撃つのでなければペレットは数発で十分です。これなら飽きっぽい私でも面倒くさくないです。またケースが小さくて軽いから持ち歩くにも苦痛じゃありません。
 

上の写真は当社のコンドルを掃除したものです。

100発以上撃っていながら、一度も掃除をしたことのない銃です。
@発目はさすがにドス黒いです。これは銃身の汚れというより弾に塗布されているグリースみたいなものですから、誰でも最初の1発目はこれぐらい汚れています。その後、何発か撃つとライフリング痕がクッキリ見えてきますね。さすがにN発目にもなるとようやくライフリング痕も薄くなってきます。
それにしても汚いですねぇ〜。
ちゃんとコマメに掃除していれば、こんなに撃たなくてもいいのです。日頃の心がけと努力が重要です。

このフェルトペレットを使用するにあたって気をつけていただきたいことが2つあります。

1)絶対に油類はつけないでください
当然のことながらコンドルの取扱説明書にも《使わないでね!》と強く書かれております。理由はいたって簡単です。撃ったとき油が霧状に気化します。使用したアブラが石油系ならパッキングの損傷を招き、銃自体が壊れやすくなってしまうからです! 
銃を大事にするつもりが逆効果ということもあるのです。たまには他人の言うことを聞きましょう。

2)必ず射撃場(猟場)でやってください
間違っても家の中でやらないでくださいね。自宅でペレットを飛ばして襖や壁紙に穴を開けてしまい、ご家族(特に奥様)の逆鱗にふれるようなことになってしまっても、ファーイーストでは責任を持ちません。
たかだかフェルトペレットでもそれぐらいのパワーは出てしまうのです。
つまり5m位の至近距離ならスズメくらいなら気絶させてしまうかもしれません。
だからといって「どれどれ?」と窓外のスズメや鳩に向けて撃たないでくださいね。そんな姿をご近所さんに目撃でもされたら「いま、発砲した!」と大騒ぎされて、警察にいま所持している銃を全て没収されてしまうことになりかねません。もちろんファーイーストでは責任を持ちません。
それから。

ペレットの威力を試したいがゆえに自分の手などに当てないでください。競技(標的射撃)用の空気銃ならば血マメ程度で済みますが、コンドルですとパワーが強すぎて骨折しかねません。当然、ファーイーストでは責任を持ちません。
このコラムに掲載する写真の撮影用として、ペレットを回収するために使用した厚手のタオルが(コンドルの空気圧をかなり弱めていたにもかかわらず)ボロボロになってしまいましたし、そもそも、自分を含めた人物に銃口を向けるのは安全マナーに反することです。
だから必ず射撃場(あるいは狩猟後の猟場)でお掃除してくださいね。

最後に。
標的射撃など頻発にかつ数多くご使用になる方はコンドルの取扱説明書にあるとおり、銅ブラシを通したほうがよろしいかと思います。クリーニングキット(5.5mm用 ¥2,940)をご準備しておきます。はい。

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