銃器世界、その常識の嘘 - 銃について

2003年 2月 12日 築地

世界の常識は日本の非常識、日本の常識は世界の非常識なんて事がよく言われます。
この間、左寄りのラジオ番組を聞いていましたら、イラク攻撃に賛成の人は6%、反対、あるいは分からないと言う人が、が96%あり、私自身は大変びっくりしましたが、マスコミと言うのは基本的に左寄りですから、設問の仕方でアンケートはどうにでもなりますから、このアンケートをそのまま信じるほど私は馬鹿ではありませんが、仮に攻撃反対と答えた人は、もし北朝鮮が攻撃してきたら、その時はアメリカさん"助けてっ"と叫ぶのでしょうか?私だったらそんな自分勝手な奴は絶対助けませんね!
反米のために、アメリカに頼らないと言うのであれば、国防と言う見地から北朝鮮と対峙するには日本の核武装しかありませんが、私は核武装には反対です、核装備はコストがかかりすぎますし、実験場もありません。それに何よりも国民のコンセンサスも得られないでしょう。と、すると北朝鮮には無防備で、アメリカのイラク攻撃には反対し、北朝鮮からの攻撃で、困ったときにはアメリカに助けて貰う、これが国民の常識でしょうか?
アメリカも日本のマスコミにはボロクソに言われながら、ちゃんとやるべき行動を取っている事に対して私は敬意を表します。佐世保を母港としている強襲揚陸鑑、"エセックス"は密かに佐世保港を出港して今、沖縄にあります。沖縄のキャンプハンセン海兵隊基地の海兵隊員は未だ基地に留まっています。現状ではイラクに出兵する気配はありません。岩国の海兵隊も何故か静かですね。いつもの時期なら中古銃のバザーの開催時期について連絡が頻繁に来る頃なのですが、猫が獲物を狙っているようにずっと沈黙しています。
沖縄の嘉手納空軍基地には空軍の虎の子**が現在常駐しています、アメリカはイラクに手を取られているように見えますが、なかなか北朝鮮への警戒は緩めていません。今の時期に北朝鮮が愚かな行動を起こせば、瞬時に北朝鮮は壊滅です!不見識のそしりを受けるでしょうが、私は密かに北朝鮮が軍事行動を起こすことを願っています。
その時、社会党は(党名は変わっても内容は同じですからね)、日教組は、朝日新聞は何と言うのでしょうかね、また北朝鮮賞賛ですかね。
この間も広島の市長さんが米軍の艦載機発着訓練に広島の無人島を使うという案に猛反対されておりました、この方はアメリカの核には猛反対の政治姿勢を貫いておられますが、何故か北朝鮮の核には、グッとトーンダウンしていますが、どちらの核が国民にとって脅威なのでしょうか?それともこの市長は北朝鮮から金でも貰っているのでしょうかね。
広島市民の方、日本国のためにしっかりした選択をお願いしますよ!

この様に、私からするとおかしいと思うことでも、日本では常識として定着している事が多々あります、世相でもそうなのですから、私の専門とする銃器では尚更です。
私が常識として認識していることでも、一般のユーザーからこちらの足下がふらつく位の衝撃的な答えが返ってくるときがあります。
意外と、私が常識と考えていることでも、一般の方には非常識!
逆に私が常識として考えていることが、皆さんにとっては非常識と言うことがあるようです、今回は、その常識の嘘について淡々と説明してみます。

■自動銃はボルトアクションと比べて初速が遅いのでしょう?
こういう疑問は多くの人が抱いているようですね、常識的に考えれば、弾を撃ち出すエネルギーの他にボルトをスライドさせて、弾を装填するエネルギーまで使っているのですから誰が考えても弾の方には充分なエネルギーが回らないと思うでしょうね。
しかしながら、ボルトアクションの銃で撃っても、銃口から猛烈なガスが吹き出ますね。
弾を撃ちだした後のガスは何の役にも立っていません、それはご理解頂けますね。
車で言えば、エンジンのエネルギーは駆動力に使ったとしても、排気ガスでターボを回してもエンジンには一切の負担をかけて居ないこともご理解頂けるでしょうか。
これと同じ延長線上でお考えください、確かに銃腔内からガスを引き込むわけですから多少のエネルギーは自動銃の回転のために利用されますが、それ以上のガスが銃腔内では順次発生しているのです。ですから多少のガスをガス穴に引き込んでも、弾の発射エネルギーとしては全然問題は起きないのです。64式小銃を開発した某氏にお伺いしたところ、同じ弾をボルトアクションの銃と自動銃に使用したところ、何度テストしても何故か自動銃の方が初速が早かったという話を聞いたことがあります。「それは何故ですか」とお聞きしたら、鉄砲七不思議で原因は解らないと言うお答えでした。
私自身が視認した訳ではありませんので、私は正しいとも間違いとも、何とも言いようがないのですが。少なくとも自動銃だと初速が落ちるということは無さそうですね。

■マズルブレーキが有ると初速が落ちますよね?
これも非常に良く聞かれる疑問です、誰でも銃口付近からガスを抜くのですから初速が落ちると考えるのが常識ですよね。
ところが、実際に初速をはかってみますと、全く影響は無いのです。しかし現実にガスを抜いていますよね、私の仮説ですが、銃口から出る余分なガスは、弾の推進にはあまり役立って居らず、あのエネルギーは銃口をジャンプさせている事に多くのエネルギーが使われていると思います。超高速度写真を分析しますと、銃口から弾丸が離脱してから銃身のジャンプが始まります、銃口から吹き出すガスが多ければ多いほど、銃口のジャンプは大きくなるのではないかと思います、ですから銃口にあるマズルブレーキから余分なガスを逃がせば、銃口のジャンプは少なくなると考えています。
軍隊で使う大砲には等しく銃口にマズルブレーキが付いていますよね、実験の結果、あれが有っても砲弾の初速は落ちないことが立証されています。逆にあれがないと反動が強くなり銃口のジャンプも大きくなります。
実験室で実験する場合、全く同じ銃、同じ弾を使っても、反動で銃口が後退する銃を使った方が初速は遅くなります。つまりライフル銃を固定して、レコイルパットを使わないで、後ろも完全に固定して試射しますと、銃が後退しない分、初速は明らかに早くなります。
レコイルパットを使って後ろを固定すれば初速は少しだけ落ちます、人間がレコイルパットの付いた銃を使って試射すれば、射撃の瞬間に急激に銃が後退するので初速はさらに遅くなります。
ウエザビーライフルの場合、300ウエザビーマグナム、180グレインの弾頭を使った場合、その初速は3240フィート出るとカタログには記載してあります。
ところが、ハンドロードする人に言わせますと、どんな事をしても、絶対その初速は出ないと断言します! そういう質問を浴びせられた時には"貴方は自分で銃を撃ったんでしょう?"と答えます、ほとんどの人は呆然としますが、カタログには人間が構えてテストしたとは何処にも書いてないでしょうとたたみかけます。
ウエザビーマグナムの初速、これは実はトリックがありまして、銃を完全固定して、薬莢と弾頭を僅かに接着した装弾で撃てば、薬莢から弾頭が離脱するのに抵抗があるため、火薬の圧力も上がり、なおかつ銃身の後退が皆無ですので、そうした初速が出るのです。
ですから銃口が後退すると言うことは初速が遅くなると言うことに繋がります。
しかし、銃口が全く後退しないと命中精度はバラバラになります、銃口が行き場が無くて暴れるからでしょうね。命中精度を得るためには適当な反動が必要ですが、必要以上の反動は初速を遅くさせるのです、ですからマズルブレーキは反動は軽くしても、弾頭の初速が落ちると言う事には必ずしもならないのです。

■自動銃は命中精度が悪いでしょう?
銃の命中精度が悪い最大の要因は射手の腕です。
こう書けば身も蓋もない話になりますが、当たらない一番の要因は使う射手が最初から当たらないと思って撃てば当たりません、少々当たっても「自動銃なら良い出来だ」と妙に納得してしまうのも問題です。銃が当たるかどうか、根本的な問題は銃身にあります。
現在ではボルトアクションの銃でも、自動銃でも銃身の精度は同じに作られています。
唯一、自動銃の命中精度低下の要因は、銃身の固有のバイブレーションを阻害する銃身に固定されたガス穴でしょう。しかしながらボルトアクションライフルでも銃身が完全にフリーフローテングしてありますのは射撃専用銃しかありません、ハンテング用のライフルは全て何らかの形で銃床と接触して銃身バイブレーションを阻害しているのです。
じゃフリーフローテングにすればどんな銃でもたちどころに当たるようになるかとそうでもありません、やはりある程度の太さがないと銃身が暴れて命中精度は良くなりません。
その様な理由で、自動銃もボルトアクションの銃も、ハンテングライフルに関しては100mで2~3cmには集弾します。
ですから、自動銃だから、ボルトアクションライフルだからと言う理由で命中精度が違うと言うことはありません。

■自動銃の機関部は弾が出る前に開くのですか?
自動銃というのは完全に弾が銃口から離脱してから、ボルトは開いているんですよ。
ではそのプロセスを時間を追って説明してみましょう。
雷管で点火された火薬ガスは、燃焼と膨張を繰り返しながら大量のガスを発生させます、この場合、ガスの圧力と燃焼温度は極めて重要な因果関係にあります。
火薬の燃焼温度は3500度、火薬の圧力も3500気圧有ります。
両方の条件が絡み合って膨大なエネルギーが発生するのです、ですから火薬だけを取り出して、マッチで火を付けますと、火薬は単に"ボーッ"と燃えるだけです。
この様に、周囲に強力な圧力がないと火薬は爆発的な燃焼は起こさないのです。
ですから、火薬は閉ざされた銃腔内でないとあのようなエネルギーは発生しないのです。

私もたまに火薬を燃やしますが、これは放火犯が火を見るとスカッとすると言うよな、そういう心情で燃やしているのでは無いのです、実は火薬の燃焼は、子細に観察するとそれぞれの火薬で微妙に燃焼時間が違うのです、この燃焼時間の違いが、火薬が爆発したときの燃焼時間に正比例しているのです、従って2種類の火薬の燃焼時間がどちらが早いかと言う判断をするには2種類の火薬を同時に点火して燃焼時間の差を比べますと火薬の爆発時の燃焼速度の違いが判断できます。
ライフル銃の場合、火薬を大量に消費するマグナムライフルの場合、燃焼時間は遅くなければなりません、そうしないと大量の火薬が瞬時(火薬ですからみんな瞬時ですけど)に燃焼したら銃腔内の火薬ガスの圧力が上がりすぎて、銃が破砕してしまうのです。
逆に口径の小さな装弾に燃焼速度の遅い火薬を使うと全然スピードが出ないのです。
散弾銃の場合、全てが同じような形態をしていますので全て同じ火薬を使っているように見えますが、24グラムの射撃用装弾を撃つ場合は"パッ"と火薬が燃えます。
逆にサボット弾の火薬は"ボボボボ"とゆっくり燃える火薬が多く装填されています。
では射撃用装弾はみんな同じかというと、たとえばB&Pの場合、F1とF2では火薬が違っています、燃焼速度に変わりはないのですが、それぞれの火薬の色と大きさが違いますから違うのでしょうね、しかしながらどちらがどういう特性なのか全然解りませんがね。
B&Pの弾の場合、オリンピックでも使っている位ですから、悪くはないと思うのですが時たま必要以上に圧力の高い弾がありますが、こうした不良弾に遭遇すると薬莢の底が膨らんで排莢出来なくなります。
この弾は気取って薬莢の底に鉄の(メッキしてあるので真鍮に見えますが、決して真鍮では有りませんからね)の補強がありますが、生半可これが長いために薬莢が膨らんだ場合、かえって始末に負えなくなります。仮にこれが本物の真鍮だったらスプリングバックの作用でちゃんと収縮するのですが、鉄だと全然駄目ですね。
ですから、ライフルの薬莢は全部真鍮で出来ているのです、例外的にソ連の腐れ弾等は、薬莢が鉄で出来ているのもありますが、これはその弾を使う軍用銃の薬室が余程ぶかぶかに出来ているのでしょうね。幾ら弾が安くても銃を壊したら何の意味もないですよね。
鉄を使ったために薬莢が広がり排莢出来なくなるのなら、むしろ全部プラスチックで出来た、レミントン、プレミアの方が遙かに良いですね。

話がだいぶ横道にそれましたが、話を元に戻します。
弾頭が銃腔内を3500気圧の超高圧で押されて前進しますと、銃腔内の中心あたりに設けいられたガス穴にさしかかります、ガスはほんの僅かですがガス穴にも導入されます。
ガス穴の導入されたガスはピストンを押し下げます、ピストンの移動距離は極めて限定されており、移動量はせいぜい1cmくらいです、ピストンはオペレーテングアームを強力な力で、そして、すざましいスピードで押します、まさしく瞬間です!
オペレーテングハンドルはその慣性で10cm位後退し続けるのです。
ガス穴からガスが導入されてから、弾頭が銃口から離脱するまで、こうしてタイムラグを稼いでいるのです、そうでないと火薬ガスが高い内にボルトを開放しますと、ボルトが破損する可能性があります、なんせ銃腔内は3500気圧の超高圧がかかっているのですからね。銃口から弾丸が離脱すると銃腔内の圧力は急激に減少します。
ちなみに、銃の反動と言うのは弾丸が銃口から完全に離脱してから発生します。
ですから銃口がジャンプしたときは弾頭は相当先を飛翔していることになります、火薬ガスも圧力が下がり、ボルトは大体このあたりで開放を初めます。
銃口のジャンプが下がったときには、ボルトは前進を終わり、次の弾が装填されている状態になります。ですから反動が来た後、ガチャガチャとボルトの動く振動を感じるでしょう、ガチャガチャが収まった頃は、銃口のジャンプも元に戻っているはずです。

■ライフルの銃身は長い方が当たるのでしょう?
これも往々にしてある誤解です。
銃身が長くて有利なのは、唯一初速が出せると言う事だけです、弾丸は銃身の中にある間常に加速されますので、加速される時間が長いほど初速が早くなるのは当然です。
1000ヤードの標的射撃、パルママッチに使われる射撃専用銃は30インチ有りますが、これは308ウインチェスターの弾を、2900フィート以上で撃ち出すためにこの様な長い銃身長が必要なのです。そうでないと1000ヤード射撃の場合、ちゃんとした命中精度が出せません、また放物線もかなり高くなります。
漫画のゴルゴ13には1000メートルでフットボールを撃てる腕前のスナイパーと言うことになっていますが、それならばパルママッチの参加選手は全員ゴルゴ13並の腕前と言うことになりますね。
22口径ライフルの競技用銃身も28インチ有りますが、これは振り子のモメントと同じように、銃身がある程度長くないと銃口が簡単に振れてしまうからです、ちなみに射撃競技で使われる空気銃は、見かけはそこそこの銃身長がありますが、あれは実際の銃身はあの半分しかありません、先の半分は銃身ではなくて単なるパイプなのです。
究極の射撃精度を競うベンチレスト、ライフル射撃競技の場合、銃身長は僅か、56cmしかありません、50cm程度のもっと短い銃身すらあります。
私の実験では、6ミリPPCという弾の場合は、銃身長を長くすると逆に命中精度は悪くなりました、ですから銃身が長ければ命中精度がいいと言うのは迷信ですね。
ちなみにベンチレスト、ライフル射撃の場合、100メートルでの命中精度は僅か1ミリです、つまり6ミリ口径の弾頭を5発標的に撃ち込んでも、弾痕はわずか7ミリにしかならないと言うことです、勿論その7ミリの中に直径6ミリの弾頭が5発命中していると言うことですよ、20インチの銃身でこれは可能な命中精度ですね。

■ライフル銃の銃身に加工してあるフルートは放熱効果の為ですか?
うーんこれは難しい質問ですね、銃身にフルートを加工すれば表面積は大きくなるので、物理的には放熱効果はありますが、ライフル銃の銃身は放熱しなければならないほど熱くなるかという問題があります、確かに連続して撃てば手で触れなくなるほど熱くなります。射撃競技の場合は陽炎の発生は避けられないでしょう。しかしながらフルート加工をすればその問題が回避できるかと言うと、回避はできません。同じです。
同じような質問で軽量化のためですかと聞かれることもあります。
軽量化ならば銃身を細くするか、短くすれば事足ります。
確かに銃身にフルートを入れれば銃身が軽くなることは事実ですが、多くの場合、この加工をしてあるのは"見栄え"の為ですね、私はそう思います。
私の知識の範囲では、最初に銃身にフルートを入れたのは、戦闘ヘリコプターに搭載するために作られた、モーゼル社の3本銃身のバルカン砲では無かったかと思います。
3本銃身をぐるぐる回して1分間に4000発もの弾を撃てば銃身は急激に加熱されますし、銃身がぐるぐる回っていれば、銃身にフルートを入れることにより、放熱効果は得られます。しかし、フルートの入っている銃身と言うのは妙に格好がいいんですよね。
そのためにライフルの銃身にフルートを入れたのが動機ではないかと思います。
しかし、何でフルートが有るかと言うことについては、技術的な理屈付けが必要ですよね、そのために放熱効果とか、軽量化とか、言い始めたのではないかと推察します。
こういうフルートは、ミーリングマシンで削るのですが、この加工は思いの外銃身にストレスを与えます、フルートが一本だけだったら間違いなくその方向に銃身は曲がります。
必ず対面の側にも加工をするので歪みが釣り合っているに過ぎないのです。
ですからベンチレスト射撃等の究極の命中精度を競う世界ではフルート加工をしないのが常識です、そういう観点から推測すると、あれは一種の飾りですね。

■ボルトアクションライフルはボルトががたがたなのは不良品ですか?
ボルトアクションライフルのボルトを引くと、目一杯引いたところではボルトは機関部に対してがたがたに収まっています。誰の目から見ても、精度の悪い安っぽい加工のように見えると思います。誰でもこのガタがない方が良さそうに思うのでしょうが、このガタがないと色々と問題が起きるのです。
ボルトアクションライフルは真ん中の弾倉の部分は空洞です。機関部と銃床はトリッガーガードの前のネジと、後ろのネジ2本で止まっています。
銃床がへたったりすると、このネジが必要以上に締め付けられます。そうすると機関部は弓なりに反るのです。もし機関部が反ると、ボルトは途中で止まってしまうのです。
また小さなゴミが介在してもボルトは止まってしまいます。
そうしたトラブルを避けるため、機関部とボルトはがたがたに作ってあるのです。
現在の工作技術を持ってすれば、極当たり前に作っても、加工精度は5/100ミリで作れます、ですからガタが無いように作るのは極めて簡単なのです。
ですが、ボルトがスタッグしない為に、わざとがたがたに作って有るのです。

■射撃装弾は、マグナム装弾より初速は遅いでしょう?
今回の常識の嘘は、ライフル一辺倒になってしまいましたので、ショットガンユーザーのために最後のコメントをしましょう。
狩猟に使われるレミントンプレミアの56グラムの3インチ装弾などは二度と撃ちたくない程の強力な反動があります。レミントンのカタログによりますとこの弾の初速は1175フィートです。
ひるがえり、射撃用の24グラム装弾、2:3/4装弾の場合、反動はかなり弱くなりますが、弾の初速は1325フィート出ています。
なんと射撃用のあの軽量の反動の弾の方が弾の初速は早いのです。
あの強烈な反動は、弾の初速ではなく、弾の重さのために生じていた反動なのです。
ですから反動は強力でも、弾の数が多いだけですから一発の弾に存在するエネルギーは、逆に小さいと言うことになります。
もし、このマグナム装弾でクレーを撃つと、初速が遅いので相応に前を撃たないと当たらないことになります、マグナムと言う名前に惑わされないようにしてください。

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