スライド式ライフル銃について - 銃について

1999年12月25日 築地

当社で取り扱いしているライフルはブローニングとレミントンだけです。
スライド式の特徴は、何と言っても作動性が確実なことでしょう、この銃の場合回転不良と言うことはおきません、しかし、以下の事をよくよく注意して使ってください。

全てのライフル銃は、ごく通常の使い方をしても激発の度に火薬ガスがネックの周りに吹き戻してきて、それが徐々に薬室の壁にカーボンとして付着します。 
これが限界以上に付着しますと薬莢が薬室に張り付いてしまいます、自動銃の場合強制的に薬莢を引き出すので張り付があっても剥離します。 ボルトアクションライフルの場合ボルトを引き起こしていくと最後のところで強制的に後ろに2~3ミリ後退します、これで強制的に薬莢の張り付をはがします。 仮に薬莢の張り付が有ったとしても以上のような構造のため多くの射手は薬莢の張り付に気付くことはありません。

しかしながらスライドアクションの銃は、張り付いた薬莢を強制的にはがす設計になっておりません、そのため薬莢が張り付くと、先台はかなり強烈な力で引かないと動かなくなります。ですからスライド式ライフルを使う場合は常に薬室をきれいに掃除しておかなければなりません。
スライド式について説明したついでに説明しますが、最近はやりの "直動式ボルトアクション" も強制的に排莢するというメカになっていない以上同じようなトラブルに遭遇します。


レミントン

レミントンはスライド式ライフルでは一番古い歴史を持っています、当然して愛用者が一番多いのもレミントンです。 スライドアクションの欠点に付いてはすでに書きましたが、レミントンのエキストラクターは色々ある銃の中で一番貧弱ですから張り付が強いとエキストラクターが外れてしまうことがあります。弾倉はワンタッチで交換できますからこの辺の取り扱いは楽です。それに何と言っても値段が¥99000ですから買いやすい値段であるメリットも大きいと思います。

ブローニング

ブローニングのスライド式は一昨年から流通するようになった新製品です。
そのためレミントンよりは色々改良されている所があります、レミントンと比べて一番使いやすい点は、先台のアクションが軽いと言うことです。それと先台が機関部の下まで動きますので先台を保持する所がうんと手前でも充分に使いこなせます。
エキストラクターもレミントンよりは強力です、またマグナム口径に対応しているのもブローニングだけです。弾倉形式はヒンジタイプの弾倉蓋に取り付ける方法ですからレミントよりは使い勝手がわるいです。

ブランド
カテゴリー
ページの先頭へ