感謝状 - コーヒーブレイク

2003年12月 5日 築地

今週の初めに沖縄の米軍関係者から感謝状を頂きました。
16年間、長年に渡り中古銃を販売してくれた事に関する感謝状だそうです。
頂いたのは当社ではなくて、勿論私でもなく、当社のスタッフ、カジガヤ君です。
実を言うとカジガヤ君は、16年間年に数回、沖縄に中古銃を販売していたのです。
感謝状と言っても紙一枚では無くて、何やらメダルが色々取り付けてある感謝状です、感謝状と言うよりは感謝メダルと言った方が適切かも知れませんね。
画像を見て頂くとお解りいただけますが、アメリカ空軍、アメリカ海軍、アメリカ陸軍、そしてアメリカ海兵隊、なんと国防総省のメダルまでありますね。
カジガヤ君は16年前から米軍に銃を販売していたのですが、私は当社に入社してたったの6年です、入社と言ってもいきなり社長として来たので、これは入社と言うのが正しいか、参入と言うのが適切か、あるいは参加、別の言い方をして招聘と言うべきか、逆に乱入と言うべきか、または乗っ取りと言うのが適切か、この辺りの正確な表現は今後、業界の皆さんの判断にゆだねたいと思います。

業界の中で、ファーイーストのあれは結局参入だったとか、いや、よく考えると乗っ取りだとか、ケンケンガクガクの論議が銃砲小売商組合の総会で交わされるかも知れません。
あるいは猟用資材工業界でも、例会の議題に上り、その中で正式な定義が定められるかも知れ、ませんね、ボクは最終的にその判断にゆだねたいと思います。

感謝状
感謝状

さて中古銃の話に戻りますが、中古銃と言っても、当社のオークションに開示している様な物は超特級品で、米軍向けに販売する多くの銃は数千円あるいは1万円程度で購入したガラクタの中古銃です。実を言うと、この値段帯中古銃となると、かなり酷い物になります。
日本のマーケットではとても流通しない物ばかりです、初心者が教習射撃を受験して銃を所持するまでお金にすると5万円以上かかりますよね、それに要する時間も加味したら銃を所持するために支払うべき対価はおおよそ10万円以上を支払って居るかも知れませんね。
ですからこういう方達には、あまりに安い銃は推奨できないことになります。
そういう方達にこんな銃をお見せしたら「馬鹿にすんなよ」と言われるかも知れません。
当社が、中古銃の買い取りで小売店から送られてきた銃に値段を付けると、数千円と言う事になります、こんな値段を付けると、銃砲店から「馬鹿にすんなよ」と言われてしまいます。
そういうときは、「馬鹿にしてんじゃないかんな」と言う態度を見せないといけないかも知れません。
その為にこれは買うけどこれは要らないなんて言い方はしません、どんな物でも全部買い取るのです、1丁いくらと言うより、一山いくらと言うことですね。
最近では、銃砲店の方もこちらの世界観を理解してくれたらしく、程度は悪いが捨てても良いような物を持ち込まれる事もあります、「馬鹿にしんじゃないかんな」と送られた銃砲店の方にもそう言うお気持ちはあると思いますが、欲しくない、買いたくない、と言う銃も少なからず混入しておりますが、でも当社では全部買い取っていています。
これは買うけど、あれは要らないなんて偏食児童みたいなわがままは絶対に言いません。
銃は全部買い取ります、その代わり只で買い取る物もあります、只でも銃砲店が廃棄するよりは安いからです。銃の廃棄は公害ゴミを出すような訳にはいかないからです。

参考までに只で買い取った(正確には貰った)銃の一例をご紹介しましょう。

空気銃
空気銃

これは兵林館製の空気銃です、ご存じの方には懐かしい名銃ですが、現在では只でも要らない銃なのです。只で買って米軍に¥5,000で販売します、¥5,000と言う値段は沖縄までの送料、販売手数料を加味すると、結局は只で販売すると言うことになりますね。
いくら程度が良くても値段が高いと米軍関係者には高い値段では絶対に売れないのです、逆に安ければいくらでも買ってくれます、一人で十数本購入する兵隊さんも居ます。
そんなに買ってどうするのと言われそうですが、アメリカの友達にプレゼントするとか、頼まれて購入するとか目的は様々です。
中にはリタイアしたら銃砲店を開くなんて兵隊さんも少なからずいらっしゃいます。

こうして兵隊さんと仲良くなると、ビジネスの関係だけでなく色々便利なこともあります。
例えば、キャンプハンセンの海兵隊基地の中にある、500ヤードレンジなんて使わせてもらえる事もあります、自分の銃を持参するか、アメリカ軍の銃を使うかについては口が裂けても言えません。 またキャンプハンセンは海兵隊のスナイパー訓練もしていますので、色々M-40スナイパーライフルについて最新情報も得られます。
ここの基地の中にはゲールースーツを着用したスナーパー達が転がって居ますので気を付ける必要があります、これらの兵隊さん達は10m位の距離では周りの自然の中に溶け込んでいてほとんど視認できません、ここで立ち小便するときには余程周りを警戒してから開始しないといけないのです。

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