Q&Aコーナーの最近のブログ記事

Q&A 銃関連その他

築地

Q130  1.銃身によく反動防止(跳ね上がり防止)のガス抜き穴が開いている銃、銃の銃口に付いているものですが、これがあると無いのではやっぱし反動そのものの違いって結構あるんでしょうか?またこれが付いているため銃そのものの威力が落ちると言うことあるんでしょうか?
2. 1とちがってよく映画で出てくるサイレンサーですが同じ原理間のでしょうか?これを使うと本当にサイレンス効果があるのでしょうか?また1と同様銃の威力が落ちるんでしょうか? 04-6/18

1.これは元々反動の強いマグナムライフルの場合には効果的ですが、あまり反動の無い銃の場合にはほとんど効果はありません。
多くの軍用銃は22口径ですが、これは反動軽減装置ではなくて、発射時の炎を消す消炎装置です。
散弾銃の場合、射撃に使うのは24グラム装弾ですから、元々大した反動はありません。
私は同じミロクの銃をマズルブレーキ加工前、加工後、と反動の実験をしましたが、大差はありません。
厳密に言うと確かにガス抜きがあるとマズルジャンプは少ないですが、それが射撃競技に有利に働くとまでは思えませんね。
いずれもマズルブレーキを取り付けても初速に変化は有りませんので威力が落ちると言うことはありません。

2.最近のサイレンサーの性能は極めて良くなっていますので、少なくとも銃声には聞こえません。
あまり適切な比喩が無いのですが、最先端のサイレンサーは、広げた本を勢いよく閉じたくらいの音でしかありません。
この技術は軍事レベルの物なので些細な情報の入手は難しいですがね。
勿論、威力は落ちません。初速が100ヤードくらいは低くなるかも知れませんが、ライフルの初速は軍用の308ウインチェスターで2900フィート有りますから、100フィート落ちても、通常の308ウインチェスター装弾、2800フィートと同じになります、従って威力は同じと考えて下さい。


Q129 「銃を用いた狩猟がしたい」と思い、まず、「銃を持つには...」と調べだして、銃の奥深さに眩暈を感じました。
私は全くの素人です。どうやら、許可をもらうには、前もって購入する銃の種類を決>めておいたほうがよさそうだとは感じましたが、何を基準に、どうやって選んだらよいのか、全然わからず、途方に暮れています。 銃に詳しい知人もおらず、つい、メールをしてしまいました。ぜひ、アドバイスをお願いいたします。04-4/13

まず肝心なことは何処で、何を捕るかです。
東京で熊を捕るなんて、論外な要求をされても困りますが、お住まいの神奈川県でもほとんどハンテングをする場所はほとんどありません。
そうすると、それ以外の場所で、何を捕りたいのかと言う話になります。
ビギナーの方の場合、いきなり銃を購入して、ハンテングに出かかると言うことは事実上不可能です。
獲物の方も生き死にの問題ですから、そう簡単に捕獲はできません。
現実的な問題解決としては、地元の猟友会に相談するのが一番てっとり早いでしょう。
但し、猟友会も、あまりにも漠然として問い合わせには狼狽するかも知れませんね。

取り敢えず、鳥撃ちをしたいのだがどうしたら良いか聞いてみるのも手段の一つでしょう。
初心者がお気楽にやるには、あまり山歩きをしないですむ鴨撃ちが良いかもしれません。
しかし、私の意見としては、まず散弾銃を所持して、クレー射撃で有る程度腕を上げて、それからハンテングを目指すのが一番穏便な感じがします。
クレー射撃をするなら、上下2連銃が最適ですので、先ずはその辺りから検討したらいかがでしょうか。


Q128 御多忙のところ真に恐縮です。散弾銃の銃身に、いわゆるガスポートと呼ばれる穴を開けたものが最近良く見受けられますが、ぶっちゃけた話弾の速度-弾速は低下するのでしょうか。反動低減その他、功罪は多々あろうかと存じますが、弾速にのみ限って御教示願えれば幸いです。04-4/10

初速は低下しません。
一般的に考えれば、弾を押し出す力を他に利用する訳ですから弾速が低下すると考えるのが常識ですが、激発した瞬間、銃口から弾頭が撃ち出された後、余分な火薬ガスが吹き出す事実を御考え頂ければ容易に推測出来ると思いますが、弾頭が銃口離脱前に余分なガスを吹き出しているだけですから弾速は低下しないのです。


Q127 築地様の扱う中古銃は、全てオークションでしか販売しないのですか?03-9/14

そのとおり、大量の中古銃がありますが、煩雑ななのでオークションでしか販売しません。


Q126 今年の、ジメジメした夏のせいか?暫くぶりに ガン・ロッカーを開けてみると、何と 銃床 にカビが生えていました。ウッドストックの エアー・ライフルは言うまでも無く、シンセテック銃床にまで、うっすら生えていたのには驚きました。散弾銃のオイル仕上げの銃床は、何故か無事でした。質問ですが、このようなガン・ロッカーの中のカビの発生を防ぐには、どの様にすれば良いでしょうか?市販の、押し入れ用の除湿剤をガン・ロッカーに入れても問題(悪影響)は無いでしょうか?また、カビを取り除くには、どうすれば良いでしょうか?03-9/14

カビの発生を防ぐには、市販の防カビ材をガンロッカーの中に入れておけば大丈夫です。
もしカビが発生した場合は、歯ブラシに銃床油を付けて磨けば綺麗に取れます。


Q125 質問その1
米軍がイラクを攻撃するときに使った「クラスター爆弾」の子爆弾の不発弾で、たくさんの市民が、犠牲になっているようですが、何で地面に落ちた衝撃で爆発しないものが、手に取っただけで爆発するのでしょうか?またああいった爆弾は、輸送中に爆発したりすることはないのでしょうか?普通の爆弾や対人地雷など(埋めている途中に、爆発しそうな気がするのですが、)についても、原理がわかったら、教えてください。

質問その2
航空自衛隊も「クラスター爆弾」を保有していると、報道された時に、防衛庁は、「有事の際に、国内で使う」と言っていましたが、一昨年古河の駐屯地で基地祭があったときに、対戦車地雷を埋めるための車両が展示したあったので、そこの担当の自衛官に、「この車両で埋めた地雷は、有事が終わったらどうやって、処理するのか?」聞いたのですが、「地図で、大体の場所はわかる」と言う返事は返ってきたのですが、どこの部隊が処理すると言う答えは帰ってきませんでした。「うちの部隊ではなく、他の部隊が処理する。」とは帰ってきましたが・・・  こんなところに、「クラスター爆弾」なんて、持たしていいのでしょうか?

質問その3
「デイジーカッター」の、圧力と、衝撃波で、「クラスター爆弾」の不発弾は、処理できないのでしょうか?(できたら、とっくに米軍が処理しているかな?)03-5/20

回答1:
クラスター爆弾については多くの種類がありますが、一言で言うと、親爆弾の中に子爆弾を内蔵し、その子爆弾の中に孫爆弾を内蔵して空中で投下すると、それが順次爆発して広範囲にわたって孫爆弾(クラスター爆弾)を散布します。
クラスター爆弾は地面に到達時に爆発しますが、不発の場合でも地雷的性格を持った爆発物になります。
ここで砲弾、爆弾等について基本的な事を説明しますが、こうした爆発物は必ず爆発しなければ成らない反面、絶対爆発してはいけない側面もあります。
つまり、敵地に着弾した場合は必ず爆発しなくてはならないかわりに、砲身に中にあるときは絶対爆発してはいけないわけです、砲身の中で砲弾が爆発すれば砲身は裂け、砲塔の兵隊は全員即死します。山本五十六元帥は小指を失われていますが、これは日露戦争の時に砲弾が砲身爆発をおこしたため追われた傷です、この様に爆弾や砲弾が自分の手元にある間に爆発してはいけないことは言うまでもありません。
そのため、砲弾、爆弾には二重三重の安全装置がありますが、それでも爆薬に装着されている信管には、より過敏な物よりより安定性のある物が装着されるようになりました、より安全と言うことは、場合によっては不発が起こりえると言うことです。
かりに不発が起こったとしても爆撃機に搭載されている最中に飛行機の振動で雷管が爆発したなんて悪夢よりは間違いなく良いですよね!
それが爆弾、砲弾がの不発弾の発生の最大の要因です、仮に不発弾があったとしてもその雷管は極めて過敏になっていますので些細な衝撃で簡単に爆発するのです。
射撃をしていると時折不発弾に出会うことがありますが、再度装填して引き金を引くと80%~90%の確率で激発するはずです。不発弾と言うのはこれくらいの高い確率で激発するのです。

回答2:
当然持たせて良いですね、そもそも軍事はそれぞれの担当部署があるわけですから地雷を除去するのはその専門部隊です。
地雷除去の際に大切なのは、何処のその地雷を埋めたかです、埋めた場所さえ特定できていれば爆薬で一気に除去する事が可能です。
また地雷除去を人力でちまちな行うのではなく、専用の戦車を走らせて順次除去する方法もあります。
地雷設置部隊の一番大切なことは、何処に埋めたかを正確に把握し、除去する場合に正確に伝達する事にあります。

回答3:
数千万円の 「デイジーカッター」で数百円の地雷を爆破するのは論外の作戦でしょうね。


Q124 ボルト・アクションの大まかな、撃発メカニズムは理解しているつもりですが、ボルトの 撃針 というか撃針用のスプリングが、何時、圧縮されるかが良く判りません。
Q1. ボルト・アクションの激発用スプリングは、何時、圧縮されますか?
上下二連の散弾銃であれば、打ち終わって、排莢(折り曲げた)際に、激発用のスプリングは、圧縮され、その後、カラ撃ちをするまでは圧縮されたままとおもいますが、ボルト・アクションの場合、最終弾を撃ち終わって、ボルトを、アクションより、抜き出した状態では、激発用のスプリングは、どうなっているのでしょうか?
Q2. 何らかの方法による、スプリングの圧縮の解放等が必要でしょうか??03-5/15

A1:ボルトを起こしたときにコッキングされます。 コッキングされたままになっています。
A2:必要ありません、コッキングしたままでもスプリングのへたりはありません。車にもスプリングが付いていますが、乗らないときは "ジャッキアップ" なんて誰も考えないでしょう。


Q123 私は、ライフル協会をやめました。しかし協会の話では推薦で銃を所持したのだから銃も処分しないと推薦取り消しで不法所持違反になると言われました.03-4/19

そのとおりです。


Q122 ホントかしら?たしかに推薦書類に射撃以外に使用したとき、脱会したときは推薦取り消しなる事に同意したが、協会やめても射撃してれば違反にならないと思うのですが?03-4/19

射撃をしているかどうかでは無くて、体育協会の推薦で、国体等を目指すと言う目的で所持されたはずです。
所持目的が変更になったのなら当然違法と言う解釈になります。
そもそも銃刀法では、銃砲を単なる趣味としての所持を認めていません。
銃刀法で所持を認めているのは、有害鳥獣駆除を目的とした(趣味ではありません)狩猟か、国体、世界選手権、オリンピック等を目指すスポーツとしての用途しか認めていないのです。


Q121 私の銃は222REMなので狩猟には使えないですが、6mm以上の銃で狩猟用途に変更できないのですか。 ?03-4/19

その銃を一端廃棄して、改めて銃身を6ミリ以上に改造し、狩猟目的で申請すれば可能ですが。


Q120 もう一点、お願いします。ステイヤーのSSGを使っています。この銃身も早くから冷間鍛造で造られたそうですが、パーカーを施した銃身表面にライフリングのツイストのような模様が浮き出ています。
浮き出た模様のピッチも銃口部に向かうにつれてゆるくなっています。逓変するライフリングは冷間鍛造ではできないと思うのですがいかがでしょうか。この模様はなんでしょうか、鍛造したライフリングが外周を旋削したため現れたでしょうか。また、この銃身は銃腔もテーパーで絞ってあるようで、洗矢を通すときブラシが進むほど重くなります。なお、命中精度は4000発超えていますが非常に良好です。03-4/11

そのとおり、これは冷間鍛造のハンマー痕です、本来はこの凸凹を研磨して使うところ、上手く表面の模様にして利用しています。


Q119 ブロンズブラシと銃身命数の話題で、冷間鍛造で制作した銃身はマンドレルと接する内部が表面硬化して銃身命数が長くなるとありました。64式の開発担当者、津野瀬氏は「冷間鍛造は銃身素材の硬度を低くしてやらないとうまくいかない。そのため命数が短くなる。このため銃腔内にクロームメッキをかけた」と述べておられます。
冷間鍛造で加工硬化が生じ、ライフリング表面の硬度が高くなるのは眼からうろこが落ちる思いで理解できましが、津野瀬氏の説も一理あるようにも思います。さらに、命中精度にもっとも重要と言われる薬室直近のライフリング立ち上がり部分は、薬室をリーマーで切るときに加工硬化した表面を削り落としてしまうのではないでしょうか。
308や30?06のような比較的人気ある口径は薬室部分まで含めたマンドレルで一気に冷間鍛造できないものでしょうか。 03-4/11

豊和工業で製造したライフル銃身は私自身が何十本も自ら加工していますので良く熟知していますが、とりわけ硬度が低いと言うことはありません。
少なくとも、カスタムバレルの、ハート、やシーレントと比較しても硬度の違いはありません、むしろ豊和工業の銃身の方が粘りがある位です。
津野瀬氏の言われる豊和工業の銃身が柔らかいというのは何の銃身と、何処のメーカーと比較してか解りませんが、少なくとも他のメーカーの銃身と比較して柔らかいと言うことはあり得ません。
ですから、そのために銃腔内にクロームメッキをかけると言う説明も的を得ていません。豊和工業の銃身でハンテングに使用する程度なら1万発は銃身寿命があります、射撃競技でも4000発程度の命中精度はあります。ですから豊和工業で製造されているハンテング用の銃にはメッキはかけてありません、ハンテング用よりも遙かに弾を使わない、自衛隊の銃の銃腔内にクロームメッキをかけて銃身寿命を延ばすと言うことは意味がありません。なぜならば軍用銃で1万発以上消費することは通常の運用ではあり得ないからです、仮に戦闘に使用する状態であっても4000発以上の弾は1丁の銃では消費しないと言うデータすらあります、4000はつ以上消費する前に、戦闘員が戦死する、補給が間に合わない、それまでに戦闘が終了すると言う事です。
これはHK社のデーターですが、現実問題ほとんど戦闘を前提としていない自衛隊の銃に何故銃腔内にクロームメッキをかけるかと言いますと、その分余計に政府からお金をいただけると言うことではないでしょうか。

外国の銃の場合、冷間鍛造で薬室まで加工するところはいくらでもあります、例えばHK等は薬室にフルートを切ってありますから、これなどは冷間鍛造でないと絶対に作れません。
冷間鍛造のコアはどうしてもビカビカに研磨して作りますので、薬室の部分も鏡のように綺麗なのですが、薬室を異常に綺麗に仕上げるとかえって薬莢の張り付きを起こしやすく、問題があるのです。


Q118 猟場でどろんこにしてチューブ弾倉まで汚してしまうこともままあります。また、M1?AやAR系の箱形弾倉も5発制限のスペーサーが入っていますが、個人が分解掃除することは違反でしょうか。よろしくご教授下さい。03-3/22

分解掃除に関しては規定はありませんが、一時的にでもスペーサーを取り外したりして弾倉としての機能を変更する場合は武器等製造法違反になります。
法律的に矛盾しますが、銃の所持者でない人間が、サープラスショップなので銃の部品として購入したのではなく、単なる金物、あるいは玩具のアクセサリーとして購入した弾倉を改造しても、必ずしも武器等製造法違反にはなりません。
何故なら、元々それが弾倉だと言うことで輸入されていないからです。
サープラスショップで取り扱っている弾倉の多くは"スクラップ"として輸入されており、その段階ですでに銃の部品では無いからです。
銃の部品としてなら、銃の製造免許、あるいは販売免許の無い業者には輸入許可は交付されません。
それにそれを購入した人間が銃の所持者でない場合は、最初から銃に装着して使うと言う認識は無いからです。
単なる玩具の部品として購入したと言うのであれば、強力な弁護士を付ければ武器等製造法違反で起訴されたとしても勝てると思います。

では、それを銃の所持者がサープラスショップ等で購入した場合はどうかと言いますと、それは最初から銃の弾倉だという認識で購入したと認定されるので、
輸入時点でスクラップであっても、銃器に使う弾倉を改造したと断定されるでしょう。


Q117 レミントン11?87の解説に、チューブ弾倉のスペーサーを抜くと「武器製造法違反」になってしまうという行がありましたが、例えば銃身部、機関部を分解して銃としての機能
を喪失している状態でスペーサーを抜いてチューブ弾倉内を掃除してもダメでしょうか。03-3/22

組み立てれば機能を回復する場合は銃と同じですから当然駄目です。


Q116 チタニュウムについてのお話しは大変、興味深かったのですが、
①チタニュウム製のボディのスコープが発売されていますが、これらのスコープはボディの加工精度ではアルミや鉄に劣ると考えるべきなのでしょうか?更に言えばスコープのボディはチタンを使っても大丈夫なのでしょうか?マウントとリングで力を加え続けるとある日ポッキリといくことはないのでしょうか?

②レミントンのチタニュウムモデルはレシーバー部がチタンということですが、レシーバー部というのは、他の部分に比べて粘りというか靭性が劣っても大丈夫なのでしようか?

③カナダにプレーリーというカスタム屋さんがあって、チタン製レシーバーのマグナムモデルも発売しているようですが耐久性は大丈夫なのと思ってしまい質問させていただきました。

④チタンを合金にして加工性を上げると、軽量さや耐久性は失われてしまうのでしょうか?03-3/3

①実は、ボデーの全体にチタニュームを使っている訳ではありません、ニコンの場合半分だけですね。
それでも材料代だけで\8,000かかります、無駄な経費でしょう?ですからチタニューム製なんて買うのは止めておいた方がいいですよ。
②銃身とボルトはモリブデンですので、機関部の破砕はおきません。
③銃身とボルトの問題ですね。
④特性が失われるので意味無いでしょうね。


Q115 各社のリローディングマニュアルを見ておりますと、試験用のバレルがWisemanとなっていることが多いのですが、不勉強なせいか、あまり聞いたことがありません。どのようなメーカーなのでしょうか?試験用に使用されるくらいですから精度や耐久性に優れている特殊な製品なのでしょうか?03-3/3

カスタムバレルですが、大したことはありません、誰もベンチレスト射撃では使わない位ですからね。


Q114 ピストルグリップと言うと、かって今村義逸が著書"猟銃"で通常銃床まで含めて殆どを指し、既に築地先生が多くのQ&Aコーナーで用いられている表現とは違う気もするのですが、この場では私が勝手に考えた"ハンドガンタイプ=グリップと表現させて頂きますが、これらは現行銃刀法では違法となるのでしょうか。
アメリカでは既に販売されていますが、合法なら取り寄せ販売して頂けるのでしょうか。03-2/20

ピストルグリップは合法です、何故なら銃刀法の何処にも禁止条項は無いからです。
しかしながら輸入は出来ません、その理由は経済産業省が輸入許可を出さないからです。
銃刀法で禁止していない物を輸入禁止にするなんて行政の一貫性から言っても不思議な事なのですが、どうせ理由を聞いても言わないでしょうから現状では対応策はありません。


Q113 散弾銃に特殊サボットを用い、45口径ピストル弾頭を用い発射すると違法になりますか?03-2/20

銃刀法、火取法、では禁止しておりません。銃器の世界では拳銃でもライフルでも共有して使う弾が幾らでもあります、従ってこれは拳銃用。、これはライフル用と言う仕分けは出来ません。しかしながら輸入許可を得る場合に、45口径拳銃弾頭の用途について説明する場合、通常の猟銃に使用するためと言うと輸入許可は出ないと思いますので難しいでしょう。


Q112 掲載終了


Q111 狩猟界誌に、辻一献氏がレーザー発生装置を取り付け、実猟の照準器として記述されたいますが、築地先生はどの様にお考えでしょうか?03-2/20

私は記事を読んでいないので詳細は解りませんが、元々レーザーサイトは暗闇で使う拳銃の照準装置として作られました、幾らレーザー光線が明るくても太陽光線が照射しているところでは視認できません。基本的に夜間、または日没後に使うには良いかと思います。


Q110 御社ではベネリーM3 M4等の輸入販売はして頂けますか。03-2/20

経済産業省が輸入許可を発行すれば取り扱いますが、現在の所輸入許可の取得はと困難かと思います。


Q109 ①日本国内でもM9バイオネットは(銃剣)は本物かコピー品なのかはっきりしませんが入手できます。当然、銃の装着は違法でしょうが、もしテツパイプや木棒にとりつけ「罠師」が止め刺しように用いたら違法ですか?
②その槍刀を猟銃と一緒に持ち歩いていれば違法になりますか?03-2/20

①銃刀法には禁止条項はありません。
②用途があれば合法です


Q108 北海道のエゾシカ猟は鉛弾禁止ですが、スズ、亜鉛、なら合法?
しかしその場合銃身に与える影響は如何なものでしょう。03-2/20

なまり以外は合法です、ライフル銃の場合、外側に銅製のジャケットがないと、ライフリングのツイストで弾頭に回転を与えるときに、ライフルがスリップしてしまいます。
従って外側は必ずどうの銅製のジャケットを使うことが絶対条件なのです。
コアの部分に鉛に変わり、スズを使うことは考えられますが、亜鉛は鉛と同じように害が有るので使えば駄目になるでしょうね。しかしながら現状ではいずれの金属も鉛と見た目での違いがないので駄目でしょうね。


Q107 海外の中古銃・・・特に軍用銃などの市場へ出かけると、ボルトアクション銃では、銃のシリアルナンバーとボルトのナンバーが明らかに異なって、どさくさに組み込まれている(モーゼル98Kなんかよくあるとききますが)ものが、売られたりしていると聞きます。当然ヘッドスペース等の調整は皆無と思われますが、こうした状態の銃(銃とボルトが不適合)の銃では、単に命中精度以外にどんな不都合が起きうると思われますか?また、ヘッドスペースの調整は必要こそあれ、なぜそんなに重要なのでしょうか?素人の質問ですいません。01-12/30

多くの人がヘッドスペースこそが命中精度に関して一番大切だと誤解していますが、大変な間違いです。
そもそもワイルドキャットカートリッジという物はヘッドスペースと言う概念がありません、どんな弾でもその最初はケースフォーミングが最初のスタートではないでしょうか。
命中精度に関しては最高の名作と言われる6ミリPPCもワイルドキャットからスタートしています。
どんな薬室でもリーマを作るのは簡単ですか、薬莢を作るのは数千万円かかるでしょうか、従って誰でもケースフォーミングからのスタートです。
ケースフォーミングですから、最初からヘッドスペースなるものは存在しません、しかし、当たる弾はケースフォーミングの段階から当たります、従って命中精度とヘッドスペースの因果関係は存在しません。
それにヘッドスペースの調整は非常に簡単で、素人でも誰でも出来る作業です、ゲージを入れながら銃身を閉め込んで行けば1/100ミリ単位の調整は簡単に出来ます。
しかしながら、究極の命中精度を競うベンチレスト射撃では誰もヘッドスペースには何の関心も払いません。
アメリカの大会会場では誰でも簡単に銃身交換できるように必ず銃身交換の工具が備えられています、しかし、全員が銃身交換は単にネジが締まった所でOKとしています。何故ならヘッドスペースは命中精度には何の関係もないからです。
しかしダイスのセッテングには千分の1ミリ台の隙間ゲージを使う彼らがです、命中精度には極めて大切な部分と、どうでもいい部分とがあります。
ヘッドスペースはそのどうでもいい部分の一例です。

さて、命中精度以外の問題と言われましたが、ヘッドスペースは命中精度に関しては問題ないとして、軍用銃の場合、最大の問題はネジを締め込んだ時点でちゃんとサイトが真上に来るかどうか、これが最大の問題です。それに98Kの場合、サイトの位置と同時にボルトのエキストラクターの位置も問題になります。
ガーランド等の場合、サイトは勿論、ガス穴の位置も問題になりますね、軍用銃が一番優れている点は、全ての銃が "ネジ規制" されて製造されている事なのです。
"ネジ規制" とは銃身や機関部にねじ切りするときに、ネジのスタート位置を完璧に規制してあることを言います。従って銃身、機関部とも専用機で作らないとこれらの工作が出来ません。従って軍用銃に関しては、どの銃身とどの機関部を組み合わせようと、必ずぴったりと合致するのです、勿論ヘッドスペースもがっちり合います。

参考までに申し上げますがヘッドスペースとは、限りなくゼロを目指すのではなく、必ずプラス寸法とマイナス寸法が存在します、指定以下のヘッドスペースだと装弾が入らないおそれがあります、指定以上ですと薬莢の切断が起きます。


Q106 今月号の狩猟界に命中精度の事が書かれています、メーカーに問い合わせしたら50万円で銃身を交換してくれるそうです、なんでも特別にアメリカの会社に製造させたと言っています、事実本当に撃ったかどうかは解りませんが標的が掲載されており、本当にこのくらい当たるなら50万円の価値はあると思いますが。ご意見はいかが。01-12/30

ご存じの様に、私はベンチレスト射撃協会を主宰しております、当然にして銃身の命中精度に関しては他の同業者よりも相当な関心を払っておりますが、はっきり申し上げますが、アメリカで特別に作られた銃身と言う物は存在しません(キッパリ)まともなビジネスマンならこうした詐欺まがいの説明はしないはずです。

何処の会社で、どのような工作をさせると50万円の値段になるのでしょうか?

それについての記述が一切欠落していますのでこれは単なる詐欺商法でしょう。

我々ベンチレストシューターの間では、アメリカのトニーボイヤーは誰もが認めるベンチレスト射撃のトップシューターです、彼は1年間に20本の銃身を購入しています、それは常に最高の銃身を探し求めて居るからです、もし、特別製の銃身が存在するとしたなら、ためらいもなく彼はそれを購入するでしょう。どんなに高い銃身でも年間20本の銃身を購入するよりは明らかに安いからです、それに命中精度の追求のためなら金銭は問題ではありません。

雑誌を見てみたら、掲示してある標的は埼玉県のSさんの撃った標的だとあります、Sさんはベンチレスト射撃協会の会員で、確かにK社の銃を使っていますが、少なくとも過去の大会で雑誌に掲示してある様な記録を出したことはありません、念のために先月号に掲載されている我々ベンチレスト射撃協会の記録をご覧下さい。

我々の大会の記録は100メートルで、1ミリ台、300メートルで10ミリ台の記録のはずです、大会でこれだけ撃てるのですから練習の成績は当然これ以上出せます。

当社ではこれらの銃身をアメリカで加工させて¥85,000で販売していますが、私の知る限り、これ以上命中精度のよい銃身は存在しません。従って、たかが銃身に50万円というのは明らかに詐欺まがいの商売です。しかもその銃身のメーカーは明示してありません。

ちなみにK社が標的を掲載したSさん、今まで使用していたK社の銃を捨ててストールパンダに乗り換えることにしたそうです、K社には今まで500万円程度のお金を払ったと嘆いていました。


Q105 (不審船騒動で曳光弾が派手に海保のバルカン砲?から放たれてましたが)、曳光弾は我々民間の射手の使用は火災防止上等から使用禁止となっているはずですが、古い雑誌などをみるとクレーの試合ではしばしば使われていたような記事を読んだ記憶があります。 築地さんの知る限り、このライフルとクレーの曳光弾使用制限の違いは、どうしてか御存知ならば教えて頂きたいのですが?ライフルもかつては曳光弾が民間でも使われていた時代(戦後)があったのでしょうか。01-12/26

曳光弾(トレーサー)の使用が法律的に禁止されている訳ではありません。
ライフル用のトレーサーは弾頭の後ろに火薬が入っています。火薬は爆発性の物ではなく、隣と同じように1~2秒煙を吐いて燃焼する火薬です。
民間の射撃場は50~300メートルの距離しかありませんが、トレーサーは300メートルを過ぎないと曳光火薬に点火しないように出来ています、銃口から離脱した弾丸は最初の0.3秒は単なる導火線の役目を果たします、銃口から弾丸が離脱して直ぐに曳光火薬に点火すると、機関銃の発射地点が敵から視認されます、そのため意図的に最初の300メートルは曳光をしないように出来ているのです。従って300メートル以上の射程距離がないとトレーサーとしての効果は視認できません。

散弾銃のトレーサーはライフル用の物とは目的が違いますので銃口から離脱した瞬間から煙を吐いていきますが、これはクレーの何処を狙ったかチェックするための物です。
私自身も使った事はありますが、トレーサーと言うにはあまりにも性能不足で、肝心なスモークはほとんど視認出来ません。
試しにビデオで撮影してみた事がありますが、全く視認できませんでした。確かに小さな光が飛んで行くのは解るのですが、慣れた人ならトレーサーを使わなくても自分の撃った弾がクレーのどの辺を撃ったか解りますので現在では全く流通しておりません。


Q104 火薬では、一般にIMRやホジドンなどが国内射手に多く使われておりますが、やや安価な我が国の国産火薬(たとえばD社)などが、性能において優劣つげがたいと言われている一方で、イマイチ、ライフル射手に人気がないのはなぜでしょう?筑地さん達ベテランの方の御意見をお聞きしたいのですが、いかがでしょうか?01-12/10

なんと言ってもデーターが少ないことです、後少し火薬の燃焼速度を上げたいと言うときには全く不利になります。
国産の火薬は軍用の火薬の転用だからです、火薬は1回で1トン500キロの火薬が出来ます、しかしながら全く同じように作ってもそれぞれ燃焼特性が違いますので、1トン500キロの火薬を3回作り、それをミックスして使用しています、とうてい民間市場で消費できる量ではないので、民間用としては国産では特定の火薬しか流通していないのです。


Q103 ベンチレストの方々や一部のベテランハンターの中には、(あくまで自己責任下で)リローディングの際、マニュアルのMAXを越えた装薬量をチャージする話は聞きますが、逆に、弱装弾とか減装弾といわれる弾をつくる方もいるようです。この減装弾も、ケース内にエアスペースが多くなるだけ異常高圧が起きやすいので、初心者は特に気おつけるよう昔いわれた事があります。これは事実でしょうか?01-12/10

事実です。減装薬には一般論として燃焼速度の速い火薬を使います、極端な話、散弾銃用の火薬を使う人もいます。
通常は問題ないのですが、エーアスペースが大きいと、マグナム用の火薬みたいに燃焼速度の遅い火薬でも異常燃焼を起こすことがあります。


Q102 初心者講習や経験者講習で配られる冊子にある「火薬類の自宅保管」の数量で質問です。狩猟者免状の新規や更新の時に使われる「狩猟読本」にも同様の記載がありますが、お役所言葉で解釈しにくいので是非解説してください。迷っている人も多いと思います。
自宅保管は装弾ロッカー等に実包は800発、火薬は5キロ、雷管2000個ここまでは誰でも判ります。問題は「火薬を装填しない雷管付き薬莢=無制限」という表記です。
爆粉が入っていない、すなわち撃ち殻薬莢はいくら持っていてもいいですよ。リサイズして生きている雷管だけはめたものはいくら持っていてもいいですよ。ただし雷管単体では2000個までです、難解です。01-11/17

火薬取り締まり法で、実包800発、火薬5キロの自宅保管と制定したのは、役人が適当に数量を決めたわけではなく、しかるべき機関がちゃんと燃焼実験をして安全な範疇を定め、その実験結果を踏まえて立法化されました。
実包800発は30-06の実包、及び散弾銃の12番を想定して実験されました、従って22口径ロングライフルなどは、数千発保管しても安全上は問題ないのですが、かえって煩雑になると言う理由で800発に統一されました。
雷管付きの薬莢も同じように実験され、実験の結果何千発合っても雷管が爆発しても安全上問題が無かったので、薬莢に雷管を付けた物は、雷管の数量を制限しないとなったのです。


Q101 ①自動動式散弾銃を2発より3発に改造したら、最悪、銃刀法違反という事は至極あたりまえと思いますが、脱着式の弾倉を2発以上入るように改造したらどうなりますか?
②ライフル銃を持っている者がライフル銃の20発用マガジンボックスを持っていたらどうなりますか?
持っていたらというのは、自宅に保管中という意味と銃と共に持ち歩いている場合です。
③また、自分でそれを5発用に改造して持っているのは、違反ではないですよね?
④さらには、個人輸入で20発用マガジンボックスを入手するのも違反ではないですよね?01-9/5

①難しい相談ですが、散弾銃で2発以上装填できる弾倉はありませんので事実上これを改造してと言う想定は難しいのですが、仮に改造すれば5発装填できる弾倉が有ったとしましょう、2発用に改造されている物をさらに改造して5発にすることは武器等製造法違反です、しかしながらそれを装着する銃を所持していなければ、弾倉と言っても単体では武器と認識しにくいですね、ですから多分検挙の対象にはならないでしょう。
②銃に装着して使用しなければ単なる入れ物ですね。装着した瞬間には違反になることは間違いないですが、単に所持しているだけでは違反には成らないと思いますが、あくまでも私の勝手な解釈ですから取り締まりの警察官によっては書類送検される可能性は否定できません、しかしながら法廷で論争した場合どのような判決が出るか判例はありません。
③勿論
④個人使用の場合、20連マガジンでは輸入許可は下りないはずですが。


Q100 猟銃、例えば散弾銃の弾倉を二発以上込められるように改造したとしたらどんな罰則になりますか?
(例えば所持許可はその銃のみか全ての銃の許可を取り消しとか)01-9/3

違反を見つけた警察官の裁量権によっても大きく違いますが、銃砲検査で発見された場合、その銃だけの返納と言う処置もあります。

しかしながら、他県で違反を摘発され、最も最悪なケースに発展した場合、改造していた銃を所持していたと言う罪で銃刀法違反、無許可で銃を改造したと言う罪で武器等製造法違反です。
捕まれば銃は全部没収です、罰金は3~5万円くらいでしょう。罰金の金額は大したことはありませんが、最悪の場合、前科が銃刀法違反だと銃は永久にもてませんね。

ですからお気薬に弾倉を改造することは絶対に止めてください。


Q99 自分が所持する銃が盗難に遭うとやはり何等かのペナルティがあるのでしょうか?例えば盗まれたのが一丁だけでも全て取り消しとか。また自分の銃を全て盗難に遭うとやはり許可の取り消しで一からやり直しでしょうか?01-8/22

法律では猟銃の管理義務を所持者に課しています。

従って猟銃の盗難に遭遇した場合、問われるのは管理義務違反があったかどうかです。

ガンロッカーの設備をして、その中に収納しておいたのに、泥棒が侵入してそのロッカーを壊して中の猟銃を盗んだ場合、必ずしも管理義務違反があったといえませんよね、ちゃんと警察の指導とおりに管理していたのですから、この場合必ずしも違反は問われないと思います。しかしながら、盗難にあった銃は管理下に無いわけですからその銃の所持許可は取り消されます。所持している銃を全部盗られた場合は当然全部取り消しです、しかし数丁所持する銃の内に何丁か残っていた場合は、盗られた銃だけが取り消しと言うことになります。

しかしながら管理義務の概念は法律的に定着している訳ではないので、状況によっては違反を問われる事はあり得ると思います。
法律でかかれていることはいわば最低限度の管理義務を言っている訳ですから、それ以上の厳重な管理をしていれば仮に盗難に遭ったとしても管理義務違反を問われることは無いと思います。

皆さんもご存じの例だと思いますが、以前、中国人の窃盗団が東京都内の銃砲所持者の家に進入して貴金属と現金を盗んだ事件が有りました、銃はちゃんとガンロッカー内に収納していたのですがロッカーを破砕して数丁の銃を盗み出した例がありました、この場合ちゃんと銃を収納していた訳ですから管理義務違反は無かったんですが、だいぶ警察は所持者に銃の返納を求めたようです、しかしながら強制的に全部の許可の取り消しをするには至っておりません。


Q98 金属材料学のイロハ楽しく読ませていただきました。ところで質問なのですが、国内のキングなんとかゆうカスタムビルダーの会社の銃はニッケルマルエージング鋼とか言うハッブル宇宙望遠鏡とかフォーミュラーマシンのサスペンションと同じ素材で造られてると宣伝してますが、それは高級な素材なんでしょうか?
クロームモリブデン鋼との違いはあるのでしょうか?01-6/3

クロームモリブデンにニッケルや、バナジュームを混ぜると強度は増すと思います、軍事機密で明らかにされていませんが戦車砲にはこれらの金属が使われています、しかしながらライフル銃の銃身にはこれらの金属は常識的に使用しません、それは加工性が悪いため命中精度の良い銃身にならないからです、弾は出ても命中精度が悪ければライフル銃の銃身としては使いものになりません。たしかキングなんとかゆうカスタムビルダーの会社の銃は銃身はアメリカのカスタムメーカーの銃身を使っているはずです、それもハート、シーレン以外の銃身だったと思います、命中精度に関していればハート、シーレンが最高の命中精度ですから、これよりはランクの落ちる銃身を使っていることになりますね。

ベンチレスト射撃に使うレベルですとこれらの命中精度の限界はは3000発です。

それと比べてクロームモリブデンを使った機関部なら耐久性はほぼ無限です、錆びさえしなければ寿命も数千年持つはずです、銃身寿命が3000発しかないのに機関部の耐久性に言及しても全く意味のない事です。


Q97 先日、クレー射撃場にて銃に実包を装填しようとしたところ、誤って地面に落としてしまい、* ドキッ * とした経験をしました。幸い、地面に落下した実包の雷管が地面の小石等に当たることなく実包が発火することはなかったのですが・・・・
そこで、質問ですが、このように銃の薬室以外の空間で実包が何らかの刺激により発火/爆発した場合、周囲の人や物に対してかなりの危険をあたえるのでしょうか?空間で散弾実包やライフル実包が発火爆発した場合、弾頭(散弾)や薬莢の破片がどれくらいの殺傷力を持っているものなのでしょうか?
また、空間で発火爆発した実包からどれくらいの距離、離れていれば安全なのでしょうか?01-5/18

まず、装弾の安全性について説明します。
装弾は不用意に落下させたぐらいでは雷管には点火しません、たとえば装弾の入ったコンテナをクレーンから落下させても爆発はしません、勿論程度物ですが通常の荷扱いの不手際位では何の問題もありません、しかしながら矛盾することはある決まった衝撃を与えると必ず点火しなければ成りません、安全性と作動性の二つの矛盾を解決しなければ成らないことですが、これを解決するには衝撃を与えるスピードで安全性と作動性の両方の問題を解決します。
つまり、装弾を落としたときの衝撃のスピードと、撃針で叩くスピードの違いです、撃針で叩いたときは100%点火して、これ以下のスピードで叩いたときは点火しないと言うことです、従って装弾は落としただけでは点火はしません。
しかしながら何らかの理由により点火したとしましょう、その場合の危険性ですが使用する装弾により大きく変化します。
危険かどうかは火薬の燃焼速度大きく変化します、散弾の火薬は一番燃焼速度が速いので危険性も一番大きいのですが、火薬が爆発しても薬室の中に装填されている訳ではないので散弾を遠くまで飛ばすために火薬の力がかかるわけではありませんから、火薬によって飛ばされた破片が皮膚などに当たって少し血が出るくらいの物で生命に影響するような事故にはなりません。


Q96 ライフルの銃口に雪など入らないよう、紙テープなどでふさいだ状態で、発射しても銃口へのダメージは無いものなのでしょうか? また命中精度に影響もないものなのでしょうか?01-5/3

全くありません、しかしながら銃口内部と外気とを完全に遮断した場合、暖かい車内から、零下20度の屋外にいきなり持ち出した場合、銃口内部で水滴が発生し、それが氷結する恐れが無いとは言い切れません、そのため空気を完全遮断するテープの場合、ピンで穴を開けておいた方がさらに良いでしょう。テープを付けたまま発射しても命中精度、銃口ダメージは一切ありません。


Q95 "Air Gauged Barrel" に関して。銃身の説明等で、" Air Gauged " と言う言葉を目にしますが、この Air Gauged とは、どう言うものでしょうか?素人考えでは、Air Gauge と言う測定器で、加工精度を計測した(高精度の)銃身 と思えますが、通常の物と何が違うのでしょうか?SHILEN、HART 等の barrel は、Air Gauged でしょうか?01-5/1

ご指摘のとおり、エアーゲージクラスと言うのは、精密測定器のエアーゲージで計測してそのスペックに合格した物の総称を言いますが、通常何処のメーカーでも銃身の内径計測にはエアーゲージを使います、銃身の規格はそれぞれの会社により勝手に規格が決められており、エアーゲージクラスは別段統一された規格ではありません。
銃身の内径公差は通常5/100ミリですが、この公差よりも命中精度に取って一番大切なことは、内径の寸法にばらつきが無いかと言うことです、つまり入り口と出口に公差が無い事が最大の問題なのです、銃身内径の途中に公差があると命中精度に極端に悪影響を及ぼします。SHILEN、HART 等の 銃身内径の公差は1/100ミリ以内には押さえられています。


Q94 銃刀法の説明で、所持許可対象の銃は猟銃それ以外の銃は小銃との説明がありましたが、それでは警察の使用する銃は猟銃でしょうかそれとも小銃でしょうか。
地元の警察の説明では小銃と同じ形状をしている物は許可に成らないのではという説明を受けましたが、警察の所有する狙撃銃と同じ物を所持するのは法律的には違法なのでしょうか、それとも合法なのでしょうか。01-4/13

所持許可対象以外の銃は小銃という通産省の解釈ですから、警察が所有している銃は許可対象の銃ではありませんから、当然小銃と言うことになります。警察で狙撃用に使用している銃は、ホーワ、ゴールデンベアー 30-06通常のスポーターライフルです、スコープは国産のブッシュネル3倍~9倍を使用しています。
なぜこんなに詳しいかと言いますと、実は当社が警察庁の装備課にライフルスコープを納入したからです。この銃と同じ物は今まで相当数の銃が国内に販売されております、ホーワ工業で製造販売する唯一のボルトアクションライフルですから当然の話です、これの所持を行政が禁止したらその瞬間から法の信頼は全くなくなるでしょう。
銃刀法上からは警察で使う銃は小銃に分類されますが、それと同じ銃であっても民間に販売される銃は猟銃です。


Q93 今日はスコープについてお尋ね致したいと思います、私が行く射撃場は50Mの射距離しかないため普段はあまり気にしないで練習していますが、年に2回(3月末と10月末)に長瀞に行きますが、行く度に着弾点が変わります仲間も同じ事を言います、スコープはブッシュネル、サイモンズ、タスコ、ニコン等色々ですが全て可変倍率です、仲間に一人単倍のスコープを使用している者がおりますが彼は変わらないと言います、射撃時の気温もそんなに変化は無いと思いますし、スコープの性能なのかと思案していますがもしも性能だとしたらメーカーでも差はあるでしょうし、可変と単倍でも違うような気がします、メーカーによる差、可変と単倍の差、弾を作った時の湿度の違いなど、大きな要因は何なのか教えて頂きたいと思います。150M超で熊の急所に入らない位ずれます、宜しくお願い致します。01-4/7

ライフルスコープの倍率を変えると、着弾点が変わるのは "当然" の事です。
これは簡単な実験で解りますのでやってみて下さい、銃を、あるいはスコープを完全に固定して、そのままズームを動かして見て下さい、スコープは動いていないはずなのにリチクルが少し動くのがお解りいただけるはずです、これはズームを変化させる事により、光学的に中心塾線がずれくるからです、この狂いを日本語では"視差"英語ではパララックスと読んでいます、この視差はどんなスコープでも存在します、必ずしも値段には影響されません、しかしながら視差が一番少ないのはリューポルドです、私が射撃用にリューポルドを推奨するのはそのためです。

解決策
どんなスコープでも視差はありますが、いずれもその決められた倍率ではいつも同じ所にリチクルがあります、つまり9倍照準調整すれば、3倍の時にはずれますが、また9倍に戻せばちゃんと正照準で当たります、従って照準調整は9倍で調整すれば遠距離は9倍にするはずですから誤差は少なくなります、近距離の場合3倍に調整するかも知れませんが、スコープの誤差は出ても距離が近いですから獲物を外すことはないはずです、相対的な誤差を少なくするには3倍から9倍の中間、つまり6倍くらいで照準調整する方法も良いと思います、この倍率で調整しておけば3倍にしたときでも、また9倍にしたときでも相対的な誤差は、9倍で調整して3倍で使う時よりは少なくなります。


Q92 ライフルの口径について教えて頂戴。散弾銃は12番、20番、410番、ぐらいしかないのに、ライフルの表示は「何でわかりにくいの」、「何でたくさんの表示があるの」、ズバリわかりやすく解説してください。01-4/1

散弾銃の場合、薬莢の形がストレートなので弾の性能を向上させようとしても全長を長くする程度しか改良の方法がありません。
また全長を長くしたとしても散弾を多く入れれば自動銃の場合回転に問題が起こります、散弾の量が多くなればボルトの後退が急激になりリコイルバッファーが絶えきれなくなります、火薬量を増やしても同じ事が言えますが今度は散弾のパターンまで変化してしまいます、初速を上げれば単純にパターンが小さくなるかと言いますとそうでもありません、逆にドーナツ状に散弾が展開する事になります、従って散弾銃の弾は同一のサイズに統一せざるを得ないのです。

ひるがえり、ライフル実包は過去から現在まで絶え間ない改良が施されています、それは同じ火薬量でもボデーの形状を変化させるだけで火薬の燃焼特性が変化するからです。ショルダーの角度に関しては40度にするのが一番火薬の燃焼特性が良くなることは色々な試作の結果ほぼ特定できていますが、外径の形状に付いてはまだまだ不明な点が多いのです、いや、全く解っていないと言っても過言ではありません。
そこに、我こそはと言う人たちが沢山出てきて色々なカートリッジが出来てくるのです。ワイルドキャットのほとんどはボルトアクションライフルに使われますのでフィーデングの問題を除いては自動銃みたいに回転不良を起こしたり、バッファーを痛める心配は皆無です。
新規に作られたライフルのカートリッジはその作成者が勝手に自分の名前を付けて良い世界です、そのため弾の性能はどうでも、とりあえず自分の名前を弾に残したいと言う人たちが出てきます、そのため実に膨大な数のワイルドキャット弾が誕生する事になったのです。
ワイルドキャットカートリッジと言う書籍に掲載されている物の1000倍くらいはこうしたガラクタ実包が存在しているはずです。

外務省の馬鹿が国家機密費をパクリましたが、競走馬に愛人の名前を付けて自己陶酔する位なら、ワイルドキャットに愛人の名前を付けた方が罪が少なくて済みます、私の場合もネーミングすべき名前が無くもないのですが、いずれも私を踏み台にしてオイラよりもっと良い男にステップアップしていった女達ですので名前を付けるには今ひとつ踏み切れないでいます。


Q91 ボーラースチールに関して書き込みをしたら早速以下のように某製鉄会社の技術の方から指摘を受けました。実を言うと私もこの事は知っていたのですが話を延ばすために次回にでも書き足そうと考えていたことです。図らずも訂正文を掲載致します。01-3/17

ボーラー鋼は世界で一番高価な銃身鋼材ではなくなりました。
19世紀から20世紀にかけて急速に産業が発達し鋼の精練技術も上達して来ました。
しかし当時は所詮 高炉や平炉の精練法では鋼に含む不純物の燐や硫黄の除去(0.030%以下 JIS規格)が困難でした。 ・・となると不純物含有の少ない鉄鉱石が産出される所は強みを発揮出来る訳で良質な鋼が生産出来た訳です。(当時比)
 近年電気炉が一般化して精練技術も上がりはて叉真空溶解法等も取り入れている今、最早ボーラー鋼やショーラー鋼は取るに足らない物となってしまいました。 刻印は一種の昔からのステイタスの名残りであり現在業界ではボーラー鋼といえども単なる戦艦三笠にすぎなくなって居ります事をお伝えして筆を置かせて戴きます。


Q90 20年程前からゲーム・ソナー(doog beeper)なるものが売り出され、確かに最初のうちはそれなりに役に立つ代物でしたが今はソナーの音がしただけで一筋向こうの谷の雉まで逃げてしまいます。これに代わる物、例えば音は出ないが犬の挙動が確認できる物というのは無いのでしょうか?01-3/16

あります、軍隊で使う熱探知スコープです。これなら数キロ先の動物全てに反応します、目標を光学的に視認するのではなく熱源として視認するので熱のある物は全て明るく見えます、単なる個体だけではなく、数時間、数分前までそこに車が停車していた場合はエンジンの熱願が残っているので確認することが出来ます、また動物が休んでいたところも体温が残っているので確認できます。
目下の所之が最先端の道具です。しかし、値段は聞かない方が良いかもね!


Q89 BOULERスチールはオーストリアのボーラー社製のボーラースチールを使用しているという事であるとのことですが、わざわざ銃本体にそれを示す特別な理由があるのでしょうか?何か特殊な製法をされているとか成分をふくんでいるとか。01-3/16

ボーラースチールは不純物が少ないことを最大の特徴とします、隣、硫黄などの不純物が混入していると鉄がもろくなります、ボーラースチールはオーストリーで採取される鉄鉱石を使っており、この鉄鉱石は特に不純物が少なく、昔から刃物鋼として利用されてきました、日本でもプレスの金型鋼材、あるいは刃物鋼材として輸入されております、当然にして単価が高いのが特徴です、安物の銃はボーラー鋼は使わずもう少し安い鋼材を使います、ボーラー鋼材は世界中で一番高価な銃身鋼材です。そのためわざわざボーラー鋼材使用と刻印しているのです。


Q88 昔から疑問に思っていたのですが、なぜ米軍海兵隊などのスナイパーのライフルはバーミントタイプのヘビーバレルなのでしょうか。・・・というのは、私の認識では例えばベンチレストなどでグルーピングを競う場合では、発射による摩擦熱で銃身に影響を及ぼすことを防ぐためにヘビーバレルにしている、というには分かるのですが。そもそも狙撃手は初弾がすべてのはず。であればわざわざ重いバーミントタイプよりも機動性を鑑みた場合、ハンチングタイプのライフルの方がより適していると思うのですが。いかがでしょうか。01-2/9

スナイパーにとって一番大切なことは初弾を必ず命中させることです、そのためにはあらゆる努力を惜しみません、ご指摘の様に最初の1発だけならハンテングタイプの銃の方が機動性を考えてとのご指摘ですが、ハンテングライフルの命中精度とバーミンターライフルの命中精度は大きく違います、100メートルの命中精度がハンテングライフルが2センチ位なのに対して、海兵隊のスナイパーライフルは1センチいかに集弾します。
つまり、最初の1発もこの範囲に入れることが可能だと言うことです、それと軽いハンテングライフルの場合、射撃時の反動で狙いに狂いが出やすいのです、やはりヴァーミンターの方が安定した射撃が出来ます。
機動性に関しては確かにヴァーミンターライフルは機動性に劣りますが、スナイパーは常に二人で行動します、スナイパーが重たい銃を持つ分、一部の装備を観的手が持って機動性を確保します、しかし、仮に機動性が犠牲になっても絶対的な命中精度の銃を使うことを私なら選択します。


Q87 この装弾が発火しないのは、銃の撃針が短くなったか、スプリングの弱り、だとノタマウのですがこれもホントかしら?01-1/17

私がソ連の弾が腐れ弾と言うのはまさしく不発の連続だからです、しかしソ連の銃で撃つと何故か撃てます、ソ連の銃は不発を前提に撃針スプリングをかなり強くしています、ソ連から見れば西側の銃は撃針が短くてスプリングが弱いと言うことに成るのでしょうね。
まあ、これは基準の置き方が違うので論点はかみ合いませんが。それに相手はソ連人なのでしょう?


Q86 在日米軍はT銃砲店から「バイカル装弾」を購入し好んで使用してい た。?ほんまかいな・・・・・・米軍の銃砲なら教授のとこから入っているでしょうし、そんな優秀な装弾があれば、教授が商いをしてるでしょう?01-1/17

在日米軍には当社が装弾を購入する際、アドバイスをして購入先を指示していますが、バイカル装弾の購入を勧めたことは過去一度もありません。
そんな事をしたら当社が米軍から契約を破棄されかねません、しかし、変態のアメリカ人が勝手にバイカル装弾を購入したとしても私の知るところではありません。
在日米軍がソ連から装弾を購入すると言うことはジョークで無い限りどう考えても考えにくいことです、これも誤記か貴方の勘違いではありませんか?


Q85 ロシア、フィンランド製火薬の性能について地球上の位置からして、優秀な極寒地用火薬の製造能力を持っているそうです。本当かしらとても信じられませんけど? さらに、欧米製の火薬をロシア極寒地で使用すると、「火薬が完全燃焼せず、火薬残留がでる」そうです。今日びそんな火薬が存在するのでしょうか?
そして日本で使用すると、ハイパワー、ハイスピード実包と同様の高性能に変身する?01-1/17

昔、私が修行中の時代極貧だったので泣く泣くソ連の腐れ弾を使ったことがありますが、どんな状態でも燃えかすが残りました、雷管の火薬は錆を呼びやすく最悪の弾でした、ソ連のオリンピック選手がソ連の弾を使っていたので密かに薬莢をくすねてみたら何とアメリカ製の弾でした、せいこい事をやっていました、しかしながらフィンランドの弾は最高です、これは世界最高レベルの弾です、安心してお使い下さい。
火薬は寒冷地仕様と言う物は原則的にありません、しかしながらダブルベース火薬は零下40度以下では分解することがありますが、シンブルベース火薬は基本的に威力がないのであまり使われていません。寒冷地用の火薬が存在しない以上それらを使うと日本ではパワーが増すと言うことはありません。しかしちゃんとした銃砲店がそのような与太話をする訳がありませんので噂の出所を良く確認してください。


Q84 私は2日前に射撃教習を受講し、合格したばかりなのですが、銃購入と同時に保管庫、弾薬庫、射撃ベスト、運搬用のガンケース等も購入しなければなりません。これらもFEGSさんで取り扱っていますか?これらも銃と同じように、一般の鉄砲火薬と比較して、FEGSさんではものすごく価格が安かったりするのでしょうか?00-11/28

ガンロッカーは¥23500、装弾ロッカーは¥8700、ガンケースは¥7500です。


Q83 万一故障が発生した場合もFEGSさんで修理可能との事ですが、FEGSさんは二人の従業員さんで営業しているようですが、修理期間が心配です。故障内容にもよるのですが、だいたいどのくらいの修理期間がかかるのでしょうか?何週間、もしくは何ヶ月も手元に戻ってこない場合もあるのでしょうか?00-11/28

修理まで私がやっている訳ではありません、修理は通常2週間くらいで完了します。


Q82 掲載終了


Q81 一般の鉄砲火薬とFEGSさんではものすごい価格に差があります。それは日本の鉄砲火薬店と海外の鉄砲店との価格差でもあります。日本の一般的な鉄砲店は何故こんなに高いのでしょうか?差額は何に使われているのでしょうか?ショップの丸儲けになるのか、それとも海外の製造メーカーとの保証契約等に使用されているのでしょうか?00-11/28

正規代理店と称するところが大幅に利益を抜いていると言うことですね、使い道についてはさすがに知り得ませんが。


Q80 バ‐ンズの弾頭でコオテッドとそうでない物がありますが。どのように違うのですか。また2種類の弾頭の値段を教えてください。カタログナンバー
   30854    30857   30859   コオッテド
   30817    30827   30840   銅色中 00-11/20

コーテング弾頭は 通称XLCと言いますがこれは ¥4600です、通常の銅弾は¥3800です。
通常の銅弾はライフッリングに食い込む抵抗が強いので弾頭が前進する前に火薬の圧力がピークに達してしまし初速を上げることが出来なくなります、それと比べてコーテング弾頭は、コーテング剤がテフロンで出来ていますので弾頭がライフリングに食い込む抵抗が少なく火薬の圧力がピークに成る前に弾頭が前進を始めます、そのためピークになる時点が遅くなるため火薬をかなり大目に装填できますそれが初速の増大になります。
バーンズ弾頭は初速を出さないと命中精度が良くありません、それと何よりも初速が出ていないと威力が出ませんからXLCの方が初速が出やすいのです、しかしながら弾頭の軽い物、たとえば30口径で言えば140GR、とか130GRは弾頭が軽いので出やすくXLCにする必要がありません。
最もバーンズでもXLCにしているのは150GR以上の弾だけです。


Q79 火縄銃は、所持するとしたらどんな分類にはいります?適合実包もないと思います。口径に合えばどんなタマ(弾頭)でも撃てますし・・・00-11/14

これは銃刀法で所持は出来ません、火縄銃は猟銃では無いからです。
火縄銃は教育委員会の所管ですから火縄銃に登録証が付いています、銃刀法では人物に許可を与えているのに対して、火縄銃に許可を与えているとも言えます、従って前科があろうが無かろうが誰でも買えることになります。
しかしながら発射(射撃)には制限があります、研究目的、又はお祭りなど決められた条件でしか使えませんが、研究のための練習という事で射撃練習は出来ます、但し、火縄銃射撃の許可を得ている射撃場しか出来ません、近県では伊勢原射撃場、真壁射撃場などで撃てます。火縄銃の射撃をするためには日本ライフル射撃協会の傘下にある全装銃射撃協会に入会して、研究目的で使用する事が必要です。弾頭は鋳型で作るので大体のサイズはあります。


Q78 貴社でLAPURAの薬莢の販売は取り扱っておられますか?00-11/10

6ミリPPCのベース、22ラッシアンしかありません、それ以外のラプアは取り扱いをしておりません。
弊社以外でのラプア取扱店は
   銀座銃砲店    電話 03-3571-2639
   國友銃砲火薬店 電話 075-351-3037


Q77 トリガーはダブルステージとシングルステージで、使用上の目的により優劣はあるのでしょうか?(個人の好みは別として)00-11/10

ハンテングライフルはほとんどがシングルステージです、これは的を狙ってゆっくり絞り込んで撃つと言うことが無いからです、ベンチレスト射撃でもシングルステージです。
しかしながら、軍用銃、及びポジションシューテングの銃は全てダブルステージです、これは的をゆっくり狙って引き金を絞り込んで、ここで落ちると言う予告があって激発できるのでダブルステージが良いのです、これは個人的な好みではありません、ハンテングでもダブルステージを好む人も居ますが、これは個人のお好みです。


Q76 スコープによる長距離射撃等では、スコープ内のレティクル移動量の関係から鏡胴が30MM以上ないと難しいと、Q&Aにありましたが、使用弾頭の特性を認知した上で、たとえ100Mでゼロインした1インチ径スコープでも、クロスヘアーを標的の上方において(無論、ミルドット等の利用は必要ですが)射撃すれば、レティクル移動量に関係なく射撃が可能ではないでしょうか?00-11/10

勿論です、私は今年の猟期は北海道で1000メートル射撃にチャレンジしますが、300メートル正照準で合わせていますので1000メートルでヒットさせるには7メートル上を狙うことになります。


Q75 モリコート弾頭を使用後は、通常のクリーニング処置で構わないのでしょうか?(モリコートによる付着物を除去すろ作業が時々必要とも聞きますが) 00-11/10

通常の除去作業で充分です、モリコートを除去すると折角定着したモリコート(2硫化モリブデン)を除去することになり、再度モリコートが定着するまでクリーニングショットをしなければならなくなります。


Q74 アメリカの通販カタログを観ておりますと,良くライフル弾頭・拳銃弾頭の鋳型が販売されております.それを見ていて思ったのですが,ライフル弾頭に鉛管などを溶かして作成した鉛弾頭(鉛むき出し)を発射したとして銃身に鉛がこびりつくなどの悪影響はないのでしょうか.00-8/22

アメリカで販売されてる弾頭鋳型の場合、必ず弾頭のストレート部分に溝が切ってあります、実はここに潤滑剤となるワックスを流し入れるのです。
そのため鉛の弾を撃っても鉛が蓄積されることがないのです。
鉛弾を無煙火薬で撃つ場合はこれだけで何の問題もありません、射撃競技用の22口径弾頭は鉛ですが、何千発、あるいは何万発撃っても鉛は蓄積されません。


Q73 今猟期から銅弾使用とのことで,教えてください,銅弾にはコーテングしてるのと、してないのがあるようですがその違いを、教えてください。00-8/10

従来の鉛のコアの上にジャケットで覆った従来型の弾頭の場合と比較すると、全銅弾の場合ライフリングに食い込む抵抗が大きいので火薬の量を少し減さないと火薬の圧力が上がりすぎる傾向があります、そのため弾頭の表面にテフロンコーテングしてライフリングに食い込む抵抗を和らげようと言う目的です、またコッパーファウリングと称する銃腔内の銅付着も少なくなります。
さらに狩猟目的の場合、弾頭の初速を上げる必要もありますが、コーテング弾の場合初速を上げることが可能になりました。そうしたメリットがあるようです。


Q72 突然お客様から電話で質問されたのだが、「今月9月号の狩猟界、88ページに辻一献と言う方がライフル銃身のQ&Aを書かれていて、氏はその中でライフル銃の銃身長とグルーピングの事に付いて書いています、その中で氏の主張は、良く当たる銃身は24~26インチだと主張されております」が本当ですか?00-8/7

回答が長くなるのでコラム(銃身長と命中精度の因果関係について)に記述しました御覧ください。


Q71 続き 可能な場合、何時までに、銃番号が判明(警察に通知)すれば、良いでしょうか?00-8/6

銃を譲渡する時点で譲渡承諾書をお渡しします、つまり、銃番号で銃を特定するのは銃を警察が確認した後で良いわけで事前に銃番号によって許可するか否かの判断材料にはならないからです。


Q70 購入(所持)しようとしている銃の、銃番号が、判らない時点でも、警察に、所持許可申請を出す事は、可能でしょうか?00-8/6

銃刀法では申請時点で銃が特定できないときは譲渡承諾書の添付義務はありません、しかしながら当社では銃番号を空欄にして譲渡承諾書を添付しています、これだけでも充分親切なのですが、警察では、銃の全長と、銃身長を記載しろとか、銃番号を記載しないと受け付けないとか、全く法律に無知としか言いようのない様な対応をしていますが、本来は銃の種類、ライフル銃か散弾銃か、あとは銃の型式を記載すれば事足りる事なのです。


Q69 ㈱ファーイースト ガンセールス 殿では、例えば、私からのオーダーが無くても、Rem. 700ポリス を在庫用に、何丁かメーカーに、発注されますか? それとも、発注には、私のオーダーが、必要でしょうか?00-8/6

貴方のオーダーは必要ありません、当社ではレミントンに今期はじめに1億円、サコーに1億円、ブローニン
グに1億円の注文を出してあります、これが全部即納で入荷したら資金繰りで大変ですが、現実問題保管庫にも入りきれません、しかし、売れ線の商品は注文数の50~60%しか入荷しないのです、それも1年間で分納ですから3億円の注文をしても大丈夫なのです。
実際に入荷するのは1億5000万円くらいです。
レミントンの中でポリス仕様は売れ線です、ポリス仕様を日本で最初に入れたのは当社ですが、ポリス仕様は思いの外注文が多かったため全部の注文に応じきれないのが現状です。では何故メーカーは増産をしないのか説明しますが、銃砲業界は長い間構造不況業種だったため、レミントンの場合で言いますと、1種類あたり8000丁の注文がないと絶対に生産にかかりません、つまりコストダウンのため一切のリスクを背負わない態勢が完璧に出来上がっているのです、注文があるから工場施設を拡大すると注文が切れた時に倒産の危機が訪れるからです。


Q68 続き また、ゼロインの際、銃は委託するとしてより正確に行うとすれば、銃の委託にはベンチレスト射撃で使用されるライフルレスト等の使用がゼロインの精度上、有効でしょうか?

ご専門の一つであられるベンチレスト競技(極めて射撃諸要素に高精度を要求されると聞きます)では、ゼロインについてどのように対処しているのかも、教えて頂ければ幸いです。00-7/19
ベンチレスト射撃用のレストがゼロインには一番有効ですが、ベンチレスト射撃の場合、射撃の最中、試射的を撃つときは常にゼロインをやっているような物ですからクリックを移動してのゼロインはほとんどありません、これ以外の要因、つまり風をいかに読むかが最大の要因になります。


Q67 ライフルのゼロインについて、お聞き致します。一般には、ボアサイティングやスコープサイターでおおむね合わせ、射場で依託射撃をしつつ、微調整していくと考えていますが、これが基本にして最短の方法でしょうか?
初心者と築地さんなどのようなプロ的な射手ではゼロインが一応完了するまでに使用する実包(なかなの出費です)の数が違うと思いますが、コツや効率のよい手順というようなものがありましたら御教授下さい。00-7/19(改)

究極のゼロインはたった1発で可能です、最も最初の1発が標的に着弾するという条件は必要ですが。
では以下、究極のゼロインについて説明します。最初に標的の中心を狙い絶対に間違いないと言う自信の元に標的に1発だけ弾を撃ち込みます。次に銃を何らかの方法で固定します、私はベンチレストの台の上に銃をおいてバランスを取って保持します。
この場合標的の中心に照準を合わせておきます。次にスコープの調整ネジを動かして標的の弾痕の所にリチクルを移動させます、これで照準調整が出来ました。(コツはリチクルを調整するときに絶対に銃を動かさないことです)


Q66 所持許可がおりたのですが、これは、郵送でファーイースト ガンセールスさん宛に送るのでしょうか?FAXではだめでしょうか?00-7/15

銃刀法では銃の受け渡しは所持許可を提示して受け取る、所持許可の提示を受けて渡すとなっております。
ですからFAXで確認するのはお互いに違法になりますが、貴方の所轄の警察がFAXで確認するようにと行政指導してくれれば当社はFAXで確認します。


Q65 射撃目的で散弾銃を所持する準備をしている者です。貴殿のホームページに「所持許可申請をした際に調査と称して警察官が職場に来て上司にいろいろ聞いていく事例」が載っていましたが,警察官が自宅に上がり込んで来て家宅捜索の様に根掘り葉掘り家の中を調べていくことはありえるのでしょうか?私は独身で3年間1度も掃除をしたことが無く家の中はゴミ溜めの様な状況になっています。もし,そういうことがあるなら所持許可申請の前に家の中を1ヶ月ぐらいかけて掃除しておこうと思います。00-7/15

警察官が調査と称して家に上がり込むのは違法です、(貴方が承諾すれば別ですが)しかし、家の中はゴミ溜め状態なら警察では無く、保健所から指導されそうですね、はははははは・・・警察とは関係なく、家の中は綺麗にしましょう!


Q64 「ライフルリングのことを一般的に銃腔内にある「螺旋状の溝」と言っていますが、私にはどう考えても「螺旋状のレール」にしか思えないのですが、間違っているのでしょうか?
「螺旋状の溝」と言う場合、溝がなくても銃身内を銃弾が通過できる直径があり、その周囲に螺旋状の溝がある状態(エアソフトガンで言う「サイクロンバレル」)であり、溝を掘らないとないと銃弾が通過できないのは、どう考えてもおかしいと思うのですが・・・?それに、「溝に食い込ませて、回転をかける」と言う表現がありますが、溝と言うのは凹んでいるものだから、食い込ませるのは無理なので、「螺旋状のレール」と言うのが正しいような気がする
のですが00-7/13

私は今までの人生で溝に食い込ませてと言う表現をしたことは一度もありません、ライフリングの山に食い込ませるが正しい記述です。
溝があればその頂点は山ですから、山に食い込むのが正しい表現です。


Q63 以前から疑問に思っていたのですが、「ライフル銃」と、「ショットガン」と、 「ピストル」は、何を基準に分けているのでしょうか?このホームページに来るまでは、銃膣の中が平たんなのが「散弾銃」で銃腔の中に、螺旋状の溝が入っているのが、「ライフル銃」と、「猟銃等講習会」の時に聞いたままに思い込んでいましたが、ここのホームページを見ていると、ショットガンにも「フルライフルドバレル」なるもながあることがわかったのですが、そうなると何を基準にこれらの銃を区別しているのでしょうか?
できれば、「日本の基準」と、「アメリカの基準」を教えてください。00-7/13、00-8/16(訂正)

日本の銃刀法ではライフル銃にはライフリングがあるものと定義があります、これが日本の定義です。
アメリカの場合は、散弾実包を使用する物が散弾銃、ライフル実包を使用する物がライフル銃です。

ピストルとは別名ハンドガンと言いますので片手で撃てる物を言いますが明確な定義はありません。
カービン銃だって片手で撃とうと思えば撃てますし、バースト射撃の出来るベレッタ93Rは両手で撃つように出来ていますしね。


Q62 ライフリングの不思議
教授のカクタス射撃大会のレポートにもありますし、ビーマンのカタログもにライフリング数の記載があるのですが数字がいろいろですね。射撃の理論が完成されているとするならば、なぜ違いがでるのまた、教授の評価はいかが?00-7/11

ライフリングの数と命中精度との因果関係はありません、ライフリングの数はその製造方法で異なります、たとえばライフリングを1本ずる切削する場合はライフリングの数は少ない方が作業工程が少なくて済みます、ブローチみたいな刃物で1回で加工する場合、あるいは多くのカスタムライフルメーカーが採用しているボタン加工法の場合、ライフルの数が少ないと刃物にかかる負担が大きいのでライフリングの数を多くします、ライフルリングの数が多いか少ないかはこうした加工方法の作業性の為に違いがあるのです。


Q61 スコープでツアイス以外は倍率を調整すると着弾が変わるのは本当ですか、つまりツアイス以外のスコープで200Mで8倍合わした着弾点を今度は5倍で撃つと着弾点が変わるのは本当ですか、ツアイスはそのために倍率を調整するとクロスが前後するのだそうです。
私は今ツアイス以外のスコープを使っていますが信じられない話と聞きました。00-7/8(改)

私も信じられません、ズームのスコープの倍率を変化させると弾着が変化するのは本当です、これは視差(パララックス)と言いまして、倍率を変化させるとリチクルと映像の交差点が少しずれるのでどうしても違いが出るのです、この視差が一番少ないスコープはリューポルドです、ツアイスは少ない方ですが、全くないわけではありません。
ツイアスの特徴は、レンズが明るいこと、コントラストが良く表現されていることがその特徴ですが視差については多少存在しています、これはツアイスの使用目的が狩猟なので狩猟目的から考えると理にかなった性能です、リューポルドは視差は少ないのですがレンズはツアイスと比べると明るさは落ちます、しかし視差はツアイスより少ないと思います、そのため多くの狙撃用、ベンチレスト射撃用に採用されているのです。
ツアイスはそのために倍率を調整するとクロスが前後するのだそうですと言うことですが、リチクルの移動量は1ミリ無い位の微妙な誤差ですからそれを調整できるスコープを作るくらいなら、徹底的に調整して視差の無いスコープを作る方がよほど理屈にかなっています、ですからこれは嘘です。

どのくらい視差があるのかを簡単に見分ける方法を説明します。
銃を完全に固定して、スコープの倍率をどちらか一方に回しておいてください、最高倍率でも最低倍率でもかまいません、完全固定したままそのまま何かを狙ってください、狙いが定まったら倍率を反対側にいっぱいまで回して見てください、狙点が少しずれていると思います、これが視差です、通常のスコープは100メートルで1センチほどの視差がありますがこれは交差内の視差です。


Q60 自分でできる銃の改造についての法律的な判断をお教えください。
1:散弾銃のレシーバの彫刻を削り落とし、染め直す。
2:散弾銃のレシーバにスコープマウントが付けられるように工作する。
3:1、2を行うために、自宅とは別の作業場(会社の工作室や友人の家)などにレシーバを運ぶ。
4:1、2を行うために、3の場所で実際に工作をする。
所持許可を持っている散弾銃のレシーバを自分で上記のようにした場合、法律上問題があるでしょうか?
5:伸縮するストックをアメリカにいる友人に送ってもらい、日本で最大に縮小できる長さを所持している銃の全長に合わせて、それ以下にできないように工作して銃に取りつける。きくところによると、銃の製造免許が無いとダメらしいと聞いています。00-7/8

1:これは自分でやっても問題ありません。
2:これは自分でやっても問題ありません。
3:銃が自分の管理下にあるので問題ありません。
4:銃が自分の管理下にあるので問題ありません。
5:これは法律の抜け穴があるのでお教えます、元々銃に付いている銃床を改造すると銃の製造になり免許が無いと出来ませんが、銃床を単なる部品として入手した場合、それ自体は銃ではないのでどの様に改造しても違反ではありません、たとえばそれを第3者が加工したとしたら全く問題は生じませんよね、で、改造したその銃床を自分の持っている銃の取り付ける場合、全長に変更が無ければ銃床を取り替えても違反ではありません、話の内容から察するとAR-15の銃床を変えようと考えていますね、今の方法でやると合法ですのでガンバって下さい。


Q59 続き 最小修正量は? (一般的に)どちらが何に向いている?00-7/8

ロングレンジスコープはロングレンジの射撃用ですから最小調整量は通常のスコープと同じ1クリック1/4ミ
ルです、ですから1クリックで100メートルで6ミリ程度の移動量ですので通常の使用には何の問題もありま
せんが、軍用スペックのMark4は1クリック1ミルですから移動量はむちゃくちゃ大きいです、私自身も使った
ことがありますが、射撃用の標的の場合、3時方向の9点ギリギリに着弾した弾痕を調整しようとして1クリッ
ク動かすと10点を超えて9時方向の9点に当たったりします、見た目は軍用タイプはカッコいいのですがリチ
クルの移動量の大きさには閉口します。

ちなみに1ミルとは1000メートルで1メートル(約)ですから精密射撃のレベルと言うとかなり荒っぽい修正ですが軍隊ではこのくらいの移動量でないと実用的ではありません、軍隊で使う火砲の場合、何も目標の中心に着弾しなくてもインパクトゾーンが大きいので目標の破砕と言う目的は果たせます。

いずれのスコープもボデーは40ミリと巨大ですが、これは長距離射撃の場合、中のリチクルの移動量が大きいのでボデーを太くしているのです。

ちなみに当社扱いの値段は、
Mark4 M3-10x40mm(matt)
Duplex \188500
Target Dot \188500
Mill. Dot \202500

VariXIII 3.5-10x40mm Long Range M3(matt)   
Duplex \120700
Target Dot \126500
Mill. Dot \134500

参考までにリチクルの光る、イルミネーターリチクルの場合。

VariXIII 3.5-10x40mm Long Range M3(matt)   
Illum.Duplex \154500
Illum.Mil. Dot \173000


Q58 スコープのことで購入のための情報を下さい。貴社のHPに掲載されていたカタログを基に、候補を選定しております。ただ、細かいスペックについては、見えない部分が多く、若干苦慮しております。近所の銃砲店で探したのですが、どこもカタログを置いてない状態でした。現在リューポルド社のスコープを2種を候補にしております。お忙しいとは思いますが選定材料を下さい
1、Mark4 M3-10x40mm(matt)
2、VariXIII 3.5-10x40mm Long Range M3(matt)
上記の各スコープについて教えてください 重量は?00-7/8

Mark4 M3-10x40mm(matt) 595グラム
VariXIII 3.5-10x40mm Long RangeM3(matt) 623グラム
この際重量は無視して考えて良いでしょう。


Q57 ハイマウントの大口径スコープは不適、ベタベタに背の低いスコープが実猟にはベスト
*これも射程距離の短いシ○ープ社や○ーワの銃のことでしょう。長距離射撃・精密射撃をするにはライフル用で良い(高い)ものを選ぶほうがいいに決まっていますよね?00-7/8

いや、マウントは低い方が頬付けもしっくりいくので低い方を選択すべきです、最もマウントが選択できればの話ですが。


Q56 スコープマウントに取り付けるさい、スコープの接眼レンズと目の距離にベストな距離ってあるの?私の実験では一番短い(近い)位置にするとかえって見にくいようなのですが、あまり離しても顔が迎えにいってしまうし。自分で納得いく位置(見やすい)にするよりないの?00-7/3

アイリリーフの長さは設計で決められていますが、何と言っても自分が一番見やすいところがベストです。
もう少し解りやすいポイントはスコープを前後させて、レンズの周りに影が出ないところ、そこが最良のポイントです。


Q55 私のホームグランドにしている射撃場は散弾銃のトラップとスキートの射面しかありません。
スラッグ(サボット)による静的射撃をする射面が無いのです。そこで、質問ですが、トラップ(スキート)射撃場でスラッグ(サボット)を撃つと銃刀法違反になりますか?
飛翔するクレーを狙って撃つつもりは毛頭ありません。トラップ(スキート)射撃場の山の斜面(弾止めの斜面)に、試射という名目で撃つこと(サイト合わせすること)は銃刀法的に許されるのでしょうか??00-7/1

射撃場で指定した装弾以外を撃つと銃刀法違反を問われます。絶対に撃たないようにね。
いかなる理由を付けても違反です。


Q54 許可申請に全長を記載する時可変長ストックはどうなるのでしょうか?銃の長さが変わってしまう可変長ストックは許可されないのでしょうか?00-6/29

銃床は一番短い状態で計測します、可変長銃床が規定より短くなる場合は、接着剤、溶接等で固定すれば使えます。


Q53 ペラッチを購入しようと思うのですが、銃砲店で平行輸入物は日本人向けの銃よりは銃床が長いと言われましたが銃床の切りつめは可能でしょうか。00-6/26

これも、銃砲店が輸入代理店から高いペラッチを購入させようとして言っているヨタ話です、ペラッチは銃床サイズだけでなんと、1番から40番まであります、勿論、スキート用とトラップ用を合わせた数ですが、この中に何処にも日本人用と言う仕様はありません、それは常識で考えれば解ることですが、日本人にも色々なサイズがあり、日本人向けと一言でかたづけられたら馬鹿にされているのと同じではありませんか? 

小さなアメリカ人もいれば、大きな日本人もいます、それが現実ではありませんか?

当社では希望があればペラッチに規定仕様の中からご希望の銃床を取り寄せますが、銃床の調整はかえって日本で撃ちながら調整する方がより合理的だと思います、銃床の切りつめはペラッチの場合は¥12000です。

ペラッチでは如何に色々なサイズの銃床を取りそろえてあるか、以下のページでご覧頂けます。
http://www.fareast-gun.co.jp/catalog/images/Perazzi2/Perazzi2_100-101.jpg

このスペックを見た後、日本人サイズなんて事を言うと外国の選手からは馬鹿にされかねません、貴方が本当に希望するのは日本人サイズではなく、貴方に最適のサイズでは無いでしょうか?
それは国籍には関係しませんが!!


Q52 レミントンの散弾銃を買おうとして、近所の銃砲店で築地さんの話をしたら、平行輸入物は銃床が外人向けだからサイズが大きいと言われました。日本人向けの銃とどの程度違うのでしょうか?00-6/26

レミントン社では、日本人向けの銃は作っておりません、レミントンの場合ライフルと散弾銃が約100種類あります、これだけの種類がありながら1種類の注文が8000丁を越えないとレミントンは製造にかかりません、勿論単一モデルで8000丁ですから、こんな会社が100種類それぞれのモデル毎に日本人向けの銃を作れるわけがありません。日本の代理店は一体何丁買っていると思いますか、残念ながらちょっとしたアメリカのデーラーより少ない数しか輸入できていません。これはアメリカの一銃砲店が、当社向けの銃はレミントンの特別注文だと言っているに等しい話です、それに単純に考えて、日本人はそんな単純なサイズでしょうか?

大きい人も、小さい人も、色々居ますよね、一体日本人向けと言うサイズが存在したとして身長、体重、年齢、射撃フォーム、一体どれを参考にしたか聞きたいくらいです。
逆にその銃砲店に日本人向けサイズの基準を聞いてみたら如何でしょう? 

元々そんな基準が無い以上簡単にボロが出ると思いますが。


Q51 Q&Aで少し触れられていましたが、何かのミスで、弾頭が銃身内に停滞した場合、先輩連の対応策が二分しております。
(1)銃口からロッドを差込み、クラウンをかばいながらもたたき出す。(これを、やっているのを見た事はありますがかなり重労働のうえ、銃が壊れそうであまりやりたくないような)
( 2)薬莢に装薬のうえ、弾頭をシートせずちり紙で詮をして、「手製空砲弾」をつかい、一発撃つと弾頭が飛び出す。無論矢先は標的に向けて作業する・・・・というのですがそんな事をしたら、異常高圧で死ぬともいう人もいます。00-6/25

薬室側から押し出すのなら可能性はありますが、銃口側からはやらない方がいいです。
(2)の方法も採用しません、何故なら弾頭が銃口付近にあると火薬が燃焼しない可能性があります。


Q50 タンブラーのコンセントプラグは、三極(国内の家庭用プラグと違いますので)式なので、何らかのアダプターを家電屋かなんかで購入して併用するのでしょうか・・・?不要なら、丸棒の電極を無視して使って大丈夫でしょうか?電気オンチなのでアドバイスをお願いします。(もしかしたら、同じようなお客さんがいるかも・・・)00-6/25

DOS/V系統のコンピューターのほとんどがそうですが、アース用の丸棒が2極の外に付いています、パソコンショップに行けばこれに対応するソケットが売っていますので購入して使ってください、気の短い人は丸棒をペンチでねじり取っても使えます。


Q49 また、膝射や伏射でも、狩猟用のスタイルなどは競技用と異なるものが存在する(技術は最終的には形でないので名人はオリジナルなスタイルを持っているでしょうが、基本として)のでしょうか。大口径はレミントン700でオリジナルストックで射撃していますので、狩猟射撃スタイルも研究してみたいのですが、そのような参考文献はあれば教えてください00-6/24

狩猟用の射撃姿勢と言う物は存在しません、それぞれ勝手に撃っています、従ってあまり参考にはなりません。
参考文献としてはこのQ&Aを越える物は存在していません。


Q48 ライフル射撃術について日頃よりの疑問があります。私は、競技射撃オンリーですが、立射の競技スタイルに対して、狩猟等では右ひじを水平にしたスタイルが多い(軍隊射撃も)のは、単に移動目標を追いやすいのためでしょうか?00-6/24

これは銃床の形状によります、軍用銃の銃床は、ガーランド、M-14、38式、k98、いずれも銃床の折れを防ぐためあまりグリップが立っていません、これらの銃床を握ると必然的に肘が高くないと使えません、従って軍隊では盲目的に射撃姿勢は肘を上げさせます。しかしながらM-16等のピストルグリップでは肘を上げると逆に使いずらくなります、射撃銃の場合もそうですね、従ってこの場合は肘を上げないのが正しい使い方です。移動的の問題ではありません。


Q47 トリガーに各社あるようですが、1kgから2kgまで使用状況に応じて(それ自体おかしな事ですが)射手が簡単に可変できるようなものは存在しますか?00-6/24

いずれの引き金も多少の調整は出来ますが、1キロ~2キロと言う変更幅はないですね。


Q46 ブッチボーシャインの毒性は、かなり強いのでしょうか?(まあ、飲む人はいないと思いますが)使用上、注意点があればよろしくお願いします。00-6/24

成分に付いては秘密で教えてくれないので毒性の程度に付いては把握出来ませんが、アメリカで販売されている位なので人体に毒性があるとは思えませんが、アメリカからの輸送は禁止されています、運搬中に破損したときに問題が出るのでは無いかと考えています。基本的に、銅、鉛、を溶かす溶剤ですから飛行機に大量に搭載するのは破損の事を考えると問題なのかも知れませんが、詳細は不明です。


Q45 似たような質問になりますが、ステン銃身等を黒染めするのは、銃腔内に溶液が入り精度を落とすとのので宜しくないとのQ&Aの記事を拝見しましたが、ある銃砲店の店先の会話で、銃口にコルク詮をしてアメリカではやっているとか・・・聞いたことがあるのですが、この点如何でしょうか?00-6/24

アメリカでは、テフロン塗装が主流です、ステンレスの黒染めをやっているのは世界中でも私だけでは無いでしょうか(多分?)


Q44 パーカーライジングは一種の腐食処理と聞きましたが(したがってステン銃身には不可と聞きます)、ほんとうでしょうか?また、パーカーライジング仕上げの銃器(たとえばレミントン700PSSなど)は、銃身交換の際、同処理の換え銃身は手に入るのでしょうか?(可能なら費用はいくら位でしょうか・・・?)00-6/24

パーカーライジングはステンレスには反応しません、レミントンではライフル用の換銃身は販売しておりません。


Q43 もし銃が盗難にあって、事件などに使用された場合、被害者に損害賠償しなくてはならない。との事です。盗難の状況にもよるのではと思うのですが、本当にそのようなことがありえるのか、あったのか、また対策、保険等など教えていただければ有りがたいです。00-6/22

玄関に銃と一緒に弾も放置しておいて銃を盗まれた場合、(論外な話ですが)そうした場合管理者責任と言うことを問われることはありますが、ちゃんとガンロッカーに収納して盗難に遭った場合はその様な事にはなりません。
ま、早い話警察の脅しですね、


Q42 いつも興味深くホームページを拝見しております。私は、散弾銃二丁(スポーティング銃、ガスオート)と狩猟用空気銃一丁(現在申請中)を所持しております。所持歴はまだ3年目の初心者です。
ライフルに興味がありますが狩猟のためには10年以上の経験が必要だし、また、10年の経験があっても法的には問題はなくてもなかなか申請許可がおりないと聞いております。(私には職業柄警察と喧嘩する勇気がありません)で、質問なのですが、現在申請中の狩猟用の4.5mmの空気銃でライフル協会に所属し公式戦とかに出場して、実績で小口径、大口径と進み、そのうち狩猟経験が10年以上たった地点で用途欄に狩猟・有害鳥獣駆除を書き加えてもらうことは可能ではないでしょうか?
 狩猟用の空気銃でライフル協会の公式戦に出場できるのかわからないのと、また、そのようなうらわざ的な変更はできないような気もするのですが、いかがでしょうか。00-6/17

ライフル銃の所持許可申請に対して、警察官と喧嘩する必要はありません、単に申請するだけですから元々喧嘩になる要素は皆無ですが、何らかの理由で極力穏やかにやりたいと言うのなら一応その趣旨でお答えいたします。

狩猟用の銃でライフル射撃協会の公式戦に出ることは、最初からかなり浮き上がった存在になることは間違いありません、ライフル射撃競技ではライフルスコープは使えませんから、ピープサイトを取り付ける必要があります、勿論フロントサイトも取り付けなければなりません。その上射撃コートは必需品ですからこれだけのお金を使うのなら最初から中古の射撃専用銃でも購入した方が間違いなくお買い得です、射撃専用の空気銃は中古なら1~4万円であります。
空気銃でライフル射撃協会の段級審査の5級に合格すれば推薦を受ける資格が得られますが、射撃協会によっては初段を取らないと推薦をしない協会もありますのでご注意下さい。

小口径の中古銃は以外と少ないので新品を購入する必要があります、この段階で30万円くらいの予算を考えておく必要があります、最低1年、年4回くらいの大会参加を果たし、スモールボアで初段を取ると大口径の推薦を受け付けてくれると思います。

大口径の推薦を受けるときにライフル射撃協会に誓約書を提出しますが、その誓約書はライフル射撃協会の推薦で取得した銃は狩猟目的には使わないと言う内容です。
狩猟目的に使った場合推薦を取り消す事があると言われますが、火薬銃の経験が10年経過した時点で(狩猟の経験が10年ではありません)狩猟用の目的に変更する事は、少なくとも法律的には可能です。
射撃協会に対しては背信行為と言う側面はありますが!


Q41 大阪で銃の所持をするのは他府県には無い苦労があります。今一番心配していることは、大阪では散弾銃による実猟の経験が10年無いと限定解除ライフル(日ラでは推薦状を出さないセミオートライフル銃)の所持が出来ない事です。銃刀法の本(警察と対等に渡り合うため、一民間人が警察しか買わないような本をわざわざ買いました)で勉強した限りでは猟銃の所持10年でライフル銃の許可申請が出来るとしか書いてありませんでした。(何処か見落としていますでしょうか?)。
22LRの単発式ライフル銃といえど日本では猟銃と言っていますし、そこから考えると限定解除ライフルも、日ラ推薦のライフル銃を所持した時から10年たてば申請出来るはずではないでしょうか。私の解釈でいくと後4年でセミオートライフルの所持が出来るはずなのですが、いかがでしょうか。 00-6/11

大阪府警察本部がもし、その様な事を言っているのであれば、単なる間違いでは無く、明らかに大阪府警察本部の法律違反です。
警察が法律にないことをあたかも法律であるかのごとく指導した場合は、警察官職務執行法違反ですし、公務員法違反になります、もし申請を受け付けないとなると行政手続き法違反となります。

ちなみにわざわざ銃刀法の本を買わなくても http://www.normanet.ne.jp/~hourei/ で銃刀法や行政手続法を閲覧することができます、皆さんの権利を守るのは、猟友会でも、日本ライフル射撃協会でもありません。
勿論、警察でもありません。

皆さんの権利を守るのは、日本国の法律です、法律を徹底的に読み込んでください。

関連法律をUPしました銃器のコラムを御覧下さい。


Q40 Q39.上記の回答は正しいのでしょうか?
4・28の経験者講習会(神奈川県警)で講師がこの話に触れ、アメリカ軍の設備で銃を撃つのは外国で銃を撃つのに相当し、違反ではないが、アメリカ軍の設備まで銃を持って行く事は"銃器の運搬"に関する所で法律違反になるので、実際上は銃(自分の)は撃てないとと話されたが、どうなのでしょうか? 00-6/11

この中にはいくつかの間違いがあります、米軍施設内は外国ではありません、その理由は日本の警察権が及ぶと言うことです、実際上は米軍憲兵隊と、警察の合同運用になりますが日本の警察権が及ぶ以上外国と言い切るのは間違いです、米軍施設の運用は日米地位協定により運用されており、その解釈については法律の条文を熟読するしかありません。銃器の運搬に関しては、"用途" があれば良いわけでそれを以て違反と解釈するのは間違いです。


Q39 在日米軍の友人に座間キャンプ内のクレー射場へ撃ちに来ないかと誘われています。彼らの銃を借りて撃つ分には問題ないと思うのですが、自分の銃を使用して撃つことは合法なのでしょうか?

所轄の担当者が良い人で、県警本部に電話してもらったところ、「何とも言えない」(即答出来ない)というお答えを受けました。やはり公安委員会指定の射場でなければならないのでしょうか。"たぶん"というお話でも構いません。ご意見を頂けると幸いです。
合法です。この件に関しては当社の顧問弁護士から警察庁あて疑義照会をして警察庁から合法との回答を得ています。
何しろ米軍のキャンプ座間に銃を納入しているのは当社ですから。


Q38 RCBSマスターリローディングキットを購入したいのですが、223を6x45にネックアップするダイも合わせて購入できるでしょうか?

ダイスは¥6500で販売します。


Q37 私の効き目は左眼のため,照準に支障をきたしております。リブ付銃身ならばアキュポイント等のプラスチックファイバを用いた照準補助具が使えますが,この銃ではそうもいきません。
照星照門もありませんので,ダットサイトやホロサイトを使うことを考えていますが,効果は有るのでしょうか?また,装着にはサイドマウントベースを用いるか,機関部へ直接ネジ止め(レールを介して)する方法のどちらが良いでしょうか?

ダットサイトやホロサイトを使っても効き目が違うと使い勝手が悪いものです、右目が視力が無いのなら別ですが、単に左目が効き目と言うだけなら、左目を閉じれば問題解決です、完全に閉じなくても、いわゆる半眼に閉じるだけでも効き目は右側に移動します、射撃練習の時に左目だけにレンズの入ったサングラスを使うと段々効き目が右目に変化します。
一番理想的なのは銃身の上にマウントベースの付いているカンチレバー式銃身を使うのが最良です。
何故なら、870の場合機関部と銃身は一体ではありません、そのため機関部の軸線と、銃身の軸線は必ずしも一致していないからです、また射撃の際に僅かながらガタがあるためチャントしたところに当たりません。
機関部にサドルマウントを取り付けるとスコープの位置が高くなります、機関部にベースをねじ止めするとスコープの位置は低くなりますが機関部にねじ跡が残ることになります、どちらが良いかはご自分のお好みです。


Q36 最近教授はピストルグリップは合法とホームページ上で明言しすぎです、お上の反感をかって禁止にならないか大変心配してます。「ピストルグリップが合法なのは以前から知っていましたが、こうも大々的に宣伝されると反響の大きさから法律を変えようとゆう動きが出ないとも言い切れないと思いますが、いかがですか、そうなったら責任とってよね!」と言いたい。

法律を改正する必要があったのならとうの昔に改正すべきでした、すでに多くの人がこうしたたぐいの銃を所持している現状からかんがみ、法律改正への動きはそれなりに相当大変だと認識しています、法律は改正されないとは断言はしませんが、改正するには相当大変だろうと私は思います、この辺の事情はあまり詳しく書けませんが、今になって私がGUN誌に広告を出したと言うことはそれなりの確信があってやっていることです。


Q35 続き もしそうなったとして、既に所持している場合はどうなりますか?

憲法には不訴求の原則と言う事が明言されています、これはとても大切な事です。
憲法は法律の中の法律ですからこれを越える法律はありません、不訴求の原則とは、ある時法律が出来てもそれ以前にさかのぼって法律違反を問われる事がないと言う大原則です。
これがないと、法律への信頼感が失われるので、法律の根幹をしめる大切な条項なのです。
ですから今許可されていることは、将来法律が変わったとしても罰せられる事は無いのです。


Q34 掲載終了


Q33 外国の通信販売のホームページを見ているとイヤープロテクターにマイクがセットされている「エレクトロニックマフ」などと称した物が$150前後で販売されています、通常は会話や獲物の動きはよく聞こえ、銃を発射したときだけ一瞬にして音をカットするとうたっていますが。 これの効果のほどはいかかでしょうか? 難聴防止として実際の狩猟で使用できるものなのでしょうか。

この種のイアープロテクターを最初に採用したのはアメリカ陸軍砲兵部隊です。
砲兵は座標の指示通りに砲身を向けて発射しますが、座標の指示は無線士が口頭で指示します、しかし射撃の瞬間は衝撃波を避けるため後ろ向きになり、耳栓をして、なおかつ口を開けて衝撃波による空気圧の変化に対応させ、それからトリッガーを引きます、本当は耳栓を付けたり外したりしないと作業しにくいのですが、ほとんどが耳栓をしたまま作業します、その作業用に開発されたのがイアーマフにマイクを仕込んだイアアープロテクターです、結局米軍物は入手できませんでしたが民間用に販売されている「エレクトロニックマフ」を購入して使っております。
最初は重たい物しか販売されていなかったのですが最近は比較的軽量の物も売られるようになりました。この構造上どうしてもバッテリー内蔵式ですのでバッテリーの重たい物は閉口します。射撃には必需品ですが、狩猟には使えません。
テレビで放映されているF-1レースなどにも無線機内蔵のイアープロテクターが使われていますが、あれも利用することが出来ます、モトローラ製が一番流通していますがあれを使うと射撃中に会話も出来ます。


Q32 例えばリロードの失敗で火薬の量を間違え、それを発射し、銃口内で弾頭が留まり、射手がそれを知らずに次弾を発射した場合どのようなことになりますか。またそのようなことが実際に起こったことを聞いたことがありますか。

リロードの際、一番多いのが火薬の入れ忘れです、雷管を付けて火薬を入れようとしたところで電話に出る、あるいは子供を風呂に入れる、あるいはムラムラと来て思わずオカーチャンを押し倒す、色々なケースが考えられますが、リロードの最中は出来るだけムラムラ来ないように注意しましょう。
火薬を入れないで撃つと、雷管は点火しますが弾頭を押し出す程の力はありません、多くの場合ライフリングに食い込むところで弾頭はストップします、滅多にありませんが、もしライフリングに食い込めば弾頭は発射されます。
しかし、何かの加減で途中で停弾したとき次弾を撃てば間違いなく銃身が破裂するか膨らみます。
ライフルの場合、それが理由で銃身破裂が起こった事例は私は知りません。


Q31 銃床については「全長が変わらなければよい」ということは、勝手に変更しても良いってことですね。もっとも、技術も金もないので理屈だけですが?替え銃床なるものを造って時々替えてもいいんですね?しかし、簡単に取り替えできるものなの?

全長が変わらなければ銃床を交換するのは自由です、こういう風に書くと、サムホールをピストルグリップに交換しても良いの? と、聞かれそうですが、実は・・・・・良いのです。 
簡単に取り替えられるかどうかは銃によります、たとえばAR系統の銃の場合、セレクターのスプリングがピストルグリップの中に入っていますので、ピストルグリップの交換は先にセレクターを外して、セレクターピン、そしてセレクタースプリングを外す必要があります、それと比べるとFAL系統は簡単です。


Q30 私の銃身はスキート絞りで狩猟には使い難いので替え様かと思っています。あと2年でライフルが持てる様に成りますがライフルの危険性を考えると国内(北海道を除く)での狩猟にはスラッグでも十分ではないかと思いますが・・・でも300メーターの射撃もやってみたいしいま迷っています。

散弾銃でも充分危険性はあります、ライフルの危険性に着眼するなら散弾銃の危険性も把握する必要がありますが、ライフルの危険性を認識できれば使う資格はあると考えます。


Q29 銃身長について。銃身長についての理論はあるの。なにと一緒で長けりゃいいってもんでもないと思うのですが。いかがただ、太いのはとってもいいって教授が書き込みしてましたっけ?ショットガンとライフルでは銃身長がおよぼす影響は違うの?

ライフルの場合、命中精度の阻害要因となる物にバイブレーションがあります、太いとか、長いとか、バイヴとか、怪しげな言葉が飛び交っていますが、長いよりも太い方がバイブレーションが少ないのでライフルの場合は命中精度が良いのです、ショットガンの場合は銃身が長いと初速の伸びがあるのでロングレンジの場合は有利です。


Q28 先日人間ドックで左耳難聴と判定されました。撃ち過ぎかしら?イヤー・プロテクターなるもの全く使用していなかったもので、某紙によれば治らないとのこと?これからは使おう。さて、耳栓タイプとヘッドホンタイプどちらがオススメ?推測ではヘッドホンタイプが高価(効果)有りそう。

やはり左耳がイカレましたか、ショットガンやライフルを撃つと、左耳がイカレ、ハンドガンを撃つと右耳がイカレます。
私の場合はテーンエイジャーの頃、米軍でさんざんガヴァメントを撃っていたので最初に右耳がイカレ、その後に左耳がやられました、そんなわけで左右の耳が難聴です。耳栓タイプはショットガンの場合は効果がありますが、室内で撃つライフルの場合は何の役にも立ちません、当然ヘッドホンタイプが一番優れています。


Q27 銃器設計の天才ているの?某雑誌によれば「ジョン・ブロ-ニング」とありましたが、他にはだあれ? 私の一押しは「築地 恵」なんちゃって・・・・・

私もジョンブローニングが最高のガンスミスだと思います。
しかし私も偉いではなくて "エロイ" ガンスミスと言うことであれば、私も国内ではそこそこのレベルに達すると思います。


Q26 スコープメーカー「HAKKO」の評価は、たしか教授のHPのオススメには出ていなかったと思います。すなわち、「評価に値しない」と言うことですかな?

私の口から言うと営業妨害になりますのでコメントしませんが、少なくとも私は使っておりません。


Q25 GUN買い付けのキンパツおいしそう。gunビジネスに女はつきもの?私もGUNディラーになりゃよかった。デッカイおっぱいたまりまへんな~

あの、"ブニュー" と押し付けられているオッパイの感触を想像してみてください。
ここで質問です、あのオネーチャンの陰毛は何色だったでしょう? 
ヒントはコラムの大藪さんと私を読んでください。


Q24 所持許可だけでも、世界一?厳しいのに製造となるともっ と難しい?それともたいしたことない?

以外と簡単に製造許可は取得できます、これは許可をする主務官庁の考え方により大きな違いがあります。
銃砲所持許可は、警察庁が担当しており、もともと禁止されている所持を、例外を以て所持させると言うのが法律の骨子ですが、銃の製造許可をする通産省は銃の製造をとおして産業を育成すると言う考え方ですから、もともとの発想に根本的な違いがあります。


Q23 築地さんの設計でカスタム銃を作成するとすれば、いかほどになりますか?00-9/16 改訂

散弾銃の世界で言うとジェームスパーデイあたりの値段が一番高いと思いますが、銃身などは専門のメーカーに製造を依頼するのが品質とも最高の物が出来ます、従って銃身素材は外注、それを仕上げるのは自社、機関部は自社、銃床、彫刻も自社で加工するとします、どんなに手間をかけても銃を仕上げるのには1~2ヶ月です、彫刻が3ヶ月でしょう、銃床は1週間ですね、これ以上手間をかけて作ればそれは経済の原則を無視して製造する趣味の世界の仕事です。
従ってジェームスパーデークラスの銃でも、工場原価は300万円~500万円でしょう、販売価格600万円~1200万円、これが世界最高の値段でしょう。
ライフル銃に関して言えば、もっと単価は安くなります、彫刻の無いプレインの銃の場合は工場原価60万円くらいが最高でしょう、販売価格で言うと120万円くらい、これ以上はボッタグリ価格と言うべきでしょう。
しからば私がその値段で世界最高の銃を作れるかと言うとそうではありません、世界最高の銃を作るには当然工場設備が必要です、最先端の機械を導入して工場を建設して、製造した場合、機械の稼働時間で物の値段が変わります。
機械の稼働時間の短い工場はその負担分がすべて製品に加算されていると考えるべきです。
私が思うに、ハンテングライフルではダコタ、ベンチレストライフルに関してはケルブルーあたりが最高の製品を作っていますが、国内販売価格はダコタで80万円、ケルブルーで50万円くらいですから、これ以上値段の高い銃を作っても意味は無いことになります、カスタムに着手するかどうかは、これ以下の値段で作れるかどうかにかかっています。


Q22 海外には過去にも、現在も名銃とよばれるものがあるのに日本には名銃と呼ばれるものはないの?

散弾銃の世界では、かってカスタムと呼ばれるレベルの散弾銃が存在しました、ほとんどが水平2連銃ですが世界的に見ても一流の中で上中下のクラスで言うと、一流の下のクラスでした。
しかしながらこの頃のガンスミスは全て分業で作業していますので、銃身を作る人、彫刻をする人、銃床を作る人、機関部を作る人、の分業作業です、いわゆる機関部を作る人が製造元になり、その人の名前で銃が販売されました。

私は、現在数多くの中古銃を取り扱っていますが、1000丁くらいの中に1丁くらい、そうした昔のカスタムガンに出会うことがあります、その多くが相当使い込まれていますので逆にその銃の真価が分かりますが、銃身に関してはあまり出来は良くありません、外見加工は綺麗なのですが銃身を真ん中あたりで切断すると、変心の度合いが大きいのです、外径に対して内径が必ずしも中心に空いていません。最も如何なる銃身でも穴あけ加工の時は必ず変心します。問題はその公差なのですが、当時はあまり精度の良いガンドリルマシンが無かったとみえて、そのずれが現在の銃と比較すると大きいようです。機関部と銃身のロッキング部分は現在の銃と遜色はありません、彫刻も、当時は腕の立つ彫金師が多く存在していたと見えて現在の物よりも優れた彫刻が数多く見られます、最もイタリアなどの彫金と違い、日本の場合は獲物等の彫金は伝統的にあまりやりませんから刀の鍔や、根付けなどに使われた技法が認められます。
銃床材料は如何なる名銃も最低の素材しか使われておりません、当時は材料の入手は不可能に近い事だったのかも知れません。


Q21 ライフリングの不思議?築地さんのカクタス射撃大会のレポートにもありますし、ビーマンのカタログにもライフリング数の記載があるのですが数字がいろいろですね。射撃の理論が完成されているとするならば、なぜ違いがでるのまた、教授の評価はいかが。

ライフリングの数と命中精度の因果関係はありません、(キッパリ)
しかしながら何故ライフリングの本数に違いがあるかと言いますとその製造方法に理由があります、ライフリングを刃物で1本ずつ削る場合は本数が少ない方が作業効率が良いのはお解りですよね、そうして作った銃身の場合、4本くらいのライフリングで済ます場合もあります。ところがブローチ加工と言いまして一気に全てのライフルを削って作る場合、ライフルの本数が少ないと逆に刃物に与える負担が大きいので幅の狭いライフルを何本も付ける場合もあります、こうした場合8本のライフルもあります。
中には従来のエンフィールド型ではなく、ポリゴナル銃身みたいに角を全く持たないライフルや、ラチェット型と呼ばれる形状の物もあります、あるいはある種のカスタムバレルの場合、3本ライフルと言う物もあります。
いずれの銃身も命中精度に優劣はありませんが、ライフルの本数が少ないと、あるいはポリゴナル形状のライフルの場合、ライフリングに食い込む抵抗が少ないので意図的に内径を小さく作らないと十分な火薬の圧力上昇が得られないので通常の内径で作ると当たらなくなります、内径を小さく作ると通常の薬室リーマが使えないので加工上不便な一面もあります。ライフルが多いから当たると言うのはメーカーの与太話です。
本気で信じている射手がいたら単なる無知ですから無視してかまいません。


Q20 築地さんの所に銃を修理に出すときに宅急便を使ってもし、送った銃がなくなった場合の責任はどうなるのでしょうか?教えてください。

これは運送業者の責任です、ですからあまり扱いたがらないのです。
ついでに銃刀法上の解釈について説明します、銃は必ず自分の管理下におかなければ成らないと法律で定めていますが、銃を運送業者に委託した時、管理下にあるかどうかの解釈ですが、これは大正年間に大陪審院の判例がでていまして、運送業者に委託した荷物は荷主の管理下にあると言う定義が確立しています、そのため運送業者に銃の配送を依頼しても、その銃は貴方の管理下にあると解釈しているわけです。
しかしながらそれを紛失すれば運商業者が責任をとらされることになりますが、銃刀法としての責任は負いません。


Q19 クロネコヤマトでも銃は取り扱ってはいけなかったと記憶してます。なにも問題がないから通販をやっているのでしょうが、銃の通販について詳しく教えていただけないでしょうか。

宅配便業者によってと言うよりは、それぞれの営業所の方針で取り扱わない物があると考えた方が良いでしょう。
と言いますのは、銃器を預かって途中で紛失した場合、警察の調査が厳しく、銃が出るまで調べられるので割が合わないと言うのが業者の本音でしょう、しかしながら、銃砲店やメーカーの取り次ぎをする場合は取り扱った方がビジネスになると判断すればそこの営業所では銃器の取り扱いをすることになります、要するにそれぞれの営業所の営業方針によります。
当社では荷物の全てを一番信頼の出来る方法で出荷しています、年間1200丁の銃を販売しますが、今まで紛失した事例は1例もありません。


Q18 築地さんの所では通信販売をなさってますが、私の記憶では銃の郵送は禁じられていたようなきがします?

禁じられてはいません、当社には国際郵便で銃が送られて来る事もありますが、税関で通関した後は会社まで郵便小包として配送されてきます。


Q17 続き スコープ付きのライフル銃の場合、運搬時、スコープは取り付けたままですか?それとも、取り外して、輸送すべきでしょうか?

当然取り付けたままです。


Q16 ライフル銃の運搬には、どの様なケースを使用されますか?

ライフル銃用の GUN CASE(ハード・ケース)製品を調べたところZERO HALLIBURTON , HOPPE's PROTECTO , Doskocil ,Flambeau , SKB , Pelican (Browning) 等、様々なケースがあり、それぞれ特長(軽量、頑丈、気密性、材質、等)があり、何を選んで良いかが、よく判りません。
ベンチレスト用と、ハンティング用 等、エアーラインと車、等によっても違うかと思いますが、ハード・ガン・ケースの選択基準、実績の様なものが在れば、教えて下さい。
色々あるガンケースの中で私が愛用しているのは "ZERO HALLIBURTON " です、今まで何度も海外遠征言ったときでも完璧に銃をガード出来たのはこのガンケースだけです。
ガンケースのサイズ、それとガンケースの重量を気にしなければ外にも丈夫なガンケースはありますが、車しか使わないのならともかく、飛行機や、外の交通機関を利用する場合は "ZERO HALLIBURTON " が一番コンパクトでなおかつ丈夫で最良です。


Q15 スコープ・リングとスコープ筒の間に、サコー純正マウントのインナー(プロテクタ)の様に、ビニールの様なものを、挟めば、スコープを傷つけなくて良いのでは?と考えますが如何でしょうか?

そのとおりですが、リングに挟み込むと言うことは寸法が変わるわけですから使うことが出来ません。
さて、ここまで書いて私の意見を言いますが、マウントリングのラッピング等一切する必要はありません。
どうしてもやりたいと言う人を力ずくで止めるつもりはありませんが、そんな事をしても命中精度が上がるわけでも無くほとんど無意味な事ですからビールでも飲んで寝ちゃいましょう。


Q14 スコープ・リングのラッピング後の処理に関して。GUN誌に、Turk さんが、書かれている Rifleman's Cornerの 4. スコープ・マウント (1994/10 )の記事中で、スコープ・リングのラッピング後の処理は、「ディグリーサーで、油気を取る」と書かれています。素人考えでは、コンパウンドを用いてラッピングを行うと金属の地肌が出てしまい、スコープ・リングの材質や、ライフル銃の用途(使用環境)によっても違いはあると思いますが、そのままでは、"錆"が発生するので、何らかの錆止め処理(コーティング)が必要なのでは?と思いますが、如何でしょうか?

錆は表面が酸素と触れるために起きる現象です、絶対酸素に触れなければ錆は出ません、従ってラッピングした後でもスコープを取り付けておけば大丈夫です。


Q13 ライフル射撃場の電子的の構造に付いてお願い致します。なんでライフルの弾が当たっても壊れないんですか?

ライフル射撃の電子標的の黒丸の部分はゴムの薄いロールで作られています、1発撃つごとにそのロールが3ミリ~5ミリ程度下がって、いつも新しいゴム板を撃っているのです。
で、何故点数が解るのかと言いますと標的の4角にマイクが仕掛けてありました、標的に当たった弾丸の音を拾っているのです、その音が伝わる時間差を演算してどこに着弾したかをコンピューターで計算しているのです。


Q12 ステンレス銃身を黒染め出来るでしょうか。またその費用と時間はどのくらいでしょうか?

可能です、値段は¥20000~¥30000ですが、銃腔内に液剤が入り、銃腔内もメッキされるので命中精度上からは良くありません。


Q11 銃床の手入れについて、教授のオススメ「あまに油+α」を画材屋さんで買ってきてとりあえず、先台に塗ってテストしているのですが、なぜか「乾き難い」んですが、こんなものですか?

そんな物です、銃床油は乾くと言うよりは空気に触れて硬化する物なのでもし銃床にシーラー系統の塗装が染みこませてあったら残念ながら永遠に染みこみません、その場合は剥がすより、研磨して磨きかげる方が良いでしょう。
それで十分な光沢が得られます、勿論1200番の耐水ペーパーで銃床油を付けながら擦り込むと言うことを忘れずに。


Q10 軍用銃も現用機種?でなくなれば、民生用(狩猟用)と見なされるの?当局の認定基準てあるの?

アメリカの場合、軍籍から除外されたものが民間用として流通しています、民間用として除籍された物は銃床に(P)マークが打たれます、プライベートと言う意味で軍籍から除外されていることを意味します。
そういう意味ではM-14は未だに軍籍にある銃が何十万丁と油紙に巻かれて事ある時に備えて某所に保管されています、しかしながら軍籍から除外されたM-14は極めて珍しく、現在はレア物として珍重されています。

皆さん良くご存じの事だと思いますが、昔スプリングフィールドと言う兵器工廠がありました、ボルトアクションの03や、ガーランドを製造していた所です、ここが閉鎖され、株式会社スプリングフィールドアーモリーが設立され、ここで新ガーランドが作られていたことがあります、この事を某警察の技官に説明してもどうしても理解して貰えず、相手の馬鹿さ加減に口喧嘩になったことがあります。
最終的にアメリカ国務省から軍用銃では無く猟銃だとの証明書を発行して貰いましたが、そこまで言い切った相手も引っ込みが付かなくなり、銃の名前を変更して許可して貰った事があります。軍用銃と民間銃の区別はさほど煩雑と言うことは言えます。


Q9 銃身長を調整する、フラッシュハーダイてなに?

銃口の先端に付いている、漏斗形、あるいはスリットの入った部品の事で、フラッシュハイダーとも、フラッシュサプレッサーとも呼びます。
これは射撃時の銃口からの炎を消すのが目的ですが、最初に作られた漏斗型のサプレッサーでは炎はあまり消えませんが、炎を隠すと言っても射手の側、つまりサイトを見る側に炎を隠すのが目的です、夜間の戦闘では元々目を凝らしてサイトを見つめていますのでその状態で銃口から火が出ると一瞬にして目がくらみます、それを防止する目的で作られたのがフラッシュハーダーです、しかしこれには欠点がありました、漏斗形の為、逆に敵から見るとはっきりと銃口が視認出来てしまうのです、そのため炎全体を消してしまう、フラッシュサプレッサーになってきたのです、本当に炎が消えるのか私自身で何度も実験してみましたが、全く炎が出ないわけではありませんが、炎が出てもすぐに消えてしまいます、炎は勢いのある内は銃口から50センチくらいまで飛びますが、すぐにフラッシュハイダーのスリットのスタート位置から、単なる煙に変わります。


Q8 ある銃砲店で、大口径ライフルのカートリッジ(弾)の形をした、レーザ・ポインター を見ました。チャンバーの中に入れて、銃口から、レーザーを投影する様です。正確に、弾の寸法であれば、チャンバーに入れて、銃身(銃口)の中心から、レーザーが投影されると思います。
安価な、プレゼンテーション用のレーザー・ポインターでも数100m 先まで、届きますから、スコープの調整等に使えるかと思いますが、実際の所は、如何でしょうか? 製品、価格、実績、使用感 等の情報があれば、教えて下さい。

御指摘の様にレーザー光線は数100m 先まで届きますが、ルビーを使った本格的なレーザー光線ならほとんど拡散せずに月まで到達しますが、ダイオードを使った簡易レーザーですと光が拡散しますので数100m と言うのは現実的ではありませんが、100メートル以内なら充分使えます、しかしながら昼間明るいところでは光線がよく視認出来ませんので暗いところに照射すると良いでしょう、カートリッジ型のレーザ・ポインター ですが、銃腔軸線と完全に一致させるためには、かなりの微調整が必要です、内部のレーザ・ポインター を支えているのは4本のネジですから、このネジが少しでも狂うと全く使い物になりません。
購入したとしても完全に照準が合っているスコープと軸線が一致しているか確認して使う必要があります、軸線が完全に一致しているのを確認できたらネジがゆるまないようにネジロック等でネジを固定しておいた方が無難でしょう。アメリカでは$30位で販売されています。


Q7 LEUPOLD の SCOPE の Mount Base には、1-Piece のタイプ と 2-Piece のタイプがある様ですが、1-Piece と 2-Piece の 選択基準、精度の違い、実際、使用しての、操作面等の違い 等に関して、教えて下さい。

1ピースの場合ですとねじ3本~4本で固定します、1個のブロックを数本のねじで固定するので確実な固定が出来ると言うことです、しかしながらその分重量が重くなります。
2ピースの場合、それぞれのベースは2個のねじで固定しますが、2ピースの場合の方がねじのゆるみによるトラブルが起こりやすいのです。従ってどちらを優先するかはユーザーの選択によります。

また、1ピースの場合、レミントンや他の数社の会社に見られるようなボルトアクションの場合、機関部の長さに308用のショートアクション、30-06用のロングアクションとある場合、1ピースではそれぞれのアクションに対応した物を選択しないと寸法が合いませんが、2ピースならいずれの機関部にも対応できますので2ピースの方が便利という利点もあります。


Q6 ピストルグリップのライフルについてお聞きしたいのですが。 日本で所持できる口径、装弾数でしかもグリップが ピストルグリップの銃は現在、所持できるのでしょうか?

サムホールでなければ法律的にはダメなのでしょうか? 昔の「GUN」に軍用銃(もどき)の所持者の記事がありました。たぶんその中に築地さんがいらっしゃったと記憶しています。
銃刀法から言えば、ピストルグリップの使用は禁止されておりませんので所持は出来ます。最近、当社でもAR系統の銃を輸入することになりましたが、輸入、及び銃の譲渡の時はサムホール銃床を付けてお渡しします、これは銃を販売するにさいして行政サイドとの "お約束" なのです。しかしながら所持者が銃床を交換しても、全長等に変更が無い限り銃刀法違反にはなりません。


Q5 教科書には古い弾は酸化していて集弾しないので使うなと書いてあるのですが、ペレット・22リムファイアで集弾に問題が出るのは何ヶ月後位からでしょうか?一般的な「賞味期限」が有るならご教示頂ければ幸いです。

1年位から劣化が始まります、オリンピックを対象とするならこの辺を目安にしますが、通常の使用なら10年は大丈夫です、50年経っても使えますが、精度は劣悪になります。


Q4 装薬銃で「銃身内側は鉛の皮膜があることで弾がスムーズに出て行くのであり、掃除をしすぎると当たらない」と言うことを聞きますが、これも迷信でしょうか? もし本当だとすると掃除の加減はどの辺を目安にすれば最良の結果が得られるのでしょうか?

22口径で言えば、射撃を終了した後でしょうね、射撃開始前は掃除をすると言うよりはパッチを通してコンデションを均等にしておく位の手入れで充分です。それに少なくとも試合中は掃除をする必要はありませんし、掃除をすると着弾が変化しますのでやらない方が良いでしょう。しかし掃除をすると当たらないと言うのは逆です。


Q3 「装薬銃で「硝煙が銃身内部を錆さすから掃除をしなければならないのであって、毎日撃つなら掃除なんか必要ない」ということを聞きますが、本当でしょうか?いかに高精度でデッドスペースのない単身単発ボルトアクションでもナニガシかの堆積物は出るような気がするのですが。

これは嘘です、ベンチレスト射撃の場合、試合中5~10発撃つとクリーニングしますが、私は50発くらい撃たないと掃除をしませんが、アメリカのシューターに言わせると、これですらクレージーだと言います。
上記のような話をしたらアメリカのベンチレストシューターは卒倒するのでは無いでしょうか?


Q2 銃今度アメリカに出かけますが、現地で銃を購入して持ち帰りたいので方法を教えてください。

残念ながら旅行者がアメリカで銃を購入する事は出来ません、アメリカで銃を購入する場合は現地の居住者でないと購入できません、これは連邦法で定められた法律ですから全ての州で旅行者の銃の購入は禁止されています。
数年前位まではアメリカに在住している知り合いに頼んで購入して貰らい、それをプレゼントと言う形で持ち帰った事例は多数ありますが、現在ではこれは法律違反でプレゼントした当人も罰せられます。
昨年、実際にアメリカで銃を購入して、空港でチェックされアメリカの税関に領置されたため、帰国してから私に業務で輸入してくれないかと依頼され調べた事があります。
アメリカに在住している人に頼んで銃を購入し、飛行場でその人から受け取りチェックインしたところ、そのまま2人とも税関に連れて行かれ、銃購入の経緯を調べられたそうです、実はその方は3年前も同じ方法で銃を購入したそうですが、その時は何も問題が無かったので深刻な問題だとは考えていなかったようです。
税関で数時間取り調べられたため予約した飛行機は出発してしまうし、本来は起訴されるところでしたが初犯だし日本人で法改正の事実を熟知していなかったため、なんとか起訴は免れたようです。当人には税関から領置の証明書を貰い、正規の手続きを取れば還付すると言うことで私の会社に泣きついてきたのです。
私の使っている輸出業者に依頼すれば、アメリカからの運賃が1万円くらい、輸出許可の取得と輸出業務で10万円くらい、日本での通関料が4万円くらい、合計15万円がかかります。当社の手数料を5万円として考えて、約20万円で輸入手続きをしてあげることに成りました、1件20万円かかれば、ほとんどの銃は当社から購入した方が安いのですが、なんでも非常に高価な散弾銃の上下2連銃とかで、どうしても輸入してくれとの依頼でしたので、銃を領置している税関に電話して聞いたところ、銃を還付する場合は、当人が正規の手続きを踏んで正規に受領する場合のみ還付するとの事で、本人の依頼が有っても業者が代理で引き取ることは出来ないそうです、しかも領置の期間は3ヶ月との事でした。アメリカで正規に銃を所持する場合は、最低でも90日アメリカに滞在している居住者でないと購入許可が貰えません、領置期間が3ヶ月、所持許可を得るためには3ヶ月、これではどう計算しても日時が足りません、結局当人は銃の受け取りを諦めざるを得ませんでした。現在はアメリカの銃規制が劇的に難しく成っています、間違っても現地で違法に銃の購入をしないようにご注意下さい。

全く別の事例ですが、参考までにお話ししましょう。
ある商社の重役さんも現地で銃を購入してゴルフバックに銃を入れてチェックインしようとしたそうですが、税関に発見されその場で逮捕されたそうです、ゴルフバックに入れて隠して通過しようとしたのが極めて悪質と取られたようです、当人はそのまま留置場に1日留置されたため予約した飛行機は出てしまい、弁護士を頼んだため弁護士に$4000取られたそうです、そのうえヴィザを取り消されたため、外国に出かけるのが仕事の商社マンとしては致命的なペナルテーとなり最終的には会社を退社された事例があります。
外国での銃の購入は思わぬトラブルに成りかねませんのでご注意下さい。


Q1 千葉県の射撃場でライフル銃の照準調整をして、北海道に行ったら弾着が上に外れて獲物を逃がしました、北海道は寒いのに何故着弾が上にそれたのか理由をお教え下さい。

千葉県と北海道では気温に違いがあります、常識的に言うと寒冷地の方が空気の密度も濃い為、また火薬の燃焼速度も遅くなるため下に着弾するのが常識です、上にそれたと言うことはその常識からすると逆の現象が起こったと言うことです、たとえば、今の沖縄は気温が20度以上あります、ここでリロードした弾で、北海道の旭川で撃ったとすれば旭川の方が寒いので着弾は間違いなく下に着弾します、逆に旭川でリロードした弾を沖縄で使えば着弾は間違いなく上に着弾します、あるいは雷管突破が起こるかも知れません。

しかしながらこの弾着の変異差は必ずしも外気温度だけで起こる事では無いのです、実は弾着には空気の密度がさらに大きな影響を与えているのです、単純に火薬の燃焼特性の変化だけを見ますと、火薬は零下40度以下では燃焼速度が低下しますがそれ以上の温度差の中では多少は起こりますが、あまり大きな変化は起こりません、しかしながら外気温度が高いと空気は膨張している訳ですから空気の密度が薄いと言うことです、外気温度が低いと空気の密度が濃い言うことです、この違いが弾着に影響を及ぼします。

空気の密度による違いが弾着には多くの影響を及ぼすと言うことを良く頭に入れてください。暖かい所で撃つと弾着が上に行き、寒いところで撃つと下がる、それが温度だと思うと勘違いします、それは空気の密度も大きく影響しているのです。

 従って暖かい千葉県の射撃場で照準調整を完璧にしても、そこの射撃場の海抜があまり高くない場合の条件では、逆に北海道の外気温度が相当低くても射撃した場所が山の上だと空気の密度が薄いので弾頭が飛翔するのに空気抵抗が少なくなり弾着が上に当たってしまうのです。
弾道計算の場合、気圧は1013ミリバール、(単位はヘクトパスカルでもかまいませんが)を基準に考えるのでこれが変化すると弾道そのものが大きく変化するのです。

Q&A ライフル銃関連

築地

Q61 今使われているライフリングの旋回ピッチはどのようないきさつから何インチくらいで切られているものなのでしょうか? 04-7/15

経験上ライフリングのツイストは体験、あるいは経験上で決められています、決して数学の理論では表せないのです。
通常30口径は1:10か1:12です、たとえば1:10.5とかそういう微妙なツイストはありません。
180グレイン以上の弾頭を使う場合は1:10を使用します、これは弾頭が重たいとあまり初速を出せないのでピッチがきつめになっているのです
逆に180グレイン以下の弾頭を使う場合は、1:12がよく使われます、これは初速が2800フィートくらい出せるのでツイストがゆるめなのです。
では3200フィートくらい出せる7ミリマグナムの場合、どうかと言いますと、ツイストが10インチを超えると何故か当たらなくなります。
1:14は勿論、1:12でも命中精度が出なくなります。レミントンの場合、1:9.5ですからね。
7ミリ口径に関しては私の経験上1:10か。1:9.5でないと当たりません。
何故と聞かれると答えられません、私は滅多に知らないとは言わないのですが、このライフッリングツイストと命中精度の因果関係は解りません。


Q60 ライフリングについての質問です。右回り6条や、左回り5条(PSG-1が確かこれだったと)などを見聞きしたことがあります。もしライフリングの旋回ピッチをきつく(ゆるく)した場合、命中精度にはどのような変化がでるものなのでしょう? 04-7/15

ライフリングツイストの右回りと左回りは命中精度上から言うと何の関係もありません。

ではライフリングツイストについて説明してみます。中でも命中精度の究極を極める6ミリPPCについて説明してみましょう。
この装弾は100mで5発撃った弾痕の、一番離れた弾痕のセンター間センターが1~2㎜程度になると言う究極の装弾です。
通常これに使われるツイストは1:14、つまり14インチで1回転のいツイストが普通です。
これより、1インチだけツイストの弱い、1:15のライフッリングツイストを使った場合、命中精度は理論的には良くなりますが、風に弱くなります。
ライフッリングの関係はこうした関係がありますね。
またツイストがきついと抵抗が大きくなるので同じ火薬を同じ量使っても圧力が高くなり、初速が高くなります。
ツイストが緩いと弾頭の受ける抵抗が少なくなり初速は落ちます。


Q59 「ライフル銃弾は鉛直に打ち上げられた場合、どの位の高さまで上昇するのか、 そしてそれが落下して地表に激突する時の速度は打ち上げられた時の初速と同じではないのか?」というものです。
イラクの報道などで、自動銃を天に向けて発射している映像を見ることがありますが、これはかなり危険な行為ではないのでしょうか?04-4/13

大東亜戦争前の日本陸軍でこれのテストをした記録があります。
テストしたのは38式歩兵銃で、口径は6.5ミリ弾頭です、従って現在流通して標準的な308や30-06よりも威力が少ない事を理解してください。
しかしながら、その記録は私の所有する膨大な資料の山に埋もれてしまっておりその資料を探すのは事実上不可能です。
従ってここでは正確な数字を開示することが出来ません。
数字の問題は事実とはかけ離れている可能性が有りますのでご理解ください。
まずがライフル弾頭を真上に撃ち上げた場合、800m位上昇すると思います、(この数字はかなりうろ覚えの数字です、正確ではありません)しかしながら軍隊で使う高射砲の場合は高度8000mまで上昇します。(この数字はかなり正確です)

日本軍のテストでは、上に撃ち上げたライフル弾頭で、それが落下した場合殺傷能力が有るかどうかの実験をしました。

実験はトラック1台分の松の板材を練兵場に搬入し、それを隙間無く広げ、38式歩兵銃を真上に打ちあげて落下した弾頭で松板が貫通するかどうかの実験でした。

正確な松板の厚さは資料の中にあり、正確な数字を言うことは出来ませんが、確か2cm程度だったのでは無いかと思います。
実験の結果、これが貫通すれば人間は死傷すると言われています、人間の体の中で、真上から飛来する弾頭については極めて弱いのです。
で、実験の結果、38式歩兵銃の弾頭は全部この松板を貫通しました、その結果、真上に撃ち上げた弾頭でも、落下すれば人を殺傷する能力が有ると断定されました。
これにより、軍隊で射撃する場合、命中精度は期待できなくても、弾丸が命中すれば人間は死傷することが確認されました。
わずか55グレインしかない米軍のM-16の装弾でも800m離れてスチールヘルメットを簡単に貫通している事実もあります。
追記ですが、弾頭を撃ち上げた初速と、落下する弾頭の初速は空気抵抗の関係で、同じではありません。
空気抵抗の壁が有るため規定のスピード以上には早くならないのは実験で確認されています。
イラクなどで空に向けて銃を乱射している映像がありますが、着弾点に人が居れば間違いなく死んでしまう事は間違いありません。


Q58 ライフル銃床の、「木」製と「シンセテック」製との違いについての違いは価値観だけなのか?精度なのか?用途上 は?03-9/14

究極の命中精度を競うベンチレスト射撃競技では、絶対に木製銃床は使いません。
それは木製銃床の場合、経年変化、または外気における銃床の変化を極力排除するために木製銃床は使わないのです。

通常のハンテングライフルの場合、上記の理由の外に、簡単に折れない、割れない、と言う理由があります。
また製造上の理由から言うと、大量生産に適している、量産すればするだけ単価が低くなるという利点もあります。


Q57 ライフル銃のメンテナンスで銃身をブラシで清掃すると「ライフル条痕が荒れるから、ブラシを使い過激な扱いをしてはいけない」と先輩各に言われました。銃身に良い本当のメンテナンスの方法は?お忙しいところ恐縮ですが何らかの方法でご回答を!03-9/14

ライフルの弾を1発撃つのと、ライフルのブラシを10回通すのと、摩擦による摩耗は同じだと言う資料を読んだことがあります。
ベンチレスト射撃の場合、究極の命中精度を求めますが、5~10発撃ったら、50~100回ブラシを通したり、パッチを通したりするのが常識になっています。(カクタスシュートのコラムを読めば良く分かりますのでご覧下さい)
ブラシを通してライフルが荒れたなんて聞いたことがありませんね。


Q56 銃砲店で購入した308実包で5発クリップ付きFN79と刻印が有り弾頭144グレイン、フルメタルジャケット、ベンダル型プライマー、真鍮製ケース5発1000円で購入したこの実包は、軍用弾?どこ製の弾でしょうか、ベンダル型プライマーは軍用か民間用?それと1発85円で販売されている308実包が有りますが、これも軍用か、この手の弾は、どこ製なのか、使用して銃が痛むと聴いた事が有る、ホントなら、なぜでしょうか、宜しく教えて下さい。03-3/25

質先ずFN79と言う刻印ですが、これはファブリック、ナショナル社製、1979年製造という意味です。
つまり24年前の弾ですね、軍用装弾は毎年定量の数を発注し、メーカーは毎年注文数を製造します、この数量は工場設備を何とか維持するための製造ですから有事の際から考えると決して多い数字ではありません、新しい弾は弾薬庫に収納し、古い物から取り出して訓練用に使用します。
アメリカの場合は、軍用として製造するほかに、軍用で作った物を民間用にも流していますが、その場合製造年月日は昨年、あるいは今年というのが普通です。今年製造した弾なら、アメリカでの値段は1発30円程度です。
この弾はアメリカの銃器新聞に掲載されていますので調べてみたら、1発¥26で販売されています。1発¥26円と言うのは小売値段ですから、卸価格なら高くても¥18.20ですよね。ですから5発¥1000と言うことは1発¥200・・・・ウーン覚醒剤並みの利益率ですね。

さてベンダル型プライマーの事ですが、正確にはベルダン型プライマーと言います、イギリスのヒルマン、ベルダン少佐の開発した雷管で、発火金が薬莢側に付いている旧式のタイプの物で、雷管の穴は2個開いています、そのためリローデングは全く出来ません。旧ソ連などはこのタイプの物を使用しています、昔、私が日本で初めて6ミリPPCを作ったときにはソ連のAK74の弾を使用したため、ベルダン型雷管を抜いてリロードしました、プライマーホールが2個あるので雷管を抜くのに大変苦労しました、どうやって抜いたのかと言いますと、水圧で抜いたのです、薬莢の中に水を入れて、弾頭と同じ径の丸棒を挿入してハンマーで叩くと水圧で雷管が抜けます。
こんな具合でリローデングはほとんど不可能です、これと違い通常の雷管タイプは、ボクサー型と言います。

この弾の値段は非常に安いですが、だからといって銃が痛む事はありません、銃が痛むのはソ連製の弾です、雷管に塩素酸塩分が使われているようで銃腔内が簡単に錆びます、それに薬莢が鉄製の場合、薬室に非常に大きなダメージを与えます、ソ連の軍用銃など1丁僅か¥15,000程度ですし、軍用ですからそれほど多くの弾を消費しないのでこうしたクサレ弾でも何とか使うのです。我々の銃に使用するのは論外の話です!


Q55 質ロッキングラグについて
1. BAR、レミントンともマルチプルラグと思いますが数はそれぞれいくつなのでしょうか。解説記事を拝見するとレミントンはラグが2つとの記述が見られますが、とても二つとは思えません。少なくとも4つ、或いは6つではないでしょうか。
2.上記のようなマルチプルラグの場合、各々のラグが均等に荷重を持つのが難しいとのはなしもあります。ラグの損傷などは不具合としてあるのでしょうか。
3.BAR、レミントン7400、M1ガーランド、M-14の各々のボルト回転角度が分かりましたらご教示下さい。
4.回転角の点からすればM-16のようなタイプがアンロックの力が要らず優れているといえますか。
5.ウインチェスターM100について この銃は自動銃としての作動の確実さはどうなのでしょうか。優れていれば生産が継続さ
れているのでは、とも思えます。ロッキングラグは3個で回転角は60度なのですか。02-12/26

1.ブローニング、レミントンとも3分割された列に3個の並んでありますので9個ですね。
コルトの場合は7個ですね。(本来は8分割ですが、エキストラクターがあるので7個のラグになっています)

2.ありません。金属にいはそれ自体ではたわみ、のびもありますので、いずれのラグも均等にほ保持します。
仮にガラスみたいに全く延びの無い材質なら機械工作の公差もでるでしょうが、クロームモリブデン鋼の場合、ラグの損傷事故はありません。ラグが壊れる前に銃身が破砕する、その次に機関部が膨らむ、ボルトは最後まで破砕しません。そのために銃身が一番硬度が低く、機関部がその次、ボルトは一番硬度が高いのです。
逆に硬度を上げすぎると破砕の原因になりますが、銃器の設計に無知な設計者が製作した3流の銃以外はボルトの破砕はありません。
アーマライトのサイトを見ると技術ノートとして、A10の7個のラグの内、エクストラクタ-の隣の2個のラグは荷重が集中するとの話しがありました。レミントンでも742は荷重分担の面からより頼りなく思えてしまいます。
レミントンのエキストラクターはボルトフェイスの中にありますので、ラグにかかる力は均等です。ウエザビーVも同様かもしれませんが。
ウエザビーの場合、3分割にされたラグが3列並んで9個のラグになっていますが、いずれもエキストラクターの場所以外にありますのでラグにかかる力は均等です。
この点からはラグが二つのガーランドなどの方がすっきりしているように思えます(強度はどうなのかはありますが、COMBAT PROVENでしょうか)。これは設計上の問題です、ガーランドやカービン、M?14はラグは2個ですが、現在使われる多くのアサルトライフルはラグが7個ですから、設計上はこちらの方が改良型と言っていいでしょう。


3.約60度ですね、ラグの面積が小さいので90度回転する必要はないのです。

4.そのとおり

5.この銃は撃針の設計不良でリコールされた銃です。ロッキングラグの問題ではありません、当然ながらリコールされた銃の販売はされません。


Q54 私は、大口径初心者ですが、質問がありますので宜しくお願いします。現在308で標的射撃をしておりますが、今度6ミリを持ちたいと思っております。
そこで質問ですが、6mmBRと6mmPPCがありますが、どのような違いがあるのでしょうか?(100m又は300m標的射撃において)02-12/03

6ミリPPCは、薬莢の原型がソ連の機関銃弾、7.62ラッシアンを使いました、そのためボルトの底部が308ウインチェスターと比較すると0.8ミリ小さくなった居ます、そのためレミントン700のボルトを使うとうまく排莢出来ません。

6ミリBRはレミントン社が6ミリPPCに対抗して、308ウインチェスターの薬莢を小さくして作った弾です、当然薬莢の底部も308ウインチェスターと同じ寸法に出来ています。

両方の薬莢のサイズを比較すると、6ミリBRはほんの僅か大きめに出来ています、そのため装填する火薬量が少しだけ多くできるので6ミリPPCと比べると弾頭重量が少しだけ重い物が使えます、6ミリPPCは60~67グレインなのに対して、6ミリBRは65~70グレインまで使えます。だからどうなの、と言われると残念ながら返事のしようがありません。

命中精度は両方とも同じと考えて良いでしょう、100mで、5発撃ち込んで、お互いに一番離れた弾痕同士を計測して、3ミリ以下にはなるでしょうね。(ベンチレスト射撃の大会では1ミリと言う集弾も記録されています)

300メートルでは5発撃ち込んで10円硬貨で全部隠れるでしょう。


Q53 ①射撃を主な目的に考えていますが、6mmPPCを選択した場合、猟にはまったく威力不足でしょうか?
②308との命中精度の差はどの程度なのでしょうか?
③ 6mmPPCはコスト的に高くなりますか?02-03/14

①PPCの場合、命中精度が非常に優れているので300メートルでのヘッドショットが可能です。ヘッドショットが出来れば蝦夷鹿でも即死です。

②100メートルで308が1cm以内にまとまりますが、6ミリPPCな3ミリですね。

③PPCは基本的にすべてハンドロードですから、ハンドロードするとコストは1発あたり¥70程度です。


Q52 ライフルのエロージョンについて、初速等が同等であっても、使用火薬の特性差によってもすすみ具合は違うことはあり得るんでしょうか?01-12/26

エロージョンが起きる原因は火薬の圧力ですから、火薬の種類による顕著な特性差はありません。


Q51 ハンドロードについての質問ですが、薬莢をリサイズした場合、もとの長さより少し長くなるので308の場合50.7mm以下になるように調整するように先輩から言われました。薬莢の長さと命中率の関係について教えてください。01-11/21

はっきり申し上げて、薬莢の長さを調整するのは命中精度から言うとほとんど無意味です。
私自身も308を使っていますが、今まで長さを調整した事はありません、実は薬莢が少しのびても薬室はさらに2ミリ程度のクリアランスを取ってありますので、薬莢がのびて装填できないと言うことは先ずありません。
また薬莢の長さと命中精度の因果関係はありませんのでそのまま使っても大丈夫です。
勿論、長さをそろえたければそろえても別段弊害もありません、要するにやっても、やらなくてもどちらでもいいです。


Q50 セミオート・ライフルの銃身交換に関して。Browning BAR 、Remington 7400 、 Springfield M1A 等の セミオート・ライフルの銃身は、交換可能でしょうか?
交換可能な場合
・ガスポート周りで、どの部分までが、交換となりますか?
・ ハート社やシーレン社の銃身にも、交換可能でしょうか?
・ 交換費用は、いくら位でしょうか?01-10/16

自動銃の銃身交換は原則としてやっておりません、それは自動銃には付き物のガスポートの加工が出来ないからです。
ガーランドや、M-14,等の銃は銃身の外形までが規制されており、当然ねじもねじ規制と言って、ねじの開始部分の位置が決められております、従ってねじ込んだ状態でヘッドスペース、ガス穴の位置がピチッと定位置に来るように作られています。
こうした製品を汎用機械で作るのは至難の業です、しかしながらこうした銃にはスペアーの銃身が数多く販売されているのでこれらの完成銃身を購入すると銃身交換は可能です。但しこれを分解するために機関部を押させる専用のジグ、銃身を加えるための専用ジグが必要となります。

Browning BAR 、Remington 7400 、の換銃身は販売されておりませんので銃身交換は出来ません。


Q49 こんにちは,現在H&KのSL-7を使っています。G3,33,53,41等も同型のリア・サイト(照門)が付いているようですが,ドラム型で回転させることができます。1の刻印があるところは,谷型に切られていますが,2・3・4は穴照門で穴の大きさが変化していきます。説明書を読むと(あまり理解できません)このリアサイトを回転させて,射程を調整する方式とありますが,どのように使ったらよいか分かりません。現在は,1で100Mに合わせてあります。宜しくご教授願います。01-9/6

これは2,3,4,の数字のところにセットすれば、2=200m 3=200m 4=400m の正照準にセットされます。
つまり、ほんのわずかずつ上にずれているのです、勿論使用する弾頭によって多少のズレは生じますが、元々軍用の流用ですので、弾頭147gr、初速2900フィートのフルメタルジャケットを使用した場合を想定してありますが、通常の猟用弾頭でもほとんど違いはありません。


Q48 狩猟界10月号のあるページのハンドロードに関する記述に「丈夫なボルト式でも冷や汗ものだというのにセミオートで挑戦する人がいる、それも軽合金製の軽量ライフルでマキシマムのオーバーロードにチャレンジなどと、これは文句なしに危険だ」とありますが、どのあたりが危険か良く解りません、270Win軽量の自動で140grの弾頭を06のケースをネックダウンして3100ft以上を出そうと考えております(ボルトでは可能)がこれは危険なのでしょうか。01-9/6

これは素人の書いた記事では無いでしょうか、いかなる自動銃でもボルトだけはクロームモリブデン鋼材で製造されています、そしてそのボルトは銃身に取り付けられた同じくクロームモリブデン鋼材で作られたロッキング部分と組み合わせますので強度に関しては機関部がどのような部材で作られていても強度的には無関係です。その記事を書いた人はボルトのロッキングが軽合金の部分でホールドされていると勘違いしているのでは無いでしょうか、常識では考えられない回答ですが銃器関係の仕事に従事している人ならそんな無知な回答はしないと思います。

私が考える火薬の圧力の限界は、雷管が脱落する時点での圧力です、実際にテストしてみると多くのデーターブックが限界よりかなり下目の数字をマキシマムに設定していることが解ります、少なくとも市販装弾の威力より少ない相当少ない数字がマキシマムロードとなっていることからしても、データーブックのマクシマムロードはあまりあてに成らないと言えるでしょう、しかしながら、訴訟を起こされないと言う意味ではデーターブックの発行先は安全な数字を提示していると言えます。
ボルトアクションライフルは確かに大きなラグを備えていますが、逆に言うとボルトはむき出しです、ロッキングが破砕するとボルトが後ろに吹っ飛んで来ます、私自身は遭遇した事は有りませんが、異常高圧でボルトが後ろへ吹き飛んだ事例は私自身数回確認しています。
勿論使用者が負傷したことは言うまでもありません。
しかしながら、自動銃で異常高圧が発生した場合、ボルトが吹き飛ぶと言うことは有りません、多くの場合機関部に割れが入るか、機関部がふくらむだけですんでいます、この様なことからしてボルト式ライフルは安全で自動銃は危険と言う発想は、少なくとも私は持っておりません。

例えば米軍の正式軍用銃M-16の場合、機関部は軽合金で出来ていますが異常高圧が起きた場合、ボルトの破損と機関部の脹らみでほとんどが使用者の傷害から回避できております、この場合銃身破裂はすらほとんどありません。
かっての軍用銃、M-1でもM-14でも異常高圧の場合機関部にクラックが入るだけで済んでいます、しかしながら多くの人が機関部にクラックが入ると、銃が悪いと勘違いしているようで、それが異常高圧により発生した物と気が付かない様で、多くの場合クレーム処理されているようです。
これは銃ではなくて弾の方にクレームが向けられるべき事例なのです。

この様に機関部が軽合金だと危ないと言う発想はシロート的な発想ではないでしょうか。

当社でも自動銃を使って異常高圧が起き、銃が使えなくなった事例が数回有りますが、困ったことに、いずれも工場製装弾を使って事例でした、異常高圧はハンドロードでも起こり得ますが、だからといって火薬量を増やしたから異常高圧が起きると言う単純なことではありません。


Q47 自動式ライフル銃(ブローニング)の薬室に実包を装填して持ち歩く時に撃発しない安全な方法はありますか、また銃を保管して置くときに盗難防止のため分解もしくは部品を別保管しますが自動式ライフル銃の場合はどうすれば安全でしょうか。01-9/6

自動銃の薬室に実弾を装填して安全に携帯する方法は有りません、一応全ての銃には安全装置は付いていますが、何かの拍子でこれが解除されれば激発しますので装填しないことが最大の安全策です。


Q46 ボルト式ライフル銃に実包を薬室に装填して持ち歩く時に、「引き金を引いた状態でボルトを落とすと撃発しない」と言われていますが雷管に撃針が接触した窪みがつきますが大丈夫でしょうか。01-9/6

引き金を引いた状態でボルトを落とすと言うのは、引き金を引いたまま、ボルトハンドルを持ってそ~っと落とす。と言うのが正確な説明です。
引き金を引いたまま、ボルトを落とすと激発する可能性が高いです、私は雷管だけを装填した薬莢を使い、何度かテストしてみましたが、銃によっては100%激発した例もありました、気を付けてください。


Q45 私は射撃競技用のライフル銃を使っています。
射撃場でボアーサイテングしている最中、ライフル銃の銃身を子細に見ている最中に発見したのですが銃身の中がほんのわずかですが曲がっているようなのです、命中精度に不満はありませんがこの銃身は不良品なのでしょうか?01-8/22

一般常識から言うと、ライフル銃の銃身と言うと完璧な直進孔が空いていると思われると思いますが、実を言うとライフル銃の内径は射撃専用銃といえども完全な直進孔の空いている物はありません、実を言うと100%のライフル銃身はほんのわずかですが全部曲がっているのです。
銃身の素材にガンドリルと言う工具で穴空け作業をするとき、入り口は真芯に穴が明くのは当然ですが、出口はどうしても中心からずれて穴が明きます、機械工学の常識から言えば700ミリもの深穴を明けるのに出口が中心に穴が明くと考える方が無理な話です。

工場で銃身素材に穴あけしている現場を見られるとびっくりされるかも知れませんが、ドリルの出口が素材の真芯に穴の明いている物は何百本とある材料を見ても中心に穴の明いている物は皆無です、あくまでもミリ単位ですが全部中心からずれたところに穴が明いています。
このままですと商品に成らないし、誰が見ても不良品に見えるので出口の方は穴の中心に回転センターと言う工具で保持して、その穴を中心にして外径を旋盤で削ります、勿論薬室加工するところも念のため穴の中心にして外径を旋盤加工します。

こうすることにより薬室側、銃口側、それぞれ穴を中心にして外径が削られていますので銃身の真芯に穴が明いていることになります。
しかしながら銃身の真ん中で切断すると、穴がわずかながら曲がっているので中心では穴は必ずしも真芯に明いていないことがご理解いただけるでしょうか。
もっと解りやすいのは銃身自体を旋盤にくわえて銃身を回して銃口を除くと銃口の中が振れているのが視認できるはずです。

これは銃身内の穴が曲がっているから起きる現象なのです。
銃身内部が曲がっていると命中精度が悪くなると考えられるかも知れませんが、実はこれは命中精度には何の影響もありません、実は20年くらい昔まではこうした銃身の曲がりを補正していたのですが、これはやってもやらなくても命中精度には何の影響もないと言うのが現在の常識となっています。

銃身の曲がりよりも命中精度にとって大きな影響を与えるのに内径の公差があります、内径の公差が大きいと命中精度は劣悪になります。1/10ミリの公差があったらほとんど使い物にならない位の出来の悪い銃身となります、この公差が1/100ミリ程度に収まっていればベンチレスト射撃に使える命中精度の良い銃身になります。
この公差をさらに少なくするためにラッピング加工(研磨作業)をします。こうしてその公差を千分台にまで少なくしていくのです。
従って、製造した銃身が当たるかどうかは、実際に撃たなくても内径の公差を計測することにより予測することは出来ます、この場合は銃身の曲がりは無関係ですから誰も銃身の曲がりを計測したりはしません、しかしこうして内径を徹底的に計測した銃身でも100メートルで1ミリ2ミリを競うベンチレスト射撃では実際に撃つまで本当に当たるかどうかは解らないと言うのが現状です。


Q44 22-250なるカートリッジについて、 特徴、諸元等を教えてください。223、6ppcに対し、精度、射程はいかがなものでしょうか?ベンチレスト用として性能はいかがでしょうか?01-6/26

このカートリッジは250-300サベージからのネックダウンワイルドキャットです、と言っても全然ピント来ないですよね、日本では250-300と言ったら超マイナーなカートリッジですからほとんどの人が知らないと思います、むしろ22-250の方が遙かに有名ですから、この弾は1965年にリリースされ、1970年代にアメリカで爆発的にヒットしたカートリッジです、22口径ですが初速が4000フィート出ましたからハンテングには非常に魅力的なカートリッジでした、昔、22口径で鹿が撃てた頃は一部のハンターの間で密かに愛用された弾です、このカートリッジは頭を撃てば22口径といえども蝦夷鹿を1発で倒せました。
私も使ったことがありますが、反動が軽く、また弾自体が小さいので機関部もうんと小振りの物が使えました、私はウエザビーマークVの一番小さい機関部に取り着けて使っていました、但し、命中精度はあまり良くありません、せいぜい30-06並でしょう。
PPCなどとは命中精度に関しては比較になりません、現在ではあまり使われなくなった古いカートリッジです。


Q43 私しレミントンM700 BDL30-06を所持しているのですが前猟期中に銃口内に雪が入っているのを知らずに発射してしまい銃口先端3~5センチくらいまで膨張させてしまいました。射撃場で試射もいたしましたが、グルーピングが、50メーターで10センチ膨張前は1~3センチでした。そこでご質問ですが銃身先端部を2インチ切断して使用したいと考えております 22インチから20インチにしてもちろんプロに加工していただいてですが、もとのグルーピングに戻るでしょうか?また実猟に耐えれる精度でしょうか?01-5/22

ライフル銃の銃身長は20インチ有れば命中精度が確保できます、銃身を切りつめればまた元の精度に回復します。
銃身の切りつめは¥9000です。


Q42 いつもホームページ楽しませてもらってます。先月12チャンネルの「日高リポート」で沖縄の海兵隊の特集をしていました。番組冒頭で射撃大会の模様が数分放映されました。使っている銃は、M16A2で射撃場の片隅にトーチがあり、そこでトーチから出る"すす"でサイトの反射を防止していました。射距離は、600ヤードのプローン、300ヤードの立射でした。600ヤードを5.56㎜で射撃しているのはすごいことだと思いました。それも締め付けベルトは付いているが布コートだけで、射撃ズボンは、はいてませんでした。いつもガチガチの射撃コートとズボンをはいて射撃しているのが恥ずかしくなりました。
SS109ってW308以上に安定しているのですか?精度も良いのでしょうか?
SS109(M855)について、解っていることがあったら教えて下さい。01-5/17

私も日高レポートは欠かさず見ています。レポートに出ていたのは沖縄中部ににあり海兵隊の訓練基地キャンプハンセンです。
私自身もここの射撃場で訓練に参加したことがあります、海兵隊員の着用している射撃コートは、いわゆるライフル射撃の選手達が着ている革コートと異なり、肘の所を補強したお粗末な射撃コートで、お世辞にも優れた物とは言えません、ご存じの様に海兵隊は常時腕まくりして半袖が正装ですから、このままの射撃では肘が痛くて伏撃ちは出来ません、そのためあの射撃コートを使うのです。
軍用の223カートリッジに使うSS109と言う弾頭は、特段精度が良いわけではありません、むしろ人体に当たった場合の被弾効果を高めるためのものです、つまり弾頭の潰れ方が通常弾頭より大きく、よって人体に当たったときの破砕効果が大ききくなります、勿論フルメタルジャケットなので狩猟に使うソフトポイントなどとは比較になりませんが。
命中精度としては、100,200,なら308よりも良いと思います、しかしながら300ヤード以上になると308の方が有利でしょう。
223は弾頭が軽いのでどうしても風の遍流を受けやすく、レポートの中でも兵隊が説明していましたが、風旗を見て常にウインデージを調整すると言っておりました、射撃技術はかなりレベルが高い事は確かです、600ヤードでも立撃ちでほとんど黒丸から外しません、私自身実際に射撃をして、標的交換のお手伝いもして実際に視認していますが、兵隊と言えども専門的に射撃をやっている日本のライフル射撃協会の会員と射撃レベルは全く遜色がありません、それに思いの外M-16は良く当たります。
沖縄は場所柄時として猛烈なスコールに見舞われるときがありますが、如何なる雨でも海兵隊員達は普段と同じように射撃をします、猛烈なスコールで標的が全く見えないときでもそのまま射撃を継続しているのには正直驚きました。あの射座は一切の排水設備が無いのでスコールが起きると射座は数センチ水が溜まりますが、その中で平気で伏撃ちをしている姿は感動的ですらあります。


Q41 実猟ライフルの場合308と30-06の威力や命中制度に関する違いを教えてください。01-4/22

いずれのカートリッジも性能的に大差があるわけではありません、30-06は100年前に開発された弾、308は50年前に開発された弾です、薬莢の大きさの違いは当時開発されていた火薬の性能を反映したものです。
30-06は当時としてはあの大きさがないと180グレインの弾頭を2800フィートで飛ばせなかったのです。
308はあのキャパシーテーでもIMR4895の火薬を使うと、150gr弾頭を2800フィートで撃ち出せます、弾頭をクリンプすればさらに抜弾抵抗が大きくなるので火薬の圧力がより上昇するため2900フィートまで加速できます。

308は180グレインまでは使えますが、これ以上重たい弾頭を使うには充分な初速が出せないと言う問題があります、しかしながら30-06の場合はキャパシテーが大きいので燃焼速度の遅い火薬を使うと200グレインの弾頭も使うことが出来ます。

30-06は大きなキャパシテーがありますが、威力はは308と比べても5%程度しか強くありません、大きなキャパシテーで火薬も沢山入るのに何故そうなるのかと言いますと、30-06は燃焼効率が悪いのです。

当時の人たちは気づかなかったのですが、色々実験の結果解ったことですが、ショルダーの角度が40度でないと火薬が上手く燃えないみたいです、これが38度でも39度でも駄目、また41度でも42度でも駄目なのです。何故か40度の角度にすると途端に燃焼効率が良くなるのです。
火薬の燃焼は雷管で点火された爆薬が火薬に点火するのですが、ショルダーの角度が40度だと、ここで炎が一旦逆流して火薬全体に着火して、より効率よく燃えるのではと言われています。

それが証拠に、30-06で今まで2800フィートしか加速出来なかった180グレインの弾頭を、薬莢のショルダー角度を40度にすると、 途端に3000フィートを越えるまでに加速できます、実に不思議な現象ですがこれは紛れもない事実です。

では何故みんながみんなこのような改造をしないかと言いますと、改造するくらいなら最初からマグナム口径を使った方が良いからです。

命中精度の要因はカートリッジの性能の外に銃身素材の善し悪しがあります、最高の銃身としてはハート、シーレン、ですが、今までの私の知る限りの知識では最高の銃身を使っても、30-06は100メートルで1センチ以内にしか集弾しませんが、308は5ミリ以内に集弾します、308は30-06の倍も命中精度が良いと言えますが、100メートルで1センチにまとまれば充分な命中精度と言えますが、しかしながらミリ単位の命中精度を競うベンチレスト射撃競技では、使い物にならない命中精度です。

したがって30-06が100メートルで1センチに当たる事を、当たると評価するか、当たらないと評価するかは使う人のバックグラウンドによります。


Q40 銃器のコラムの「ダブルライフルについて」の項目に「2本の銃身は散弾銃と同じように鉛で溶着されている」とありますが、これはロウ付け(多分銀ロウ?)ではないでしょうか?01-3/16

銀蝋ではなく鉛を使用しています、銀蝋だと温度を上げすぎるので銃身が曲がってしまうのです。


Q39 水面にライフル弾を撃った場合弾が跳ね上がる現象について(昔GUN誌で取上げていた)、その弾の飛ぶ距離、跳ね上がる可能性のある角度、事故の事例について。01-2/5

使用する弾頭の形状、波の状態により大きく変化します、実験する意味もないので誰も実験したことはありません、軍隊でも実験のデーターはありません。


Q38 外国のバーミント狩猟について、鴨をライフルで撃った場合の肉の傷み具合について。そのことを知人に話すとライフルで撃つと弾は炸裂しないので、矢鴨みたいに半矢になりやすいと言っていたが、ほんとうか。01-2/4

狩猟法でライフル銃での鳥類の捕獲は禁止されているので実験した訳ではありませんが、半矢になることはあり得ません、弾頭が炸裂しなくてもライフル弾頭は散弾の倍のスピードがありますので、弾頭が当たった瞬間、細胞が破砕してその衝撃はフラスコ状態で拡大していきますので半矢どころか即死でしょう。
但し当たり所によっては半矢にもならないことは言うまでもありませんが。


Q37 昔GUN誌で自作のサイレンサーについて特集がありましたが、その構造と最新のサイレンサーの構造について。サイレンサー等を作って悪い事をする気は有りませんのでごしんぱいなく。01-2/4

銃声の要因は急激に火薬ガスを空気中に放出するために起きる空気振動が原因の現象です、そのため火薬ガスを高い圧力のまま放出しないようにすれば銃声は激減します、サイレンサーには色々なタイプがありますが、原理としては弾丸が銃身内部(サイレンサーも含む)を通過中に、火薬ガスを徐々に銃身から抜いて行くことにより空気中に放出させる火薬ガスを減少させる構造になっています、こうすれば銃声は少なくなります、それにともないほんの僅かエネルギーが小さくなりますが懸念するほどの威力の減少ではありません。


Q36 レミントン バーミントモデル700VS SF 308 ・モデル700VS ・レミントンチタニム308 ・サコーバーミント308の命中精度、レミントン バーミントモデルVS SF 308の性能について、価格について。01-2/4

バーミンターの命中精度はどれも同じような物でしょう、100メートルで1センチくらいの命中精度はあります、レミントン700の場合、ステンレス、及びフルーテットドは製造中止です。
レミントン700 チタニウムは通常のハンテングライフルですから命中精度は100メートルで2センチくらいと考えてください。価格は¥185000を予定しています。


Q35 Moly-Coated弾頭と火薬の相性に関して、アドバイスをお願いします。 .308 Win に Sierraの 155 gr Moly-Coated弾頭 ( #2155M. )を使用したいと考えています、通常弾頭の場合、308 Win と 155 grの弾頭重量 であれば、例えば、IMR ×××× が相性が良い(精度が良い?)等と言われますが、Moly-Coated弾頭 の場合、この通常弾頭 と火薬の相性関係は、そのまま、適用されるのでしょうか?
銃身内通過時の弾の抵抗が異なる分、火薬の圧力 等に影響が及ぶかと思われますが、火薬量の調整で、相性の良さは継承されますでしょうか?、それとも、燃焼速度等の面からの検討(別の種類の火薬の検討)が必要になりますでしょうか?01-2/3

そのまま適用されます、火薬量は変化しますが、火薬の種類を変化させるほどの物では無いのです。


Q34 .308 Win に Sierraの 155 gr Moly-Coated弾頭 [#2155M. 30 caliber, 155 gr. HPBT Palmac MatchKing]を使用したいと考えていますが、最新の Sierra のデータブックにも、Moly-Coated弾頭のデータは、記載されていないとの事です。この 155 gr Moly-Coated弾頭を 308 Win. にて使用する際には、一般に言われている様に火薬量を、2~3% 多めにすると言う対応で宜しいでしょうか?
ちなみに、想定は、26インチ銃身、12インチ・ツイストです。01-2/3

そのとおり、モリコート弾頭は表面に付着させている二硫化モリブデンのため、ライフリングに食い込む抵抗が少ないので、同じ弾頭でも軽い弾頭を使ったのと同じ現象がおきます、従って火薬の量を多くするのです、余談ですが100%銅弾の場合、ライフリングに食い込む抵抗が大きくなるので火薬量と通常弾頭の時よりは減少させます。


Q33 火薬量 と 弾頭重量 の関係に関して、教えて下さい。 .308 Win の場合、データ・ブック等には、弾頭重量が168 gr や 150 gr のデータが、多く記載されています。155 gr ( Moly-Coated )用の データを探しているのですがなかなか、集まりません。そこで、168 gr の データを応用したいのですが、単順に、弾頭の重量が軽くなるので、火薬量も少なくすれば良いのか と考えましたが、同一 パウダーでの、168 gr と 150 gr の データを比較すると、推論とは逆に、軽い 150 gr 弾頭の方が、火薬量が多い様です。このあたりの理屈に関して、簡単に教えて頂けないでしょうか?01-2/3

バーガー製の155gr弾頭は、割合命中精度が良いと思います、しかしながら、バーガー社は弱小メーカーですからリローデングデーターを作ることが出来ません、それにバーガー社はベンチレストシューター向けに弾頭を作っています、アメリカを例に取って言うなら、データブックを見てリローデングしているシューターは皆無です、少なくともベテランは皆無です、何故ならリローデングデーター通りに作っていたら当たらないからです、命中精度はある程度初速が出ないと良くなりません、リローデングデーターはそれぞれの会社が、訴訟を恐れてでしょうか、かなり低めのデーターしか開示していません、そしてまだまだ安全域なのにマキシマムロードとしているのです、従ってマキシマムロードはベンチレストシューターの場合自ら決めています。勿論マキシマムロードが幾つかを決定するのは自分の責任でやって下さい、私が責任をとるわけでは無いので、不安だと言う人はデーターブックのマキシマスロードを厳守してください。

さて、弾頭重量と火薬量の関係ですが、軽い弾頭であれば、弾頭の前進が容易です、つまり銃口内においても早く前進します、そのため火薬量が多くないとその前進に充分火薬の圧力が付いていかないのです、重たい弾頭の場合、弾頭の前進スピードが遅いので火薬量が多いと火薬の燃焼速度の方が早すぎで圧力が上がりすぎ、マキシマムを越えてしまうのです、軽い弾頭は燃焼速度の速い火薬、重たい弾頭の場合は燃焼速度の遅い火薬を使うのはその為です。


Q32 続き 別の尋ね方をさせて頂くと、同一弾頭重量、同一火薬量の場合、使用する銃身が長くなると、火薬の燃焼&弾速から見た際、どの様な違いが生じるのでしょうか?従って、弾の命中精度を高める為(&安全の為)には、火薬量 and/or弾頭重量 をどの様にすれば、良いのでしょうか?01-2/3

質問が重複していますので上の回答に変えます。


Q31 火薬量 と 銃身長 の関係に関して、教えて下さい。 同一弾頭種類、同一弾頭重量、同一火薬 を使用する場合で、データブック等の、銃身長 24インチの場合の火薬量データを銃身長 26インチ に応用しようとする際、火薬量の加減はどの様にすれば、宜しいのでしょうか?
想定: .308 Win , 155 gr Moly-Coated Sierra Bullets01-2/3

増減する必要はありません、元々火薬量の設定は銃身長で変化する物ではありません、変化するとすれば個々の銃身により変化するものです、例えば、全く同じメーカーが作った同じ長さの銃身でも、内径の公差は5/100ミリあります、最大公差の物と、最小公差の物では実に1/10ミリの公差が認められているのです、内径が小さければ圧力が上がります、内径が大きければ圧力は上がりません、従って火薬量を変化させるのはこの違いがあるためです、実際に撃って当たるか当たらないか、初速が出ているか出ていないかで判断するわけで、撃たなければ解らない、と言うのが現実の回答です、もし私のデーターが全ての銃に転用できるのなら、とっくの昔にアキュレートロードが公表されている筈です。
このコラムでもとっくの昔に開示していますが、従ってデーターの変化はライッフリングツイストはもとより個々の銃身により微妙に変化するのです。これは銃身長の変化よりも大きいかも知れませんが、銃身長だけで銃身の違いを論じるのは間違いなのです。


Q30 アーマライトのマズルブレーキ交換は「T銃砲店にのみ交換が承認された」とありますが、そのわりにはその銃身は替え銃身として販売し、オリジナルも、つけたままとのこと・・・しかも見た目は単にマズルを取り外しただけ見たいだし・・・写真は単にひっくり返しただけだし・・これなら、「単なる替え銃身の販売」じゃないの?こんなものを225千円で売るってのはいかがなものでしょう・・・・ノーコメントかしら? 01-1/17 改01-1/24

昨日アメリカのショットショーから帰りましたが、アーマーライトのブースで貰った価格表によるとAR-10 A4 Rifle -Green,Chrome Barrel 上記のデラープライスは$769.00です、希望小売価格ですら$960.00です、換銃身だけで本当に¥225,000でしょうか、見間違いではないのですか、それとも誤記ではないでしょうか。一度確認された方が良いと思います


Q29 先日銃砲店にて一発89円の.308実包を購入しました。この実包は一回使用したら薬莢は再利用出来ないのでしょうか?00-11/25

共産圏、とりわけロシアの弾は劣悪です、この弾は多分高圧が高いのではと思われます。
薬莢は鉄製ですが、何故鉄を使うかと言いますと、単なるコストダウンの為です。では外のメーカーな何故鉄製の薬莢を使わないかと言いますと、鉄と真鍮ではスプリングバック係数が違うからです。つまり、弾を撃ったときに、薬莢は薬室の中で広がります、これは薬室と薬莢の間をシールしてガスの吹き戻しを押さえるためです。真鍮製の薬莢の場合、一旦膨らんでもまた元のサイズに戻りますが、鉄の場合膨らんだままになり薬室に張り付いてしますことがあります、そのため共産圏の軍用銃は薬室の寸法が大きめに出来ています。
ですから共産圏の軍用銃で真鍮薬莢を使うと、薬莢が割れることもありますが、再使用する事を前提としておりませんので軍用としては問題ないのです、むしろ非常時には鉄製の薬莢も利用できるのでこちらの方が応用範囲は広いと言えます。

共産圏の薬莢はプライマーホールが1穴のボクサー型プライマーホールではなく、2穴空いているバーダンプライマー型なので通常のダイスでは雷管を抜くことが出来ません。そのため再利用は出来ません。
この弾89円と割安ですが、アメリカではわずか1発10円で販売している腐れ弾です。
この手の弾は爆粉が劣悪なので銃身が錆びやすくなるかも知れません、ご注意下さい.


Q28 ライフル銃の銃身にほどこしている(フルート)は何の意味があるのでしょうか?00-11/22

元々フルートはモーゼル社で作った戦闘ヘリに搭載する機関砲の銃身に施されたのが最初です。
この頃は空冷効果の意味があったのですが、ライフル銃の銃身の場合空冷効果はほとんどありません。
従って意味を見いだすとしたら、軽量化と見た目の効果しかありません。


Q27 ライフル銃の、機関部 等の手入れに関する質問です。弾を撃った後の、レシーバ部、及び、ボルト部、マガジン等の手入れは、どの様にすれば良いのでしょうか?前の質問と同様、材質、発射弾数 使用状況 等によって、違いはあるかと思いますが、宜しくお願いします。00-11/20

レシーバー、ボルトにはWD-40を吹いておくのが最良でしょう、人によっては黒いカーボンを除去しないと気が済まないきれい好きの人も居るでしょうが、機関部、ボルト、弾倉は錆びていなければ原則的に使えます、あえて言うならきれいにゴミを除去すれば大丈夫です。


Q26 ライフル銃の銃身の手入れに関する質問です。弾を撃った後の、銃身の外側、及び、銃口部(クラウン)の手入れは、どの様にすれば良いのでしょうか?銃身の材質(ステンレス、クロモリ[ブルー仕上げ、パーカライジング」)と、発射弾数(狩猟での数発と、射場での数十発)、猟場で、雨に遭った 等で、違うのでは? とも思いますが、ガン・オイルで、拭くだげ で良いのでしょうか?( それでも、指紋や、油分を除去した後は、オイル分も拭き取るのか、多少、オイルを塗布した状態にするのか等が考えられます。)00-11/20

銃を撃った後はボアーソルベントを銅ブラシにひたひたに付けて、銃腔内を5~10回くらい前させ、そのまま10分放置した後ふき取ります。
その後長期間放置する場合はWD-40を吹き付けますが、そうでない場合は通常のスプレーオイルを吹き付けます。
WD-40は油分が蒸発した後、薄い皮膜が出来ますので長期間放置しても錆びませんが、通常のスプレーオイルだと蒸発して長期保存には向きません。
しかしながら、WD-40は皮膜が強力なので長い間放置した後射撃する場合は銃口内に皮膜がこびりついてこのまま撃つと全然当たらなくなります、そのため、ボアーソルベントと銅ブラシで完全に皮膜を除去してから射撃をしてください。

ステンレスの場合、通常の保管では銃身は錆びないのでWD-40は使わない方が無難です。
クラウンは特に手入れをする必要はありません。


Q25 続き それから 150grの弾頭とマッチする装薬はなにが1番よいでしようか?それともうひとつ、M1Aの手詰の場合い弾頭の偏心はあまりきにする必要はないのでしょうか、M1Aはスロ-トライフリング部分とのスペ-スはどのくらいが、適当ですか?おしえてください。00-9/16

スローバーニングの火薬を減薬すると、原因不明ですが異常高圧になることがありますのでお勧めしません。
シーテングの長さは、弾倉に入る長さが何よりも大切です。


Q24 友人のM1Aの308の手詰のことなんですが、工場装弾で初速3000でているそうなんですが、これは、銃身にメッキが入っているので銃口圧があがるためらしいのですがそのため燃焼速度の遅い4350とシエラの150Grのボ-トテイルで組み合わせています。00-9/16

軍用実包は2900フィートは出ますが、3000フィートはなかなか出ないと思いますが出ていたとしたら以下の理由のためです。軍用弾頭は初速を上げるために、弾頭と薬莢を接着しています、接着に使っているのはコールタールの様な物ですが成分は不明です。
銃口内のメッキの厚さは千分の数ミリですから、初速のアップには何の貢献もしておりません。


Q23 ミリタリーライフルのことについてちょっとお聞きしたいのですが、AR-15と言う銃はどれくらいの距離まで、届くのでしょうか?「空想科学論争」(扶桑社)によると、有効射程が、200メートルで、最大到達距離が、460メートルとなっていましたが、本当にその程度の威力しかないのでしょうか?散弾銃の「ライフルドスラグ」よりも飛ばないものを戦争で使っているとは、思えません。本当はどれくらいの威力があるのか教えてください。00-9/13

私がキャンプハンセンで海兵隊と射撃訓練をしたときは、海兵隊員は500ヤードで射撃訓練をしていました、この距離は実際の戦闘を想定した射撃練習です、この程度の距離なら立っている人間なら充分狙撃できます、実際訓練では人間の大きさの的に95%必中させていました。状況に応じては実際の戦闘では800メートルまでは充分使用できます、これ以上になると弾のドロップが大きくサイテングが大変難しくなります。しかし223と言えども1200メートルなら弾さえ当たれば人間は死にます。


Q22 ミリタリーライフルの入荷状態は、その後どの様になっているのでしょうか。00-7/5

国務省がこの手の銃の輸出をしたくないらしく、色々嫌がらせがあります。
通常はライフル銃の輸出許可は1ヶ月で出るのが普通ですが、今回の例で説明すると、1ヶ月の時点では調査中との返事、2ヶ月目になって、数が多いので申請書の書式が変わるからと言って最初からやり直しさせられました、これですでに1ヶ月経過しています、いくら引き延ばしてもあと1ヶ月が限度でしょう。
ライセンスさえ出れば輸入できます。
アメリカ政府は、大統領の交代とともに政府スタッフも総入れ替えになりますので、クリントンが大統領になってから銃器関係はムチャクチャ嫌がらせをやられています、しかし難しければ難しいほどやりがいがありますし、必ず輸入します。
さすがクリントン政権でも、輸出許可を出さないと言うことは出来ませんから。


Q21 レミントンライフル銃身は純正品としてメーカー供給されてない旨、御答えいただきましたが、将来的に銃身交換をする場合、純正品外の銃身を交換するとして、貴社では工賃込みでいくら位でしょうか?
なお、本体がパーカーライジング仕上げなので、パーカー仕上げを(クロモリ銃身でなるべく高精度)あわせて依頼した場合いくらくらいでしょうか?00-6/25

シーレンのセレクテットマッチグレードの銃身で¥79000で販売しています、勿論カスタムオーダーですから銃身の太さ、長さ、口径、適合実包、ライフリングツイスト、フルーテッド加工(+¥40000)、マズルブレーキ装着(+¥40000)、何でもご希望次第です。

パーカーライジング処理は+¥30000です。


Q20 308や3006でベンチレスト射撃に使われる弾頭は168grが一番グルーピングが良いとレミントンの記事で見たことがありますが、素人目には100gr~120grで弾速を上げた方がグルーピングが良いような気がしますが何故でしょうか、ご教授願います。00-6/15

一般論として言うと、初速は早いほうが命中精度がいいのですが、308の場合、軽い弾頭では弾が早く進みすぎるので308用の火薬、4895や3031では火薬の燃焼速度が弾頭の前進スピードとマッチングしません、そのため308には150gr程度の弾頭でないと火薬が効率よく燃焼してくれないのです、308には150gr~168gr程度がマッチングしますが、30-06には168gr~180がマッチングすると思います。


Q19 ウインチェスター製 ガーランドは何故値段評価が高いのですか。 00-6/11

出来の良さです。


Q18 レア物のミリタリーライフルを長期間使用した場合、当然各部品が磨耗し、交換と言う事になると思いますが、戦時中作られたオリジナルパーツ等は入手可能ですか? 00-6/11

戦時中のパーツはあります、たとえばウインチェスター製の部品なら、戦時中に作られたことがはっきりしていますから。


Q17 オリジナル ガーランド/M-14、レストア物 ガーランド、スプリングフィールド製M1Aの内で、どれが一番命中精度が良いですか? 00-6/11

何とも言えません、これらの銃は命中精度を競うための銃ではありません、命中精度を競うなら銃身交換してベデングする必要がありますがそういう趣旨では使わない方が良いでしょう、せっかくのオリジナルの銃身を交換する訳ですから。


Q16 M1ガ-ランドとM1-Dの銃本体で異なっている個所はありますか。(例えば、M1-Dの方が精度の良いパーツを組み込んであるとか...) 00-6/11

一応そういう説明ですが、本当かどうかは不明です、しかしながら通常のガーランドに部品を買ってきてM1-Dに見せても実際にはスコープと照準が合いません、本物のM1-Dの場合1丁1丁スプリングフィールドアーモリで照準調整して製造したようです。


Q15 M-14のフルオート機能は改造してセミオートにするのですか。 00-6/11

M-14の場合、前期のモデルですとフルオート機構が付いていますが、後期モデルは付いておりません。
これはフルオート機構を取り付けると弾の補給が間に合わないためとりつかないようになっているのです。
初期モデルの場合は、フルオートシエアーを取り外し使えないように改造します。


Q14 M1ガーランドの装弾数8発、M-14(20発)に対して銃刀法に合致させるにはどうやるのですか。(法規では薬室1発+弾倉内4発だったと思いますが) 00-6/11

5発用のクリップを使います。


Q13 レア物のカービンの購入を考えています、カービン銃は色々なメーカーで作られた物があると聞いていますがやはりウインチェスター製が一番高いのでしょうか? 00-6/11

カービンは以下の会社で作られました。
Inland (General Motors)
Saginaw (General Motors)
Underwood
National Postal Meter
Quality Hardware Machine Corporation
Standard Products Corp.
IBM
Rock-ola
Winchester

上記のメーカーでRock-olaとWinchesterの評価が一番高いのです。理由は希少価値と工作の良さです。当然両社の物が値段も一番高くなっております。
当社ではWinchesterだけを輸入しますが、リクエストがあれば他のメーカーの物も取り寄せ可能です。


Q12 続き また、初めはスタンダートなアッパーレシーバでもスコープを付けてみたいと思いますが、スコープリングのベースは合う物が購入できるでしょうか?

コルトのOEM製品のスコープはマウント付きで販売されていますが、ガラクタなので私は取り扱いません。


Q11 続き フラットトップレシーバですが、これは銃身込みでないと購入できないのでしょうか?フロントのガスブロックと双方交換できればアッパーレシーバと2つでフラットトップに変更できると思いますが?また、この場合には部品を輸入していただけるでしょうか?

この作業は以外と大変なので換銃身として販売するのですが、アッパーレシーバーだけの販売もします。
部品はすでに手配済みですが価格は未定です。


Q10 続き 銃身ですが、以前に書かれていた、"シーレンのセレクテッドマッチグレード銃身"でしょうか?または、ヘス製の物になるのでしようか?

シーレンの銃身を使う必要は無いでしょう、命中精度を上げるには外にも色々やることがあります。
ヘスでは銃身は作っていませんので、外のカスタムバレルを使うことになります。


Q9 コルトにはいろいろなバージョン?のAR-15があると思いますが、今回輸入していただけるのは何という型番になるのでしょうか?

現用の軍用モデルと同じタイプです、あ、勿論フルオートではありませんが。それと着剣装置はありません、(これはアメリカの法律です)


Q8 突然でまことに申し訳ありませんが、AR15についての素朴な質問をお送りしたいのです。僕はまだ高校生ですが、父の友人にエアライフルのシューターがいて、近く、ショットガンの申請をするのだそうです。
そしてゆくゆくはライフルで狩猟をしたいと言っておられるのですが、ファーイースト・ガンセールスさんが輸入されたAR15の改造の程度についてとても興味を持っておられるのです。特に使う弾丸の種類、チャンバーの形状や口径の大きさ、それにマガジンの改造の程度が気になるそうです。僕としてもその人に是非教えてさしあげたいのです。もしよろしければ、これらの事柄についての返信をいただきたいのですが・・・・00-9/16 改訂

AR-15は元々が223レミントンを使うように設計されています、日本の法律では銃を所持する目的はオリンピックや国体等で行われる射撃競技、そして狩猟用のいずれかの目的でないと所持できません。
ライフル射撃競技では223レミントンを使うことは出来ますが、ライフル射撃協会は射撃競技用の銃しか推薦の対象としていませんのでオートマチックであるAR-15は推薦の対象になりません。
従ってAR-15を所持する場合は、狩猟目的でないと駄目なのですが、狩猟法では6ミリ以下の銃での狩猟を禁止しています、これは口径の小さな銃で狩猟すると獲物を半矢にする恐れがあると言う理由で法律改正されたものなのですが、それでは30カービンと、22-250はどちらが威力が強いのかと言うと、間違いなく22-250なのですが、銃器に対して無知な役人が作った法律なのでこうした矛盾があっても致し方ありません。
さて、AR-15は22口径なので狩猟目的で所持する場合はこれを6ミリに変更する必要があります、そのためオリジナルの銃身を外して6ミリの口径の銃身を取り付けます、薬室は223レミントンの口径だけを大きくした6x45と言う名称の薬室になります、薬莢は223を使ってダイスを使ってネックアップすると6x45の薬莢に変身します、口径が5.6ミリから0.4ミリ大きくなって6ミリになっただけですから外見上はあまり変わりはありません、弾頭の重さは60~65グレインを使います、223の弾頭は55グレインですが、少し重たくなった分ガスポートから吹き出すガス圧が強くなりますから、ガスポートの穴を少し小さくして同じようなリコイルに調整してあります。リサイジングには6x45のフルレングスダイスをいます。

マガジンは5発用もあるのですが、取り扱いの便利さと値段を考えると、20連マガジン、30連マガジンを利用して中にスペーサーを入れて5発以上の弾が装填できないように改造して5発弾倉として使う方が便利です


Q7 現在所有している銃ですが、スプリングフィールドM1A(308)はライフリング4条です。
レミントン700(308)はライフリング7条です、なぜこのように違うのか疑問に思います?ライフリング条の決め方の条件と、条数の違いによる長所、短所が知りたいので教えてください。

一般論から言うと、昔の銃は4本ライフルが多いですね、これはライフリングを削るとき、カッテング方式ですとライフルを1本ずつ切削加工するので4本だと4工程で済みますが、6本だと6工程かかります、これが大量生産が要求される軍用銃の場合致命的な欠陥になります、従って軍用銃は4本ライフルが主流なのです、しかしながら現在のように冷間鍛造のように、銃身の中に超硬合金の芯金(コアー)を入れて、周りから鍛造しながらライフリングを加工する方法ですと何本のライフリングがあっても1行程で作業できますので4本でも6本でもあるいは8本でも一気に加工できるのです。
ライフリングの本数が少ないと、ライフルに食い込む抵抗が少ないので火薬の圧力が上手く上がらないと言うこともありますが、谷の部分からガスが抜ける、ジェットエフェクトが起きる弊害もあります、しかし決定的なマイナス要因はありません。
一部のカスタムバレルでは3本ライフルでかなり命中精度の良い銃身を製作していますので、本数が少ないことは必ずしもマイナスではありません、現在のライフリングは6本が主流です、逆にブローチと言って長いクリーニングロッドみたいな棒に、刃物を沢山付けてそれを引き抜くだけでライフリングを切削する加工方法もありますが、この場合はブローチ本体への負担を出来るだけ少なくするため、切削面積を出来るだけ小さくするため8本、あるいは12本等のライフルを削ることもあります。こうした銃身は安物の銃にしか使われません。


Q6 クリーニング・ロッドの長さに関して。例えば、口径308、26インチ銃身のボルト・アクションのハンティング・ライフルに用いる場合、どの程度の、クリーニング・ロッドの長さが、適切でしょうか?

例えば、Dewey の Cleaning Rod には、36 inch と 44 inch の長さの製品が有る様ですが、使いやすさ、運搬 等の面から、アドバイスをお願いします。もし、差し支えなければ、築地さんは、どのメーカーのクリーニング・ロッドを使われているか、教えて下さい。
使い勝手の良さはそれぞれに違いがあり断定は出来ません、私の個人的な意見を言うと、ロッドを押すときにロッドが長いと曲がる事があります、そのため出来るだけ短い物を好みます、それとガンケースに入ると言うことは絶対条件ですからその辺も加味して選択する必要があります、アメリカの場合ほとんどが車移動ですし、クリーニングロッドはそれぞれ専用のケースに入れているのでどんなに長くても問題は無いのですが日本の場合とは多少状況が違うと思います。
私の使用しているクリーニングロッドは、ハイテックと言う新しいメーカーの物です、以前はDewey 製を使っていましたがハイテックの方がグリップの回転が良いので最近はこれを好んで使っています。


Q5 HPで拝見しました。超レア物が手に入ったようですね。ところで50年も前の銃、「命中精度」は現行のライフルと比べていかがですか?

これがベンチレスト射撃専用銃であれば大いに問題がありますが、軍用オートマチックライフルとして考えれば現在製造される物と遜色はありません。ベンチレスト射撃の専用銃であればその銃身寿命は3000発くらいですが、これは100メートルで2~3ミリの命中精度を求める以上当然の事です、しかしながらガーランドの銃身寿命は10000発と言われています、これは命中精度が100メートルで3センチ程度であることを考えれば、これまた当然の事です。
今の銃身製造法と比較すると、現在のカスタムバレルに使われる、ナスビ形の超硬合金のコアーを強制的に銃腔内を通過させてライフリングを付けるボタン製造法はすでに戦前から確立している製造方法です、当時の軍用銃製造に使われたライフリングを1本ずつ切削するカッテング方法も、明治時代から完成している製造方法です(軍艦砲は全部この方法で作られています)、従って銃身の製造方法に現在と50年前と遜色はありません。

*銃の基本構造は変わっていないので、現在の銃とさほど違わないか?
そのとおりです、銃器の世界はほとんどが完成され尽くしていて現在ではほとんどと言うよりは全く改良の余地がありません、何しろ100年前にスイスやオーストリアで製造され、とっくの昔に製造中止された "直動式ボルト式" をあたかも最新の技術の様に触れ回っているブレザーやモーゼル等もあるくらいですから。


Q4 7.62x39弾、銃の質問 ルガーミニ30・コルトスポーター30の銃は、口径(0.308)か(0.311)どちらですか?
口径(0.311)の銃は、どんな銃が有りますか。それと、口径(0.308)の銃で(0.311)弾を撃つと、なにか問題おきますか。また、その逆ではどうなりますか。

ルガーミニ30・コルトスポーター30に使われる装弾は、AK-47に使われる装弾ですが、これの銃の口径は30口径ですが、弾頭は30口径も使えますが310径の弾頭も使います、310径の弾頭は弾頭重量の軽い123グレインの弾に採用されていますが、150グレインの弾頭は308径の直径に出来ています、軽量弾頭に310径を使うのは火薬の圧力を充分に引き出すためです、口径が308径で弾頭の重さが123グレインですと、弾頭が早く動き始め火薬の圧力が充分に上がりません、その対策です。 ですから逆の事例は考えられません。
昔、自衛隊で米軍から貸与されたガーランドの内径が摩耗して大きくなっていたので、310径の弾頭を使って精度を回復したという話を担当の技官から聞いたことがありますが、310径の弾頭はそういうすり減った銃、あるいは意図的に火薬の圧力を上げたい銃に使われる事はあり得ますが、内径を大きく作る銃は常識的にはありません。


Q3 ライフル銃の最大射程はどの位でしょうか?

狙って当てると言う範疇で言うならば1000メートルでしょう、アメリカでは1000ヤードのベンチレスト射撃競技がありまして、上位の射手は1000ヤードでリンゴくらいの大きさに命中させています、ですから可能性としては、1000ヤードは充分射撃可能でしょう。
アメリカ海兵隊の狙撃チームの話では1200ヤードまで可能と言う話もありますが、これはあくまでも弾の威力として可能と言うことで、1200では弾のドロップ量が大きすぎて実用にはならないでしょう。

1000ヤード射撃と言っても通常皆さんが使っている銃では無理かも知れません、それは1000ヤード射撃をするためにはライフルスコープのリチクルをうんと上げなければなりませんが通常の1インチボデーのスコープではリチクルを上に移動させようとしても上にぶっつかってしまい、調整が出来ません、仮に調整できたとしても下から押しているバネの力が無いので左右に照準がずれてしまいます。
それを可能にするためには、マウントベースの前のベースを3mm程度削って、300メートルでリチクルを一番下げた状態で使うように調整しておく必要があります、そうすればリチクルを一番上げた状態で1000ヤードに照準を合わせることが出来ます。
もっとも理想的なのは、そうしたベースを取り付け、ボデーが30ミリの物を使うとさらにリチクルの移動量が多くなるのでお勧めです、最近ではそうした長距離射撃の為に、ボデーが42ミリと言う狙撃用のスコープまで出来ています。
照準装置はこれで良いのですが、弾の初速は出きるだけ早くしておく必要があります、そうでないと弾のドロップ量が多すぎると照準調整範囲から外れてしまうからです。
1000ヤード射撃に使うには300マグナムくらいは欲しいところですが、どうしても308を使いたいと言う場合は、出来るだけ銃身長を長くして初速が伸びる様にしておく必要があります、26インチ銃身では力不足で、出来れば30インチは欲しいところです。


Q2 現在308口径のライフルを所持しています、命中精度の良い6ミリPPCに銃身交換したいのですが可能でしょうか?

308の薬莢と比べると6ミリPPCの薬莢は0.8ミリくらいボルトヘドの直径が小さいので銃によってはエキストラクターで排莢出来ない可能性があります、レミントンの場合エキストラクターの移動量が少ないので排莢出来ませんが、サコーの場合は移動量が大きいので可能です、しかし6ミリPPCと同程度の命中精度のある6ミリBRなら308と同じボルトヘッドサイズなのでレミントンでも銃身交換は可能です。

銃身交換の技術は難しい技術では無いので、いかなる銃身にでも交換は出来ますが、最大の問題は弾倉から弾が上がってきて薬室に装填される、いわゆるフィーデングの問題が最大の懸念材料です、30-06を308に銃身交換するのはいとも簡単ですが、この場合フィーデングの問題でまずつまずきます、適合実包を変更すると弾の外径の形状が違うので弾倉からせり上がる状況が変化するのです、早めに装弾が上がる場合は、弾頭の先端が薬室の上部に引っかかります、逆の場合は薬室の下、あるいは横に引っかかります。
単発で撃つ気持ちが無いと銃身交換は結構トラブルの要因になりますのでご注意下さい。


Q1 ブローニング社のボス付きの自動ライフルを購入しました、ボスの調整方法について教えてください。使用する弾はレミントンの308の150グレインです。

調整する必要はありません! ボスはそのまま締め込んだ状態で使って下さい。

何故かと言いますとボスを調整して効果が認められるのはグルーピングが100メートルで3センチ以下にまとまった場合です、この場合ですとボスの調整を繰り返すことでグルーピングはあと1センチくらい小さくなり、最終的には2センチくらいにまとまる様に成るかも知れません、しかしながら工場製の既成装弾を使って3センチのグルーピングにすることは至難の業です、はっきり言って不可能だと言えます、私がライフル射撃を40年やっていて難しいと言うのですから、それは相当難しいレベルだと考えてください。
はっきり言って、100メートルで10センチあたりにうろうろしている射手がボスを調整したからと言って、急に2~3センチに当たるように成るという魔法の装置ではありません。

残念ながら現実問題としては100メートルで3センチにまとめるには銃砲店で既成装弾を買っているのでは不可能に近いことです。この程度の命中精度を出すにはハンドローデングで作った弾でないと出来ません、しかしハンドロードで弾を作るのならボスを調整する理由が無くなります。それは何故かと言いますと、ボスを調整するのは銃身に固有に発生する銃身のバイヴレーションを、ボスを伸ばしたり引っ込めたりする事によりバイヴレーションの振動係数を調整して銃口の振動係数を最小にして命中精度を上げる装置ですが、ハンドロードすることは使用する火薬を調整する事によりそのバイヴレーションを調整している事にも繋がります、色々なローデングを繰り返し当たるデーターを見つけたときは間違いなく銃口のヴイヴレーションが最小に成っているはずだからです。

ですからハンドロードで一番当たる状態から、ボスを動かせば逆に当たらない状態に変更する事になります。ですからボスは事実上調整しても無駄と言う結論になるのです。
こんな事を書くと、"おまえの所のカタログにボスは命中精度向上に役立つと書いてあるでは無いか"と叱責を受けそうだが、あれはビジネスマンの築地が勝手に書いたことで、今はガンスミスの築地がお答えしています、実を言うと私、多重人格者なのです。ゴメンね!

Q&A 散弾銃関連

築地

Q74 1.貴社様より、サボット銃。買いたいのですが、猪猟に使います。そこで12番がいいのか、20番がいいのか、迷っています。
2.また、ドクターサイトか、スコープがいいのか
3.またサボットの弾頭詰め替えは、どのようにしますか、射撃場で使うには高すぎます。
4.ブローニンゲデアハンターの、銃床は替えられますか。いいものにしたいのですが  04-04/11

1.猪猟には20番の威力でも充分です、20番の方が軽いので良さそうですが、弾の入手は難しいかも知れません。
事前に弾の入手先を確認してから銃を決めた方が良さそうです。
また20番の1/2ライフルは、レミントンしか製造していません。
私の個人的意見ではブローニングの12番を推奨します。

2.猪猟ならドクターサイトが良いでしょう。

3.当社HPのリンク先にハンドロードしている人たちが居ますのでよく読んで研究して下さい。
メールを出すと、返事を貰えるかも知れません。

4.ブローニングは予備の銃床の在庫はありません。


Q73 送っていただいたハスティングのスキートチョークは、射出部の肉厚が、ベレッタ純正品に比べて厚く見えたので、ノギスで測ってみました。射出口から12mm奥の内径でハスティグSK18.3mm、純正SK18.5mmで0.2mmの差。
ちなみに、同様に測って純正のCyは18.4mm。ImpCy18.0。Mod17.9・・・Full17.5mmと、絞りに比例していることが分かりました。当然のことですが。
ここで「はてな? 」と感じたことは、ハスティグSKの口径は、なぜ純正のSKより0.2mm絞られているか? さらに、純正のCyより絞りが強いのか? ということです。'03-09/14

銃身の絞りは散弾の広がり、つまりパターンをコントロールするためのものであることは言うまでもありません。
しかしながら、散弾のパターンは弾の初速によって変化します、通常の猟用装弾の初速は1300フィートですが、この初速で希望するパターンを得るためには、通常の絞りより強くなければなりません。

しかしながら射撃用の24グラム装弾の場合、1400フィート出ます、その場合、通常の絞りより少し大きめでないとスキートチョークのパターンを再現できません。つまり初速が早くなれば成る程、絞りが強くなるのです。

銃器メーカーによってチョークの内径は全部微妙に違いがあります、また製造された時期によっても違いがあります、それは散弾の装弾の初速が昔より早くなっていることに起因します。
それが証拠に、昔のベレッタの方が同じチョークでも今の銃よりも少し絞りがきついですよ、それは昔のイタリアの装弾は火薬がシングルベース火薬が主で、あまり初速が出なかったのがその理由です。


Q72 散弾銃のフルライフリングは 1/2ライフリングに対して相当に命中精度が良いのでしょうか。'03-02/20

同じです。


Q71 昨年まで"コンポジット銃身"がレミントン社のカタログに目立ちましたが、急に寂しくなったように見えます。やはりあれは不良品?だったのでしょうか?'03-02/20

不良品とは思いませんが、銃身を軽量化するには細くするか短くすれば事足ります。
銃身を太くするにはバイブレーションの軽減が目的のはず、そのどちらにも目的が認められません、少なくとも私は1丁も輸入しませんでしたがね。


Q70 近年、レミントン社は12番口径の 31/2インチ対応薬室銃を販売していますが、31/2対応のサボット装弾綬を銃を販売してはいません、ドウシテ?
銃の強度に関しの事、それともアメリカ国内の規定?'03-02/20

通常のレミントン銃に、レミントンのサボット装弾を使用するとチョットした火薬ガスが高い場合簡単に銃身が裂けます。その対策でしょう。


Q69 1100用3インチ装弾交換銃身がありますか?この銃に11-87などの3インチ装弾用銃身を取付けて3インチ装弾を撃つことができますか?'02-12/06

使えます、但し、3インチ装弾は長さが長いので今までのガス圧力と、レコイルスプリングのバランスでは、ちゃんとスライドが下がりきれない可能性があります、そのために、レコイルスプリングを1~2cm切りつめる必要があります。


Q68 スチール装弾、3インチ装弾用銃身への交換等、この銃でこのままスチール装弾を撃つことができますか?スチール装弾用銃身に、あるいはスチール装弾用交換チョークに替えなければいけませんか?'02-12/06

スチール用装弾を使う場合、より絞りの強い物にしないと適正なパターンが得られません。

パターンの成形を無視して、今までのチョークが単純に使えるかどうかだけで判断すれば""使えます" 世間では今までの銃でスチール装弾は使えないとしていますが、それは上下2連銃の場合です、上下2連銃の絞りは、銃身と同じ硬さですからスチール装弾を撃つとその部分が膨らみます、しかしながら交換チョーク式の交換チョークはそれよりも硬度を硬く取っていますので、通常の使用でも問題なく使えます。

但し、通常のチョークでスチールショットを使うと以下のようになります。

鉛弾を使用した場合           スチール装弾を使用した場合は
モデチョークを使用しても     →    インプシリンダーのパターンになります
フルチョークを使用しても     →    モデチョークの効果しかありません
エキストラフルとかスーパーフル →   やっと普通のフルチョークの効果があります。

この様にスチールショットの場合鉛より比重の低い鉄を使いますので、絞りはさらに絞った物にしないといけません、そのためスチール装弾を使うためにはさらに絞り込まないと適正なパターンが得られないのです。

念のため申し上げておきますが、エキストラフルや、スーパーフルはスチール装弾用のチョークではありません、さらに硬度を上げたスチール装弾用の正規のチョークをお使い下さい。


Q67 24g装弾の回転不良について御社のホームページではレミントン製自動銃のガスシールの使い分けについての説明がありますが、スポーティング12では24g装弾とそれ以上(32g装弾など)の装弾の作動性を両立させるにはどのような方法が考えられますか?
追加工ではなく、ガスシールの脱着など部品交換レベルで対処したいのですが可能でしょうか?'02-12/06

スポーティング銃だけでなく、トラップ専用銃(アメリカントラップ用なので当社では輸入しておりませんが)スキート専用銃は、それぞれが射撃専用ですので24グラム装弾、28グラム装弾で回転するように作られています。

昔の公式装弾32グラムでも回転します、しかしながらこれ以上の強い装弾を使われることはお奨め出来ません、これ以上強い装弾を使うと、レコイルバッファーに衝撃が加わるため銃に悪い影響を与えます。


Q66 私は主にスラッグ射撃を楽しんでいるのですが、少し疑問に思うことがあります。それは「反動」です。
一度海外でライフル弾を撃ったことがあるのですが、スラッグ弾とほぼ同じパワーなのに、反動はあまり強く感じませんでした。
一方、日本ではリロードのスラッグ弾(速燃性火薬で)を使っていますが、反動がかなり強く感じます。この違いはなぜですか?'02-3/15

銃の反動は、弾頭の重さが同じ、初速が同じ場合は、弾頭の断面積の大きい方が反動が強くなります。
つまり、同じエネルギーでも口径が大きい方が反動が大きいのです。


Q65 チョークとスラッグについてお聞きしたいのですが、チョーク付の銃でスラッグを撃った場合、チョークや銃身は破損するのでしょうか(チョークの端の段差) また段差が大きな問題の場合、チョークの薬室側の内側の端を削り内径のみラッパ状にするといった方法はいかがなものでしょうか?'01-9/8

チョークと銃身が接触する部分はチョークラッパ状に成っていて、銃口からの弾は段差が生じないように出来ています。
逆にチョークの方から覗くと接触部分に段差が見えるはずです、つまりチョークの先端は銃口より広く出来ていると言うことです。従ってここに引っかかって銃身が破損すると言うことはありません、しかしながらチョークを完璧に閉めていない場合、隙間からカーボンが浸食し、それが散弾が通過する際の抵抗に成ることがあります、そうした場合銃口付近に脹らみが生じることがあります。


Q64 今回購入したS686シルバービジョンは、空撃ちで、上下とも引き金が落ちますが、これは、いわゆる、振り子式ではなく、メカ仕様のトリガーシステムなのですか?'01-8/24

S686シルバービジョンは間違いなく振り子式です、実を言うと最近のベレッタ引き金を少し設計変更したようで、新銃の内は振り子式でも引き金を引くだけで上下とも引き金が落ちてしまいます、何度かテストを繰り返す内にちゃんと振り子で作動するようになります。
摺り合わせが改善される、あるいはグリースが除去される、そうしたことが原因で改善されると思いますが、ベレッタの場合新銃の内は良くある現象です。


Q63 ペラッチのトラップ射撃用で銃身長を従来と同じ75cmの寸法で、特別注文でもう少し軽い銃身を依頼することは出来ますか。'01-8/22

ペラッチの銃身の肉厚は普通の銃でも0.8ミリしかありません、この肉厚はすでに限界に近い薄さなのです、念のためにペラッチに聞いたらこれ以上肉厚の薄い銃身は安全性の問題でペラッチでは"絶対に作らない"そうです。
確かに銃身の肉厚0.8ミリではすでに限界だと思います、銃身を作るとき丸棒の素材にガンドリルで穴を空けますが、ガンドリルで加工するときに厳密に言うとわずかに芯ぶれがあります、散弾銃の場合ドリルの直径が大きいので通常の加工では芯ぶれは0.1以内だと思いますが、しかしながら機械や刃物、あるいは工作技術の問題でそれ以上ぶれている可能性も否定は出来ません。熱間鍛造や冷間鍛造で銃身を作ったとしても0.1ミリ程度の公差は無くせません、技術レベルが低いとそれ以上の公差が出来たとしてもおかしくありません、わずか0.1ミリのぶれでも銃身の肉厚は片方が0.9ミリになるのに対して、もう片方は0.7ミリです、0.3ミリ芯がぶれたら最早火薬の圧力に耐える限界の領域になります。
したがってこれ以上銃身の肉厚を削ると言うことは極めて危険だと言うことです。
もし限界を超えて薄くした場合、事故にならなくても銃身が膨らみその銃が廃銃に成ってしまう可能性があると言うことです。
しかしながら、クレー射撃ではバランスと言うことに対して多くの人か関心を持っています、銃身を軽くしないで銃床に重りを入れてバランスを変化させると言うのも一つの方法です。私が確認した訳ではないのですが、ペラッチの関係者の話では、シドニーオリンピックのゴールドメダリスト、ダイアモンド選手は銃床をかなり重たくして先を軽く感じるようにバランスを調整していると言う話でした。


Q62 ベレッタDT10について質問させてください。DT10の正規代理店物と並行品の違いについてどの程度違うのでしょうか?
正規代理店物を扱う銃砲店での話しとして、並行品はグリップ部が長く、正規品はJGTが特注している為国内流通物ミロク銃とほぼ同じくらいのグリップ寸法で仕上げられている。(日本人向けとは言ってませんでしたが・・)並行輸入のヨーロッパ向けはグリップ部が長いと言っています。(だから使いにくいとも言ってませんでした)この「長い」はグリップの長さなのかトリガーからの距離なのかは確認忘れました。
現在ミロク銃を使用していますが、近々購入を計画しております。
当地では現物を比較し見ることは不可能ですので、詳細についてご説明頂けると助かります。
私にとっては、非常に高価な買い物ですから大変慎重に検討しています。トリガーがスライドするので影響無いとも思いますし、現在ミロクを使用しているのでこれよりグリップが長いとなると少々の不安もあります。
いろいろ情報があるのですが、自分の目で確認できないので、どちらを購入するべきか判断に迷っています。
その他正規品と、並行品の違いについて教えて頂ければありがたいのですが・・・?'01-4/22

ミロクは95%の銃をブローニングに輸出している会社です、つまり輸出専門の会社です当然にして作っているのは外人向けです。
貴方はひょっとして輸出物はサイズが大きいと思って居るのではありませんか?
残念ながら国内用に販売している物と、輸出している物とは全く同じものです。その外人用の物を使っているのに何の違和感も感じていないのは単なる先入観だけなのです。
逆に言うと、外国の物はすべからく大きくできていると言う偏見に満ちていませんか? 残念ながらミロクのサイズは外人向けなのですが、日本人の貴方が使う場合は、本来それを大きいと感じなければ間違いなのですが、サイズを小さくしたとして決して当たるようにはならないから問題なのです、ベレッタやペラッチは、逆に大きい物も作っています、大きい物は主にアメリカ向けに輸出されていますが、ヨーロッパ圏内ではサイズは小さい物が使われています、当社が輸入している物はサイズの小さいものです、ペラッチに関しては私が指示してプルレングスやベンドの寸法を決めています、未だに当社扱いの銃は外人向けでサイズが大きいとデマを飛ばしているショップが多くて困りますが、結果的にお客様に嘘の情報を与え、お客様に損害を与えていることになります。


Q61 以前アラスカでレッドショットが禁止になって以後3,5インチ薬室のショットガンをよく見かけるようになりましたが、同じ物が日本国内でも販売される可能性はあるのでしょうか?'01-3/16

当社でも注文があれば輸入します。特段問題はありません。


Q60 私が渡米時購入した、SHOOTING TIMES / GUN GUIDE `99では、BERETTA 686 ONYXが$1470、BERETTA 686, 687 SILVER PIGEON MODELSが$1740-$2410となっており、686 ONYXの方がかなり安くなっています。しかし日本の世紀代理店の販売価格はS686 SILVER PIGEONが\360,000- ~\460,000-で、S686 Onyxが\390,000-となっており、S686 Onyxの方が若干高く設定してあります。これは何故でしょうか?(もちろん日本でも、S687 SILVER PIGEON IIはS686 Onyxよりも高く設定してあります。)00-11/28

正規代理店に聞かないと胸の内は解りませんね。


Q59 FEGSのカタログにはS686onyx3-1/2"(89mm)が記載されていません。現在取り扱っていないモデルだと思うのですが、ホームページには、「記載のない物も取り寄せします。」と書かれています。取り寄せは可能でしょうか?またその金額はいくらぐらいになるでしょうか?やっぱりカタログに記載無い製品をオーダーする場合は大量に輸入するモデルよりも高くなったりするのでしょうか?(あまりお金に余裕が無いもんで、すみません...。)00-11/28

単品で輸入する場合シルバーピジョンより高くなります。


Q58 トラップ用やスキート用と言うのは分かるのですが、スポーティングやフィールドとは何を意味しているのでしょうか?
フィールドとはトラップ用やスキート用と同様の射撃競技の名称で、スポーティングとは狩猟用の事を意味しているのでしょうか?00-11/28

スポーテング射撃と言う競技があります。競技の説明はあえて致しませんが。


Q57 ベレッタのS686onyxに興味があります。特に3-1/2"(89mm)の薬室を持っているからです。私が目にする多くの散弾銃は、3"(76mm)もしくは2-3/4"(70mm)がほとんどです。3-1/2"(89mm)の弾はあまりポピュラーではないのでしょうか?
ちなみに私は将来狩猟をやりたいと考えており、是非3-1/2"(89mm)の薬室が欲しいと考えています、たとえそれが狩猟するのに必要なくとも、どうしても使ってみたいと望んでいるのです...。00-11/28

狩猟用の銃なら全て3-1/2"(89mm)の薬室です、当社ではオニックスは出来が悪いので取り扱いません、一番安い物でもシルバーピジョン止まりです、価格は¥199000ですから無茶高い訳ではありませんから。


Q56 モズバーグ695のボルト部にエンジンターン磨きを施せるのでしょうか?00-11/22

理屈の上では出来ますが、エンジンターンをやるには専用のジグが必要です、そのジグまで作っていたら加工代金は銃より高くなります。


Q55 M870ポリス仕様を買いました。パーカーライジング処理されているため、表面がザラッとしてます。使用してるうちに白い跡が目立つようになり、きれいにしようと布でぬぐったところ、もっと白く(広く)なってしまいました。どうすればよいでしょうか。00-11/14

あまり触らない方が無難ですが、再着色は出来ます、部分的に着色するのはムラになりますので全仕上げが原則です。


Q54 それともう一つ聞きたいのですが、申請の時に薬室等も入れた銃身長を申請して1/2以上のライフリング銃身を所持している友人が居るのですが、バレた場合その銃の許可だけ取り消されるのでしょうか?それとも全ての銃許可が取り消されるのですか?00-10/6

犯意があったかどうかで異なります、犯意があったのなら銃刀法違反です、犯意がなかったのなら過失です。


Q53 続き それから、今後1/2ライフリングのサボット銃身も規制されるのでしょうか?00-10/6

いいえ、あれは散弾銃実包を使うので対象外です。


Q52 「えっ こんなのありなの? 続編」を読んで驚くと共に質問があります。すでに1/2ライフリングを持っている者は所持許可の取り消しと書いてありますが、ほかに普通の散弾銃を所持していても、すべて取り消しでしょうか?00-10/6

いいえ、偽ライフル銃だけの取り消しです。


Q51 今年「ベレッタ682ゴールドEスポーティング28インチ」の銃を購入し、現在スキート射撃を練習してます。つい先日、先輩より「チョークをはずしたほうがいいんじゃないか?」と言われましたが、銃砲店に相談してみたところ「チョークをはずすと、マズイ」と言われました。先輩は「大丈夫!」と言いますが、私も銃砲店店主も銃身内のねじやまが壊れるんじゃないかと思っていますが実際のところどうでしょうか?ご指導のほど、よろしくお願いします!00-10/6

チョークを外すのは論外です! チョーク外してもねじ山は壊れませんが、長期間そのままで使用した場合はねじの溝にカーボンが付着し、2度とチョークが付けられなくなります、それとチョークを外して何の意味があるのかな?


Q50 ウィンチェスターのM12とゆーチョット古いフルチョーク銃身付きの(2-3/4インチ)を譲り受ける事になったのですが、これはスチール散弾は対応しているのでしょうか?持ち主に聞いても判然としません。00-9/9

スチール弾を撃つためには通常のフルチョークより、もう一段絞りのきついチョークを使わないと希望するパターンが得られません、そのため今までのフルチョークではインプモデ程度のパターンになると思います。
さて肝心なこの銃にスチール装弾が使えるかどうかと言うことですが "使えます" 案外昔の銃は大丈夫なのです、最近の銃は新開発された抗張力のクロームモリブデン鋼を使っているので今までの銃身より少し細くできます、それが銃の軽量化に拍車をかけているのですが、M-12の様に昔ながらのモリブデン鋼を使って作られた銃は重たい反面、十分な強度がありますのでスチール弾を撃っても大丈夫です。
でも同じ昔の銃でも上下2連は使わない方が無難でしょう。


Q49 1/2ライフリングについて
全ライフリング銃身だと散弾銃でも「ライフル」との解釈はいつごろからですか?それまでに許可された銃があるとすればそれは「散弾銃」として許可されているのでは?
もっとも、ショットガンは散弾銃でライフルはライフルでいいんじゃないの?00-7/11

これはレミントン社でサボット弾を開発してからの話ですから最近の話です。
当時はフルライフルでも適合実包が12番紙薬莢だったので散弾銃で登録されたと思いますが、すぐに全ライフルはいけないと成ったのです。これがいつ頃かは勉強不足で知りませんが、こんな事をするからライフル銃でも1/2ライフルを除去すれば散弾銃と言う解釈せざるをえなくなってくるのです、本来は適合実包で判断するのが常識ですが、警察庁は銃砲に対して無知ですからこうした訳の分からないことが起こるのです。


Q48 ペラッチは、冬のセールでも同等の価格(セール価格±5%)になる?00-7/8

工場出し値が変わらなければ同じです。


Q47 ベレッタのスポーティングとウルトラライトの違いは、重量だけ?00-7/8

スポーテング銃は基本的には射撃専用銃です、そのため適度な重さがありますが、ウルトラライトは狩猟が目的の銃ですから極めて軽く作られています、山歩きするときは軽くて使いやすいのですが、射撃をする場合は軽い分だけ反動を強く感じるでしょう、また射撃みたいに相当数の弾を撃つ目的で作られているわけではありませんので、耐久性は劣ります。
銃を軽く作れているのは機関部の材質の違いです、銃身はどちらもスチールですがウルトラライトの機関部は軽合金で作られています、しかし弾の圧力をもろに受けるブリーチ部分はチタンを使っています、チタンは熱処理をすると鉄と同じ強度を出せますが、比重は鉄の60%です、欠点は材料費が鉄の10倍する事と加工が難しいのでブリーチ部分の一部として使われています。


Q46 ベレッタのトラップ/スキートとスポーティングの違いについて?00-7/8

トラップ射撃の銃は、最初から銃を構えて撃つので銃床の頬付けの部分は高めに出来ています。
また銃身を少し上から見るような構造になっています、これは狙った所より上に着弾するように作られているのです。
これはトラップ射撃ではクレーが手前から遠ざかる方向に飛翔しますので真正面に出るクレーは追い越しざまに撃つと丁度命中するように作られているからなのです、従って左右に飛翔するクレーは少し下を撃つのがコツです。
スキート射撃は基本的には狙った所に着弾するようにできています、そのため銃をスイングさせながらクレーの飛翔する先を狙います、実際の射撃ではクレーを見ながら撃ちますので狙った所より少し上に着弾しますが、トラップ用の銃ほどではありません。
スポーテング銃はこれらの銃の中間に位置する銃です、この銃ではトラップ射撃もスキート射撃も出来ますが、逆に言うと専門銃ではないと言う欠点もあります。


Q45 M870遅発についてM870を所持して13年になります、前々から気になっていたのですがもし遅発が発生した場合M870の場合どうなるのでしょうか、トリガーを引くと発射に関係なくロッキングがはずれてしまう銃だと思うので仮に1秒位の遅発が発生した場合はロッキング解除状態で爆発する事になるので危ないのではないのでしょうか、今まで不発・遅発に遭遇したことがありませんがどうなるのでしょうか以前、M870のロッキング部品を組み忘れ機関部が膨れてしまったと言う事を聞いたような記憶があります。00-7/8

散弾銃の場合、まずまず遅発は起こりません、遅発が起こるのはライフル用の燃焼速度の遅い火薬です。
勿論絶対と言うことはありませんので注意をする事に越したことはありません。


Q44 クレー射撃の場合、自動式とポンプ式とでは、どちらの方が良いのでしょうか?(上下2連式を買うほど予算がないもので。)00-7/5

トラップ射撃の場合、自動銃だと隣の人に薬莢が当たるのでひんしゅくを買いそうです、870ならその心配はありません、また安全面でも自動銃は弾を2発入れると排莢が大変ですし、隣の人は "大丈夫かこいつ" てな感じで見られると思います、870なら排莢が楽ですからお勧めは870ですね。


Q43 クレー射撃主体で、たまに狩猟に使ういう場合、銃身長は何インチのものがよいのでしょうか?00-7/5

28インチで大丈夫ですが、出来れば30インチの方が振り回しが楽です。


Q42 M16(AR10系)410番なんてリクエストできますか?ご回答いただければ有難いです。00-7/5

残念ながらこの手の加工はやっておりません。


Q41 続き 私は、身長170cm、体重84kgですが、銃のサイズは何インチのものを選べばよいのでしょうか?00-6/29

銃身長はどういう用途かにより変わります、体格の問題ではありません。


Q40 現在、セールスカタログをみながら、自動散弾銃をブローニングにしようか、ベレッタA-390にしようかと考えています。そこで、質問ですが、双方で顕著な違いというものがあるのでしょうか?00-6/29

いいけ、顕著な違いはありません。


Q39 モズバーグボルト式散弾銃で鹿猟と標的射撃を楽しみたいと思っているんです。
モズと比べて870の強度(安全性)はどうなのでしょう あわせて教えてください。 00-6/11

いずれの銃も安全性については一切の懸念は必要ありません。


Q38 一番心配なのは異常高圧などのトラブルにより、ボルトの固定が破壊され後方突出しのための顔面損傷なのですが? 00-6/11

これはライフルの火薬を使ってライフル銃で撃った場合です、散弾銃の場合は元々速燃性の火薬を使っているので、火薬の量が非常に少なく異常燃焼、異常高圧を起こす可能性は皆無です、安心してお使い下さい。


Q37 どこかで「12番のボルト式散弾銃は強度的に心配」というような 記載がありますが?やはりそうなんですか?
射撃銃のように何万発も撃てるような耐久性はないのでしょうか? 00-6/11

10万発は問題なく撃てます、記述で言い足りないところがあったようです。


Q36 続き さらに薬室の大きさは2・3/4もしくは3インチのどちらが良いと思われますか?また購入後の部品交換による変更は可能なのでしょうか?

3インチにしておいた方が無難です、部品交換による薬室の変更と言うよりは、銃身交換による変更は可能です。


Q35 続き あと、二分の一ライフルの入った銃身での散弾の射撃は可能なのでしょうか?

可能ですが、散弾を回すわけですから散弾のパターンがドーナツ状になりますよ。


Q34 続き またいろいろな用途に使用したいので、替え銃身の購入も検討しておりますが、築地様が某HPで記入されていた、薬室と銃身が一体となった「ターハントの新製品」(これは二分の一ライフリングの物だと思いますが)は日本で購入が可能なのでしょうか?

可能ですが、納期と値段を考えると貴方の場合は避けた方が良いでしょう。


Q33 続き 購入する銃はレミントンの870を考えておりますが、ウイングマスターとエキスプレスの違いとは何なのでしょうか?

銃床の素材です。機関部と銃身の仕上げも違います、ウイングマスターは艶ありの仕上げですが、エキスプレスはつや消しです、製造上はつや消しの方が多少コストダウン出来ます。


Q32 続き またサイトインについて今まで我流で行ってきましたので、世界標準のような方法がありましたらお教えください。

自動銃、スライド式の銃に関しては実際に撃つ方が手っ取り早いです。
一応、薬室にレーザー照射照準調整器を入れるとか、鏡を使ってボアーサイテングするとか、一応方法はありますが私は採用していません。


Q31 続き 他の銃砲店で同じ質問をすると、いろいろ試してみて一番集弾するものにせよと当たり前のことを言われますが、そんなもんなんでしょうか?銃と装弾の最適合の探し方についてお教えください。

まず、装弾の弾頭だけを取り外します、弾頭が銃口内で隙間無くフィットしていれば問題ありませんが、隙間があったら駄目です。


Q30 先日購入させていただいたRem M870ハーフライフリングにはやはりレミントンの純正サボット弾がベストマッチングするのでしょうか?

そうです!


Q29 スムーズボアのバレルでサボット装弾を発射すると具体的にどのような危険がどの程度あるのでしょうか?

某銃砲店で聞いた話では、過去レミントンのサボット弾で事故があり、しばらく輸入を中止していたと聞いています。その銃砲店でサボット弾を購入すると、箱の裏に、「このサボット装弾はパラドック銃身以外には絶対に使用しないでください。 普通の銃身で使用すると銃身が破損します」と注意文が貼りつけられています。
通常のスラッグ弾は弾の内側が空洞になっていたり、弾自体が鉛で出来ているのでフルチョークの銃身で撃っても弾自体が変形して飛翔しますので何の問題もありませんが、サボット弾の場合、弾自体は銅製のムクですからチョークがあると停弾し、従って銃身が裂けます。
以前、どこかの馬鹿がサボット弾を通常のチョーク付きの銃身で発射して銃身が裂けたことがあります。
問題はこれに対する対応の仕方が間違っていました、顧客はえらい勢いで輸入元にクレームを出したみたいなのですが、対応した社員が銃のことに無知だったため、スミマセンと謝ってしまったのです、これが大きな誤りでした。
おかげでお客は間違いに気づかず、弾が悪い、危険だ、輸入を止めるとおかしな事になったのです。
最近その間違いに気づいて輸入が再開されましたが、モノを知らないと言うことは恐ろしい事です。
皆さんはこのQ&Aを読んで賢いユーザーになって下さい。


Q28 20番のライフルドスラグで3インチマグナム装弾(サボット装弾ではありません)は販売されているのでしょうか?(国内、海外を問わず)

一度銃砲店で探してもらいましたが販売されていないとの事で入手できませんでした。販売されていましたら、ぜひ入手したいと考えてますので、情報をいただきたいと思います。確か、フェデラルではサボット装弾で3インチを販売していたと記憶しています。
フェデラルの発売元、京都の国友銃砲店に問い合わせて見てください。
ここの社長は同志社大学の射撃部のOBで、年齢も私と同じで、飲み友達です。


Q27 現在,私はレミントン M870マリンマグナム20inを狩猟・射撃・有害鳥獣駆除用途として所有しております。この銃,近距離の山野猟ではそこそこの猟果をあげておりますが、いかんせんバレルが短いために中長距離での命中率が今ひとつです。また、射撃でもスキートはともかくトラップは絶望的です。そこで,この銃に合う換え銃身(26-30in)は有るでしょうか?色々調べましたが(御社とRem.のHPも含めて)よくわかりませんでした。
近所の銃砲店(この銃を購入した店)でも「多分870用なら合うんじゃない?」と適当な返事しか返って来ません。もちろん,この銃はNiめっき銃身のため通常の黒染めではカラー的に合わないのは承知しており,無電解Niめっき加工する事も考えています。
本来なら,用途別に銃を所有すべきと思いますが,愛着のあるこの銃を出来るだけ使いつづけたいと思いこの様なことを考えてます。

870の換銃身なら全て使えます、安心してお使い下さい。


Q26 ライフリング除去の件了解しました。除去するとして1/2除去なのか2/3・3/4除去なのかチェックできるんですか?

警察では難しいかもしれません、私はボアースコープを使って検査しますので正確です。


Q25 ひょっとして、当局が気がつかずに許可してしまえば・・・・・

当局が気ずかなければ許可になりますが、それはあくまでも虚偽の方法で取得した許可ですから何の意味もありません。銃身を廃棄していればさかのぼって調べるのは難しいかもしれませんが、現実に所持している場合は何時でも逮捕されます。


Q24 もし、ライフリング落し忘れた銃身を申請すると、罪状はなに?

銃刀法違反です、虚偽の方法を用いて所持している銃は何時でも取り消し出来ます。


Q23 1/2ライフリングについて
教授のところについてから、当然前(銃口)からグリグリですよね?だって薬室側を残さないと命中精度が出ないんでしたね。でも、後ろ(薬室側)からグリグリもあるの?

私事ですが、以前つきあっていたガールフレンドが、セックスの事をグリグリと隠語で言っていたので前からグリグリとか、後ろからグリグリとか言われると全く淫乱なイメージが浮いてきますが、気を取り直して銃器の話に戻ります。
私の理論は、薬室側にライフルを残さないと火薬の圧力がうまく上がらないと言うのがその根拠ですが、銃口のライフルを除去するとき、内径を削りすぎると命中精度が劣化する危険性があります。それと比べると薬室側を除去するのは、加工が悪くてもある程度の命中精度を確保できる利点もあります。
ターク高野は銃口側を残すと言う方が有利だと言っていましたが、未だ実験した訳ではありません。

訂正
私は薬室側にライフルを残すべきであると言う考えですか、ターク高野は銃口側に残すべきだと書きましたが、ターク高野から連絡が入り、その様な事を言ったことはないと訂正要求の連絡が入りました。

書いたことは私の勘違いです、私の書き間違いでタークの意見が間違って掲載されましたので訂正してお詫びします、タークは安全性を考えて薬室側にライフルを残すべきだとの考えです、今でもこれが正しい方法だと考えているとの事ですので、彼の名誉のためにも私の書き間違いの部分をあえて残して(私の恥にはなりますが)タークの主張を掲載させていただきます。
ターク高野からの連絡(アメリカ時間、5月28日、23時35分連絡)


Q22 1/2ライフリングについて
さて、輸入した銃身(スラッグ)にはフルライフリングが切ってあるのでは?(ライフリング落とすアホな国は日本だけ)そうすると、通関はできるとすると何時ライフリング落とすの?

輸入したライフルドバレルは当然、フルライフルですから通関は出来ないのですが税関は銃刀法に熟知している訳ではありませんので "合法" だと勘違いして通関下だけです、通関した人間は、"合法的に所持できる" と虚偽の申告をして通関した訳ですから、明らかに密輸だし、明らかに銃刀法違反になるのです。
この手の銃刀法違反は発見されれば全ての銃砲が没収されますし、今後銃は所持できなくなります、ですから海外からフルライフルドバレルを購入するのは銃砲所持者にとっいてはすこしリスクが大きすぎると私は思います。
通関後、1/2ライフル除去作業を "喜んでやる" 銃砲店は無いと思います。


Q21 ハーフライフリング銃身の散弾銃は通常サボット弾を撃つ為ですが、価格の高いサボット弾は射撃場でパカスカ撃てません。通常の鉛スラッグをこの銃身で使用することについての見解をお聞かせください。 (射撃場での遊びで精密射撃をしようなどと考えていませんが、猟期前にはサボット弾でサイトインするつもりです)か。

遊ぶには何の問題もありません、しかし、サボット弾の弾頭だけを購入して差し替えると言う遊び方もあります。
弾頭はバーンズ弾頭(銅弾)を1発¥170(ワッズ付き)で、当社で取り扱っています。


Q20 サボット弾は通常の鉛のスラッグ(ロケット)に比べて飛距離が長いとされていますが、どうしてでしょうか?

命中精度はライフリングのおかげで良いのは分かりますが、その結果飛距離も伸びるとはどうにも理解できません。火薬、ワッヅに何か仕掛けがあるのでしょうか。
単純に弾の重量と空気抵抗の関係です、市販されているロケット弾は12番にあわせて作られているので、弾の中を中空にしないと弾の重量が重く成りすぎます、ブリネッキでも後ろによけいな物を取り付けて弾頭のバランスを取っています。
しかしながらライフル弾頭はあんな形状はしていませんよね、弾頭重量に対して空気抵抗が大きいと射程距離は伸びません、しかし空気抵抗が少ないと射程距離が伸びます、しかしライフルみたいに伸びるわけではありません、それは散弾銃の初速がライフル銃の半分しかないからなのです。


Q19 近々鉛弾の使用が禁止されると思いますが870用の換銃身はスチールその他鉛以外の弾も撃てるのでしょうか?

スチール弾対応のチョークを使えば使えます。銃を交換する必要はありません。


Q18 カタログの最終ページ換銃身でレミチョークとレミンチョークと有りますがこれは違う物でしょうか?

そういう質問をすると私のアホさが判明するので今後は質問しないようにお願いします。


Q17 レミントンMー870についてお尋ねしますが 私の870の銃身には2-3/4in shellと刻印が有ります。貴店から換銃身を購入した場合 ほとんどが3インチ用だと思いますが私の銃に合うでしょうか また3インチの弾も撃てるのでしょうか?

3インチが撃てるかどうかは銃身で決まります、870の場合、3インチを使える機関部にはマグナムと刻印がありますが、これは排莢とか、装填の問題の場合のみのを想定した場合の話ですから、マグナム用と刻印が無くても少なくとも強度の問題は大丈夫です。
但し、銃身は必ず3インチ対応になっていることを確認して使ってください、銃身が3インチ用なら機関部は3インチ対応になっていなくても機関部の強度は大丈夫です、只単に排莢の時引っかかる事があるという懸念はありますのでそこだけ注意してください。


Q16 某紙の記事から
 1.銅製サボット弾は遠射がきく。
 2.エゾ鹿に対して命中するとほとんど走ることなく回収できる?

これは410番に限定した事では無く、20番も、12番もサボット弾は遠射がきくと解釈すべきだと思いますが。


Q15 某紙の記事には良く410番が取り上げられ「絶賛」されていますがほんとうなのでしょうか?

たんなるライフル銃を改造して所持するための口径ではないの?
410番はガラクタですが、410番と称してライフル銃のライフッリングを1/2除去して*******のマーリンのライフル実包を使用する銃は、元々がライフルなのですから命中精度も、そして威力もライフル並にあります。
こんな事を書くとそのライフルが売れそうですが、銃刀法の趣旨から考えると私は疑問に思っています。


Q14 1/2ライフリングについて全ライフリング銃身だと散弾銃でも「ライフル」との解釈はいつごろからですか?それまでに許可された銃があるとすればそれは「散弾銃」として許可されているのでは?
もっとも、ショットガンは散弾銃でライフルはライフルでいいんじゃないの?

ライフルか散弾銃かの解釈は明治年間に確定されています、当時軍隊で使用していた村田銃を民間に払い下げる際、ライフルを半分除去して散弾銃として只みたいな値段で猟師に払い下げた事例があります。
従って1/2ライフルは散弾銃という解釈が生まれたのです、逆に言うとライフルの定義はライフリングのある銃と言うことになっていますので、サボット弾を撃つ散弾銃が出現したときライフルになってしまった訳です。
ご質問にありますとおり、ライフルはライフル、散弾銃は散弾銃というふうにしないと、現用のライフルのライフリングを半分除去して410番散弾銃と言ってまかり通っています現状を考えると、ふと考えてしまう事があります。


Q13 1/2ライフリングのボルト式の散弾銃の購入を考えています。用途は射撃専用ですが、引き金の重さはどれくらいなのでしょうか?また、軽くする事はできますか。

通常のライフル銃と同じ引き金ですから軽くすることは可能です。しかしあまり軽くするのでは無く1キロくらいが安全面から言うと無難です。


Q12 マガジンキャップをロックするのにバレルの基部に小さいボールがスプリングと共に埋め込まれている物と、今回の870エキスプレスのようにボールを使用せずに、マガジンスプリングリテーナーの表面に山を作りその凸凹でマガジンキャップをロックしているものがあるようですが、このボールを埋め込む加工をお願いするとしたらいかほど費用が掛かりますでしょうか?
・・・と言いますのも、マイケル社のQD用マガジンキャップを使用しようと考え準備していましたが、まさかボールが付いていないとは思わなかったので少々気落ちしています。

ボールの取り付け加工は致しません。何故ならレミントンが部品を供給しないからです、レミントンではここのボールは不要だと考えているようです。


Q11 樹脂製のトリガーアッセンブリーでハンマーをコックしたままの保管についてもこのトリガーアッセンブリーが割れないか心配しています。基本的にこの種の銃は保管時にハンマーはどのような状態が良いのでしょうか?この割れるに至る期間については長期的な使用、保管(3年~5年スパン)での話で考えています。

ハンマーはリリースしておく方が理想的ですが、コッキングしていても特段問題はありません。
間違っても3~5年で壊れると言う事にはならないはずです。安心してお使い下さい。


Q10 私の870エキスプレスは、トリガーアッセンブリーが樹脂で出来ていますが射撃後の手入れでWD-40を吹き付けておいても割れてくることはないのでしょうか? 今までの経験より樹脂に対して防錆油が付着したまま長時間放置しておくと、割れの原因となっていたことを記憶しています。

これは大丈夫だと思います、私自身が実験をしたことはありませんがこの素材は対衝撃性プラスチックでこれが割れたため部品交換をした事例は今まで有りません。銃床素材も同じですが、これも今まで油がしみこんで割れたと言う事例はありません。


Q9 ショットガンのパターンについてショットガンの有効射程?については、狩猟読本etcに出ていますが、m単位のパターンはないものでしょうか?メーカーにはあるんでしょうね。

初速はフィート、射撃の距離はヤードで表示しています、日本式にメートルで表示したら比較が煩雑なのでこうしたデーターは世界的に統一するのが一般的です。


Q8 12番紙薬莢ってなんでしょう普通の散弾つかえない特殊な銃なんですか?

12番の寸法は12番紙薬莢と12番真鍮薬莢とがあります、通常使用しているのは12番紙薬莢の寸法ですが、昔みたいに村田式みたいなハンドロードを作る場合は12番真鍮薬莢を使います。
12番紙薬莢と言う名称は薬室の寸法名称であって、紙の薬莢を使うわけではありません。
プラスチックの薬莢を使用している現在の弾の薬室名称が "12番紙薬莢薬室" なのです。
では何故紙薬莢と言うのかと言いますと、昔は散弾の薬莢が紙で出来ていたのです、多くの場合ボトムには真鍮(実は鉄に真鍮メッキしたもの)がはめ込まれていましたが、ホシノ紙工と言う会社から売られていたモノは全部紙で出来ていました。


Q7 T銃砲店が扱っている「AR改造バージョン」なんて、なんの価値もないんですね。たしか410番に銃身が改造されて、変な銃床がついてましたっけ?なんにも知らない私は憧れていたことを恥ずかしくおもいます。あの銃当たりそうですか?失礼当たるわけないし、ARを冒涜している。ですね。
 ☆ミリタリーライフルには歴史的価値があるが、ショットガンには歴史的価値のあるものはあるの?
 ☆軍用といかないまでも、警察使用やミリタリー仕様とされるショツトガンの評価はいかが、某銃砲店で聞くと教授がおっしゃる軍用ライフルの評価(確実に出る、故障しない・・・)でした。

Q1.T銃砲店が扱っている「AR改造バージョン」なんて、なんの価値もないんですね。たしか410番に銃身が改造されて、変な銃床がついてましたっけ?なんにも知らない私は憧れていたことを恥ずかしくおもいます。あの銃当たりそうですか?失礼当たるわけないし、ARを冒涜している。ですね。
A1.ただ単に銃を持ちたいと言う人たちを利用しての金儲けでしょうね、銃を愛していたらとても出てこない発想です。

Q2.ミリタリーライフルには歴史的価値があるが、ショットガンには歴史的価値のあるものはあるの?
A2.当然ありますが、ショットガンの場合、ミリタリーガンとして採用された事例が少ないので歴史的な意味から言うと少ないですが数種類有りますね、但し私の個人的な感じではあまり評
価は高くありません。

Q3.軍用といかないまでも、警察使用やミリタリー仕様とされるショツトガンの評価はいかが、某銃砲店で聞くと教授がおっしゃる軍用ライフルの評価(確実に出る、故障しない・・・)でした。
A3.軍用のショットガンは民間用の銃を転用して利用しているだけで、純粋に開発して採用したわけではありません、それに利用目的が警備ですから歩兵用の小銃とは開発要求が違うと思います。


Q6 サイドロック銃の特徴について教えてください。

サイドロック式の銃は値段が高いのが特徴です。
簡単に言うとこれが特徴ですが、もう少し詳細について説明してみます、通常の銃はボックスロックと言って機関部の後ろに激発機構が組み込まれています、サイドロックの場合左右のプレートに激発機構が組み込まれているのです。
構造学的に言えば、ボックスロック機構の方が遙かに優れています、ハンマーを支えるピンを例に取って説明してみましょう、ボックスロックのハンマーピンはハンマーのピン穴を貫通して左右の機関部のブロックで保持されています、しかしサイドロックの場合はプレートに止めているので、左側の激発機構は左側のプレートだけで保持しており、右側には何の支えも無いのです、勿論、相応に強度を持たせて作られていますが、構造的に考えれば決して丈夫な機構では無いのです、またこの小さなスペースの中に同発防止装置も組み込まなくては成りません。当然振り子を使うようなスペースはありませんから、ハンマーをロックするシェアーを2個組み込んだような複雑な構造になります、しかしこうした機構を組み込んでもサイドロックの銃には同発が多いのです。

私はメルケルの303ETのトラップ銃を使っていました、メルケルの中では最高級の銃です。引き金は、何の調整もしないでオリジナルのまま使っていましたが何度も同発を体験しています、では何故そんなサイドロックを使うのかと言いますと、他人のことは解りませんが、私みたいにキリキリのガンマニアの場合は、その加工技術にうなってしまうからです。メルケルの内部のパーツには機械加工した後はありません、と言うことは機械加工した後はすべてヤスリと研磨で仕上げられているからです、サイドロックの場合、部品をはめ込めばそれで完成と言うわけにはいきません、それぞれの部品を微調整しながら組み立てなければ成らないため、必然的に全ての部品を研磨する事になるのです、本来は引き金の懸かりの部分だけをヤスリや研磨で調整すれば事足りるのですが、それでは見た目が貧弱なので部品を全面的に研磨仕上げしているのです、ねじも既成のねじは使っていません、全部メルケルの工場で作られたねじです、ですから小さなねじを紛失するとそれに変わるねじを市販のねじで補修する事は出来ません、メルケルの部品は全部こんな調子で作られています、サドロックの激発機構は非常に複雑な形をしております、銃床の中ぐりもそれに合わせて微妙な形状に削られています、大雑把に銃床を削ると、銃床の中がスカスカになり強度を保てません、そのため削る面積を最小にしているのです、ですから機械加工で銃床の中を削ることが出来ないのです、メルケルの銃床の中は全部ノミで仕上げられています、これは目で見れば誰でも解ります。歴然とノミ後が残っているからです。
こうした加工を見せられると機構的な合理性より、加工の難易度に心を奪われてしまうのです、サイドロック銃の存在理由、存在価値、それは正しく加工の難易度にあります。
従ってどこのメーカーでもサイドロックが一番高い銃になっているのです。


Q5 ベレッタの上下2連を使ってトラップ射撃をやっています、初矢は引き金を引くだけで落ちるのですが、二の矢はバットプレートを下にして床に軽く叩きつけないと落ちません、先輩に聞くと中に振り子が入っているのでそうなると言われました、友人の使っている銃は引き金を引くだけで初矢も二の矢も落ちますが、振り子は何の為にあるのでしょうか?

これは同発防止機構です、振り子が無いと初矢を撃ったその衝撃で二の矢のロックが外れて上下の銃身が同発してしまうことがあります、それを防止するために初矢の反動を受けて銃が後退しその慣性を受けて中の振り子が後ろに下がり、初めて二の矢の引き金ロックが解除されます、後は引き金を戻して引けば二の矢が発射されます。
しかし、この方式の場合、初矢が不発の場合銃に反動が発生しないので振り子も作動せず、従って上の銃身も撃てないと言うことになります、この場合は引き金を引くだけで上下の銃身が順次激発できる振り子の無いタイプの方が有利です、外見はほとんど同じですがミロクは振り子タイプ、ブローニングは振り子なしの機構です。

振り子は同発防止と言いましたが、それでは振り子が無いと同発するかと言いますとほとんどその懸念はありません、事実、私はトラップ射撃にはブローニングのD-4を長年使っていますが今まで同発したことは一度もありません、ではブローニングは同発が起きないのに何故ミロクは振り子機構を採用しているのでしょうか? 私のブローニングは絶対同発しないかと言うと、引き金を不必要にいじくり回すと起こる可能性があります、散弾銃の引き金は射撃用のライフル銃の引き金と比べると比較にならないくらい粗雑な引き味です、なんと言ってもストロークが長すぎます、では何故私が引き金調整をしないかと言いますとその必要性を感じないからです、スキートもそうですが、トラップ射撃も引き金を引くのは一瞬です、クレーを追いながら引き金を絞り込むと言うことは絶対にありません、クレー射撃は最初から"ガク引き"射法なのです、従って引き金調整する意味は全くありません。しかし引き金調整を繰り返し、ハンマーの懸かりを限界まで調整すると同発が発生しやすいのです。その時には振り子の存在意味が出てきます。

振り子式引き金の最大の利点と言うべきは、初矢を撃った後、引き金を戻して、また再度引き金を引いて二の矢を撃ちます。この引き金を戻すストロークが決定的に違います。
私はトラップ射撃にブローニングのD-4と、ペラッチのSCOサイドプレートを使っていますが、ブローニングに関しては長年使っているのに初矢を撃った後、引き金の戻しが足らなくて、二の矢を撃てなかったことが年に何回かあります。これを限界まで調整すると引き金の戻しは少なくなりますが、非常にデリケートな引き金に成るので同発がでる可能性が高くなります、しかしペラッチの場合は二の矢を撃つのには引き金の戻しは非常に短いのです、引き金を戻すと言うよりは、引き金の力を緩めると言う感じだけで二の矢を撃てます、このフィーリングはクレー射撃には非常に大切だと痛感しています。


Q4 AR-15を購入して、410番に改造したいのですがお願いできますか?

この手の改造はお受けしません、その理由の一つは、私のポリシーとして折角作られたライフルを除去すると言う仕事はガンスミスとして耐えられませんのでお受けしません。

もう一つの理由は、AR-15の場合は、アッパーレシーバーを交換すれば簡単にライフルに改造できます、警察は専門家では無いので銃器の事は解らないでしょうがガンスミスとしては法の趣旨に反するので作業致しません、悪しからずご了承下さい。


Q3 レミントンの自動銃を使っています、ピストンの所にゴム製Oリングがあります、部品の名称で言うと"ガスシール"となっています、ガスをシールする物だと思っていたのですがこれが切れても使用上何の支障もありませんが、あれは何の為の部品なのでしょうか?

それはガスシールの為の物です、貴方の使っておられるのは猟用装弾だと思いますが、その場合にはそのガスシールが無くても問題なく回転します、しかし射撃用の24グラム装弾を使ったときは弾が軽すぎるため回転不良がおきます、その回転不良を防止するためにガスシールを使い、ガスが漏れないようにしているのです。
しかしながら、28グラム以上の弾を使うときにこのガスシールを付けたままだとガスシールが簡単に切れてしまいます、ですから24グラムの射撃用装弾を使うとき以外は取り外しておく方が良いのです。
このガスシールは24グラム装弾専用の物だと言うことを覚えておいてください。
もしその銃を射撃しか使わないと言うのであれば、最初から24グラム装弾対応の銃に調整する事も出来ます、その方法はリコイルスプリングを1~2センチメートル切りつめる方法と、あまりやりませんがガス穴を0.5ミリ程度大きくすることです。


Q2 新品の上下2連を購入しましたが、銃を収納するときに引き金を引いてハンマースプリングを落としておかなければ成らないのでしょうか?(実は昨日射撃場で銃を使ったときに不発が出て、その不発弾の雷管を見たら打跡がすごく小さいのでバネが弱っていると考えられます。)

銃を収納する時にハンマーを落としておく必要はありません、ハンマーをかけたままに放置しておいてもバネが弱る事はありません、たとえば貴方の使っている車、ジャッキアップしておかなかったからと言ってバネがへたり段々車高が低くなったなんて事は無いでしょう、それと同じです。貴方の上下2連に不発が起きたのは多分、弾の問題です、ひょっとしてイタリア製の弾を使ったのではありませんか?

共産圏の弾は最悪ですがイタリア製の弾は自由主義諸国の中ではあまり出来が良くありません、特に雷管に使用する爆粉がよくありません、そのため不発が出るのです。
"でも撃針の打跡が小さい" と言われると思いますが、打跡が小さいのはハンマースプリングが弱いのではなく、逆に雷管が強いからなのです、雷管の素材が肉厚が厚いか、材質がほんの僅か硬いかのどちらかです、ですからその雷管が完全に潰れる様に叩かないと中の爆粉が点火しないのです、ですからあえて雷管を強くして強い撃針で叩くように意図的に設計しているのです。
話は少しそれますが、ライフル銃に使う雷管とピストル用に使う雷管は外見も中身も全く同じです、では何処が違うかと言いますと、ピストル用の雷管の方がほんの僅か材料の肉厚が薄いのです、ピストルのハンマーはライフルと比べると弱いので雷管も薄く出来ているのです、一方ライフル用は火薬の圧力がピストル用よりも強いので雷管が厚く出来ているのです、ですからメーカーにより雷管の材質に厚みや堅さの違いがあるのは当然の事です。

さて話を戻しますが、雷管を叩いた打跡が小さいのは撃針が雷管を叩いた後、撃針はリバウンドと言って少し叩いた位置から戻るように出来ているからです、雷管の材料が硬いと撃針が戻されるのです、それは撃針のリバウンド機構とも大きな関連があります。
上下2連銃の場合はリバウンド機構を確認しやすいので確かめてください、ハンマーがロックされている状態ですと機関部の撃針の周りを触ると撃針が引っ込んでいるのが解りますね、(当然ですが)では引き金を引いてハンマーを落としてください。瞬間的に撃針は出ているはずですがなかなか目には見えません、その状態でまた機関部の撃針の周りを触って見てください、ハンマーは落ちているのに撃針は引っ込んでいるでしょう。これがリバウンド機構です、なぜこうなっているかと言いますと、もしハンマーを落とした状態で撃針が出っぱなしだと、弾を入れて折った機関部を戻した時に撃針が雷管に当たりますね、そうすると弾が出てしまうではないですか、極めて危険ですよね。その為に撃針は雷管を叩いた後はすぐに引っ込むのです、これは自動銃の場合も同じです、もし撃針が出放しだと弾倉から出てキャリアーで運ばれた弾を薬室に送り込むとき、雷管を叩いてしまいますね、そのためリバウンド機構が働いて撃針は前に出ない様に成っているのです。

ピストルの場合も同じです、リボーレバーを例に取って説明すると、ハンマーを起こして引き金を引くとハンマーが落ちて撃針が雷管を叩きます、で、引き金を戻すとハンマーは数ミリ強制的に戻されるのです、これもリバウンド機構です。
このように撃針は雷管を瞬間的にしか叩かないので、雷管の材質が硬いときには撃針がはね返され、弱い打跡しか付かないのです。
つまり撃針はビリヤードで言えばボールみたいな物で、ステックで叩かれたボールが慣性で前に出るのと同じ事なのです、ですから撃針は常にカタカタしていると考えてください。
それを確認する良い方法をお教えしましょう。
上下2連銃に弾を込めてください、念のためどちらの弾にも撃針跡が無いことを確認しておいてくださいね、初矢を撃った後、機関部を開いて上の銃身に装填している装弾を確認してください、雷管の中心に極めて小さい跡がありませんか? これは初矢を撃った反動で銃が後退したとき、その慣性で上の銃身の撃針が雷管を叩いた跡なのです、勿論撃発する様な衝撃では無いので問題は無いのですが、これは撃針がカタカタしているなによりの証拠です。


Q1 散弾銃の自動銃を使っています、自動銃は火薬のエネルギーを、自動銃を回転させるために使っているため、ポンプ銃と比べて威力が少し小さいと先輩から聞きましたが本当でしょうか?

それは嘘です、確かに常識的に考えれば相当なエネルギーを自動銃の回転の為に使っています。そのエネルギーを使った分はどこかから減算しないと物理の法則に背きますが、以下の理屈を読んでいただけるとお解りいただけると思います。

簡単に言うと、弾を撃ちだした後、銃口から火薬ガスが出ますよね、銃口から散弾が出た後はあのガスは全く無駄な存在なのです、仮に弾頭が出た後、余分なガスが全く無いのなら自動銃を回転させる為に使った火薬のエネルギーは減少しますが、元々有り余るガス圧がありますので自動銃を回転させる為に使用したガスなどは弾の威力には何の影響も与えないのです、もっと解り易くいうなら、銃口からガスだ吹き出している限りにおいては、弾の威力は全く減少していないと言うことです。

Q&A 空気銃関連

築地

Q27 玩具銃の威力が1ジュールを超えると逮捕・検挙される場合があるとの事ですが、何も改造しなくても威力が2ジュールを越える一部のメーカー製品や、1ジュール以上あると思われるショップカスタムが存在しているようですので、実際には、高圧ガスで弾を発射できるなど明らかに威力の高いものでなければそれほど問題は無いと思うのです。そうでなければそのメーカーやショップが罰せられないのはおかしい気がします。違法になる基準(は明確にはないと思いますが)は1ジュールよりかなり高いのではないでしょうか?01-5/15

カスタムショップで販売している物の中には2ジュールくらいあるいはそれ以上の物も当然あるはずです。警察が検挙してそのまま被疑者が違反の認めれば何の問題もありません、しかしながらメーカーやショップの場合、違反を素直に認めるかどうかが問題です、仮に違反を認めなくて、警察が書類送検すれば裁判で争うことになります、裁判費用は最低でも500万円はかかると思いますが、ちゃんと弁護士を立てて裁判をした場合、どうなるか解りません、私の個人的な見解では過去の判例から考えると2ジュールの物でも銃器にするのは無理があろうかと思います。それに警察にとって判決が出ることは決して好ましいことではありません。仮に1ジュールが違反とされたら、今度は警察はこれらの玩具を銃器として取り締まらなければなりません、少なくとも告発されたら無視する事が出来ませんから警察に取っては単に仕事を増やすだけになります、ですから、極力行政指導と言う方法に成るはずです、しかし個人の場合は1罰100戒の意味もあって検挙する場合も考えられます。


Q26 私は、現在仕事の都合で海外に暮しておるのですが、もうすぐ帰国と言う時期になりました。この地では、中国やブラジル、米国製の銃器が自由に手に入ります(無論、装薬銃も)。先日、行き付けの銃砲店を覗くと、アメリカ製?のおもちゃの様な空気銃が入荷しておりました。中折れ式単発で口径はBB、本体は全てプラスチックと言う物です(多分 ディジー製だと思います)。面白そうなので買いたいのですが、いかんせん日本は・・・・。果して、玩具として持ち帰る事は出来ないものでしょう・・・か?と思い質問させて頂きました。01-5/13

不可能です、絶対に持ち込んではいけません、航空機に搭載時点でレントゲンで内容物を特定された場合直ちにFBIに通報されます、FBIは日本の警察に連絡します、しかしながらあえて成田で検査をOKにして泳がす事も考えられます、勿論後日自宅に家宅捜索が入ることは保証付きですが。


Q25 空気銃(要許可銃)とエアーソフトガンとの境界は、何なのでしょうか?。先日UPなされた、"銃砲刀剣類所持等取締法"上の定義では、金属製(又は類する物)の弾を使用するか否かの差異だけなのでしょうか?。それなら、6mmBBを使うエアーソフトガンに6mmの鋼球(ベアリング等)を詰めて撃てば違反になるのでは?。何か、弾の初速や威力、又は本体の材質等(金属製の銃は駄目とか)に付いての定義は在るのでしょうか?。01-5/13

玩具と銃器の定義に付いては法律では特に定めておりません、ドイツの法律では玩具の威力は0.5ジュールと定めております、日本の玩具メーカーはこれを基準に自主的に威力を定めております、この玩具に金属製の弾丸を詰めて撃っても法律的には銃器にはなりません、元々プラスチックの弾を撃つように出来ている玩具に、金属製の弾を装填すると弾が重すぎて全然飛ばないからです。
日本でこれらの銃を改造して検挙された例ですが、概ね1ジュールを越えると検挙、逮捕される場合があります。
玩具を改造して逮捕され、1ジュールあるから銃器と見なすと、警察から言われたら、それはおかしいと言うような被疑者は皆無なので、100%、犯意を認め罰金数万円を支払って釈放されている例がほとんどですから、裁判で威力に付いて審議された例は皆無です。


Q24 今月の「狩○界」の記事中強力25口径により、オスジカの止め打ちをおこなうと頭蓋骨を貫通し脳髄の半ばで停弾していたそうです。(距離1~2m)ビーマンが強力なのは実感していますが、シカの頭蓋骨まで破壊できるものでしょうか?所属の猟友会長はネックショットなら、ひっくり返る可能性がある。とは言ってましたが、頭蓋骨まではね・・・・・真偽のほどはいかが?00-9/15

充分可能です、猪を捕った例もあります。


Q23 以前から疑問に思っているのですが、蓄気式にしろポンプ式にしろ圧縮空気を急激に開放した場合(つまり発射した時)圧は急激に下がり、圧縮空気中に含まれている水分がバルブ、銃身内に付着すと考えられます。
しかし、これらに対する文献を読んだことがありません。簡単な実験では注射器の出口を指で塞いでおいて圧力をかけた状態で
指を離すと、注射器内部と出口に完全な霧状の水蒸気が認められます。この水分は銃の銃身の錆び、汚れを呼び、さらには命中精度に影響を与えると思うのですが、いかがなものでしょう。00-9/2

ご指摘のとおり、ポンプ式空気銃では空気室内に水が溜まります。
ファインベルクヴァウなどの1回ポンプするだけの射撃競技専用銃の場合、空気をためるところが小さく、そこに水分も全部押し込んでいるので激発時に水分も含めて全部吹き飛ばします、従って水が空気銃の中に残留することはありませんが、狩猟用のポンプ銃の場合、空気室と言う物がありますのでそこに水が溜まることがあります、それが金属の錆を呼びバルブのシールが悪くなる事があります。
しかしながら当社で販売している蓄圧式の空気銃の場合、アクアラングのタンクから移充填する場合、アクアラングに注入されている空気はコンプレッサーで圧縮された段階でコンプレッサー側に水としてすでに分離されていると言うことです、そのためアクアラングタンクの中の空気は、超々乾燥状態の空気なのです、従って移充填しても水分は全くありません。


Q22 ビーマンの初速でどの程度ですか、強力さはあの重いコディアックを飛ばすパワーで実感はしているのですが00-7/8

初速は850フィート、マズルエネルギーは28.4フィートあります。
ちなみに射撃競技専用のファインベルクバウの場合。初速は570フィート、マズルエネルギーは5.0フィートです。なんと5.68倍あるんですね!


Q21 教授の回答にあった、初速が180を超えると弾がふるえる。とすると私のビーマンはこのギリギリの初速なのかしら?教授の受売りなら告訴しましょう。00-7/8

ビーマンはこれを遙かに越える初速です、従ってビーマンでハンテンするのは最適ですが、オリンピックに出るのはファインベルクバウを使う方が賢明です、ちなみにファインベルクヴァウの初速は174平均です。


Q20 「世界最高性能」のうたい文句は信用してはいけない。
*この記述は教授のビーマンをさしているのでしょう。いずれのライターもビーマン最高・最強と言ってくれません。よほど某銃砲輸入業者の入れ知恵か圧力か、はたまたライター自身が某銃砲店所属のひとだったりして、本当なら~恐いお話~。00-7/8

うたい文句を信用してはいけませんが、自分自身で弾の初速を計測すれば簡単に威力が演算できます、以外とこういう人ってエネルギー計算をしていないのですよね。


Q19 強力プリチャージ銃(ビーマン)は、高齢者や女性に好適だそうです。加えて初心者にも魅力だそうです。
*こんな高価で扱いがデリケート(強力)な銃がなんで年寄りや女性に扱えますかいな・・ましてや初心者に進めるとは・・・・・本気かいな?00-7/5

中折れ式よりは遙かに扱いは楽です。


Q18 空気銃マニアは弾速と集弾性を求めていて、無意味な威力ではない。
*へぇ~わたくしはまず威力を求めてビーマンかいましたけど。00-7/5

シャープ銃の愛用者の中にはビーマンは威力が強すぎると言う意見もあります。
30メートル程度で雀等を撃つには確かにオーバーパワーの感が否めません、威力がない方が良い場合はシャープの選択も可能です。


Q17 5.5mmの弾速は4.5mmに比べればドンガメ、動きの速いゲームには追従できない。
*これはパワーのない国産○○ープの銃のことでしょう。きっと00-7/5

そのとおり、これは国産シャ**の事でしょう、ビーマンなどは口径6.3ミリありながら、初速は4.5ミリ並にありますからその指摘は的はずれですね。


Q16 空気銃は「弾速が上がると精度は下がる」法則
*こんな法則は聞いたことないですね?00-7/5

事、空気銃に関して言えば初速が180を越えると、弾に震えが発生するみたいです。
射撃用の空気銃弾の形状を見ると解りますが、先端はフラットに出来ています、この形状では高速弾を前提に設計しているとは思えません、空気銃の弾速が上がると精度は落ちると言う理論は、20年くらい前にすでに廃刊した雑誌、シューテング、ライフに私が書いた記事に掲載してあります、私が書く以前にこの事実を書いた人は居ないと記憶していますのでひょっとしたら私の書いた原稿が参考になっているかも知れません。
ついでに書きますと、22口径ロングライフルでも同じ事が言えます、22ロングライフルも初速を上げすぎると命中精度に乱れが出てきます、と、言いながら最近のマッチ弾は少し弾速が早くなってきていますが、早すぎるとぶれます。


Q15 射撃専用空気銃の弾速はカタツムリのように遅い。
*ほんまかいな。オモチャのシャープより射撃の専用銃が劣るとは考えられないのですが?いかが00-7/5

射撃専用銃の初速は170~175で理論が完成去れ尽くしています。これ以上でも、これ以下でも駄目みたいです。
狩猟界にその様な記述があったとしたら、ライターのジョークか無知でしょう。


Q14 ビーマンをロッカーにしまうときタンクは外しておけばいいんですね?150気圧かけたまま保管するわけにいかんでしょうし、銃にもストレス?がかかるのでは?00-7/3

銃には一切のストレスはかかりません、空気圧は常にタンクだけにかかっていますから、しかし銃に付けたままですとほんのわずかずつですが空気が漏れます、しばらく使わないときはタンクを外して蓋をねじ込んでおくことです。


Q13 
スコープの調整について(早く来い来いビーマン)、さて注文したスコープの調整はいかがすればよろしいか?
(1)実射して合わせるよりない。
(2)とりあえず、精度のでないレーザーポンター?で調整する。

空気銃の調整は実射が一番です、ボアーサイター等はライフル用のカートリッジを使い、100ヤードで正照準になるようにセッテングした物ですから空気銃では使えません。


Q12 築地さんのご近所の空気銃メーカーにも、うたってますが無振動・無反動なんて ありえるですか?ビーマンスーパーは高圧ガスを遮断・開放するだけのシス テム?(こんな簡単なわけないか)なら考えられるのですが。スーパーエースは同じ構造なの?

シャープの空気銃の圧縮空気解放システムはなかなかユニークで、元々バルブのふたを押さえていたものを外すだけのことです、ですから文字通り無振動無反動なのです、ただ常時強い力でバルブを押しているのでバルブの劣化が起こりやすいこと、それとあまり強い圧力は押さ
えることが出来ないと言う欠点は有ります、せいぜい利用できる圧力は40気圧くらいでしょう。
ビーマンは150気圧のバルブを解放するシステムなのでハンマーの力でバルブをたたく必要があり、わずかながら振動が発生します、しかしながらスプリングの力でハンマーをたたいて圧縮空気を解放すると言う方法は一番安定していて、アンシュッツ、ワルサー、ファインベルクバウなどオリンピックで使われる射撃競技銃には全て採用されている方法ですのでそれにより命中精度に問題が出ると言うことは皆無です。


Q11 空気銃弾の保護、弾頭部とスカート部の保護が必要と「狩*界」で論じられておりますが、ポケットにガチャガチャ入れて歩こうと思っているのですが、これも信用していい?

狩猟に使うレベルではスカートの保護にはそれほど神経質になる必要はありませんが、ご存じの様にオリンピックで使われる射撃競技では、空気銃の弾は1発づつ、スポンジの中にガードされています、スカートの重要性と命中精度の因果関係は、実際に自分で射撃して確認するのが一番です、私は意図的にスカートを変形させて実験しましたがあまり大きな変化はありませんでした、しかしそれが大きい変化か、無視して良い変化かは人それぞれの認識により違いがあるでしょう、先ずは実験です! 本に書いてあることが本当かどうか、私の言っていることが本当かどうか、先ずは実験しましょう!


Q10 ビーマンスーパー12射撃時注意する点は、何ですか?クローマグナムは、ピストン始動時の衝撃を逃がすことがポイントとおっしゃってましたね。
連続して80発以上の弾を撃たないことです、80発以上撃つと着弾が変化します。
クローマグナムは、ピストン始動時の衝撃を逃がすことがポイントとおっしゃってましたね。

そのとおり、昔の国体種目には空気銃競技のスプリング銃の部があり、スプリング式は特にハンデがあると認識されていたのです、その後無反動銃が出てハンデが無くなったのでスプリング式の部は無くなりましたが、いずれにしても昔は有反動のスプリング式はピストンが走り始める初期の振動を自然に逃がすのがコツでした、ですから昔のスプリング式のスリングの使い方はスリングを腕に巻き付けるだけで銃には固定しなかったのです。


Q9 築地さんのHPのQ&Aにある、5発ワンホールは何mの射撃結果ですか?

10メートルの室内試射場です、アンシュッツ社にも、ファインベルバウ社にも試射場があります、もしこれらの会社の試射係の人が某誌の記事を読んだら腹を抱えて笑い転げるでしょうな、もっとも私は恥ずかしくてとても言えませんが。


Q8
Q1.ガス銃の連発式には弾の種類が限定される。(指定された弾以外使えない。)でも、ガス銃でも単発式ならばいろいろな弾が使用できる。
Q2.22口径のライフルが禁止されたのは、「着弾距離が遠くて危険だから」ですか?
Q3.プリチャージ式は発射音が大きく、人の生活圏に近い猟場では不向き?

Q1、ガス銃の連発式には弾の種類が限定される。(指定された弾以外使えない。)でも、ガス銃でも単発式ならばいろいろな弾が使用できる。

昔、大洋銃器と言う潰れた会社から、グランドスラムと言うガス銃が売られていました、この弾倉はチューブ式なので、弾の全長が違うと薬室に装填されなかったりする問題がありました、しかし当時から弾の全長に関しては大体同じだったのですが、先端がフラットな弾の場合問題ないのですが、先端が尖ったジェット弾やを使うと前に弾のスカート部分に食い込んでしまうため、装填が旨くできなかったのです。
これはガス銃の問題では無く設計の問題ですのでこれをこれを以て連発式を論じるのは問題外と思います、しかしこの会社が無くなってすでに20~30年経過しているのでは無いでしょうか? 
この原稿を書かれた方は現在60代以上で、しかも頭の中は30代当時から全く進歩していないようですね。
連発式と言っても、ロータリー式の弾倉の物は如何なる形状の弾でも使えます。

(読者意見)*何のこっちゃ、さっぱり理解できません。同じガス銃だったら同じじゃないの?わたしのスパー12は連発式だったっけ?この記事が本当だったら大変なことです・・・・・・

Q2.22口径のライフルが禁止されたのは、「着弾距離が遠くて危険だから」ですか?だから、あまり着弾距離の長い空気銃は必要ない・・・・
これは全く事実と異なります、22口径ライフルでの狩猟が禁止されたのは威力が小さいので獲物を撃った場合半矢になる可能性があったからです。
少なくとも、それが当時の環境庁の言い分です、では22-250と30カービンではどちらが威力が大きいのか、なんて論争をしたくなりますが、この法律は我々の知らない間に決まってしまったと言うのが現状です、昔、1960年当時は22口径リムファイヤーでカラスを撃つハンテングがあったのですが、これで事故があったと言う事例は知りませんが、しかし22ロングライフルでの鳥撃ちは射程距離から考えて危険性があると思います。

(読者意見)*着弾距離が長いから、買った私はどうなるのか?加えてこの雑誌にも強力空気銃?の広告があふれているではないか。

Q3、プリチャージ式は発射音が大きく、人の生活圏に近い猟場では不向き?

威力が大きいから発射音が大きいので、威力を小さくすれば音は必然的に小さくなります。
これはプリチャージ式でも、ポンプ式でも、中折れ式でも同じ事です、圧縮した空気を解放した場合、その度合いが大きければ大きいほど発射音は大きくなります、どうもこのライターはシャープしか買えないのでシャープが世界最高と言いたいのでしょうか。

実を言うと、シャープの会社と私の自宅はごく近くにありまして、警察も同じなのです、ですからシャープの悪口はあまり書けないのですが、事実誤認がひどすぎるので筆を押さえて書きました。本当はもっともっと書きたいのですけど!

(読者意見)*なんてこったい。そんなに大きな音がするもんですか?人の生活圏に近い猟場で12番散弾銃を激射していたので、遠慮してビーマンにして、サイレントスナイパーになろうと思っている私には信じられましぇん。


Q7 質問者が雑誌の中で疑問点に感じたと説明していますが、私が雑誌の内容を確認したわけではありませんので記事の内容が事実かどうかについての責任は負いません。ですから雑誌の誌名は公表致しません。

★ 読者からの質問 ★
雑誌「狩*界」の空気銃の記事めくっていると疑問に感じる点があるので質問します。
Q1.右まわりのライフリングを持つ銃の特性は共通
Q2. 鉛弾を重くすれば、弾道のドロップが大きくなるので猟には使えない。
Q3. 国産ポンプ銃が日本全国を制覇している。
Q4. 実猟に向くのはアンダーレバーマルチポンプ式である。
Q5. セミプロは、4.5mmを選ぶ。空気銃は弾速が生命。
Q6. スコープ付きは「当たると錯覚」しているから。
Q7. ライフル用スコープはダメ、空気銃専用スコープを選ぶのが正しい。
Q8. 空気銃の鉛弾の不良率は6~7割に達する。(重量とバランスが悪いものの率)
Q9. 空気銃なら10mの室内射撃場で大方のことはわかってしまう。

Q1.右まわりのライフリングを持つ銃の特性は共通
A1. 左から右に吹く風 →  2時の方向へ着弾 (正解4時方向)
    右から左に吹く風 →  8時の方向へ    (正解10時方向)
   左まわりのライフリングを持つ銃の特性は
    左から右に吹く風 →  4時の方向へ着弾  (正解2時方向)
    右から左に吹く風 → 10時の方向へ    (正解4時方向)

上記の記述はす全て逆さまですね、正解を(  )の中に書いておきました。

Q2. 鉛弾を重くすれば、弾道のドロップが大きくなるので猟には使えない。
A2. は? 軽い弾頭を使えば残存エネルギーが激減するので猟には使えない、と言う考えもありますが

Q3. 国産ポンプ銃が日本全国を制覇している。
A3. あえて、コメントしません!

Q4. 実猟に向くのはアンダーレバーマルチポンプ式である。
A4. あえて、コメントしません!

Q5. セミプロは、4.5mmを選ぶ。空気銃は弾速が生命。
A5. あえて、コメントしません!

Q6. スコープ付きは「当たると錯覚」しているから。
A6. 俺達ベンチレストシュータは錯覚していたのか、(愕然)

Q7. ライフル用スコープはダメ、空気銃専用スコープを選ぶのが正し い。
A7. 何故わざわざ安物の空気銃用を選択しなければならないのかもはや私の理解力ではついていけません。

Q8. 空気銃の鉛弾の不良率は6~7割に達する。(重量とバランスが悪いものの率)
A8. 少なくともドイツ製の弾に不良弾はありません、100万発に1発もないでしょう、あったら是非開示してもらいたいものです。

Q9. 空気銃なら10mの室内射撃場で大方のことはわかってしまう。
A9. すごいね(呆然!)


Q6 ペレットは直径で 4.49mm と 4.50mm、重量では 0.53g と 0.50g のものが各社から日本へ入ってきているように見受けられますが、不適合の場合の一般的集弾傾向というのは存在するのでしょうか?

存在しません。(存在すると言う理論もありますが私は確認できません)


Q5 空気銃では、自分の銃への適合ペレットを探すことが重要であるということが教科書に書いてありますが、各銃一丁毎に適合するペレットが違うものなのでしょうか。それとも銃のモデル毎に大体決まっているものなのでしょうか?

重要ではありません、空気銃の命中精度に関しては理論が完成され尽くしていますのでよほど名前の知らない弾で無い限り銃との相性はありません。私がファインベルクバウとアンシュッツの工場に行ったとき使用している弾を確認していますので間違いありません、マシンレストで試射しますが5発の弾痕は完全にワンホールに成ります、驚いた事にその弾痕に空気銃の弾をそっと入れると、スカートの所で止まります、あれを見て空気銃のベンチレスト射撃はやるだけ無駄だと解りました、あれでは全員が一等賞になります、事、空気銃に関しては命中精度の理論は確立しています。


Q4 同コラムではブラシを往復させるよう指導されておりますが、一般的に装薬銃の掃除では、ブラシを往復させてはいけないと言われます。これは迷信なのでしょうか? また、これは空気銃にも当て嵌ることでしょうか?

ブラシを前後させてはいけないと言う理論は30年前、私が雑誌の中で言い出したことです、理想的にはブラシを薬室側から銃口に向けて一方通行で押し出すのが最良ですが、それをやっても銃身寿命の延命にはさほど効果が無いことが解りましたので、ブラシを前後させるように説明しているのです。


Q3 続き 「撃ったら帰り際にVFGのフエルトをオイル:Birchwood Gun Oil with TEFLON Lublicant を染み込ませて1発、その後ドライを2発位撃っておけば大丈夫です」という指導を受けましたが、こちらのコラム(銃の手入れについて)では「VFGのフェルトなんか使うことは論外です」とあります。これはどのように理解したら宜しいでしょうか?

空気銃の場合にはVFGのフエルトを使うことも可能ですが、少なくとも最善ではありません、少なくとも上記オイルは単なる潤滑剤ですから鉛の除去には何の役にも立ちません、鉛を除去するのにあんな物を"パチン"と撃つだけで除去できると思いますか? 常識的に言ってもブラシで無いと鉛は除去出来ないです。


Q2 続き 銃身の汚れが「程度問題」であるとすればどの程度の頻度で掃除を実施したら良いものなのでしょうか?

もしグラファイト処理を全くしていない場合は、50発くらいから蓄積します、ところが少しでも処理してあれば数百発くらいは大丈夫です。いずれにしても空気銃でクリーニングと言うのはあまり気にしないで良いと思います。


Q1 空気銃で教えてください。銃身の掃除は必要ないと言われる一方で鉛が堆積して当たらなくなっていると言われた事実はどのように理解したら宜しいでしょうか?

通常の空気銃弾では鉛は蓄積しません、といますのでは弾のメーカーで仕上げの行程でグラファイトを表面にまぶすからです、しかしそれがないと蓄積する可能性があります。
でも純鉛のまま出荷するメーカーは考えにくいのですが何とも言えません。表面が黒いのはグラファイトがまぶしてありますが、表面が銀色の物はまぶしてありません、自分で確認してください。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちQ&Aコーナーカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはターク髙野射撃技術講習会 築地メモです。

次のカテゴリは海外遠征 (ベンチレスト射撃大会)です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。